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【POCO M7 Pro 5G】3万円台でDimensity 7025-Ultraと120Hz AMOLED搭載の高コスパスマホXiaomi POCO M7 Pro 5Gハンズオン

先日POCOシリーズで初のUltraモデルに当たるPOCO F7 Ultraを日本で発売したXiaomiから、今度はミドルレンジモデルのPOCO M7 Pro 5Gも登場。4月3日から発売で市場想定価格は8GB+256GBモデルが32,980円(税込)、早割適用で29,980円(税込)から。POCOらしいコストパフォーマンスの高さが際立つ本モデルは、3万円台で5G対応や高性能を実現した製品です。そんなPOCO M7 Pro 5Gをハンズオンする機会があったのでご紹介します。

POCO M7 Pro 5Gのスペック

項目仕様
ディスプレイ基本仕様
6.67インチ AMOLED、2400×1080(FHD+)、最大120Hz、ピーク輝度2100nits、Corning® Gorilla® Glass 5

詳細
タッチサンプリングレート:240Hz(ゲームターボモード時2160Hz瞬間タッチサンプリングレート)、DCI-P3広色域対応、TÜV Rheinland低ブルーライト認証
CPUMediaTek Dimensity 7025-Ultra(最大2.5GHz)
GPU:IMG BXM-8-256
OSXiaomi HyperOS 1.0(Android 14ベース)
RAM + ROM8GB RAM(LPDDR4X) + 256GB ROM(UFS 2.2)
カメラリアカメラ
5000万画素メイン(ソニーIMX882、1/1.95インチ、F1.5、OIS、1080p/30fps)+200万画素深度(F2.4)
フロントカメラ
2000万画素(F2.2、1080p/30fps)
BluetoothBluetooth 5.3
USBUSB Type-C
NFC/おサイフケータイNFC対応 / おサイフケータイ非対応
バッテリー・充電性能5110mAh(typ)、45Wターボチャージ(45W同梱充電器付属)
重量190g
大きさ162.4×75.7×7.99mm
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac、2.4GHzおよび5GHz対応、Wi-Fi Direct対応
ネットワーク5G SA:n1/2/3/5/7/8/12/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78 5G NSA:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 4G FDD-LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 4G TDD-LTE:38/40/41/42/48 3G WCDMA:1/2/4/5/8/6/19 2G GSM:2/3/5/8
SIM 1 + ハイブリッド(SIMまたはmicroSD)

MediaTek Dimensity 7025-Ultraでミドルレンジのスペックを実現

POCO M7 Pro 5GはMediaTek Dimensity 7025-Ultraを搭載。6nmプロセスで製造されたオクタコアCPU(最大2.5GHz)とIMG BXM-8-256 GPUによってマルチタスクやゲームにおける性能を確保。Dimensity 7025-Ultraに関してはAntutuのスコアがWEB上で発見できず、無印版のスコアでは47~49万点ほどでミドルレベルの性能の様子。Ultraはそれよりも少し性能増と考えると50万点ほどと思うと良さそう。ゲーミングというよりは程々に使える性能です。

OSはAndroid 14ベースのXiaomi HyperOS 1.0を搭載。標準のRAMは8GB、メモリ拡張3.0技術によって最大16GBまでの拡張が可能です。また、ストレージはUFS 2.2の256GBでmicroSDの挿入での拡張にも対応しています。当日会場に展示されていたもののAndroidセキュリティアップデートは2024年11月1日でした。手元にあるXiaomi 13T(HyperOS 2.0.3.0)もセキュリティアップデートは同じだったので、Xiaomiの中では最新のものがあたっているようです。

同じ会場で先日レポートしたQualcomm Snapdragon 8 Eliteを搭載したPOCO F7 Ultra / F7 Proを触っており、それと比べるとPOCO M7 Pro 5Gはもっさり感が否めない印象。展示機にはゲームもインストールされていたわけではなかったので、これも試せていませんが、あくまでもミドルレンジのスマートフォンでした。

120Hz FHD+ AMOLEDディスプレイで鮮明かつ、スムーズな映像体験を実現

POCO M7 Pro 5Gのディスプレイは6.67インチFHD+(2400×1080)のAMOLEDを採用。画面占有率は92%、リフレッシュレートは最大120Hz、ピーク輝度は2100nits。DCI-P3広色域を100%カバーする8ビット色深度により、自然で豊かな色再現が可能です。ディスプレイの性能に関してはなかなかのもの。

タッチサンプリングレートはゲームターボモードをONにすると、2160Hz瞬間タッチサンプリングレートと、16倍解像度タッチを実現。レーシングゲームやFPSなどで素早い動作をする際には正確な操作が可能です。また、ウェットタッチ技術も搭載しており、水滴や油汚れがついてしまっていてもタッチ制度が落ちないようになっているようです。画面自体は第5世代のCorning Gorilla Glassでキズも防止する仕様になっています。

実際に画面を見てみても、確かに明るく鮮やかな画面が特徴的でした。低価格帯のスマートフォンの場合、ディスプレイの性能は落とされがちではありますが、この点はなかなか良い感じ。写真からも分かるように、ベゼル部分は、先日レポートしたPOCO F15 UltraやXiaomi 15と比べてみると太めな印象でした。フロントカメラはパンチホール型になっています。

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5110mAhバッテリーと45Wターボチャージで、ハードな利用もOK

POCO M7 Pro 5Gは5110mAhの大容量バッテリーを搭載。45Wターボチャージで、30分で60%以上充電することが可能。デュフ・スードの長寿命バッテリー認証を取得しており、1600回の充電サイクル後でも80%以上の容量を実現する耐久性の高さも確保しています。バッテリーの劣化を抑えるためにBattery Health 4.0も搭載。電力使用量を自動検出し、充電を最適化するというもの。また、利用者の充電習慣を学習することで充電を調整できるSmart Charging 1.0で充電の速度を調整してくれる機能も搭載しています。

光学手ブレ補正搭載5000万画素カメラで撮影性能の高さも魅力

カメラにはSONY IMX882、5,000万画素カメラを搭載。F1.5、1/1.95インチの大型センサーで明るい写真を撮影が可能。前世代に比べて光の取り込み量が29.8%向上しているとか。光学手ブレ補正(OIS)と電子手ブレ補正(EIS)のデュアル手ぶれ補正を搭載しており、写真や動画を撮影する際に安定した撮影が可能です。2倍光学グレードインセンサーズームによってズーム撮影においても鮮明な撮影を可能としているのもポイントです。

フロントカメラは2000万画素。グループセルフィー用の0.8倍自動ズーム機能も搭載しており、セルフィー時も快適なのも嬉しいところ。POCO Imaging Engineによって画質の最適化はもちろんのこと、消しゴム機能や、天気の変更、ボケの追加といったAI機能の利用も可能。ミドルレンジのスマートフォンながら5000万画素カメラにOIS、各種AI機能を利用できるわけです。

IP64防滴防塵と洗練されたデザインで実用性アップ

背面(画像下)がカーブしている様子がわかる

POCO M7 Pro 5GはIP64の防滴防塵使用。IP68を実現したPOCO F7シリーズに比べれば防水性能・防塵性能ともに落ちますが、日常利用において安心の耐久性を実現しています。雨の日くらいなら問題なく利用できるわけ。背面は4面がわずかにカーブした手に馴染む形状を実現しています。公称値では重量190g、厚さ7.99mmでそこそこの持ちやすさになっています。

デザインはグリーン、シルバー、パープルの三色展開。会場にはシルバーとパープルのみが展示されておりグリーンは確認できませんでした。背面のデザインは2/3くらいの場所で仕上げが変わる2トーンデザイン。岩石のような質感によって洗練された感覚を生み出しているのがポイントです。

スピーカーはドルビーステレオスピーカーを搭載。スピーカーモードで300%音量アップ機能を利用すると雑音の多い屋外環境でも没入感のあるメディア体験を楽しめる大音量での音声再生を楽しむことが可能なのも面白いところ。3.5mmステレオミニ端子も搭載しており有線でヘッドフォンやスピーカーにも簡単に接続可能です。指紋認証センサーは画面内二搭載、また顔認証にも対応します。

隙のない性能を実現しつつ早割価格で29,980円という安さを実現したハイコスパモデル

POCO M7 Pro 5Gは、Dimensity 7025-Ultraや120Hz AMOLED、5000万画素カメラ、5110mAhバッテリーを備えながらも、早割価格では29,980円、通常価格でも3万円台とかなりの低価格を実現した製品。XiaomiのゲーミングスマートフォンブランドであるPOCOから登場した、ゲーミングというよりはハイコスパ日常使いスマホとも言えるPOCO M7 Pro 5G。おサイフケータイ非搭載ですが、日常向けのスマホとしては良い選択肢と言えるかもしれません。

POCO M7 Pro 5Gの販売情報

項目POCO M7 Pro 5G
価格8GB+256GB:32,980円(早割29,980円、税込)
カラーグリーン / シルバー / パープル

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています