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当ブログでも多くの製品をレビューしてきている中国・Xiaomi。日本では8月28日にスマートホームデバイスを中心に31製品を一気にリリースしたことでも記憶に新しいはず。また、9月26日にはグローバルでLeicaカメラを搭載したXiaomi 14Tを発表したばかりで、日本向けに今後発売するかどうかにも注目が集まっています。
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そんなXiaomiから当ブログ宛に2024年下期のXiaomi新商品発表会【H.E.R.O】の案内状が到着。Your Daily Heroと銘打って再び日本向けに様々な製品をリリースする様子。招待状や既出の内容から、実際の発表会で何が発表されるのかを予想します。なお、発表会は10月10日予定。当日はその発表会の内容についてもレポートする予定です。
Pocket Heroと銘打った赤いマークのある製品が登場予定。Leica搭載のスマートフォンが登場?
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招待状には”Your Daily Hero”「スマートなくらしを、すべての人へ」と題して5つの製品のデザインと、それぞれの”Hero”についての詳細が記載されています。Pocket HeroからVision Heroなどそれぞれ気になりそうなデザインが描かれており、それぞれの機能に関してもちょっと記載されている感じ。また、各製品の詳細についても徐々にSNSでも公開していく様子なのも気になるポイントです。
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まずは一番気になるのはこの”Pocket Hero”の記載。10月4日よりSNSで詳細が明らかになる、とのことですが、さすがにこれは9月26日にベルリンで発表されたXiaomi 14Tシリーズなのではないかと。Xiaomiの方も”ぜんぶは無理だろうけど、いくつかは日本に持っていくぞ!!!”とツイートしており赤いポチ=Leica搭載のXiaomi 14T Pro/14Tは日本投入になるのではないかと思われます。これまでもXiaomi 11T Pro以降、直近のXiaomi 13Tまで日本に投入していますしね。
XiaomiのTがついているシリーズは、上半期に発表されるフラグシップモデル(Xiaomi 14 Ultraなど)と対になって下半期に発表され、SoCや性能面で少し仕様を落としつつ廉価なミドルハイ~ハイエンドの性能を持つ製品になっています。グローバルではXiaomi 13TからLeica搭載でしたが、日本向けは権利関係でスキップ。ただ、これもXiaomi 14 UltraでLeicaカメラを日本でも採用したことでクリアになったのではないかと期待できます。
Leicaロゴのあるツイートも登場。Xiaomi 14Tシリーズの登場は確実か
10月7日に公開されたキービジュアルでも、”Leica”のロゴが確認でき、カメラの部分の形状からもクアッドカメラを搭載するXiaomi 14Tシリーズの登場は確実と言えそう。Leicaを搭載しつつも低価格を実現する製品というのは過去にHuaweiが取り組んでいたHuawei Mate 9の頃以来といっても過言ではないはず。写真のクオリティと性能、そして価格のバランスの取れた製品を渇望する方には最高の選択肢になるはずです。
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ただもう一つ気になるのが、9月26日の発表会でグローバル展開が正式発表された折りたたみスマホであるXiaomi MIX Flipを日本展開するのかどうか。7月19日の中国での発表会でXiaomi MIX Fold 4と同時に発表されたモデルで、縦折りのMIX Flipについては当初よりグローバル展開が予告されていました。今回満を持してグローバル発表され、まさにPocketサイズの”Hero”とも言えそうなモデル。こっちも発表してくれると嬉しいですよね。
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ついに100インチのテレビも?究極のロボット掃除機Vacuum X20にも期待したいかも
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つぎなる”Hero”な製品は”Vision Hero”と銘打ったこの形。どっからどうみてもテレビです。すでにXiaomiは日本向けにテレビを一気に発売していますが、9月のベルリンでは100インチのXiaomi TV Max 100を発表済み。100インチのテレビを置くことができる空間というのはかなり限られる印象ですが、他メーカーでは実現できない価格と画質のバランスを実現しているのも事実。なにせQLED採用で色表現力も抜群ですしね。
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次なる内容は”Cleaning Hero”。これも分かりやすくロボット掃除機かなと。8月の発表会では日本向けに水拭きモップの自動クリーニング機能を搭載したロボット掃除機”Xiaomi ロボット掃除機 X20+”を発表、発売しており、次なる製品と言えるのが”Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max”。9月のベルリンの発表会で発表されたばかりで、これまでの他のロボット掃除機と比べても異次元の性能を実現したモデルです。
吸引力はなんと最大8,000Paと高くても4,000Paの他のロボット掃除機を圧倒するレベル。また、壁の隅になると自動的にモップを40mm延長することで隅々を確実に掃除したり、髪の毛を吸い込んだ際には自動的にカットする”ヘアカットブラシ”も搭載。モップパッドの自動洗浄は55℃の温水で実施して床を確実にキレイにできるようになっています。業務用の掃除機と思える性能というわけです。
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残りの3つは”Health Hero”と”Sound Hero”、そして”Charging Hero”。”Health Hero”については時計のようなデザインをしていることと、健康を踏まえればスマートウォッチかなと。ベルリンでもWear OSにQualcomm Snapdragon W5+ Gen 1搭載のXiaomi Watch 2を発表しており本格的なスマートウォッチへ参入していますしね。Wear OS搭載ながら65時間のロングバッテリーにも対応できるというのは、長時間稼働に強みのあるTicWatchの牙城を崩しにかかっていて恐ろしいところ。
また、Xiaomi Smart Band 9についても、これは日本でも過去から販売されてきていたシリーズのため順当に行けば発売されるのではないかと思われます。Smart Band 9については最大21日間のバッテリーや1.62インチのAMOLEDディスプレイ搭載でブラッシュアップしたという印象です。もう日本で発売されてましたね、Xiaomi SmartBand 9。
【TicWatch Pro 5 Enduro】WearOSの機能性と丸2日以上持つバッテリー性能を実現した、最強のスマートウォッチTicWatch Pro 5 Enduroレビュー【PR】
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“Sound Hero”はこれもベルリンで発表されたばかりのワイヤレスイヤホンのXiaomi Buds 5かなと。Qualcomm aptX Losslessに対応しており対応するスマートフォンから16bit/44.1Khzのオーディオをロスレスで伝送が可能。また、強力なアクティブノイズキャンセリングも搭載し、高音質な音楽を静寂な環境で楽しめるようになっているのもポイントのモデルと言えます。
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最後の”Charging Hero”については正直なところどれなのかは分からないというのが本音。なにせXiaomiが販売する充電器は結構な数がありますし、日本でもそれなりに販売されているのも事実。直近で発売になっているものは120W充電器ですが、グローバルのWEBサイトでは商品説明の画像がリンク切れになっていて確認できず。ただ、120W充電器が中国では超小型なモデルが販売されておりもしかしたらこれなのかも?と思っています。
これまでのXiaomiの120Wや140Wの充電器は、スマートフォンやノートPCの超急速充電用として付属していることが多く、あくまでも自宅において使うことを想定した大きめの製品が中心でした。ただ、中国版の画像の120W充電器はかなり小さくなっており、当ブログで絶賛している65W充電器のAOHI The Future 65W充電器をより小型で、かつ、高出力という他メーカーキラーになりそうなモデル。日本で登場してくれたら即買いと言えそうです。
【AOHi THE FUTURE】わずか14mmの超薄型設計でどこにでも持ち運べる。AOHiの65W急速充電器AOHi THE FUTURE 65Wレビュー
10月10日が待ち切れない!SNSでの情報や当日のレポートをお楽しみに!
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今回ご紹介したXiaomiの10月10日開催”2024下半期発表会”について、招待状をもとにどんな製品が登場するのかを予想してみました。9月26日のベルリンでのグローバル向け発表会を沿った形になるのではないかと思っていますが、これまでグローバル発表から日本での発売までには数ヶ月のタイムラグがあったのが、発表会ベースでは2週間ほどに縮まっているのは嬉しいところ。それだけ日本市場にXiaomiが本機で取り組んでいく、ということなのでしょう。
10月10日のXiaomiの発表会にはあーる自身も参加予定。可能な限りレポートを早くお届けできるようにするので、ぜひ、続報をお楽しみに!また、先日の東京ゲームショウのレポートもお届けしているのでこちらもぜひ御覧ください。
【東京ゲームショウ2024】ASUS初のARグラスASUS AirVision M1も登場!モニターもスマホも、Wi-Fiルーターもゲーマーのすべてが詰まったASUS ROGブースレポート
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