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【Amazfit Helio Ring】心拍数も血中酸素飽和度も睡眠状況に皮膚電気活動でのストレス計測もできるスマートリング、Amazfit Helio Ringレビュー【PR】

日常的に運動をする方や、アスリートの方、もしくは日々の健康状態を精緻に捉えたい方にとって便利なソリューションなのがスマートウォッチ。心拍数や血中酸素飽和度を計測して体の状態を常に確認できることで健康維持の一助になっています。ただ、スマートウォッチは睡眠時には邪魔になったり、体との間にすき間ができて完全に精緻な情報を取得できるわけではありません。

より細かな体の状態を計測し、トレーニングの負荷から睡眠の質、メンタル面までをカバーできる最高のソリューションとして、これまでスマートウォッチを多くリリースしていたAmazfitから新たなスマートリングが登場。Amazfit Helio Ringです。

Amazfit Helio RingはAmazfitから初めて登場したスマートリング。Helio Ringは単体で心拍数や血中酸素飽和度の測定に対応したスマートリング。睡眠時には安静時心拍数とHRV(心拍変動)も自動的に記録し、体の回復度合いを計測可能。また、皮膚電気活動を用いて精緻なストレス計測を実現しており、メンタルの健康度合いも簡単に把握できるようになっています。

チタン合金で高級感と、軽量さを実現したデザイン。薄型のデザインで着けやすい仕上がり

パッケージはAmazfitの通常のスマートウォッチと同じような白ベースのシンプルなデザインに。時計ではなくリングが大きく描かれているのがちょっと不思議な印象です。パッケージは開けるとまさに指輪入れのようにパカっと開くかたちで収納されていました。同梱品は充電用のワイヤレス充電スタンドと、Helio Ring本体、そしてUSB Type-Cケーブル、説明書です。

充電スタンドはUSB Type-C接続。旅行のときに持ち歩いたりする際に、この充電スタンドだけを持っていけば他のUSB Type-Cケーブルに差し込むだけで良いので、かさ張らずに済むのがグッド。また、Amazfitの製品としては初めて外部端子を利用せずにスタンドにHelio Ringに置くだけで良いワイヤレス充電を採用。どの向きで置いても良い、というわけではなく向きは合わせる必要がありますが、端子との接続状況を確認しなくても良くなったので充電時のストレスも減らせる印象です。

Helio Ringの重量はわずか3.8g。通常の指輪(プラチナ製)がおおよそ3~5g程度ということを考えると、だいたい同じくらいの重量と言える感じ。手に持ってみてもその軽さに驚かされます。この軽さのおかげで長時間つけていても重さを感じることなくつけておくことができます。

スマートリングならではの厚みと、人差し指への装着で少し邪魔になるかも

実際に装着してみた感じが上の写真の感じ。私の場合左手の薬指の指輪で、浮腫んでいない状態の大きさが17号というサイズ。人差し指に装着する場合はHelio RingのMサイズにあたる20号がちょうどぴったり指にはまる印象でした。人差し指は、薬指に比べると節が付け根とサイズが大きく変わらず、取り外しは難なくできる感じです。

このHelio Ringをつけた状態でスマートフォンを持ったり、キーボードを操作する、という分には全く気にならない印象。拳を握っても圧迫感もそこまで無く、オフィスワークや運動をする、といった場合にはちょっと大きめの装飾品、というイメージで利用することができました。

PCユーザーの方に注意してもらいたいのがマウスの操作。右手で通常マウスを操作すると思いますが、マウスの左クリックをするときにはガンガン当たって正直邪魔という印象。PCでマウスを使うときには左の人差し指につけておくとベターです。

また、洗い物をしたり包丁を使うときといった台所仕事でもガンガン当たるので要注意。本機は10ATMの防水性能を確保。水深最大100mまでの防水性能で、水しぶきなどが当たる食器洗いでも問題なく利用可能。また、チタンを採用したことで傷も付きづらいので台所仕事でも、洗顔でも問題なく利用できますが、邪魔なときは邪魔なのでその際にはちょっと外しても良いかもしれません。ただ、私の場合は2週間ほどつけていたら慣れてしまいました。

身体の状態のスコアを簡単に確認できるようになったスマートフォンアプリ、Zepp Health

Amazfit Helio Ringから収集する身体の情報は、Amazfitのスマートウォッチで利用しているスマートフォンアプリ、Zepp Healthで管理。Zepp Health上から機種の追加を選択すると、スマートリングの項目が用意されており、あとは画面の指示に従えばペアリングが可能。

ペアリングが完了したら、そのまま健康モニタリングの設定画面も表示。自動心拍数モニタリングや高心拍数アラート、睡眠モニタリングや呼吸の質の計測、ストレスのモニタリングに血中の自動計測機能も一気にONにすることが可能です。後述するように、電池持ちがそこそこ良いので可能な限りすべての計測機能をONにしておくとベターかと。

すでにAmazfitのスマートウォッチを持っている場合には、スマートウォッチとこのHelio Ringから収集したデータをAIで組み合わせてデータの精度を高める”AIデータヒュージョン”機能も利用可能。2台で同時に計測したらデータが無駄になってしまうという心配があっても、Amazfit Helio Ringなら心配ありません。

スマートリングであってもファームウェアのアップデートが用意されているのもポイント。これまでMi Bandから含めれば10年近くスマートウォッチを作ってきたAmazfitだからこそのソフトウェア開発力で、データ計測の最適化を随時図ってくれます。最後にはスマートリングの正しい装着方法も確認できるようになっていました。

Zepp Healthアプリは、以前レビューしたAmazfit T-Rex 3(レビュー)のときに紹介していたデザインから、大幅にアップデート。自身の身体の状態やコンディションをスコアリングしたレディネスと、コアメトリクスを中心に、Zepp Healthが分析した体の状況を示してくれるデザインに仕上がっています。安静時心拍数や、心拍数の変動(HRV)などただの時間に限らないデータを重視している印象です。

この他、心拍数の状況と血中酸素濃度から算出したハートヘルスや、歩数の状況、消費カロリーについても計算。カロリーは、安静時消費(基礎代謝)と活動消費の合計を示してくれます。皮膚電気活動を計測して算出したストレスレベルや、運動強度を示すPAI、Xiaomi 体組成計で計測した体重も統合管理できます。

リニューアルされたZepp Healthでは、概要、準備完了(=レディネス)、睡眠、努力の4つのタブでHelio Ringなどから収集したデータを分析。”準備完了”のタブでは、身体やメンタル、安静時の心拍数や睡眠時の呼吸の状況と皮膚温度のデータを組み合わせて算出したレディネススコアについて解説。メンタルの回復度合いもグラフ化してしめしてくれます。

睡眠タブでは睡眠時間はもちろんのこと、睡眠の規則性や日々の睡眠における深い睡眠の時間、レム睡眠の時間などを踏まえて、睡眠状況についてもスコアリングを実施。また、Zepp Healthが提供する睡眠分析AIサービスのZepp Auraが睡眠状況をもとに作成したアドバイスも表示してくれます。このカード型のアドバイスを超える内容については有料版のZepp Auraの契約が必要ですが、この内容でも結構十分な分析を提供してくれている印象です。

Zepp Healthは睡眠の時間だけでなくその規則性を重視しており、過去7日間での睡眠の規則性のグラフを用意して、どのような睡眠のとり方をしていたかを示してくれます。また、呼吸の状況や心拍数についても可視化してくれるのもポイントでした。

【Amazfit Zepp Aura】睡眠状況を分析してくれるAIが登場。Amazfitスマートウォッチで利用できるZepp Auraを試してみた

なお、意外と電池持ちも良いのも特徴かも。心拍数計測や血中酸素飽和度、ストレスに睡眠計測機能を一通りONにした状態でも丸一日利用したあとのバッテリー残量は67%。一日で約35%ほどのバッテリー消費で、充電しなくてもまる2日くらいなら使えそうなレベル。これならちょっと一晩宿泊するような場合でも安心して使えそうです。

肌に密着するからこその精緻な運動計測を実現。スマートフォンと組み合わせて4種類の運動計測を実現

Amazfit Helio Ringでは、日常的な心拍数や血中酸素飽和度、睡眠状況の計測分析に限らず運動についても計測を可能としています。ただ、Helio Ring内には運動計測のトリガーも、GPSも搭載していないため計測時にはスマートフォンアプリから運動モードを選択することで計測を開始できるようになっています。

運動待機モードに入ったらスマートフォン側でGPSを起動して、Helio Ringで収集する情報とGPSの情報を組み合わせて計測を開始。スマートフォン側ではリアルタイムで距離や速度、心拍数といった情報を確認でき、スマートウォッチでの計測と遜色ないレベルで計測ができます。

実際に屋外でサイクリングしたときの様子をHelio RingとZepp Healthアプリを組み合わせて計測。GPSはスマートフォンのGPSを利用していることもあって精度は十分。速度や心拍数、心拍ゾーンについても一通り計測してくれ、運動の成果を簡単に確認できるようになっていました。

日々の運動状況をもとに、”努力”の状況をトップページの”努力”ページで計測したうえで表示してくれるのもポイントかも。毎日の中でどれだけ運動をしている状況がベストなのかを100%表記で示してくれます。毎日どれくらい運動をしているのかというのをひと目で確認できるというのはモチベーションの維持にもつながって良さそうです。

常につけていられるスマートリングでもっと正確に身体の状態を把握するならHelio Ringが良さそう

今回ご紹介したAmazfitのスマートリング、Amazfit Helio Ring。後発で登場したスマートリングのため、すでに身体活動の計測分野で先行しているスマートリングに比べると、知名度の面で劣るものの、心拍数、血中酸素飽和度、皮膚電気活動を通じたストレス計測など多くの計測機能を備えた高機能な製品でした。

Amazfitのスマートウォッチを利用している場合は、スマートウォッチで計測したデータとHelio Ringで計測したデータの2つを組み合わせてより高精度なデータを作成できるのもポイント。日中はスマートウォッチと本製品でデータを収集して、就寝時はスマートウォッチを外してHelio Ringだけで計測、という組み合わせの幅の広さも魅力。49,900円という手頃な価格設定も嬉しい製品で、もっと身体の状態を管理できるようにしてみてはいかがでしょう?

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています