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【TJC Xiaomi体験会】日本未発売品も続々登場!2万円の高機能スマートウォッチAmazfit Verge体験から空気清浄機、ドライヤーまで。TJCで開催のXiaomi製品体験会レポート!

日本市場でのスマートフォンの発売を宣言し、日本での注目が高まっている中国のスマートフォンメーカーの雄、Xiaomi(小米)。当ブログでもXiaomiのスマートフォンはもちろん、モバイルバッテリーから体重計、スマートホーム関連機器までありとあらゆる製品を購入し紹介してきました。そんなXiaomiの日本正規代理店として活躍しているのがTJC株式会社。今回はTJC様主催の、Xiaomi製品体験会に参加。最新のスマートウォッチであるAmazfit Vergeを始め、Xiaomiとそのエコシステムの製品を体感してきました。

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実はXiaomiだけじゃない。昔から日本の通信機器の裏側にいたのがTJC

今回のXiaomi製品の体験会に先立って、TJC株式会社の喜多取締役からTJCについて説明。コンシューマー向けでは、現在はXiaomi製品の取り扱いを行っている印象の強い当社ですが、実は設立自体は1982年と古く30年以上の歴史を持つ企業。

社名のTJCはTrustworthy Judicious Creativeの頭文字をとったもの。携帯電話周辺への参入も早く、ガラケー時代から通信キャリアとの付き合いも深かったとか。中国の工場との取引に長けており、キャリア向けのタブレットなども取り扱ったりもしていたメーカー。Xiaomi製品に関しては、当社の南京の事務所が窓口になったりと現地との強いパイプを活かして参入。現在ではXiaomi本体の製品だけでなく、ZMIやAmazfit、AMIRO、ZHIBAIといったXiaomiエコシステムのメーカーとも取引を拡大しています。

今回の体験会は、現在TJCが取り扱っているXiaomiや周辺メーカー製品を実際にその顧客に利用してもらうことで、取り扱う製品に対しての感想や意見を集めるのが目的。XiaomiのMiブランドを始め、Xiaomiの製品群は本国ではありとあらゆるものが展開されており、日本でも人気になるものを発掘するのには苦労しているとか。早速いくつかの製品を試してきたので、レポートしていきましょう。

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ディスプレイの美しさはピカイチ。2万円で通話もGPSでの記録もOK!Amazfit Verge

今回の体験会の目玉は、スマートウォッチブランドAmazfitから登場した最新の丸形スマートウォッチ、Amazfit Verge2万円という価格設定ながらフルカラーのAMOLEDディスプレイに、心拍数測定、GPSも活用した運動記録、電話の受発信、さらにAmazon Alexaまで搭載した何でもできるモデル。トワイライトグレー、ブルー、ホワイトの3色展開で、私はトワイライトブルーを試してみました。

トワイライトブルー

ムーンライトホワイト

Amazfit Vergeの本体は1.3インチのAMOLEDディスプレイの周辺も含めてシリコンの外装。ベルトは非常に柔らかく、腕につけてみても心地よいつけ心地を実現しています。重量はわずか46gと軽く、チタン製のスマートウォッチと比べ軽く気軽につけられるのがポイント。

ディスプレイの解像度は360×360と高解像度で、Amazfit Stratosのように一部が欠けているということもなく完全に円形で利用することが可能。AMOLEDのおかげで非常に明るく、また発色が良好で文字盤の確認も容易にできるのがポイント。

全体がシリコン製のせいか価格的にも上位モデルの位置付けにあたるAmazfit Stratosと比べるとチープ感が若干感じられます。Stratosの場合は一目見ると普通の腕時計とも見間違える仕上がりですが、本モデルは丸型ではあるもののスマートウォッチであることは隠してない感じ。その代わり余計なボタンや装飾が抑えられ、カジュアルでミニマルな仕上がりともいえ、カジュアルな服装にはあいそう。ここは、好みとTPOに合わせて使い分けもできそうです。

背面には心拍数センサーも搭載。Amazfit Vergeでは24時間の心拍数測定にも対応。今回は実際に心拍数測定も試してみましたが、スピードは他のMi BandやAmazfitと同じくらいで十数秒といったところ。運動時の効果の測定には、心拍数測定は切っても切れない関係があり重要なところ。

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スマートウォッチに一番求める機能はスマートフォンの通知の同期機能。Amazfit Vergeは日本語の通知の表示にもバッチリ対応。通知が入った段階で通知音とバイブで伝えてくれ、同時にアプリのアイコンと内容が表示。ひと目で何の通知が来たのか確認できます。

また、本体に搭載したスピーカーとマイクを利用して本体から直接電話をかけたり、受けたり、そのまま通話をすることが可能。低価格帯のスマートウォッチでありながら、Huawei WatchといったAndroid Wear搭載のスマートウォッチと同等のことができるわけ。

ただ、いくら通話できると行っても、傍から見ると腕時計に向かって叫んでいるような図になってしまうため、実際に使う場面は限られそう。日本国内でBluetoothイヤホンやヘッドフォンでの通話が流行らないのと同じです。

Amazfit VergeはなんとAmazon Alexaを搭載。Amazfitアプリ上からAmazonアカウントとの連携を行えばそのままAlexaが利用可能に。VergeをWi-Fiに接続している場合はスタンドアロンでの動作も可能ですが、基本的にはスマートフォンの回線を経由して利用することになり、応答速度は遅めになるのが難点。

Amazon Alexa有効化時は本体横のボタンを押すことですぐに起動。あとは通常のAlexaと同じように天気を聞いたり、スケジュールを聞いたり、Alexaに対応しているスマートホーム機器を動作させたりと自由自在。自宅のエアコンはAmbi Climate経由でAlexaにも接続しているので、これからは腕時計に話しかけるだけでエアコンをつけたり消したりできるようになります。

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スマートウォッチとしてのAmazfit Vergeの機能に注目してきましたが、活動量計としても優秀。12種類のスポーツモードと、GPSへの対応により屋外でのランニングも正確に記録。消費カロリーや運動の質も教えてくれるわけ。実際にAmazfitシリーズで運動をした結果は、Amazfit Stratosとダイエットに取り組んだ記事でご紹介しているのでぜひご参照頂ければ。

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今回TJCで触ってきたAmazfit Verge。2万円という価格ながらスマートウォッチとしても、活動量計としても文句なしの性能を持った商品でした。この他にもアラーム機能やストップウォッチ、単体での音楽再生機能(本体スピーカー or Bluetooth出力対応)などAndroid Wearほどではないにせよ多彩な機能を搭載。

画面の見やすさも、デザインのカジュアルさも、本格的なスマートウォッチデビューをしたいという方には最高のモデル。個人的にはAmazfitの上位シリーズ、Stratosの最新版であるAmazfit Stratos 3の取り扱いをして欲しいところ。Vergeシリーズも良いですが、常時点灯可能な反射型液晶も魅力的なんです。

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日本未発売のXiaomi製品が続々!どれも魅力的で欲しくなります

お蔵入りになった空気清浄機

モバイルバッテリーやMi Notebookも展示

会場にはすでにTJCで国内向けの取り扱いが始まっていたり、取り扱いをしようとローカライズまで済ませたものの、結局お蔵入りになった製品などが各種展示。Xiaomiエコシステムの一つである美容機器メーカーのAMIROの化粧用の鏡はまもなく発売開始だとか。


逆に日本向けに100V対応、アプリの日本語化などを済ませたものの、結局お蔵入りになってしまった空気清浄機も展示。お蔵入りになった理由は、フィルターの交換期間の問題だとか。空気の汚い中国での仕様を想定したフィルターの交換期間(半年)では、日本では厳しいというのが量販店からの注文。アプリ上での表示を国別にするわけにもいかずお蔵入りになってしまったそう。高機能でありながら値段は十分安くもったいない製品です。


その他にはTJCでは取り扱いをしていないXiaomiのノートPC、Mi Notebookシリーズも展示。Mi NotebookシリーズやMacbookの充電にも対応したモバイルバッテリー、ZMI QB820を始めZMIやXiaomiのモバイルバッテリーも展示中でした。

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もう一つお蔵入りになってしまった製品は炊飯器。これも、ラベルの日本語化をはじめ日本向けのローカライズを行ったものの発売に至らなかったもの。Xiaomiの炊飯器は三洋の炊飯器でおどり炊きの開発に携わった内藤毅が参画しており、炊きあがりの品質も抜群。そんな高性能なモデルですが、結局発売はされませんでした。理由は不明ですが、これも惜しいですね。そもそも空気清浄機も、炊飯器も個人輸入をする場合は220V版しかないため昇圧機がないと日本では利用できないため、お蔵入りとなると日本で使うのは非現実的なんです。

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1分間に10万回転の風量を誇るZHIBAI HL9

ピンク色がきれいなモデル。ヘッド部はマグネットで着脱可能で2種類同梱

電圧というローカライズの壁を乗り越えて日本向けの発売がまもなくというレベルになっているのが、Xiaomiエコシステムの中でも美容機器を展開するZHIBAI。どう見ても某社製の超高性能&高価なドライヤーの形をしたヘアドライヤーを展示中。このヘアドライヤーも私自身前々から興味を持っていましたが、個人輸入できるのは220V版のみ。とてもではないですが、日本では利用できない製品でした。

今回はZHIBAIのドライヤーを上位モデルからエントリーモデルまで4種類100V対応させたものを展示。最も高い製品は某社のように圧倒的な風量で髪を乾かすタイプ。なんと、1分間に10万回転することで、通常のドライヤーの5,6倍の風量で髪を乾かせるとのこと。それでいながら価格は2万円強の予定とか。

その他にも、ノズル部分がマグネットで着脱可能で、鏡に簡単に磁力で取り付けられるモデルも展示。デザイン性もよく、しかも高機能なドライヤーが手頃な価格で手に入るのは嬉しいところ。年内の発売を目標としているため、クリスマスプレゼントにも良いかもしれません。

セグウェイを買収したNineBot製品も試乗会を実施

スマホマホ氏

Ninebot miniLite

会場にはセグウェイを子会社に収めている、小型モビリティ機器メーカーNinebotのNinebot mini Liteも展示。今回はその拡張キットであるNinebot gokartも展示。専用のキットをNinebot mini Liteに取り付けると、ゴーカートに変身するもの。最大時速はゴーカートでも、通常使用でも24km/hと自転車並のスピード。ゴーカートモードでは、スマホマホさんがノリノリで試乗されていました。

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ゴーカートモードも、通常のNinebot Mini Liteとしても試乗。実は私自身は千葉県・柏市の柏の葉キャンパスの街づくりイベントの一貫でセグウェイに乗ったり、ナインボットの国内正規代理店であるオオトモ様のイベントでNinebot Eliteの試乗経験はあったものの持ち手のないタイプは初めて。なかなか難しかったものの、使いこなせて、かつ公道も走れたら便利なんだろうなという印象。

TJCでは、倉庫や工場とのパイプの強さを活かして、大型物流倉庫などへの売り込みができないかと考えているとか。ただし、現在はセグウェイ、ナインボットともに国内に正規代理店がある状態であり、TJCがナインボット製品を国内向けに売り出すことができるかは未知数です。

※試乗は当社の敷地内並びに私道のみで実施し、公道での走行はしておりません。なお、セグウェイならびにナインボット製品は道路交通法上の小型特殊自動車に該当し、管轄警察署・自治体の許可無くナンバープレート、方向指示器等の取り付けがなされていない状態で公道を走行することはできません。また、公園などでの走行も条例その他の規則によって制限されております。

Xiaomi(小米)の製品群、どんどん欲しくなります

今回TJCで試してきたXiaomiエコシステムの製品群。頻繁に中国に行って現地の小米之家に立ち寄っている私自身にとっても初めての製品がたくさん登場。TJCの良いところは、そのXiaomiの製品から厳選した商品を日本で「使える」ようにローカライズしつつ、Xiaomiの安さも保ってくれるところ。

TJCでは今後も定期的にユーザーの声を聞くイベントを開催していきたいとか。今回紹介したXiaomiエコシステムの製品は、まだまだその一部。ぜひ、次回開催の際には読者の方も参加してみるのも良さそうです。

Xiaomiのスマートフォンの日本上陸に関しては詳細不明

突如登場したXiaomi Japan公式アカウント
なお、今回の体験会の直前にXiaomiのスマートフォンの日本への投入が発表。TJCの喜多氏も「報道で知った」というように、家電部門の代理店ですら事前に知らなかった日本参入。Xiaomiにとって日本と韓国の市場は世界の他の国とは異なり、Xiaomiが直接参入するのではなく周辺機器を代理店経由で販売するところから市場参入をしているとか。Xiaomiの数ある部門のなかでも、スマートフォン部門は雷CEOが直接指揮している部門であり、絶対に失敗できないというのが他の部門の製品を代理店が扱えるのとは異なるところなんだとか。
スマートフォンを投入するにあたり、すでに取引のある代理店経由となるのか、それとも小米日本合同会社を現地法人として参入するかは不明とのこと。OPPOのように、音楽部門の代理店がOPPO Japan設立に協力し、取締役を送り込んでいるというわけでもないため、完全に詳細は不明。今後どうなっていくか気になるのは我々もTJCも同じようです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています