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Core i7搭載の8インチタブレットも登場。ハイエンドでどこでも使える中華UMPCが続々登場。OneMixからMagic-Benまで紹介。

私事ですが私の職場でもオフィスにあったノートパソコンから、2-in-1のタブレットに普段のPC環境がリプレースされ、外出時にもPCを持ち出せるようになりました。どこでも作業できるようにすることで、スキマ時間をうまく使って業務効率化を図るのはどこの職場も同じ。我々ブロガーも同じでちょっとした時間に作業することって結構重要。そんな出先での作業環境の効率化・高度化のムーブメントはUMPCという8インチ以下の小型PCのラインナップ増加を招いています。

当ブログでも、これまでUMPCの先駆けであったGPD Pocketから、高スペック化の先駆者であるOne Mix 3s Platinum Edition低価格化を実現したCHUWI MiniBookなどをご紹介。オフィスシーンで活躍するUMPCの熱を感じてきました。本記事ではそんなブーム真っ只中のUMPCの最新製品をまとめてご紹介。個人で作業をするという方はもちろん、自分のPCを職場でも利用できるという方にも必見です。

【One Mix 3s Platinum Edition】Core I7搭載の8.4インチUMPC、One Mix 3s Platinum Edtion。One Netbook副社長へのインタビューも実施し徹底レビュー。
【CHUWI MiniBook】8インチでもノートPC顔負けの性能を。4.5万円で買えるUMPC、CHUWI MiniBookレビュー
【PIPO W11, EZPad Go, CHUWI UBook】通勤・通学が長いからこそ2-In-1。持ち運びやすさと性能を両立した今だからこそ欲しい2-In-1タブレットを紹介

圧倒的なスペック。次は第10世代Core i7搭載のOne Mixシリーズ

まず真っ先に取り上げたいのは、UMPCの中でもいち早く高スペック化を実現した中国One-Netbook。親会社(当社の希望により非公開)の技術力も手伝い、最初の製品であるOneMix 1から高スペックで、高精度な製品を展開。実際に、One-Netbook社を7月に訪問した際にも、当時の最新・最高スペック機であるOneMix 3s Platinum Editionを試し、その性能を実感してきました。

前回のOne-Netbook社訪問時は、Intel Core i7 8500Y512GB PCIe接続SSD、16GB RAM搭載のOne Mix 3s Platinum Editionを試し、そのあまりにも早い起動や、スタイラスペン、指紋認証もテスト。スキマ時間を活かすためには、動作が遅いなんてことがあったら意味がないため、スピードは命。そんなニーズを満たしてくれるモデルでした。

そして、今回One-Netbook社から満を持して登場したのがOneMix3 Pro。PCIe接続の512GB SSD、16GB RAM、8.4インチ 2KディスプレイはそのままにCPUが第10世代Core i5-10210Yにパワーアップ。ついにUMPCでありながらクアッドコアプロセッサの搭載に至りました。UMPCでありながら最高のスペックを追い求め「ビジネスユーザーに最適なモバイル環境をつくる」One-Netbookの一つの回答ともいえる機種。まだ発売日等は未定なものの、現行製品も、新製品も気になるメーカーです。

【One Mix 3s Platinum Edition】Core I7搭載の8.4インチUMPC、One Mix 3s Platinum Edtion。One Netbook副社長へのインタビューも実施し徹底レビュー。

コストパフォーマンス抜群!CHUWI MiniBook

当ブログでも2週間にわたって貸与していただき、パリにまで持っていってテストしたモデルと言えばこのCHUWI MiniBook。これまでの2-in-1型タブレットPCで中華タブレット市場を牽引してきたCHUWIがUMPCでもその実力を遺憾なく発揮したモデル。超高性能ではないにせよ、程よく使える性能と、他のCHUWI製品同様他社に引けを取らない安さを実現しました。

CHUWI MiniBookは360°回転式のディスプレイを採用。また、1024段階の筆圧検知のスタイラスペンに対応し、どんなスタイルでも万全の作業環境を実現したモデル。MakuakeモデルではRAMは8GB/16GBと大容量なのもポイント。さらに日本版は日本語キーボード搭載とか。ただ、標準のストレージは128GB eMMC+SSDなので、若干の性能面での妥協は必要です。

CHUWI MiniBookは現在はクラウドファンディングサイトのMakuakeでクラウドファンディング中。性能が異なるため単純比較はできないものの、One Mixシリーズが軒並み10万円強の値段をつけているのに対し、CHUWI MiniBookはCeleron N4100モデルが57,000円、Core M3モデルでも73,000円手頃。実際に使ってみた感じでは、ブログを書く一連の作業程度では不満を感じる場面がないという感じ。CHUWI MiniBookも今後期待大のモデルです。

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大型画面にスタイリッシュなデザイン。Magic-Ben MAG1

最後にご紹介するのは、新たにUMPC市場に登場するメーカー、Magic-Ben。神奇小本とメーカー名自体もなかなかパワーあるこのメーカーからはMAG1というモデルが登場。これまでご紹介したOne-Netbook、CHUWIのモデルとは異なり360°の回転ディスプレイは備えず、あくまでもどこでも使える8.9インチの小型PCという位置づけのモデル。ただ、割り切ったことで他メーカーに対してよりスタイリッシュなデザインを実現しました。

MAG1の特徴はタブレットではなく純粋なPCとして設計されていること。キーボードの配置が特徴的なのもそうですが、他社と決定的に違うのがタッチパッドを搭載していること。One Mixシリーズも、CHUWI MiniBookもカーソル移動は実は鬼門だったりしたんですが、タッチパッドならその心配は不要。ノートPCと同じ感覚で利用できます。

CPUは Intel Core m3-8100Y、16GB RAM+512GB SSDのモデルも用意し、ノートPC顔負けのスペックを実現。さらに、バッテリーは8,600mAhとかなり大きく、7時間の連続稼働が可能とか。外に持ち出してハンディPCと利用するには申し分ない仕様です。これでいながら629ドルから予約受付中なのは驚き。

持ち運びなら2-in-1タブレットも。悩ましいところ

2-in-1タブレットのCHUWI Hi10 Air

本記事では8.9インチという小型サイズながら、Core-Mプロセッサー以上のプロセッサーを搭載し、ハイスペックと小型さの両立をしたUMPCをご紹介。自由に持ち運んで、どんな場所でもメインのPC並みの作業環境を実現できるというのは魅力的でした。

Jumper EZPad GO

同じように持ち運ぶ作業環境として当ブログでも紹介しているのが、ディスプレイとキーボード部を分離できる2-in-1タブレット。2-in-1タブレットでは、UMPCよりも大画面で作よりノートPCに近い操作感と、大画面だからこそのエンターテイメントの楽しみやすさも両立。屋内でも屋外でも快適に使えるのも魅力的。UMPCも2-in-1タブレットも、どちらも出先で使える商品でどっちがいいか悩ましいところ。次回はUMPCと2-in-1タブレットについて特集いたしましょう。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています