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【Xiaomi Redmi Buds 6 Pro】最大55dBのアクティブノイズキャンセリングと、LDAC接続による高音質を実現したイヤホン、Xiaomi Redmi Buds 6 Proレビュー【PR】

新商品を精力的に投入しているXiaomi。3月13日にはXiaomiは最新のフラグシップスマートフォンであるXiaomi 15 Ultraの日本向けの発表会も計画しています。スマートフォンでマルチメディアを楽しむうえでマストなのが高音質なイヤホン。外出先などで利用するならアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているモデルだと嬉しいもの。今回は音にこだわる方にも納得の高音質を実現したXiaomi Redmi Buds 6 Proをメーカーよりお借りしてレビューします。

Xiaomi Redmi Buds 6 Proは、Xiaomiから登場しているハイエンドモデル。LDAC接続に対応したことで高音質な音楽伝送に対応。同軸トリプルドライバーによる豊かな高音再生能力や、最大55dBのアクティブノイズキャンセリング、ヘッドトラッキングに対応した3Dオーディオ(LDAC時は不可)にも対応し、高音質、かつ、豊かなオーディオ体験を実現したモデルです。現在はAmazonなどの通販サイトで9,980円で販売中です。

カナル型で耳にぴったりフィット。高い遮音性と、歩いてもずれない装着感が嬉しい

パッケージは白一色に製品のイラストと、Xiaomiのロゴ、製品名が記されたものでした。同梱品はシンプルで替えのサイズのイヤーチップ(L・S)と、充電用のUSB Type-Cケーブル、取扱説明書が付属します。

充電ケースは白一色の楕円形のデザイン。余計なもののないシンプルな仕上がりになっています。真ん中の棒になっている部分は充電時や、ペアリング時に点灯するインジケーターになっています。下の部分には充電用のUSB Type-C端子とペアリング時に利用するリセットボタンを備えます。充電ケースのバッテリー容量は480mAh。充電ケースの入力は5V/700mA=3.5Wの入力に対応します。

バッテリー持続時間はかなり長く、イヤホン単独で9.5時間(AAC接続・ノイズキャンセリングオフ)、5分間の急速充電で2時間の再生に対応し、充電ケースと組み合わせれば最大36時間の再生に対応します。LDAC接続かつ、アクティブノイズキャンセリングをONにした場合はもう少しスピーディーに減るものの、実際に1,2時間の移動を繰り返しながら使っても一日の中で足りなくなる印象はありませんでした。充電ケース込の重量は46.6gでポケットに入れていても気にならない重量なのも嬉しいところ。

イヤホン本体はノズル部分が耳の中に入るカナル型。このノズル部分が短い製品だと耳へのフィット感が悪くなってしまうことがありますが、Redmi Buds 6 Proの場合かなりしっかり耳に入ってフィットしてくれる感じで好印象。歩いたり走ったりしても耳からずれることがなく運動の際や、日常の移動の際に最適な装着感を実現してくれます。

左右のイヤホンの重量は10g。比較的軽量に仕上がっているため耳に長時間つけていても疲れるようには感じないのもポイント。装着感の高さは、イヤホン単体の遮音性にも影響し、地下鉄の轟音などを一部低減。これによってノイズキャンセリングをOFFのときでも十分な音質での音楽再生を実現することが可能です。

十分な解像度の音質。オーディオバランスを調整すればリッチな低音も楽しめる

Xiaomi Redmi Buds 6 Proの音質を試すため、様々な音楽を再生してテスト。実際の再生環境を意識して、LDACで接続しアクティブノイズキャンセリングをONにして自宅のメディアサーバーから320Kbpsのmp3で伝送して再生。普段の通勤や通学で楽しむのと同じ音質というわけです。

Electricity – 宇多田ヒカル

宇多田ヒカルのベスト盤、「SCIENCE FICTION」に収録された楽曲。歌い出しのボーカルからリズム感のある楽曲です。いつもはヘッドホンで聴くことが多い楽曲のため、それ(STAX SR-L500 MK2)と比べると解像度は低め。ただし、音場の表現能力が高く途中で入るフルートの音色はどこから鳴っているのかがはっきりわかるような仕上がり。また、全体のリズム感を感じる鳴らし方で楽曲を程よく楽しませてくれる音になっていました。

めぐり逢うすべてに – 水樹奈々

アルバムNEOGENE CREATIONの1曲目。ピアノからギター、ストリングスと徐々に音数が増えてボーカルが入る音数満載な楽曲。本機が搭載するドライバーは、6.7mmの圧着セラミックドライバー×2に11mmのチタニウムダイアフラム搭載のダイナミックドライバー。14mmドライバーの製品や、40mmドライバーのヘッドフォンに比べるとドライバーが小さく、音数が増えたときは若干各楽器はぼやけてしまう印象。イヤホンのため奥行き表現はあまり得意ではなく、左右のステレオ感を楽しめるような仕上がりでした。

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ソニーミュージックエンタテインメント

最大55dBのアクティブノイズキャンセリングで、電車の走行音も大幅に軽減

Xiaomi Redmi Buds 6 Proは最大55dBのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。前作であるRedmi Buds 5 Proと比べても40%以上ノイズキャンセリング深度を向上させているんだとか。超高感度でノイズ調整を行えるようになっており、サンプリング頻度は最大1秒間に16,000回にも上るんだとか。これによって周囲の状況や装着状態にリアルタイムで適応したノイズキャンセリングを実現しています。

ノイズキャンセリングの強さは、Xiaomi EarBudsアプリから調整可能。強さをスライドバーで自由に変更することはもちろんのこと、周囲の状況にあわせて自動的に強さを調整するアダプティブノイズキャンセリングにも対応。また、利用者それぞれの耳の状況に合わせてノイズキャンセリングのかけ方を調整するアダプティブノイズキャンセリングにも対応。騒音の大きい電車内などではノイズキャンセリングを強く、歩行中などは弱くすることで、ノイズキャンセリングが強くなりすぎて不快になることを防いでくれます。

実際に騒音の大きい電車の中で音楽を再生しながらこのノイズキャンセリングの性能を確認。前述したように本製品は耳への密着度が高いこともあり、パッシブでも一定程度のノイズを削減可能。これに加えてアクティブノイズキャンセリングを利用することで電車の走行音はかなり削減できているような感じ。地下トンネルを走っている状態であっても走行音やトンネルでの反響したガタガタという音、そしてモーターの音を効果的に削減。車内アナウンスが一部聞こえる程度のかなり静寂な環境を作り出してくれました。

新幹線で移動中に作業をしながら本製品を利用してみても、非常に静寂な環境を簡単に実現。周囲の音や走行音といったノイズを大幅に削減。個人的には他のこれまでレビューしてきたワイヤレスイヤホンと比べてノイズを削減できるレベルは高く、集中して作業をしたいときにはぴったりでした。

ペアリングはGoogle Fast Pairでスムーズ。Xiaomi EarBudsアプリでジェスチャーやノイズキャンセリングを自由に調整

Redmi Buds 6 ProはGoogleが用意しているBluetooth機器とAndroid端末を簡単に接続できる、Google Fast Pairに対応。充電ケースの蓋を開けて、ケースのボタンを長押しするとイヤホンがリセットされペアリングモードに移行します。ペアリングモードに入った状態では、近くのAndroid端末にはこのようにデバイス情報が表示され、”接続”ボタンを押すことで自動的にペアリングを完了させることができます。この簡単さは嬉しいところ。

接続が完了してからはイヤホンの設定を変更する場合にはXiaomi EarBudsアプリを利用。アプリ上ではノイズキャンセリングの設定や、ジェスチャー、オーディオ効果、その他の設定、ファームウェアアップデートなどの設定が可能です。

Redmi Buds 6 Proでは、左右のイヤホンをタップすることで再生を一時停止したり、次の曲へ切り替えたりするジェスチャー操作に対応。このジェスチャーについては、シングルタップ、ダブルタップや、スワイプでの操作についてそれぞれ設定を変更可能。デフォルトでは誤操作につながりやすいシングルタップはOFFになっていますが、機能を割り当てたり、他のジェスチャーもOFFにしてしまうことも可能です。自身が使いやすいように簡単に設定を変更できるわけ。

このほか、イヤホンを耳から外すと自動的に音楽再生を一時停止、耳に戻すと再生を再開する装着検出機能や、2台の端末と接続して利用できるデュアル接続(マルチポイント)、通話着信中にイヤホンを装着すると自動的に電話に応答する自動応答機能も利用が可能です。マルチポイントに対応しているので、PCとスマートフォンの両方にペアリングしておいて、普段はスマートフォンで音楽を再生しつつ、PCでWEB会議をする際には自動で切り替え、という使い方ができるため便利に利用できます。

オーディオ効果のメニューでは、耳の形や環境にあわせて音質を自動調整するアダプティブサウンド機能を利用可能。正直なところ本機能はON/OFF時の違いをあまり感じませんでした。オーディオバランス機能はイコライザー機能になっていて、低音強化/高音強化/音声増幅の3つのプリセットと、カスタムEQで音質を自由に調整することができます。

3Dオーディオ機能は、文字通り再生している音楽や音を立体的に再生できるサラウンド再生機能。LDAC接続では利用できないため、AACまたはSBCでの接続時に利用が可能。同じような機能は様々なメーカーの製品に搭載されていることが多く、眉唾ものであることが多いですが、本製品のこの機能は結構パワフル。音楽も動画も立体的なサウンドに切り替わり、臨場感のある音に仕上がっています。空気感を出せるように音をうまく強調するようになっていました。

手軽に手に入るハイパフォーマンスなノイズキャンセリングイヤホン

今回レビューしたXiaomi Redmi Buds 6 Pro。9,980円という購入しやすい価格でありながら、そこそこの音質と最大55dBの強力なアクティブノイズキャンセリング、立体的なサウンドを楽しめる3Dオーディオ機能を利用できるハイパフォーマンスなノイズキャンセリングイヤホンでした。フィット感の良さもあって、通勤や通学といった日常の移動や新幹線での長距離移動の際に静かな環境で音楽を楽しむのにもぴったりな製品でした。手軽にハイパフォーマンスなノイズキャンセリングを手に入れたいならぜひおすすめしたい製品です。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています