【Xiaomi 14T Pro】写真を撮るのが楽しくなるライカ・カメラと、Antutu 170万点の高性能、AI機能を搭載したスマートフォンXiaomi 14T Proレビュー【PR】
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先日行われたXiaomiの発表会で登場したXiaomiの日本向けフラグシップモデル、Xiaomi 14T Pro。MediaTek Dimensity 9300+に12GB RAM、256GB/512GBストレージに6.67インチ2712×1220(144Hz駆動)ディスプレイを搭載し圧倒的な性能を実現した製品です。カメラはLeicaによる共同開発によって、これまでのスマートフォンカメラのレベルを超えたディテール感を実現したモデルです。
今回はそんなXiaomi 14T Proをメーカーよりお借りしてレビュー。私自身は一世代前の製品にあたるXiaomi 13Tを昨年末から利用しており、その性能については満足しつつもMediaTekのSoCらしく、すぐに発熱をして性能が急落する減少に手を焼いていました。このため同じくMediaTek SoCを搭載するXiaomi 14T Proについても若干不安を抱えていました。しかし、本製品はその不安を打ち消してくれる圧倒的な性能を実現していました。
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Xiaomi 14T Proのスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
ディスプレイ | AMOLED, 6.67インチ, 2712 x 1220, 144Hz, 446ppi |
CPU | MediaTek Dimensity 9300+, Cortex-X4 最大3.4GHz |
OS | Xiaomi HyperOS |
RAM + ROM | 12GB + 256GB, 512GB |
前面カメラ | 32MP, f/2.0, 80.8˚ FOV |
背面カメラ | Leicaトリプルカメラ (50MP + 50MP + 12MP) |
ビデオ撮影 | 8K 24fps/30fps, 4K 60fps, スローモーション (最大960fps) |
Bluetooth | 5.4, AAC/LDAC/LHDC対応 |
USB | USB Type-C |
バッテリー・充電性能 | 5000mAh, 120W有線充電, 50W無線充電 |
重量 | 209g |
防水性能 | IP68 |
大きさ | 160.4mm x 75.1mm x 8.4mm |
おサイフケータイ | 対応 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7対応, Wi-Fi 6E互換 |
ネットワーク (バンド) | 5G SA/NSA, 4G LTE, 3G UMTS, 2G GSM対応 |
価格 | 256GB版:109,800円 512GB版:119,800円 |
アルミボディが映える高級感のあるシンプルなデザイン
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今回お借りしたのは11月下旬に発売予定の開発中のもの。このため日本向けのパッケージなどは付属せず本体のみをお借りしています。本体のデザインは、個人的にはかなり好みの上質な仕上がりといった感じ。先日の発表会でも実機を見ていましたがこの高級感の高さは所有欲をそそられる仕上がり。重量は213gでXiaomi 13Tが195gだったことを踏まえると重めな印象です。なお、兄弟モデルのXiaomi 14Tは公称193g(PU)のため、SoC周りが重量級なのかもしれません。
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本体の各側面についても確認。左側の側面はなにもボタン類を配置せず、右側に電源キーとボリュームキーを配置しています。上部には近接センサーのみ、下部に充電用のUSB Type-C端子とnanoSIMスロットを備えます。
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nanoSIMスロットは1スロットのみ。Xiaomi 14T Pro自体はデュアルSIMに対応しており2枚目はeSIMのみに対応します。対応バンドはかなり広く以下のように4GのB19、B26、B28といったプラチナバンドを網羅。また、4×4 MIMOに対応し高速なデータ通信を実現しています。
5G:n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40/41/48/66/75/77/78
4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42/48
3G:B1/2/4/5/6/8/19
2G:850/900/1,800/1,900MHz
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本機は画面内指紋認証センサーを採用。センサーの感度はかなり高く少し指が濡れているような状態であってもスムーズに画面ロックの解除が可能。他社の同様の画面内指紋認証センサー採用機種にも言えますが、最近の機種はちょっとセンサーの位置が下にありすぎて少しタッチしづらいと感じることもあるのは、若干気になりました。
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Xiaomi 14T Proは6.7インチのOLEDディスプレイ(2712 x 1220)・144Hzを搭載。最大輝度は4000nitsと明るく太陽光の下であっても十分な明るさを実現しているのもポイント。成人男性でちょうど手に持った状態で画面の端に親指が届く位の大きさです。
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14T Proの特徴の一つとして、ワイヤレス充電に対応していることもポイント。Xiaomiの専用充電器を利用すればワイヤレスでありながら50Wの急速充電に対応し、置くだけであっという間に充電が完了。有線では120Wの超急速充電にも対応しており、こちらは19分で満充電できる速度を実現しています。ちなみに50Wのワイヤレス充電器はなぜか日本では未発売です。
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セットアップは他機種からのデータ転送でスムーズ。Antutu 170万点の圧倒的な性能を実現
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セットアップはXiaomiのスマートフォンが搭載するOS、HyperOSの画面を中心にスタート。日本版は起動して最初に表示される言語・地域選択では日本語が選択されており、そのまま使用条件に同意すればすぐにセットアップを進めていくことが可能です。
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あらかじめSIMカードを差し込んだ状態であれば、自動的にSIMカードを認識してセットアップしてくれます。基本的に日本の一般的な携帯キャリアや格安SIMであればAPN設定も自動的に行えるため設定不要なのもグッド。私のイオンモバイル(タイプ1)も手動での設定なしで利用することができました。eSIMを持っている場合はここでこのまま設定が可能です。
Wi-Fi接続もSIMの設定のあとに表示。Xiaomi 14T ProはWi-Fi 7以下現行のWi-Fi規格のほとんどに対応。我が家では現状はWi-Fi 6E環境までしか用意していないため、6Ghz帯に今回は接続します。
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Androidスマートフォンの初期セットアップでは、すでに何かしら他のスマートフォンを利用していることを前提としてメニューが用意されています。このため、他のスマートフォンとUSB Type-CケーブルやWi-Fi経由で接続してアプリや写真、音楽やSMSメッセージ、各種デバイス設定のデータを移行させるメニューが標準で用意されています。有線ケーブルで接続するため、かなり高速でデータ伝送が可能。
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今回は実際に一部の写真のほかにXiaomi 13Tで利用していたすべてのアプリ、設定を完全移行。この移行メニューでは移行しきれない設定(LINEやWeChatのトーク履歴)は自身で移行させる必要がありますが、Wi-Fiの接続設定などをまるっと移行させられるのでかなり便利でした。
ただ、アプリは現在のスマートフォンでは200以上もインストールしていたため、それをインストールし直すのには1時間以上は余裕でかかってしまいました。アプリの多さに自身がある方は、セットアップには余裕を持っておくと吉です。
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データ伝送が一段落したらGoogleウォレットの設定も表示。今回お借りしている端末ではクレジットカードのタッチ決済の設定はできませんでしたが、モバイルSuicaを始めとしたおサイフケータイについては問題なくセットアップができました。
また、Xiaomi 14T Proは最初からGoogleのAIアシスタントであるGeminiを搭載。後述しますが、デフォルトのランチャーを使っているときに限られるもののGoogleのかこって検索にも対応します。
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最後にXiaomiの用意しているシステムアップデートの自動化や、ユーザーエクスペリエンスプログラム、Xiaomi相互接続機能などについてON/OFFの設定を行ったら準備完了です。アプリのダウンロードが終わっていない場合はこのあともバックグラウンドでダウンロードとインストールを実施してくれます。
Antutuベンチマークスコアは170万点を記録。発熱しても性能が落ちない安定性が魅力
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デスクトップPCのCPUは、ここ1,2年は性能が頭打ちな印象もあり年々かなり大きな違いを感じる、という場面は減ってきている感じ。それに対してスマートフォン向けのSoCの性能向上は凄まじく、Xiaomi 13Tから1世代だけ向上した本機のMediaTek Dimensity 9300+の圧倒的な性能に驚かされます。
Antutuベンチマークスコアは170万点(1,730,194点)と213万点のQualcomm Snapdragon 8 Gen 3採用のASUS Zenfone 11 Ultraには劣るものの、これでもかという性能を実現。GPUの性能でも62万点と非常に高いスコアを実現。MediaTek Dimensity 8200-Ultra採用のXiaomi 13Tが89万点だったのでほぼ2倍のスコアになっています。
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私のこれまでの経験上、本音を言えばMediaTekのSoCを搭載したスマートフォンは発熱が激しく、一度発熱したら一気に性能が低下しカメラの起動に十秒以上かかるなんてことがよく起きてしまっていました。実際、Xiaomi 13Tの発熱しやすさには閉口してしまう場面が多いのが本音です。
Xiaomi 14T Proについても、ずっとSNSを利用したりTeamsのWEB会議に参加したり、写真を一気に撮影したりしていると発熱を感じる場面がそこそこあったのが事実。ただ、発熱しても放熱性能が高いこととベースの性能の高さもあってか動作が遅くなることをほとんど感じることがありました。
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ストレージテストも実施。シーケンシャルリードで3,662MB/s、シーケンシャルライトで3022MB/s、ランダムリードで1,859MB/s、ランダムライトで1,222MB/sという超高速な速度を確保。かなり大容量のゲームをインストールしたり、8K動画を転送したり、編集しても余裕のストレージ性能を実現しています。
Leicaカメラで味のある写真を手軽に撮影。これまでのスマートフォンのカメラとは一線を画す表現力を実現
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Xiaomi 14T ProはLeicaとのコラボレーションで実現したLeicaカメラを採用。14T ProではメインカメラにはLeicaのLight Fusion 900センサー(2.4µm 4-in-1スーパーピクセル, ƒ/1.6, OIS)を採用し、レンズもLEICA VARIO-SUMMILUX 1:1.6-2.2/15-60 ASPH.を採用し、名実ともにLeicaのカメラに仕上がっています。
カメラの構成は5,000万画素のメインカメラに、5000万画素・60mm相当焦点距離の望遠カメラ(ƒ/2.0)、1200万画素の15mm焦点距離相当の超広角カメラ(ƒ/2.0)のトリプルカメラ構成。特筆すべきなのはメインカメラに加えて望遠カメラも5,000万画素になっていること。これによって、他のスマートフォンでは望遠では画質が落ちる、ということなくLeicaクオリティのポートレート撮影を楽しめるようになっています。
Xiaomi 14T Proのカメラスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
メインカメラ | 50MP, Light Fusion 900センサー, 2.4µm 4-in-1スーパーピクセル, ƒ/1.6, OIS |
望遠カメラ | 50MP, ƒ/2.0, 60mm相当焦点距離 |
超広角カメラ | 12MP, ƒ/2.2, 15mm相当焦点距離, 120˚視野角 |
Leicaレンズ設計 | LEICA VARIO-SUMMILUX 1:1.6-2.2/15-60 ASPH. |
Leicaカメラ機能 | Leica Authentic Look, Leica Vibrant Look, Leicaフィルター |
マスター・レンズ機能 | 35mm, 50mm, 75mm, 90mm |
デジタルズーム | 最大30倍 |
ナイトモード | 対応(広角・超広角・望遠) |
ポートレートモード | Leicaポートレートスタイル、マスターポートレートスタイル |
HDR撮影 | 対応 |
50MPモード | 広角、望遠 |
ビデオ撮影 | 8K (24/30fps), 4K (24/30/60fps), スローモーション対応 |
スローモーション動画 | 720p 120/240/960fps, 1080p 120/240/960fps |
前面カメラ | 32MP, ƒ/2.0, 80.8˚視野角 |
前面カメラ動画撮影 | 4K (30fps), 1080p (30/60fps), 720p (30fps) |
映画モード | 対応 |
マスターシネマ | 対応 |
RAWモード | 対応(DNG, HEIF, JPEG) |
動画のHDR | HDR10+ビデオ録画 |
Xiaomi ProFocus | モーショントラッキングフォーカス、目の追跡、モーションキャプチャー |
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Xiaomi 14T Proのカメラで多くの写真を撮影してみましたが、プロモードを利用しなくても十分すぎる画質と表現力を兼ね備えた最高の撮影体験を楽しめるものといって過言ではありませんでした。カメラアプリ自体は他のXiaomiのものと大きく変わらないUIですが、ズームの選択肢が2倍、5倍、0.6倍の他に60mm相当の2.6倍が存在しているのが特徴的です。
撮影スタイルも選択できるようになっており、現代的な写真全体を等しく明るくする”フレッシュで躍動的”な”Leicaバイブラント”とLeicaカメラらしい”自然でリアル”な”Leicaオーセンティック”の2種類を搭載。個人的には後者のオーセンティックの写りが印象的な写真を簡単に生み出してくれて好みでした。
すべてを印象的な一枚に仕上げてくれる”Leicaオーセンティック”で、日常を切り取る
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ただ駅を撮影しただけの写真がこちら。23mm相当のメインカメラで撮影しただけの画像ですが、一眼レフで撮影したと逝っても正直見分けがつかないクオリティです。スマートフォンのカメラでありがちな濃すぎる青空も、中途半端に暗い場所を明るくするHDRもなく、見たままを切り取ってくれています。
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Xiaomi 14T Proの写真はとにかく影のある場所の表現が秀逸。倉庫の写真は倉庫を照らすあかりと青空のコントラストを見事に描ききってくれていました。そして水面に反射している様子も薄っすらと見える程度の明るさに。線路の写真も、鉄橋のサビの描き方が秀逸でした。
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飲食店での食事の写真にもこのモードはピッタリ。正直なところ「見ているよりもかっこよく」写真が取れてしまいました。おかゆの写真もお米の艶感を損なわずに写真を写せているのではないかなと。
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60mmレンズの写真もなかなか。2.6倍ズームを選択した際には60mm相当の望遠レンズを利用して撮影。撮影したい、と思った瞬間にラグなくシャッターを切れるためふとした場面を切り取ってくれます。曲がろうとするバスと、その前を通り過ぎるタクシーが良い感じのコントラストになってくれました。
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夜景と60mmレンズの相性はかなりよく、停車している車のヘッドランプの影や、高速道路の高架下の明かりの様子をコントラスト高く描けているのもポイント。動きがあるようで、動きがない静かな瞬間を簡単に切り取ってくれるのがXiaomi 14T Proのカメラです。
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どれくらいXiaomi 14T Proのカメラの写実性が高いのかを、実際に全く同じ構図でXiaomi 14T Proと一眼レフカメラのNikon D750(Lightroomで透かしのみ追加・編集なし)で撮影して比較。レンズの焦点距離が2mmほどずれてしまったが、ほぼ同じ状態で撮影しているがこのクオリティ。WBが異なるのはさておき、拡大しても正直なところ優越つけがたいレベルになっていると言っても過言ではないかと。
現代的な写りができる”Leicaバイブラント”モード
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“Leicaオーセンティック”と比較してほしいのが、”Leicaバイブラント”モード。左下のホームドアの描写が一番わかり易いですが、明暗差のある場所ではHDRを強めに適用して現代的な明るい写真を撮影できるのが”Leicaバイブラント”モード。名前の通り”ハイブラント”なわけです。
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ハイブラントモードが得意なのが夜景の撮影。オーセンティックモードでも夜景は美しいですが、写真全体に広がる明るい夜景を写すという場面ではハイブラントモードはなかなか綺麗。HDRを強めに効かすといってもその加減の調整は秀逸と感じました。新橋駅前も東京駅の夜景も、これはなかなか良い感じに見えません?
