ガジェット レビュー

【HTCサポーター】エッジセンスが光るHTCの最新機種。HTC U11+、Android One X2ハンズオン!

HTC U11+

先日12月1日に都内某所で開催されたHTC Nippon主催の「HTC U11+」、「HTC U11 life」のタッチ&トライイベントに参加してきました。某所では私自身もHTCさんとは関わりがあるのですが、実は(最近は)実機を触ったことはなく、もちろん所有もしてない、そんなHTC。今回、初めてその実機を触り、また、開発に賭ける思いを聞いてきましたのでレポートいたします。

今回はそのレポートの前編として、ハンズオンをご紹介。GoogleへのPixel事業部売却で揺れているHTCですが、それでも「イノベーションは止まらない」と言い切るHTCの自信作の2機種でした。個人的にはかなり「キテる」印象があり、物欲を刺激されます。


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国内販売発表の期待の機種、Android One X2(U11 life)

HTC U11 life (Android One X2)

HTC U11 life (Android One X2)
まずは、11月30日のY!mobile発表会でお披露目された、12月7日発売のAndroid One端末、HTC U11 life(Android One X2)。U11やU11+とは違い、ガラス製ではなく、アクリル製のパネルではあるものの、それを感じさせない高級感のある仕上がりの機種です。
U11 life(X2)はY!mobileでの取り扱いのみ

U11のDNAである、3要素を踏襲

HTC U11 life(以下Android One「X2」)は、HTC U11のDNAを引き継ぎながらも、より低価格を実現したミドルハイモデル。とはいっても、U11のデザインの要であった「リキッド サーフェイスデザイン」や、握って操作できる「エッジ・センス」、そして、人それぞれに合わせた高音質を実現する「Uソニック・ハイレゾ」を踏襲し、上位機種に劣らない性能・機能を実現した機種です。

また、SoCはSnapdragon 630。64GBストレージに、4GB RAM、1600万画素のカメラに、IP67の防水性能、おサイフケータイ対応など、十二分に使い倒せる性能を実現。OSはAndroid Oneを採用したことで、今後2年間はアップデートが保証されるのも魅力。Android Oneに関しては、XiaomiのMi A1をレビューしているので、そちらも参照のこと。
丸みを帯びたデザイン

カメラはF 2.0の1600万画素

指紋が目立ちやすいアクリル

Android One X2のデザインはU11譲りの「リキッドサーフェイスデザイン」を採用。本機はU11とは違い、ガラスやメタルを利用していないため、U11と同じような質感をアクリルで出すのは難しかったんだとか。その試行錯誤に関しては、別記事で(おそらく)触れますが、苦労の甲斐あってかなかなかいい感じの仕上がりです。

OSはAndroid Oneを採用

おサイフケータイを始め、キャリアモデルらしいアプリも搭載

OSは、先程も触れたとおりAndroid Oneを搭載。X2はY!mobileからの発売となるキャリアモデルのため、おサイフケータイの他に、ソフトバンクの安心フィルターやかんたん設定、Yahoo!メールなどのアプリも標準搭載。

キャリアモデルとしての安心感と、Android OneによるGoogle純正という点。さらには、2年間のOSアップデートの保証など、いいとこ取りな端末です。

エッジセンスは、動作内容をかんたんにカスタマイズ可能
エッジを握るだけでシャッターを切れるのは便利
X2はU11で搭載となったエッジセンスを同じく搭載。画面オフ時でも画面側面を握れば設定した動作をさせられるというのは、斬新な発想であり、そして意外と実用性もあって便利。会場では、握ってカメラを付け、そのままシャッターを切るという一連の流れを握るだけでできました。これなら、冬場に手袋をつけたままでも撮影OK。これからの季節に嬉しい機能です。
USB Type-Cは下部の右側に搭載

Android OneはQC 3.0は無効。5V/2Aでの充電に

下部の端子配置は独特。真ん中にはスピーカーが配置され、右側にUSB Type-C端子を搭載しています。また、本機X2はAndroid One機のため、Quick Charge 3.0は無効化。会場で試してみた感じでは、5V/1.5Aで給電されました。

FLUID COLOR

試作時のカラー展開も展示

初公開のパネルに参加者も思わずカメラを構えた

Android One X2は”FLUID COLOR”を謳い、試作段階ではかなりの色のモノを製作していたんだとか。その際のバックパネルが今回お披露目になっていました。「20,000台以上売れる確約があるのであれば、どれか1色を発売しても良い」とのことなので、気になる色がある方は、今のうちに20,000台の発注をかけておくと良いかもしれません。

これぞ、HTCの本気。さらにスタイリッシュになったU11+

もう一つの目玉は2017年のフラグシップモデルU11を、さらにパワーアップしたU11+。残念ながら日本での発売予定は未定という機種ですが、今回は特別に国内でのハンズオンに登場。U11に比べて、横幅が狭くなりながら、画面は縦に大型化。昨今のブームうまく取り入れた機種です。

X2と同じく、エッジセンスでシャッターを切れるカメラ

エッジセンスでランチャーも起動

エッジセンスは、好みに合わせてその機能を設定可能
エッジセンスは、好みに合わせてその機能を設定可能

サードパーティアプリの機能もエッジセンスで利用可能

サードパーティアプリの機能もエッジセンスで利用可能

U11+でもU11、X2で実装されたエッジセンスを搭載。画面が大型化したのに合わせ、U11+ではエッジセンスでランチャーが起動するように利便性を向上。もともと搭載していたスワイプアップランチャーと、エッジランチャーの両方で簡単にアプリにアクセスできるようになりました。

エッジセンスでの挙動はユーザー好みに設定可能。本体に搭載されている機能だけでなく、サードパーティ製のアプリの機能も設定できるため、握るだけでなんでも出来る新しい操作体験を確立しています。

カメラも自然で、そして綺麗

カメラはF1.7、1200万画素の明るいカメラを搭載。何枚か写真を撮ってみましたが、自然な味付けでありながら、明るく、そして高解像度なカメラというのは個人的にはかなり好み。デュアルカメラではないため、ボケ合成機能などは搭載していないものの、見たものをそのままに撮れるカメラは、個人的には良いかなとも思っています。

U11+は半透明のトランスルーセントブラックとセラミックブラック、アメイジングシルバーの3色

U11+アメイジングシルバーは角度によって色が若干変化するのも特徴

U11+アメイジングシルバーは角度によって色が若干変化するのも特徴

U11+アメイジングシルバーは角度によって色が若干変化するのも特徴
Android One X2(左)とU11L(右)

U11+ (トランスルーセントブラック)

映り込みを避けるために、スタッフ総動員で黒布で覆う

U11+(左2つ)とAndroid One X2(右2つ)

U11+は世界初全面ガラス成型を実現していたU11と同様に、アルミ+全面ガラス成型のボディに。そのガラスの加工に関しては別記事で取り上げますが、デザイナーのこだわりが詰まったものでした。見た角度によって色が自在に変化していくボディは、男ゴコロをくすぐります。

U11+はトランスルーセントブラックとセラミックブラック、そしてアメイジングシルバーの3色展開。トランスルーセントブラックは、内側のアンテナコイルが透けるデザインで、かなりカッコよく仕上がっています。U11のデザインを良い方向に昇華した感じでしょうか。かなり欲しい、物欲を刺激される端末でしたが国内販売は未定とのこと。欲しいと思った方は、今のうちに世論をHTC一色にする工作をしておくと良さそうです。

エッジセンスが光る!U11、U11+、そしてX2!楽しみです。

イベント開催日にはHTC Nipponのフォロワーが20,000人を突破

今回触ったHTCのU11+とAndroid One X2。ここ最近のHTCの端末をじっくり触るのは、今回が実は初めてでしたがその製品のデザインと機能性に一目惚れしてしまいました。ちょうど開催日にはHTC NipponのTwitterアカウントのフォロワーが20,000人を達成。その達成でU11のSIMフリー版(ソーラーレッドのみ・国内キャリア3社VoLTE対応)の発売が決定。

また、Twitterのフォロワー数に応じて最大20台のU11を抽選でプレゼントとか。かなり濃いキャンペーンとなっているので、こちらもチェックしていきたいところ。初めて参加したHTCのイベントでしたが、なかなかに濃いもので、今後のHTCも楽しみになってくるものでした。イベントのレポは後編も(きっと)ありますので、そちらもお待ち頂ければ。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています