【Dreame】ロボット掃除機ブランドが冷蔵庫・扇風機・空気清浄機まで参入。35,000Pa吸引&業界初100℃モップ洗浄のAqua10s Roller AE(169,800円)・幅595mmに395L詰め込んだSlimax冷蔵庫(109,800円)ほか7製品を全紹介

2026年6月1日、Dreameは表参道ヒルズで新製品発表会を開催し、ヘアケアから冷蔵庫・ロボット掃除機まで計10製品を一挙に発表しました。本記事ではそのうち、冷蔵庫・ロボット掃除機・スティック掃除機・扇風機・空気清浄機の発売予定7製品と、会場に展示されていた日本未発売の参考展示品をまとめて紹介します。
当ブログではこれまでにも、30,000Pa超の吸引力とローラーモップを搭載したAqua10 Ultra Rollerや、75℃温水モップ洗浄対応のL40s Pro Ultra、1.4kgの軽量スティック掃除機X1 Slimなど、Dreame製品の実機レビューを掲載してきました。今回の発表で注目すべきは、Dreameがこれまでの掃除機カテゴリーを大きく飛び越え、冷蔵庫・扇風機・空気清浄機と生活家電全体へ一気に拡張してきた点。掃除機ブランドからスマート生活家電ブランドへの本格的な転換を宣言した発表会でした。
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Dreame発表会で展示されていた家電製品
| 製品名 | カテゴリー | 価格(税込) | 発売日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Slimax | 冷蔵庫 | 109,800円 | 7月16日 | 正式発売 |
| Aqua10s Roller AE | ロボット掃除機 | 169,800円 | 6月25日 | 正式発売 |
| S1 Station | スティック掃除機 | 59,800円 | 7月16日 | 正式発売 |
| S1 | スティック掃除機 | 39,800円 | 7月16日 | 正式発売 |
| S1 Lite | スティック掃除機 | 29,800円 | 7月16日 | 正式発売 |
| MF10 | 扇風機 | 69,800円 | 7月16日 | 正式発売 |
| Furcatch FP10 | 空気清浄機 | 89,800円 | 7月16日 | 正式発売 |
| 洗濯機(12kg) | 洗濯機 | 未定 | 未定 | 参考展示のみ・日本発売未定 |
| 乾燥機(12kg) | 乾燥機 | 未定 | 未定 | 参考展示のみ・日本発売未定 |
| Dreame Cyber X | 階段昇降ロボット掃除機 | 未定 | 未定 | 参考展示のみ・日本発売未定 |
VIP技術で395Lの大容量をスリム幅595mmに凝縮。冷蔵庫初参入の「Dreame Slimax」109,800円・7月16日発売



Dreameが冷蔵庫カテゴリーに本格参入。実はDreameは小型・低価格の冷蔵庫はすでに日本展開していましたが、家族向けのモデルは今回が初めて。コンセプトは「鮮やかさを、芸術に。」。食品の鮮度を保つことそのものを芸術として捉えるという、Dreameらしいアプローチで白物家電市場に切り込みます。製品名はSlimax(スリマックス)。設置幅わずか595mm(59.5cm)、設置面積0.4㎡というスリムボディに395Lの大容量を実現した冷蔵庫で、日本のキッチン事情を強く意識した設計になっています。カラーはグレー(DRF400WMSAJP)とホワイト(DRF400WMWAJP)の2色展開。


外装にはシルキーマット仕上げのステンレスを採用しており、指紋が目立ちにくく、キッチンに設置したときの高級感が印象的です。前面にはタッチパネルを搭載し、急冷・急凍・バカンスモード・3秒ロック機能を扉を開けずに操作可能。操作体系がシンプルにまとまっていて、日常的な使い勝手はよさそうという印象です。
このスリム幅で395Lの大容量を実現しているのがVIP技術(真空断熱パネル:Vacuum Insulation Panel)です。魔法瓶のように庫内全体を真空断熱パネルで覆う構造により、壁を薄くしながら断熱性能を確保しています。同設置幅の競合製品と比較して庫内容量が約20%多いという数値は、かなりのインパクト。庫内は11のゾーンに分かれており、食材ごとに適切な保管環境を提供します。



特に注目したいのがFreshFlexマルチモード温調ゾーンです。-1℃(肉・魚)、1℃(傷みやすい野菜)、2℃(牛乳)、4℃(果物・野菜)の4段階で温度を設定でき、変温室の引き出しには食材アイコンが印字されています。この変温室の温度は自動的に調整することやスマートフォンアプリと連携して変更することも可能。通常の冷蔵庫であれば庫内の温度設定はノブなどで手動で行うのに対して、最先端の技術によってその調整の手間さえも省力化できるようになっているのもポイントです。

冷凍室も広々とした設計。詳細なスペックは未公表ではあるものの冷凍室も十分な容量を実現。日本での実用性の高さを確保した製品に仕上がっています。なお、価格は109,800円(税込)、2026年7月16日発売。販路は公式サイト・Amazon・楽天・家電量販店を予定しています。
業界初100℃モップ洗浄と35,000Pa吸引力を両立。ロボット掃除機「Aqua10s Roller AE」169,800円・6月25日発売


ロボット掃除機はここ数年で劇的に進化したカテゴリー。2010年代後半にはただ動き回るだけだったものが、やがて部屋のマップを作成するようになり、現在はAIカメラで障害物を認識して状況を判断しながら掃除する第3世代に突入しています。Dreame Aqua10s Roller AEは、その最前線に位置するモデルです。

当ブログでは以前、Dreame Aqua10 Ultra Rollerの実機レビューを掲載。Aqua10s Roller AEは、Aqua10 Ultra Rollerで採用していたローラーモップ、AquaRollリアルタイム浄水システム、ThermoHub 100℃洗浄、MopExtendテクノロジーといったコア技術を引き継ぎつつより手に入りやすい価格になったモデル。


最大の特徴は、一般的な円形モップではなくローラーモップを採用している点。コンセプトは「清潔な水にこだわった」ロボット掃除機。12個のノズルから常に新鮮な水をスプレーしながらローラーモップで床を拭き、使用後の汚水は絞って回収。Aqua10 Ultra Rollerのレビュー時には汚水タンクに汚水が溜まっていたのを実感していました。それだけ床の汚れをしっかり拾っている証拠。この浄水分離のアプローチはこれまでのモップタイプのロボット掃除機の課題である汚れを広げてしまう点を見事に解消してくれました。
掃除後のモップ洗浄には、業界初となる100℃のお湯を使うThermoHubモップ セルフクリーニングを搭載。煮沸に近い温度で固着した油汚れも除菌・洗浄し、モップを常に清潔な状態に保ちます。吸引力は業界最大級の35,000Pa。自社開発の高速デジタルモーターと風路設計により、髪の毛はもちろん猫砂のような重量のあるゴミも吸引可能です。
壁際清掃ではMopExtendテクノロジーにより、ローラーが40mm伸縮して壁際わずか4mmまで水拭きすることが可能。AIカメラがコードやおもちゃなどの障害物を認識して回避する機能も搭載しており床に置いてあるものを的確に避けながら掃除することが可能です。筐体上部にはLiDARセンサーを搭載し、正確なマッピングによる効率的な清掃ルート作成を実現しています。価格は169,800円(税込)、2026年6月25日発売。公式サイト・Amazon・楽天のオンライン限定モデルです。
会場に展示されていた階段昇降ロボット掃除機「Dreame Cyber X」。4本のクローラーアームで階段を自走する世界初のシステム



今回の発表会場には、発売予定製品とは別にDreame Cyber Xも参考展示されていました。Cyber Xは単体のロボット掃除機ではなく、対応するロボット掃除機を載せて階段を昇降させる搬送モジュールです。会場で実機を見ると、4本のクローラー(無限軌道)アームを備えた戦車のような外観がとにかく目を引きます。Dreameはこれを世界初のバイオニック・クアッドトラック階段昇降ロボット掃除機システムと位置づけています。
海外ではすでにIFA 2025やCES 2026で実機が披露されており、公開されている情報によると最大42度の勾配に対応し、最初の段差は30cmまで乗り越えられるとのこと。直線階段だけでなくL字型・螺旋階段・オープンライザー・カーペット敷きの階段にも対応するとしています。3D ToFセンサーで段差の端やスロープの変化を検知し、下降時には6,000Paの吸引力を持つクリーニングモジュールで階段上のゴミも除去するという仕様です。
欧州では2026年9月ごろに約1,199ユーロで発売される見込みとの報道も。日本での発売予定は現時点で未発表ですが、ロボット掃除機が階段を越えて家全体を自動で掃除するという未来が着実に近づいていることを実感させる展示でした。一戸建てユーザーにとっては特に気になる存在ではないでしょうか。
Dreame初のPenStyleスティック掃除機。自動ゴミ収集の「S1 Station」59,800円から3機種展開・7月16日発売



こまめに掃除したい人、週末にまとめて掃除したい人、できれば掃除したくない人。Dreameはそれぞれのライフスタイルに合わせて、S1シリーズとして3機種を同時に投入してきました。当ブログではスティック掃除機X1 Slimのレビューも掲載していますが、今回のS1シリーズはDreame初のPenStyleデザインを採用し、よりスリムで軽量な方向に振り切ったモデルになっています。

最上位モデルのS1 Stationは、本体重量わずか約1.1kgのハンディボディに自動ゴミ収集ドックを組み合わせた構成。吸引力80AW、モーター回転数140,000RPM、最大稼働時間40分というスペックで、軽さと性能を高いレベルで両立。エアコンプレッション技術でゴミを自動圧縮し、最大50日間ゴミ捨て不要という点も嬉しいところ。360°双方向回転と180°フラット清掃(105mm厚)に対応し、ソファの下や壁際もしっかりカバーします。LEDライト搭載で家具の下の暗がりも見やすい設計。価格は59,800円(税込)で、公式サイト・家電量販店で販売します。
スタンダードモデルのS1は自動ドックなしの構成で、エアコンプレッション式のプッシュゴミ捨てを採用しています。磁気充電に対応する自立型収納ステーションが付属し、壁掛け不要でスッキリ設置できるのが特徴です。価格は39,800円(税込)。エントリーモデルのS1 Liteは白い筐体の軽量モデルで、初めてのスティック掃除機として導入しやすい29,800円(税込)という価格設定。3機種すべて2026年7月16日に同時発売します。
270°立体送風で部屋全体を均一に循環。羽根なしスマート扇風機「MF10」69,800円・7月16日発売



羽根なしのスタイリッシュな外観がまず目を引く、Dreame初の扇風機MF10。コンセプトは「快適さを自動化する」です。MF10はGyroWing構造という独自設計を採用しており、上下の半円パーツがそれぞれ独立して稼働します。本体の左右首振りと合わせて270°の立体送風を実現し、部屋全体の空気をムラなく循環させる仕組みです。

AirBoostテクノロジーにより16倍のエアフローを生み出し、風速は最大18m/s、到達距離は最大13mに達します。中央に搭載した温度センサーが室温をリアルタイムで検知し、暑いときは風量を上げ、快適になれば風量を下げるという自動調整を実現。ユーザーが手動でリモコンを操作する手間を減らしてくれます。扇風機とサーキュレーターの1台2役として年間を通して使えるのも魅力的なポイント。価格は69,800円(税込)、2026年7月16日発売です。
世界初のローラーブラシ自動クリーニング構造。ペット向け空気清浄機「Furcatch FP10」89,800円・7月16日発売



日本では犬や猫を飼育する世帯が約1,500万にのぼり、15歳未満の子どもの数を上回っています。ペットが家族の一員として存在感を増すなか、Dreameはペットとの暮らしに特化した空気清浄機Furcatch FP10を投入しました。従来の空気清浄機はフィルターにペットの毛が絡まり、定期的なメンテナンスが手間になるという課題がありましたが、Furcatch FP10はこの問題に世界初のローラーブラシ自動クリーニング構造で応えています。

本体下部からペットの毛を吸い上げ、ローラーブラシが自動的にクリーニングする仕組みで、特許取得の独自風量設計により吸毛率は従来比約22倍以上という数値。ニオイ対策にはデュアル高効率消臭処方を採用し、活性炭でニオイ成分を捕捉したうえで化学分解により無臭化します。五重濾過システムと合わせて、ペットのいる住環境を清潔に保つ設計です。価格は89,800円(税込)、2026年7月16日発売。公式サイト・Amazon・楽天で販売します。
会場には洗濯機・乾燥機も展示。海外主流の分離型スタイルをDreameが日本に持ち込む可能性



発表会場には、発売が発表された7製品のほかに洗濯機と乾燥機も展示されていました。ダークグレーのドラム式洗濯機と乾燥機を2段に積み上げたセットで、筐体には「DREAME」「12kg」の表記が確認できます。海外や中国では洗濯機と乾燥機を分離して使うスタイルが主流で、洗濯と乾燥を同時並行で回せる点や、大容量を一括で乾燥できるのがメリット。日本で一般的なドラム式一体型は洗濯容量に対して乾燥容量が小さいという構造的な制約があり、分離型はその課題を根本的に解消するアプローチです。
一方、日本の住宅事情との相性は気になるところです。防水パンのサイズや洗面所の天井高を考えると、2段積みの設置ハードルは決して低くありません。発表会でDreame側は日本市場については様子を見ている段階という姿勢を示しており、日本発売は未定。冷蔵庫に続く白物家電の第2弾がどのカテゴリーになるのか、今後の動向に注目したいところです。
冷蔵庫からペット向け空気清浄機まで。Dreame生活家電ラインナップが示す日本市場への本気度

今回の発表を通じて見えてきたのは、Dreameが「ロボット掃除機メーカー」から「生活全般をカバーするスマート家電ブランド」へ確実に歩を進めているという事実です。冷蔵庫という白物家電の中核カテゴリーに初参入し、扇風機やペット向け空気清浄機というニッチ領域にも同時に製品を投入。この振り幅の広さが、Dreameの日本市場に対する本気度を物語っています。

製品ごとの位置づけも明確です。Slimaxは白物家電参入の先鋒として価格と技術のバランスで勝負し、Aqua10s Roller AEはローラーモップと100℃洗浄でロボット掃除機の最高峰を狙います。S1シリーズは日本市場が求める軽量設計に応え、MF10とFurcatch FP10は送風と空気清浄というカテゴリーでニーズに的確に回答。さらに階段を昇降するCyber Xや分離型の洗濯機・乾燥機、さらにはエアコンまで展示をしていたのは、Dreameが本気で日本で家電を展開していくという決意の現れなのかも。今後のDreameの日本での展開から目が離せません。
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