Leicaの透かしでもっと印象的な写真に。多くの種類の透かしでシーンに合ったものを選択可能
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すでにここまでの作例でも写真の下にLeicaの透かしを入れているのもばかりで、Leicaカメラで撮影したことをここぞとばかりにアピールしてきました。実際、ただの写真よりもこの透かしがあるかないかで印象が異なるのも事実かと。
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この透かしについては、いくつかパターンが用意されており、これをギャラリーアプリから編集することで自由に変更することが可能。撮影時にメニューで透かしをONにしていなくても、あとから透かしを入れ直すことも、透かし入りで撮影したものの透かしを消したり、変更することも可能です。文字だけの透かしも、Leica透かしに変更可能でした。
軽快にシャッターが切れるカメラUI。プロモードではシャッタースピードも自由に変更可能
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通常モードの撮影メニューは上の形。私はグリッド線を表示させて構図を確認しながら写真を撮りたいためこれも表示にしています。Leica透かしについては標準の透かしはオプションメニューから設定が可能。これ以外の透かしにする場合は、先程のようにギャラリーアプリから撮影後に変更します。
ズームは等倍(23mm相当)、0.6倍(超広角レンズ・15mm相当)、2倍(46mm相当)、2.6倍(望遠レンズ・60mm相当)、5倍(120mm相当)の5種類がプリセットとして用意。ポートレートで一般的な46mmや、少し望遠気味な写真が撮影できる60mmなどを用意しているのがLeicaらしさを感じます。シャッターはかなりサクサクと切ることができ、他のアプリを利用していたところから急にカメラに切り替えてもタイムラグ無く撮影できました。
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プロモードではRAW形式での撮影・保存が可能。シャッタースピードやフォーカス、ISO、露出にしぼり、ホワイトバランスを自由に調整できるようになっており、オートモードでうまく撮影できない場合や、思った通りのシャッタースピードで撮影したい場合にはこちらが便利。RAWで保存できるので、あとから編集すること前提の写真でもベターです。
AI消しゴム機能はかなりスムーズに動作。AIで空や顔の修正も簡単に
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Xiaomi 14T ProはAI消しゴム機能を搭載。最近のスマートフォンはどこのメーカーもAIを利用した画像編集機能を拡充させており、以前レビューしたOPPO Reno11 AもAI消しゴム機能を搭載していました。Xiaomi 14T Proは搭載するSoCであるDimensity 9300+に内蔵されたNPUを利用してオン・デバイスのAI処理を実装。ネットワーク利用を減らしつつ、処理自体も高速化できるようになっています。
実際にAI消しゴム機能で人を消している様子がこちら。ものの数秒で写真の中から人を見つけ出し、そのまま消すことができています。背景が本の並んでいる屋台だったため、消したあとの背景については微妙なところが否めませんがこのスピード感は驚きのレベルでした。
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この他にも画像のボケをAIを使って調整できる機能や、画像の中の空を好みの天気に差し替えてしまう機能も搭載。この雲の調整モードでは、曇り空だったアリーナが一瞬で晴天の光景に変わってしまいました。きちんと芸が細かく、青空になったときにはアリーナの建物の色合いや水面の反射についても手が加えられており自然な画像に仕上がっていました。
修正している様子をお見せできないのが残念ですが、顔のサイズを変更する機能も搭載。Adobe Photoshopの”ゆがみ”修正ではおなじみですが、顔の各部分を認識してその大きさをスライダーで修正できるというもの。なお、顔だけではなく体のラインについても変更できるようで、違和感なく好みの写り具合に手元で修正できるようになっていました。
AI文字起こし機能や、AI字幕機能であらゆる場面でAIを活用可能
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Xiaomi 14T Proは生成AIを利用した機能を多く搭載。内蔵のNPUを活用することで、文字起こしや同時翻訳といった機能は、リアルタイムでの処理が可能となっていることで電話中や、動画の再生中にその機能をフルで利用することが可能です。あらゆる場面で生成AIをフル活用して日常を便利にしてくれるのが特徴というわけ。
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まずはAI文字起こし機能から。この機能はその名前の通りレコーダーで録音した音声データから、その中の会話を文字起こししてくれるというもの。最初はレコーダーで普通に録音をし、その後から言語を選択して文字起こしを行うことで、ある程度の内容を文字起こししてくれました。ただ、ちょっとこれは時間がかかり24分の音声データに対して10分以上は文字起こしにかかった印象。以前ご紹介したPLAUD AI NotePinが1時間のデータで5,6分のスピードだったことを踏まえると、ちょっと遅めの印象。
文字起こしのデータに関してはそこそこの精度で起こせていた印象。ただ、固有名詞の聞き取りはどうしても苦手で、OpenAIのモデルに比べて日本周辺の固有名詞の学習データが少ないこともあってか謎の企業名や名前になってしまうことがある印象でした。
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AIサマリー機能も搭載しており、早速試してみたのですが残念ながらこれは内容が多すぎて要約できなかった様子。まだXiaomi 14T ProのオンデバイスNPUで処理するうえでは5,6分程度の会話の要約までという感じ。それ以上は専用デバイスを利用するのが良さそうです。
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急に英語や中国語で電話がかかってきたとき、なかなかすぐに頭を切り替えて応答する、というのは誰しも難しいと思うはず。Xiaomi 14T Proには電話のリアルタイム通訳を行ってくれるAI通訳機能も搭載しており、相手側の言語とこちらの言語を設定すれば、双方が話したことを同時通訳して伝えてくれます。
この翻訳スピードはなかなか秀逸。私が日本語で話したことを相手には英語で伝えるというのも、喋り終わったらすぐに翻訳して伝えてくれました。また、翻訳している内容は字幕でも表示してくれるためイヤホンをつけておけば相手が何を話しているかを表示して確認することもできて便利でした。
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リアルタイムの翻訳性能が発揮されるもう一つの機能はAI字幕機能。こちらは、スマートフォンの中で流れている音声に対して同時に翻訳して字幕をつけてくれるというもの。私の場合、ブログ柄中国の記事を見ることが多いですが、映像ニュースの場合は何も聞き取れず困ってしまうことも多々ありました。
AI字幕機能をONにした状態でニュースを流せば、このようにフローティングウィンドウを表示して、リアルタイムで中国語の文字起こしと、日本語への翻訳を行ってくれました。これなら、かなり情報収集において便利になりそう。翻訳せずに単純に字幕としても使うことができるので、動画の内容を音声無しで確認したい、なんて場面では便利に使える印象です。
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AI関係の機能でいえば、Googleが提供している「かこって検索」も利用が可能。ただ、本機能はあくまでもXiaomiの純正ランチャーを利用していないと呼び出すことができず、サードパーティ製のランチャーでは単純にGeminiを呼び出すだけになってしまいました。Xiaomiはもう少しサードパーティ製のランチャーアプリに優しくなってほしいところ。
丸一日安心して使える電池持ちも嬉しい。使い勝手の高さが光る
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Xiaomi 14T Proはその電池持ちの良さもポイント。実際に会社に出社する際にメインのスマートフォンとしてモバイルSuicaの決済も、音楽の再生も、あらゆることに利用していましたが、家を出てから会社、帰宅するまでかなりの時間画面を点灯させていても電池が持ち続けてくれました。3C Toolsの計測では画面ONでも8時間半は電池が持つという計算。これなら一日出かける用事であっても安心して使える電池持ちです。
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利便性の面で欠かせないのがモバイルSuicaへの対応。XiaomiのLeica採用モデルの中で初めてFeliCaを搭載し、日本での日常決済においてかなりの部分を占めるおサイフケータイ、モバイルSuicaに対応。今ではクレジットカードのタッチ決済も一通りのブランドが対応し、日本国内でも使う場面がかなり増えてきましたが、おサイフケータイを使う場面もまだまだ多い印象。この利便性はまだまだ捨てられません。
カメラ良し、性能良し、使い勝手良しで楽しく使えるハイエンド端末
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今回レビューしたXiaomi 14T Pro。2週間お借りしただけですが、この性能の高さとカメラのクオリティの高さ、そして日本での製品展開をもう数年間進めてきたことでブラッシュアップされてきた日本向けの使い勝手の高さ、そのどれをとっても最高の製品と言えるものでした。Leicaカメラの搭載で、ここまで写真を撮影のクオリティが上がるとは思っておらず、正直感動モノ。
11月下旬発売予定の本製品。価格は前モデルであるXiaomi 13T Proから据え置いて109,800円(256GBストレージ版)、512GB版で119,800円。各スマートフォンメーカーがカメラ性能を謳った製品を多く登場させていますが、コストパフォーマンスの面でもXiaomi 14T Proはかなり魅力的なモデルになるはずです。
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