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【ガジェ獣】今年はこんな中華スマホがありました。3つのキーワードで振り返り!Xiaomi復活とLeecoの終わりの2017年。

平成29年天皇誕生日一般参賀にて

12月も23日、本日は今上天皇の84歳の誕生日である天皇誕生日。12月1日からスタートしたアドベントカレンダーも残り2日と終了目前。そんな本日は中華スマートフォン・タブレット専門ブログとして、今年1年間の振り返りをしていけたらと思います。

2017年の主なトピックスとしては、昨年末に発表になったXiaomi Mi MIXを始めとする高級機種によってスマートフォン市場での復活を遂げたXiaomiと、事業多角化によって見事に資金ショートを迎えたLeecoの2つが挙がるかと。その他、すっかり忘れ去られて久しいMeizuや、日本国内に日本支社を立ち上げて今後国内向け展開を目指すOPPOといったところでしょうか…?

本記事はTime to live foreverの星影さん主催の「ガジェ獣」、12月23日(天皇誕生日)の記事です。明日はでこいさんの予定です。ベストバイガジェットは見事自作PC同士で記事が被ったでこ肉ですが「未定」とのこと。気になりますね。

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Xiaomi Mi MIXが大ヒット。実店舗展開も進むXiaomiの復活

6.0インチの3辺ベゼルレス端末・Xiaomi Mi MIX 2
2017年に話題になったメーカーといえば、Xiaomi。昨年2016年には、「Xiaomiの時代は終わった」なんて言われ、お膝元中国でもスマートフォンのシェアを落としていたのも久しいところ。昨年末に発表した高級3辺ベゼルレス端末のXiaomi Mi MIX (レビュー)のヒットを皮切りに高級機市場での盛り返しに成功。見事、これまでの勢いを取り戻しました。
深圳市内の小米之家(2017年10月)
特に2017年は、これまで中国国内ですら僅かな数しかなかった実店舗を大幅拡充。広東省深圳市内でも4店舗以上の多店舗展開へ突き進み、主要都市には大型の「旗艦店」もオープン。今年の10月に深圳を訪ねた際は、ちょうどXiaomi Mi MIX 2やXiaomi Mi Notebook Proの発表直後だったこともあり、実機をいち早く触りたいユーザーによって大盛況でした。
昨年から盛んになってきていた、スマートホーム部門の製品もさらに拡充。ロボット掃除機に、炊飯器、電動スクーターに体重計(レビュー)と、自宅から外出先の何から何まですべてをXiaomiにできてしまうユーザーの囲い込みにも成功した印象です。

グッバイ、Leeco。また、どこかで会おう

Leecoのトップページより
先日久々に北京の本社ビルの売却の話でニュースになったLeeco。スマートフォンでは長らく新製品すら登場させておらず、誰もが存在すら忘れかけていたメーカーでした。急速に事業多角化を進め、アメリカ進出に電気自動車、米TVメーカーVIZIOの買収失敗など一気に手を広げたかと思えばものすごい勢いキャッシュ不足に陥ったメーカーでした。
Leeco Le MAX 2(左)とOnePls 3(右)
昨年深圳を訪ねた際には、街の至る所にLeecoのスマートフォンを販売する店がありましたが、2017年は殆ど見かけなくなっており栄枯盛衰を象徴しているかのよう。当ブログでは、過去にLeTV 1SとLeeco Le MAX 2をレビューし、そのコストパフォーマンスの良さに舌を巻いていましたが、そもそもTV配信で儲けるはずなのに端末が海外に流れていた時点で不味かったのかもしれません。
Xiaomiは一時期シェアを落とし、かつての勢いを失っていたとはいえども、コツコツのスマートフォン事業を続け、見事復活を果たしていまいた。Leecoは、その苦境の理由が理由だけに、復活は厳しいのかも。まだ、TVやBluetooth機器は作っているようですが、私達が新しい端末を手にする日はもう来なさそうです。

OPPO Japan始動!来年に期待がかかります

もう一つの中華スマートフォンのトピックスとしては、OPPOの日本上陸が挙げられます。今年の秋頃にOPPO Japanが登記されたことが一部のユーザーによって発見され、しかもその住所が、OPPO Digital Japanを手がける㈱エミライと同一ということで、世間を軽く騒がせました。
㈱エミライ・島幸太郎氏 @FiiO製品発表会
エミライはあくまでもオーディオ系の企業(IT BCPコンサルティングも手がけていますが)。OPPO Japanに関しては、「OPPOが一つだった頃の縁から日本国内での登記やオフィス確保に協力した」ものの、「国内でのOPPO の活動に関してはまったく関知していない」とのこと。そもそもスマートフォンの営業と、オーディオ製品の営業は相手も、そのやり方もまったく違うとか。
OnePlus 5
OPPOといえば、OPPO自体のの製品よりも子会社のOnePlusの製品が国内では有名。AOSPにほぼ準拠し、その時々の最新のスペックをモリモリに搭載したOnePlusシリーズは全世界から人気を集めるモデル。今後、国内でどのようにOPPO製品を展開していくのか、期待したいところ。

2017年の中華スマホは「デュアルカメラ」と「3辺ベゼルレス」と「18:9ディスプレイ」

Huawei Mate 9とOnePlus 5のカメラ比較は人気記事になりました
今年2017年の中華スマートフォンを振り返ってキーワードとなるのは、
・デュアルカメラ
・3辺ベゼルレス
・18:9ディスプレイ
の3つが挙がると個人的には考えています。早速、その3ワードに関して見ていきましょう。

キーワード1:デュアルカメラ

デュアルカメラに関しては、実は当ブログでは昨年9月の段階から「次のスマホのトレンドはデュアルカメラ!中華スマホのデュアルカメラ機をご紹介!」という記事を出しており、見事その予想が的中。今年は、レビューした端末だけでもかなりの数のデュアルカメラ搭載機を試しましたし、最新スペックモリモリのOnePlus 5・OnePlus 5Tでもデュアルカメラを採用。そして、ついにGalaxy Note 8でSamsungも参入するなどさらに競争が激化しています。

キーワード2:3辺ベゼルレスディスプレイ

Elephone S8

今年のXiaomiの復活のきっかけを作ったと言っても過言ではない、Xiaomi Mi MIX。シャープのAQUOS Compact以来すっかり忘れ去られていた3辺ベゼルレスを、一気に世界レベルにしたモデルでした。今年は、中華スマートフォン界では、先のデュアルカメラと3辺ベゼルレスの両方を採用した端末が一気に登場した印象。

当ブログでは、あまり後半にレビュー機がなかったこともあり、そんなにレビューはしていないもののDOOGEE MIXはまさに両方搭載のモデルでした。ただ、デュアルカメラ側の性能はいまいちでしたが。また、Essential Phone PH-1もデュアルカメラ×3辺ベゼルレスでした。

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キーワード3:18:9ディスプレイ

Galaxy Note 8とサムスン電子ジャパン糸櫻氏

今年の後半から急に増えたものといえば18:9の縦長ディスプレイを搭載したスマートフォン。今回のブームの火付け役は昨年の発火事故から見事立ち直ったSamsungのGalaxyシリーズ。Galaxy S8Galaxy Note 8で18:9ディスプレイを採用し、その高い利便性から中華スマートフォンにも、HuaweiやOPPO、さらにはHTCといった大手メーカーも追従しました。

18:9ディスプレイを採用するHTC U11+

私自身が実機を触ったことのある18:9ディスプレイの端末は、残念ながらGalaxy S8、Note 8、HTC U11+、Huawei Mate 10 Proといった大手メーカーのみ。とはいっても、すでにOPPO OnePlus 5Tや、Vernee Mix 2など、中華メーカーも参入中。3辺ベゼルレスとデュアルカメラ、そして18:9ディスプレイのすべてを採用したモデルも登場するなど見逃せない雰囲気です。


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Galaxy Note 8降臨祭

今年1年間の中華スマホに関してざっと振り返ってみました。各社の命運がはっきりと別れてしまった1年でもありましたが、中華スマホでは新たなムーブメントも登場。新興メーカーの参入というよりは、既存メーカーが技術をブラッシュアップしつつ、流行を取り入れていった1年という印象もありました。一ガジェットファンとして来年が楽しみになってきますね。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています