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GearBestのHuawei Mate 8をまともに使える国際版ROMに入れ替えます

先日Geeklesにてフォトレビューを投稿したHuawei Mate 8ですが、その記事の最後

GearBestから提供していただいたものは、Chinaunicom版でROMの制限が厳しく一部のアプリが動作しない、ブロックされており若干使用するには不便がありますが、今後直していきたいと思います。

と、記載していたのにお気づきでしたでしょうか…?一体、どういうことなのかといえば、聡明な読者の皆様はお気づきのように、Google系のアプリー例えばinbox by GmailやGoogle Nowを始めとするGoogle系のアプリケーションがことごとく上手く起動しなかったり、強制終了する自体が発生していました。更にはAntutuベンチマークやGeekBenchを始めとするベンチマークまで弾かれてしまい、ファースト・インプレッションをとてもではないが投稿できないーそんな事態となっていました。それで、Geeklesにはフォトレビューでお茶を濁していたわけです。

せっかくGearBest様からは非常に高価なスマートフォンを提供していただいたのですから、まともに使えるようにしたい!と思うのは当然の感情で、今回はROMを強制的に国際版の最新版に上書きしてしまうことにしました。今回はこの方法を日本語で解説していきましょう。





用意するもの

今回のROM強制上書き作戦では、TWRPをmate 8にぶち込み、その後国際版ROMをぶち込むという作戦です。幾つかの準備が必要になります。まず、用意するものを確認しましょう。
・4ユーロ(私はPaypalで支払いました)
HiSuiteのインストール(詳細は割愛しますが、先にインストールしてください)
・DC-Unlocker
・ADB(詳しくはこちら
・国際版ROM(こちらからNXT-L29C185B320でも落としておいてください)
・USB OTGケーブル
・USBメモリ(FAT32でフォーマット済み・2GB以上)
・TWRPのファイル(こちらからDL)
重要:当サイトでは私あーるが実際に試した手順をそのまま記述するようにしていますが、この手順を踏んだことによって起きたトラブルや損害に関して、あーるは一切責任を負いません。その旨をご了承いただいている方のみ以下の手順を試されるようお願いいたします
この方法では本体のストレージを直接書き換えます。失敗した場合などは最悪起動しない文鎮化することがありますので、また、作業の際には最新の注意を払うようにして下さい
作業時には本体のバッテリーは60%以上の残量のあることが推奨されています

実際に作業していきます

XDAを覗いてみるとSRK Toolなるものもリリースされているようですが、私は試せなかったためこれがどう動くかは分かりません。試したい方はこちらもどうぞ。
さて、今回使用するのはDC-Unlockerというツールです。これを使用してbootloaderをアンロックし、TWRPのぶち込みを行います。
なお、今回の作業は
を参考に行っています。

DC-Unlockerパート

まずはDC-Unlockerを使用してブートローダーのアンロック用のコードをゲットします。
https://www.dc-unlocker.com/buyから、DC-Unlockerのクレジットを4クレジット購入します。また、合わせてDC-Unlockerもダウンロードします。
支払いにはPayPalを始め各種クレジットカードやビットコインが使用可能です。価格は4クレジットで4ユーロです。およそ400円強です。立ち食いそばできつねそばでも食べたと思えば十分です。
ひとまず、DC-Unlockerを起動し、ログインしておきましょう。
その後、huawei mate 8をPCに接続します。接続前でも後でも構わないので、mate 8上で”*#*#2846579#*#*“に電話をかけます。(上のスクリーンショットは合成です。実際には、最後の*で自動的にメニューに移行します)
表示されたメニューの、”1,Background Settings”から”2.USB Port Settings”を選択、その”Manufacture Mode”を選択します。
そうすると、自動的にPCにドライバーがインストールされます。HiSuiteも起動しますが、閉じて構いません。
DC-Unlockerの右側のメニューで製造元を”huawei phones”にし、モードを”Auto detect”もしくは”Huawi Hisillicon Kirin Android”に設定し、虫眼鏡ボタンを押します。
スクリーンショットの様に、IMEIやシリアル、MACアドレスなどが表示されます。
その後、右側の”Unbocking”メニューから、”Read bootloader code”を押します。
そうすると、スクリーンショットの様に、コードが表示されます。(モザイク部)
このコードをメモ帳などに貼り付けてとっておきます。

ブートローダーをアンロック

mate8をブートローダーモード(電源キーとボリュームダウンキーを長押ししながらPCに接続)で立ち上げ、PCに再接続します。
ADBを立ち上げ、

fastboot oem unlock (先ほどのbootloader code)

でエンターです。
スクリーンショットでは既にアンロック済みなのでエラーになっていますが、実際にはうまくいくはずです。
この際にmate 8では、ブートローダーのアンロックに関してのメニューが出るので、ボリュームアップでYesを選択します。
その後、スマホ内のすべてのデータが削除されます。

TWRPぶち込み

最初の準備段階でADBと同じフォルダーに入れておいたTWRPのファイルを、mate 8に送り込みます。今度は、ADBで

fastboot reboot

でファーストブートモードにし、

fastboot flash recovery TWRP-2.8.7.0-ENG.img

でTWRPを焼き込みます。

国際版のStock ROMの焼きこみ

TWRPを起動(電源キーとボリュームアップキー長押し)させます。
ダウンロードしていたStock ROMを焼き込みますが、Huaweiのスマホは内部ストレージがデフォルトで暗号化されており、TWRPからは内蔵ストレージを参照できません。
なので、今回はUSB OTGで接続したUSBケーブルにROMのZIPをいれて、そこからインストールします。
インストール画面は、まぁ、分かるかと思いますので割愛します。

インストール成功です

無事、インストールに成功しました。
EMUIはVer4.1になりました。最高です。
実際の使用感等については今後投稿していきたいと思いますが、EMUI 4.1使いやすいですね、これは良いです。



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2 コメント

  1. はじめまして。お手数ですが、TWRPで焼き込む手順をもう少し詳しく教えていただけませんか?

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています