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【INIU P51L】内蔵ケーブル付き20,000mAh&45W急速充電対応!軽量328gでノートPCも充電可能なモバイルバッテリーINIU P51Lレビュー【PR】

仕事でもプライベートでも多くの場所に移動してそこで作業をするということは多いかと。最近は電車内やカフェで電源が用意される事が多くなっているものの、いざ電源が必要なときに足りないということもあるはず。そんなときに便利なのがモバイルバッテリー。ただ、モバイルバッテリーの選択において、容量と携帯性のバランスは永遠の課題。大容量であればノートパソコンやタブレットの充電にも対応できる一方で、重量や体積の増加避けられません。

日常的な持ち運びを前提とした場合、10,000mAh程度の製品が人気を集める理由も同じ。しかし、ビジネスシーンでの利用を考えると、スマートフォンだけでなくノートパソコンやモバイルルーターなど複数のデバイスを充電する機会が多く、より大容量の製品が求められる場面も少なくありません。今回はINIU Power Bank P51Lをメーカーより提供いただきレビュー。20,000mAhの大容量でありながら携帯性を重視した設計が特徴的な製品で45W出力による急速充電対応に加え、内蔵USB-Cケーブルを搭載することで利便性を高めた実用的なモデル。実際に客先訪問や出張、社内会議などのビジネスシーンで実際に利用してみました。

INIU P51Lは現在Amazonで4,799円で販売中。手頃な価格で移動中が外出先での電源環境をアップグレードしたい方にはぴったりな製品。一つ持っておいて鞄の中に忍ばせておけば便利に利用できるはず。マルチに使えるモバイルバッテリーとして、おすすめしたい製品です。

INIU Power Bank P51L 基本スペック

項目仕様
バッテリー容量20,000mAh / 74Wh / 3.7V
実効容量12,400mAh / 5V / 62Wh
最大出力45W
入力端子USB-C × 2
出力端子USB-C × 2、USB-A × 1、内蔵USB-Cケーブル
入力仕様IN1/IN2: 5V=3A, 9V=3A, 12V=2.25A, 15V=1.8A
出力仕様OUT1/OUT2: 5V=3A, 9V=3A, 10V=2.25A, 12V=3A, 15V=3A
OUT3: 5V=3A, 9V=2A, 10V=2.25A, 12V=1.5A
同時充電最大3台
対応規格PD、QC、その他高速充電プロトコル
安全認証PSE技術基準適合
付属品本体、USB-A to Cケーブル、取扱説明書

INIUとは – 中国の海外向けにバッテリーを展開するブランド

中国の通販サイトの淘宝にも公式店舗は存在しない

まずはINIUというブランドについて解説。当ブログでも何度か登場しているブランドですが、正直なところ謎が多い会社でもあります。確かにAmazon上でのモバイルバッテリーの販売は多いようで、ランキング上でもたまに見かけることができます。AnkerやBaseusなどの中国メーカーは日本でも製品展開を行う傍ら、中国本国でも同じブランドで製品を展開しているのに対し、INIUは中国向けの販売を行わず越境ECに特化しています。

公式サイトを見てもよくわかりません

INIUは中国・広東省深圳市に本拠地を置く「深圳市粤鑫泰科技有限公司」(Shenzhen Topstar Industry Co., Ltd.)が運営しており、モバイルバッテリーやUSB Type-Cケーブルを展開。中国でのモバイルバッテリーの発火事故をもとに中国国内線の航空機への持ち込みで必須となったCCC認証(中国強制認証)は特段取得していない様子でした。

2011年の設立で資本金は100万人民元(約1,700万円)、主に海外の米国、欧州(ドイツ、フランス、イタリア)や日本を含めた174カ国で販売しているとか。調べている限りは大規模なリコールなどは特に見かけない印象ですが、これはリコールが起きないほど品質が良いのか、それとも単にリコールをしてないだけなのかは未知数です。

20,000mAhの大容量を小型サイズに収めた高密度設計。328gと持ち運びやすい重量

まずはパッケージを確認。本製品は20,000mAhの大容量と45Wの高出力を実現しつつも小型サイズを実現した製品。パッケージ上でも「SMALLER」と大きく記載されておりその小型さを強調しています。その他は他のINIUの商品と同じく全面にINIUのコーポレートカラーの薄緑色があしらわれたデザインでした。

付属品は全く入っていないシンプルなもの。INIUブランドは資源保護に向けた取り組みも進めており、INIU Recycleというプログラムも実施している様子。説明書はそのリサイクルを強調したデザインになっていました。

INIU Power Bank P51Lの最大の特徴は、20,000mAhという大容量バッテリーを比較的コンパクトなサイズに収めた設計。業界初の高密度TinyCellバッテリー技術を採用することで、従来の20,000mAh級製品と比較して小型化を実現しています。11.5cm×7.3cm×2.9cmのサイズは実際に手に取ってみると、20,000mAhクラスの製品としては確かにコンパクトな印象を受けました。

本体の外観はマットブラックの落ち着いたデザイン。表面には控えめなINIUロゴとFAST CHARGEのロゴが配置されています。角が適度に丸められているため、手に持った際の感触もいい感じでした。本体の上部にバッテリー残量を確認できる液晶画面を備えます。

本体の重量は328g。以前レビューした140W出力の25,000mAhバッテリーであるINIU P64(レビュー)は494gだったので、小型のスマートフォン1台分くらい(170g)軽い結果に。旅行で長時間全く電源を確保できないような場合はINIU P64の出力、容量が安心ですが、日常生活では軽量化を果たしているINIU P51Lのほうが良さそうに感じます。

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入出力端子は内蔵USB Type-Cケーブルと、USB Type-C端子、USB Type-A端子の3つ。内蔵ケーブルとUSB Type-C端子の出力は同じ仕様になっていて最大45Wまで対応。ノートPCも問題なく充電できる出力を実現しています。USB Type-A端子は18Wまでの出力です。USB電流チェッカーのFNB58を利用して出力の詳細を確認しようとしましたがなぜか確認できませんでした。端子間の真ん中にはLEDライトが付いていてライトとして利用できます。

USB Type-C(内蔵ケーブル/端子): 5V=3A, 9V=3A, 10V=2.25A, 12V=3A, 15V=3A
USB Type-A: 5V=3A, 9V=2A, 10V=2.25A, 12V=1.5A

本体裏面の出入力の仕様や認証情報についえも確認。仕様については、これまでの記載の通り。認証については、自主検査結果をもとにした丸型PSEマークを記載しています。丸型PSEの届出事業者名はINIUジャパン株式会社でした。(いつのまに日本支社が設立されていたようです)CCC認証(中国強制認証)は本機は取得していませんでした。

内蔵ケーブル搭載でケーブルを探す必要なし。すぐに使える手軽さが嬉しい

INIU P51Lの実用性を大きく高めているのが、内蔵USB-Type-Cケーブルの存在。本体の上部端子横からケーブルが伸びていて、このまま他の機器に接続することで充電が開始します。普段モバイルバッテリーを利用する際には、バッテリー本体をカバンから取り出して、ケーブルも探し出して場合によってはただバッテリーとスマートフォンを重ねて使うときでも1mの長いケーブルを使うようなことが多いかと。

本体にケーブルが内蔵していることで、スマートフォンやPC、モバイルルーターを1つとりあえず充電するというときにはわざわざケーブルを取り出す必要がないのがポイントです。ケーブルの根本部分はそこまで耐性があるようには見えないため、持ち運び時には不用意に力がかからないように注意しておくとベターです。

USB充電チェッカーで出力を確認できなかったので、実際にPCなどが充電できるかという点で確認。業務用に持ち歩いているdynabookや、私物のXiaomi Redmi Book Pro 2024などを充電。本体の出力自体が45Wが最大のためノートPCの場合は急速充電というよりはほどほどの速度で充電される感じでした。客先などでPCを利用して会議をしている際にさっと取り出して充電したり、移動中の電車の中でPCを充電しながら使う分には十分なパワーと感じます。

外で移動中や外出先で使うとみるみるバッテリーが減るのがWiMAXのルーター。WiMAX 5Gのおかげか、どこでもそこそこの回線速度を享受できていますが、その分本体は発熱し、爆速でバッテリーが無くなります。ひどいときには2時間ほどでバッテリーを半分消費するなんてことも。そんなモバイルルーターもINIU P51Lの内蔵ケーブルならサクッと充電。ケーブルがかさばらないので電車のシートポケットや、窓枠の部分ですぐに充電することができました。

ケーブルの収納方法も考えられており、使用後は本体の溝の部分にUSB Type-C端子をおさめるだけで、すっきりと収納可能。収納時に本体のサイズが大きく変わることもなく、携帯性を損なわない設計となっていました。

27W給電による充電時間の長さは要注意。充電は計画的に

INIU P51Lの使用において最も気になったのが、本体自体の充電時間の長さ。入力仕様を見ると最大27W(15V×1.8A)での充電で、高出力バッテリーで多い60Wでの充電には対応していないので要注意。完全放電状態からの満充電には、およそ4時間程度の時間を要するため、出先でガッツリ使って移動中にバッテリーを充電、という場合にはネックに。

理想的な使い方は、昼間にバッテリーを利用して夜間就寝時に充電を行うのがベター。充電し忘れや急な外出などで満充電でない状態で持ち出すこともあるかも。急速充電性能を求めるのなら80Wでの入力に対応するINIU P64などを検討してみても良いかも。

内蔵ケーブルと小型さ、そして高出力で実用性重視のバランス型モバイルバッテリー

今回レビューしたINIUのバッテリー、INIU P51Lは20,000mAhの大容量をこれまでのモバイルバッテリーに比べて小型、軽量にしつつ、内蔵ケーブルによって利便性の高さも実現したモデル。45W出力も確保していることで、スマートフォンだけでなくノートPCも充電できる実用性の高さが魅力のモデルです。

本体の充電時間という改善余地はあるものの、総合的な完成度は高く仕上がっている製品でした。INIU P51Lは現在Amazonで4,799円で販売中。外出先でも、旅行の際でもどこでも大容量、かつ、高出力、そして小型でケーブルも内蔵したスマートなモバイルバッテリーが欲しい方にはぴったりな製品です。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています