
2025年3月某日、小米技術日本株式会社(シャオミ・ジャパン)が都内で開催した発表会にて、POCOブランドの最新フラッグシップモデル「POCO F7 Ultra」と「POCO F7 Pro」がお披露目されました。発売は3月27日(木)18時からで、市場想定価格はF7 Ultraが99,980円(税込)から、F7 Proが69,980円(税込)から。POCOの日本市場本格展開を掲げる意気込みが伝わるイベントで、初の「Ultra」モデル登場に注目が集まりました。以下、当日の詳細をレポートします。

発表会はシャオミ・ジャパン シニア・マーケティングマネージャー 片山将氏の挨拶で幕開け。「今年に入ってシャオミブランド、POCOブランドと立て続けにニュースやイベントを展開し、ご不便をおかけして申し訳ありません」とユーモアを交えつつ、「本日も最新製品をご紹介したい」と意気込みを語りました。冒頭では、Xiaomiのブランドを整理して説明。フラッグシップの「Xiaomi」ブランド(例:Xiaomi 15 Ultra、Xiaomi 14T Pro・レビューなど)、お求めやすい「Redmi」シリーズ、そしてそれと横軸で展開する「POCO」が紹介。
POCOのスローガン「あるべきものはすべてここにある」のように、製品やサービスが特に技術やガジェットに関心のあるユーザーに向けて、コストパフォーマンスを重視しつつも性能、機能を両立した商品展開を行っていることを示しているんだとか。POCOの日本展開は2022年のPOCO F4 GTから始まり、昨年はF6 ProやPOCO Padで拡大。先月のX7 Proで本格化を宣言し、今年はFシリーズに加えPOCO Mシリーズも展開予定とか。今後のPOCOブランドの日本での展開にも目が離せません。
- 【Xiaomi 15】Xiaomi 15日本初上陸!6.36インチコンパクト設計×ライカカメラ×Snapdragon 8 Elite搭載のハイエンド性能をハンズオンレポート
- 【Xiaomi Pad 7シリーズ】11.2インチ3.2KディスプレイとSnapdragon搭載のハイエンドタブレット、Xiaomi Pad 7シリーズが日本で登場。実機ハンズオンとスペック解説
- 【Xiaomi Redmi Buds 6 Pro】最大55dBのアクティブノイズキャンセリングと、LDAC接続による高音質を実現したイヤホン、Xiaomi Redmi Buds 6 Proレビュー【PR】
- 【Xiaomi 15 Ultra】ライカ・2億画素望遠カメラ×Qualcomm Snapdragon 8 Elite搭載のXiaomi 15 Ultraが登場
POCOシリーズ初の「Ultra」を投入

メインイベントとして「POCO F7 Ultra」と「POCO F7 Pro」が発表。POCO初の「Ultra」モデル登場が最大のトピックで、「シャオミ15 Ultraに続き、POCOにもUltraを投入する」と誇らしげ。F6 Proの正統進化はF7 Proですが、POCO F7 Ultraは「さらに突き抜けたモデル」と位置づけられ、「ゲームや動画を最大限楽しみたいが予算は10万円」というニーズに応えると説明。F7 Ultraは「最新最高性能を、手頃な価格で」、F7 Proは「ミドル価格でフラッグシップ級のパフォーマンス」を目指し、グローバル同時発売で最新技術をいち早く届けることができたとのことでした。
POCO F7 Ultra / F7 Pro スペック比較表
項目 | POCO F7 Ultra | POCO F7 Pro |
---|---|---|
プロセッサ | Snapdragon® 8 Elite+VisionBoost D7 | Snapdragon® 8 Gen 3 |
メモリとストレージ | 12GB+256GB / 16GB+512GB (LPDDR5X, UFS 4.1) | 12GB+256GB / 16GB+512GB (LPDDR5X, UFS 4.1) |
ディスプレイ | 6.67インチ 2K AMOLED, 120Hz, 3200nits | 6.67インチ 2K AMOLED, 120Hz, 3200nits |
リアカメラ | 5000万画素メイン+5000万画素望遠+3200万画素超広角 | 5000万画素メイン+800万画素超広角 |
フロントカメラ | 3200万画素 | 2000万画素 |
バッテリーと充電 | 5300mAh, 120W急速充電, ワイヤレス充電対応 | 6000mAh, 90W急速充電 |
セキュリティ | 超音波式指紋センサー, AI顔認証 | 超音波式指紋センサー, AI顔認証 |
ネットワーク | 5G SA: n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78 5G NSA: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 4G LTE TDD: B38/40/41/42/48 4G LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66 3G WCDMA: B1/2/4/5/8/6/19 2G GSM: 850/900/1800/1900MHz | 5G SA: n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78 5G NSA: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 4G LTE TDD: B38/40/41/42/48 4G LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66 3G WCDMA: B1/2/4/5/8/6/19 2G GSM: 850/900/1800/1900MHz |
寸法と重量 | 160.26×74.95×8.39mm, 212g | 160.26×74.95×8.12mm, 206g |
デザイン特徴 | 背面カーブ、オレンジリング(ブラック) | フラット背面 |
カラー | イエロー / ブラック | ブルー / ブラック / シルバー |
OS | Xiaomi HyperOS 2 | Xiaomi HyperOS 2 |
その他 | IP68, Wi-Fi 7, Bluetooth 6.0, NFC | IP68, Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4, NFC |
オレンジのリングがアクセントのPOCO F7 Ultra





カラーバリエーションはPOCO F7 Ultraがイエローとブラックの2色、POCO F7 Proがブルー、ブラック、シルバーの3色展開。デザインは基本を踏襲しつつ、F7 Ultraは背面がカーブしており手に馴染みやすい仕上がりになっています。ブラックのF7 Ultraにはオレンジのリングがアクセントになっているのもポイントだとか。POCO F7 Proはフラットな背面で、F6 Proの大理石風デザインから進化し「近未来的な質感」を意識したとのこと。



実際にPOCO F7シリーズを手に持ってみると、一昔前のゲーミングスマートフォンのようにガッツリゲーミングというよりは日常使いできるデザインに仕上がっている印象。ぱっと見たときには他の普通のスマートフォンと変わらないシュッとしたデザインでした。ただ、POCOらしいのはそれでも少しゲーミング要素を入れ込んでいて、POCO F7 Ultraならカメラの周りの赤いラインなどがそれにあたる印象。所有欲もくすぐるデザインに仕上がっていました。
Qualcomm Snapdragon 8 Eliteにグラフィック専用チップVisonBoost D7を採用



POCO F7 UltraはQualcomm® Snapdragon™ 8 Eliteを搭載し、Antutuベンチマークスコアは284万超を実現。「ゲームや高負荷アプリも申し分なく動作する」自信のスペックに、POCO初のグラフィック専用チップ「VisionBoost D7」を搭載。高精細な2Kディスプレイで120fpsを安定出力可能で、没入感あるゲーム体験を実現できるとのこと。POCO F7 ProはSnapdragon® 8 Gen 3を採用し、現役で十分以上の性能になっているとか。どちらもゲーム愛好者が満足できるスペックを確保しています。




その他の機能として特徴的なのが、WildBoost Optimization。3.0から4.0に進化したことで、AIパフォーマンススケジュール機能では電力効率や効果音の正確性が向上。Immersive game Audio機能ではイヤホンでの足音や声がより明確になったとのことで、ゲームへの没入感をこれまで以上に高めることができているんだとか。

当日会場ではゲームをすることはかないませんでしたが、各アプリの切り替えやカメラの起動などは非常にスムーズ。Qualcomm Snapdragon 8 Eliteの性能の高さを体感できそうでした。今後どこかで本体を試すことができればゲーミング性能についてもきっと試せるはず。

冷却システムにはLiquidCool Technology 4.0を採用。これまでのバージョンに比べて、初の「デュアルチャンネル・アイスループシステム」を搭載して進化。POCO F6 ProやX7 Proからの改良点として、熱循環ループを分けたことが特徴。SoCとカメラの熱上昇をそれぞれ独立して冷却し、効率的な熱対策で長時間プレイでも安心できるようになったとか。
6.67インチ2K・AMOLED・120Hz駆動ディスプレイを搭載

両モデルとも6.67インチ2K(3200×1440)AMOLEDディスプレイを搭載し、リフレッシュレートは最大120Hz、ピーク輝度3200nitsでDolby Visionに対応。また、円偏光技術も採用。この一般的なディスプレイは直線偏光で、目にダイレクトに光が当たる形で設計されているんだとか。一方、F7シリーズの円偏光技術は「光を円を描く形で届ける」仕組みで、これにより光の環境に左右されず安定した画面表示が可能に。さらに、直線偏光に比べて目の負担が軽減されるため、長時間ゲームや動画を楽しむユーザーにとっても優しい仕様になっているわけです。
12ビットカラー深度で680億色を表現でき、DCI-P3広色域をカバーしているのもポイント。調光は最大3840HzのPWM調光で、目の疲れをさらに抑える工夫が施されています。HDR10+やDolby Visionに対応し、映画やアニメなどの高画質コンテンツを最高の状態で楽しめるとのこと。また、タッチサンプリングレートは最大480Hzで、ゲームターボモードでは2560Hzのインスタントタッチサンプリングレートを実現。前述の円偏光技術の採用に加えて、TÜV低ブルーライト認証やフリッカーフリー認証も取得済みで、目の健康に配慮した設計に仕上がっています。POCO F7 UltraにはPOCO Shield Glass、F7 ProにはCorning® Gorilla® Glass 7iを採用し、耐久性も向上しているとのこと。
5000万画素・光学手ブレ補正対応の5000万画素カメラで画質にも妥協しない仕上がり


POCO F7 Ultraはトリプルカメラ構成で、5000万画素メイン(Light Fusion 800センサー、F1.6、OIS対応)、5000万画素望遠(F2.0、60mm相当、OIS+フローティング機構)、3200万画素超広角(F2.2、120°視野角)を搭載。望遠は15~120mm相当の焦点距離をカバーし、接写から遠景まで画質を落とさずに撮影できるとか。手ブレ補正を強化し、POCO初のフローティング機構でマクロ撮影にも対応したとのこと。メインカメラは1/1.55インチの大型センサーでダイナミックレンジが広く、明暗のコントラストを自然に捉える事が可能です。

一方、POCO F7 Proは5000万画素メイン(Light Fusion 800、F1.6、OIS対応)と800万画素超広角(F2.2)のデュアルカメラ構成。F6 Proに搭載されていた200万画素マクロレンズは「ユーザーニーズが低い」と判断され廃止。調査の結果利用シーンが少ないと分かったため無駄を省いて他の性能を強化したんだとか。Xiaomi全体のカメラ技術を活かし、ゲームだけでなくカメラも褒められるPOCOのカメラ性能を引き継いだモデルになっています。写真機能としてナイトモード、ポートレートモード、8Kビデオ録画、スローモーション(最大1920fps)などを搭載し、多くのシーンに対応できるのも特徴です。
120W充電に対応した5,300mAhバッテリーを搭載

POCO F7 Ultraは5300mAhバッテリーでわずか34分で満充電が可能な120W急速充電に対応。ワイヤレス充電にも対応し、あらゆる充電ニーズに応えたバッテリー性能を実現しています。POCO F7 Proは6000mAhの大容量バッテリーで90W急速充電に対応し、37分でフル充電が可能。どちらも5000mAhを超える大容量でゲーミングの際にも高性能を続けて利用することが可能です。
この急速充電性能を支えるのが、Xiaomi Surging P3スマート急速充電チップとG1バッテリー管理チップ。急速充電時のバッテリー寿命や安全性が懸念されがちではあるものの、2つのチップでモニタリングし効率と安全性を両立しているとのこと。バッテリー容量はUltraのほうが少なくなっていますが、これはF7 Proは長時間使用を重視、F7 Ultraは性能とバランスを取った結果とのことでした。
Xiaomi独自のAIでリアルタイム文字起こしにも対応

AI機能はGoogle GeminiとXiaomi独自アシスタントを搭載。Geminiではかこって検索にも対応します。文章作成や音声認識、翻訳や対面コミュニケーション支援など幅広い機能を利用可能。海外でリアルタイム翻訳を利用すればコミュニケーション快適というわけ。Xiaomi 15シリーズとも遜色のないAI性能を実現しているとのことでした。
- 【Xiaomi 15】Xiaomi 15日本初上陸!6.36インチコンパクト設計×ライカカメラ×Snapdragon 8 Elite搭載のハイエンド性能をハンズオンレポート
- 【Xiaomi 15 Ultra】ライカ・2億画素望遠カメラ×Qualcomm Snapdragon 8 Elite搭載のXiaomi 15 Ultraが登場
- 【Xiaomi 15 Pro】Qualcomm Snapdraon 8 Eliteを搭載したXiaomi 15 Pro・Xiaomi 15が登場。両機種のスペックを解説
- 【Xiaomi Redmi Book Pro 16 2024】Intel Core Ultra 7 155Hに3.1Kディスプレイを搭載した16インチノートPC、Xiaomi Redmi Book Pro 16 2024レビュー

その他の進化点として、指紋センサーが超音波式にアップグレードもポイント。認識率と速度が向上し、使い勝手が一段と良くなっています。IP68防水防塵(F6 ProはIP54)も実現し、場所を選ばず使えるようになったのも見逃せません。NFCやWi-Fi 7、Bluetooth(F7 Ultraは6.0、F7 Proは5.4)もサポートし、「最新技術をフル搭載」しているのがPOCO F7 UltraとProというわけでした。
10万円ほどで購入できる価格で、最新のスペックを体感できるスマートフォン

今回発表されたPOCO F7 UltraとPOCO F7 Proは10万円前後の価格帯で最新スペックを体感できるスマートフォン。Qualcomm Snapdragon 8 EliteにVisionBoost D7を搭載しゲーミング性能を追い求めたフラグシップモデルであるPOCO F7 Ultraでも99,980円と10万円以下の価格を実現。POCO F7 Proに至ってはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を搭載し十分なパフォーマンスを実現しつつ、69,980円からとなかなかな金額を実現しました。
両モデルとも2K AMOLEDディスプレイ、Ultraではトリプルカメラ、大容量バッテリーや数十分で満充電を完了できる急速充電にIP68の防水性能に豊富なAI機能も搭載。実際に触ってみてもその持ちやすさやデザイン、そして圧倒的なパフォーマンスの高さはこの価格で実現できたことに脱帽の高品質でした。まさにコスパモンスターなPOCO F7シリーズ、ぜひゲーミングスマートフォンの選択肢に入れてみては。
POCO F7シリーズの販売情報
項目 | POCO F7 Ultra | POCO F7 Pro |
---|---|---|
価格 | 12GB+256GB:99,980円 / 16GB+512GB:109,800円(税込) | 12GB+256GB:69,980円 / 16GB+512GB:79,980円(税込) |
カラー | イエロー / ブラック | ブルー / ブラック / シルバー |
- 【Xiaomi 15】Xiaomi 15日本初上陸!6.36インチコンパクト設計×ライカカメラ×Snapdragon 8 Elite搭載のハイエンド性能をハンズオンレポート
- 【Xiaomi Pad 7シリーズ】11.2インチ3.2KディスプレイとSnapdragon搭載のハイエンドタブレット、Xiaomi Pad 7シリーズが日本で登場。実機ハンズオンとスペック解説
- 【Xiaomi Redmi Buds 6 Pro】最大55dBのアクティブノイズキャンセリングと、LDAC接続による高音質を実現したイヤホン、Xiaomi Redmi Buds 6 Proレビュー【PR】
- 【Xiaomi 15 Ultra】ライカ・2億画素望遠カメラ×Qualcomm Snapdragon 8 Elite搭載のXiaomi 15 Ultraが登場