
忙しい生活日々の生活では常にスマートフォンやタブレット、ノートPCを外出先でも利用する場面が増えているはず。先日掲載した出張のときに便利なガジェット特集でも、持ち運びに優れた充電器をご紹介していました。当ブログでも多くの製品を紹介している中国・Xiaomiも日本で数多くの製品を最近は登場させており、Leicaカメラを搭載したスマートフォンXiaomi 14T Proは個人的にも最高の製品でした。本記事ではそんなXiaomiから現在登場しているモバイルバッテリー10機種を徹底比較。つい先日登場したばかりの212W出力モデルのXiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAhを始め、ライフスタイルに合わせた製品が登場中です。
【出張ガジェット特集】出張をもっと快適に!忙しいビジネスパーソンのための充電器やイヤホンなど最新ガジェット10選!
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Xiaomiのモバイルバッテリー比較表
製品名 | 容量 | 総合出力 | サイズ(mm) | 搭載ポートごとの出力 | 重量(g) | 販売価格(税込) | 製品ページ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAh | 25000mAh | 212W | 55.4 x 55.4 x 160 | USB-C1: 140W, USB-C2: 45W, USB-A: 120W | 630g | 12,980円 | https://amzn.to/4k8bvmt |
Xiaomi 33W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) | 10000mAh | 33W | 80.9 x 65.9 x 26.0 | 統合USB-Cケーブル: 30W, USB-Cポート: 30W USB-A:20W | 209g | 2,980円 | https://amzn.to/4gWDJ0y |
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) | 10000mAh | 165W | 143 x 48 x 36 | 統合USB-Cケーブル: 120W, USB-Cポート: 45W | 315g | 5,480円 | https://amzn.to/4ihplRp |
Xiaomi 7.5W Magnetic Power Bank 5000mAh | 5000mAh | 7.5W | 103.7 x 68.3 x 12 | ワイヤレス: 7.5W USB-C:18W | 135g | 2,870円 | https://amzn.to/43bVEx9 |
Xiaomi 20W Ultra Slim Power Bank 5000mAh | 5000mAh | 20W | 113 x 53 x 10 | USB-C: 20W | 93g | 2,651円 | https://amzn.to/4h21Vyu |
Xiaomi 22.5W Power Bank 10000mAh Lite | 10000mAh | 22.5W | 148.4 x 73 x 15 | USB-A1: 22.5W, USB-A2: 22.5W, USB-C: 22.5W | 227g | 1,280円 | https://amzn.to/41xJayH |
Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh (Integrated Cable) | 20000mAh | 33W | 127 x 70.5 x 30.5 | 統合USB-Cケーブル: 30W, USB-Cポート: 30W, USB-Aポート: 20.4W | – | 3,080円 | https://amzn.to/4khgAc0 |
Xiaomi 15W Magnetic Power Bank 6000mAh | 6000mAh | 15W | 104.8 x 68 x 15.1 | 磁気接続: 15W USB-C:18W | 227g | 4,280円 | https://amzn.to/439ufvG |
Xiaomi 18W Power Bank 30000mAh | 30000mAh | 18W | 154.5 x 72.3 x 38.9 | USB-A1: 18W, USB-A2: 18W, USB-C: 18W | 636g | 3,780円 | https://amzn.to/41oakH0 |
Xiaomi 22.5W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) | 10000mAh | 22.5W | 105.2 × 26.9 × 65.2 | 統合USB-Cケーブル: 22.5W, USB-Cポート: 22.5W, USB-Aポート: 22.5W | 230g | 2,180円 | https://amzn.to/41zsM0z |
Xiaomi Japanの足立氏(プロダクトプランニング部 本部長 安達晃彦氏)もXiaomiのモバイルバッテリーの俯瞰図を公開しているのでこちらも参考になるかもしれません。
最大212W出力の圧倒的なパワーを実現したXiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25,000mAh

これまでも多くのモバイルバッテリーをリリースしてきたXiaomi。ただ、ノートPCを外で持ち運んで仕事をすることが多い私にとっては今までのXiaomiのバッテリーのラインナップは歯抜けの印象でした。通常、ノートPCを充電するような場合には最低でも45W出力が必要ですが、2025年初頭に登場した165Wバッテリーまでこれを超える出力の製品が登場していなかったのです。以前は日本向けにも販売がされていたZMIのQB820などがここにあたっていましたが、今ではすっかり販売されなくなってしまいました。
今回登場したXiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25,000mAhは、そんなXiaomiのモバイルバッテリーのラインナップの最後の1ピースを埋めに行った印象のモデル。25,000mAhの大容量でノートPCを出先で充電するときにも十分な容量を実現、そして単一利用では140W出力に対応したUSB Type-C出力によって外出先でもノートPCを超急速充電することが可能。MacBook Proでも30分で40%充電できる急速充電性能を備えます。140W出力は28V/5A出力でUSB PD 3.1で規定された出力となっています。(同じXiaomiのノートPCのRedmi Book Pro 16 2024の140W入力は20V/7Aなのは何故….)

3ポートを同時に利用した場合であってもUSB Type-Cに120Wを維持しながら出力できるのも嬉しいところ。ノートPCに急速充電しつつ、スマートフォンや周辺機器も同時に充電する、という使い方が可能です。USB Type-Aでの120W出力についても記載がありますが、これはXiaomiの超急速充電対応スマートフォンに専用ケーブルで充電する場合に利用できるもの。そこまで出番は多くないと思われるので、ノートPCとその他を全部まとめて充電できる、と思うと良さそうです。
25,000mAhの容量のポイントは、飛行機にも問題なく持ち込めること。100Whを超えると国際線の場合、誓約書へのサインを求められたり、複数台の持ち込みに制限が加わる場合が多いですが、90.8Whの本機の場合その心配がなく持ち込むことが可能です。旅行や出張で長時間外で作業をしなければならない場面であっても本機ならOKというわけ。この容量なら機種によってはノートPCを1台満充電できるほどのため十分なはず。12,980円で販売中です。ただ同容量のINUI Power Bank P64(145W出力・25,000mAh)もレビューしているのでこちらも合わせて確認してもらえたら。
Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25,000mAhのスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | P03MI |
容量 | 90.8Wh 3.63V 25000mAh |
搭載ポート | 入力ポート: USB-C® 出力ポート: USB-A × 1、USB-C × 2 |
最大出力 | 212W(65W + 27W + 120W) |
最大入力 | USB-C(C1): 最大20V=5A |
各ポートの出力 | USB-C(C1): 5V=3A, 9V=3A, 11V=3A, 11V=6.1A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=2.25A, 20V=3.25A, 20V=4.5A, 20V=6A, 28V=5A, 最大140W USB-C(C2): 5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=2.25A, 最大45W USB-A(A): 5V=3A, 9V=3A, 10V=2.25A, 11V=6.1A, 12V=1.67A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=3A, 20V=6A, 最大120W |
同時出力時の出力(2ポート時) | USB-C(C1)+ USB-A(A): 65W + 120W(5PIN PDケーブル) USB-C(C1)+ USB-A(A): 140W + 22.5W(USB-A to Cケーブル) USB-C(C2)+ USB-A(A): 45W + 120W(5PIN PDケーブル) USB-C(C2)+ USB-A(A): 45W + 22.5W(USB-A to Cケーブル) USB-C(C1)+ USB-C(C2): 120W + 45W |
同時出力時の出力(3ポート時) | USB-C(C1)+ USB-C(C2)+ USB-A(A): 65W + 27W + 120W(5PIN PDケーブル) USB-C(C1)+ USB-C(C2)+ USB-A(A): 120W + 27W + 2.5W(USB-A to Cケーブル) |
各ポートの入力 | USB-C(C1): 5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 20V=3.25A, 最大20V=5A USB-C(C2): 5V=3A, 9V=3A, 12V=3A, 15V=3A, 最大20V=2.25A |
サイズ | 55.4 × 55.4 × 160mm |
USB Type-Cケーブル内蔵で手軽さが嬉しいXiaomi 33W Power Bank (Integrated Cable)シリーズ


Xiaomiから登場しているモバイルバッテリーのうち実に4モデルがUSB Type-Cケーブルを内蔵。そのうち個人的におすすめしたいのがXiaomi 33W Power Bank 20000mAh/10000mAH Integrated Cabel。どちらのモデルもUSB Type-Cケーブルを内蔵しており、別途充電ケーブルを持ち歩かなくてもスマートフォンを充電できる製品。どちらの製品も最大33Wの出力(相手先がXiaomiの急速充電機能対応のスマートフォンの場合のみ)に対応することでXiaomi 13T Proなら30分間で68%まで充電できる急速充電性能が魅力の製品。PCの充電には向きませんが、スマートフォンなら十分な速度で充電できるというものです。

10,000mAhモデルが8.09cm×6.59cm×2.6cm、20,000mAhモデルが12.7cm×7.05cm×3.05cmというサイズになっており、大きすぎないサイズに仕上がっているのもポイント。とりあえず鞄の中にこれを一つ忍ばせておけばスマートフォンをサクッと充電したい場面ですぐに充電をすることが可能というわけです。ケーブル内蔵型の機動性の高さと、10,000mAhモデルで2,980円、20,000mAhモデルでも3,080円という価格の安さが魅力的な製品。怪しいノーブランド品を買わなくてもXiaomiクオリティの製品が手に入るというわけです。
Xiaomi 33W Power Bank Integrated Cableシリーズのスペック
製品名 | Xiaomi 33W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) | Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh (Integrated Cable) |
---|---|---|
容量 | 10,000mAh | 20,000mAh |
搭載ポート | 入力ポート: USB-C® / USB-C内蔵ケーブル 出力ポート: USB-C / USB-C内蔵ケーブル | 入力ポート: USB-C® / USB-Cケーブル 出力ポート: USB-C® / USB-Cケーブル / USB-A |
最大出力 | 最大33W | 最大33W |
最大入力 | USB-C内蔵ケーブル(入力1): 12V⎓2.5A USB-C(入力2): 12V⎓2.5A | 入力1: 12V⎓2.5A 入力2: 12V⎓2.5A |
各ポートの出力 | USB-C内蔵ケーブル(出力1): 5V⎓3A, 9V⎓3A, 11V⎓3A, 12V⎓2.5A, 15V⎓2A, 最大20V⎓1.5A USB-C(出力2): 5V⎓3A, 9V⎓3A, 11V⎓3A, 12V⎓2.5A, 15V⎓2A, 最大20V⎓1.5A USB-A(出力3): 5V⎓3A, 9V⎓2.23A, 10V⎓2.25A, 最大12V⎓1.67A(Xiaomi製品のみ) | 出力1: 5V⎓3A, 9V⎓3A, 11V⎓3A, 12V⎓2.5A, 15V⎓2A, 最大20V⎓1.5A 出力2: 5V⎓3A, 9V⎓3A, 11V⎓3A, 12V⎓2.5A, 15V⎓2A, 最大20V⎓1.5A 出力3: 5V⎓3A, 9V⎓2.23A, 10V⎓2.25A, 最大12V⎓1.67A (Xiaomi製品のみ) |
各ポートの入力 | USB-C内蔵ケーブル(入力1): 5V⎓3A, 9V⎓3A, 12V⎓2.5A USB-C(入力2): 5V⎓3A, 9V⎓3A, 12V⎓2.5A | 入力1: 5V⎓3A, 9V⎓2.5A, 12V⎓2.5A 入力2: 5V⎓3A, 9V⎓2.5A, 12V⎓2.5A |
サイズ | 80.9 × 65.9 × 26.0mm | 127 × 70.5 × 30.5mm |
とにかくスリムな製品がほしいならXiaomi 20W Ultra Slim 5000mAh

あくまでも個人的な意見ではありますが、モバイルバッテリーが必要となるシーンというのは3つだと思っており、1つはPCなどの充電に使う場合。2つ目はスマートフォンなどを持って長時間外出するため、そこそこの容量と急速充電性能が欲しい場合、3つ目はとりあえず緊急用にトートバッグにでもバッテリーを放り込んでおいて必要なときに使う場合という感じ。本記事でもこの3パターンに従って1つ目では225Wバッテリーを、2つ目にはケーブル内蔵の33Wモデルを紹介してきました。最後のとりあえず持っておくという用途にご紹介したいのがXiaomi 20W Ultra Slim Power Bank 5000mAh。
この製品は他の製品が10,000mAhを超える製品なのに対して、5,000mAhと容量少なめ。相手先のスマートフォンにもよりますが、例えばXiaomiの最新モデルのXiaomi 14T Pro(レビュー)を満充電できるかといったらできない容量です。ただ、日々の外出時に予定していた食事などが伸びたり、ちょっと寄り道をした際にスマートフォンのバッテリーが心許なくなり、少し充電したい、という場合であればこの容量で十分なはず。要はとりあえず充電したいというニーズに応えるモデルです。

厚みはわずか10mmという超薄型サイズ。寸法は113mm×53mm×10mm、重量はわずか93gという軽量さを実現したモデル。ポケットの中に忍ばせるのも、小さいバッグに入れるのも余裕のサイズというわけです。表面処理はNCVM表面処理により滑らかでメタリックな光沢に仕上がっており、見栄えも良いモデル。出力は20Wでこれも最低限の急速充電ができるちょうど良さを実現しています。価格は2,651円と購入しやすい値段なのも嬉しい製品です。
Xiaomi 20W Ultra Slim Power Bank 5000mAhのスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | PB0520MI |
容量 | 19.4Wh 3.88V 5000mAh |
搭載ポート | USB-Cポート |
最大入力 | 5V⎓3A / 9V⎓2A |
最大出力 | 5V⎓2.4A / 9V⎓2.22A / 12V⎓1.5A |
各ポートの出力 | USB-Cポート: 5V⎓2.4A, 9V⎓2.22A, 12V⎓1.5A |
各ポートの入力 | USB-Cポート: 5V⎓3A, 9V⎓2A |
サイズ | 113 × 53 × 10mm |
動作温度 | 5℃~35℃ |
使い道に応じて最適なモデルを選んでもらえれば。コストパフォーマンスの高いXiaomiだからこそのラインナップ

ここ最近どんどん新商品を展開していくXiaomi。昨年10月のXiaomi 14T Proの発表会の頃を皮切りに、ハイエンド製品からミドル・ロースペックモデルまで、スマートフォンもスマートウォッチも、テレビも、そしてモバイルバッテリーも全方位で展開しています。気がつけば日本で展開しているモバイルバッテリーも10モデル目に。212Wモデルの投入によって、一通りの需要をカバーできるようになった印象でした。
本記事ではXiaomiが日本で販売している全10モデルから使い道に応じてのおすすめ製品を4モデルピックアップ。ノートPCを出先で充電したいという場合でも、ケーブル内蔵で持ち運びの際の手間を大きく減らしたものも、そして超薄型でどこにでも入れて持ち運べるモデルも、ぜんぶXiaomiでカバー。そして価格も購入しやすい低価格さが嬉しいところ。ぜひ、ぴったりなモバイルバッテリーを見つけてもらえれば。
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