ガジェット レビュー

【Xiaomiポータブルフォトプリンター Pro】13dpi高解像度・ARフォト対応で友達との思い出を1分で鮮やかにプリント。Xiaomi ポータブルフォトプリンター Proレビュー【PR】

友達を誘ってどこかに出かけるという行楽日和な週末が続く季節。登山に行ってスマートフォンやカメラで写真を撮影しても、LINEやGoogleフォトで共有するだけ、ということは多いかと。もちろん、その場でスマートフォンやタブレットで写真を見ても楽しいですが、せっかくなので印刷して手元に持っておくなんてことも楽しいかなと。今回はXiaomiから登場しているXiaomiポータブルフォトプリンターProをメーカーよりお借りしてレビューします。

Xiaomi ポータブルフォトプリンター Proは、その名前の通りどこでも手軽に写真を印刷できるフォトプリンター。313dpi・1,677万色の広色域をカバーする昇華型印刷テクノロジーによって撮影した画像をきれいにプリントすることが可能です。印刷する前にクリエイティブフィルターで写真を加工することも可能。また、フォトステッカーに印刷すれば簡単にシールとして好きなものに貼り付けて使うことも可能で遊び心のある製品に仕上がっている製品。約15,800円でAmazonにて販売中です。

Xiaomi ポータブルフォトプリンター Proのスペック

項目Xiaomi ポータブルフォトプリンター Pro
印刷テクノロジ昇華型印刷
印刷解像度313×313dpi(最高解像度モード)
プリンター用紙サイズ2×3インチ(50×76mm)
印刷速度約1分/枚
プリンターの正味重量約308g
用紙トレイ容量普通フォト用紙:10枚 フォト用紙ステッカー:5枚
ARフォト対応
Bluetoothマルチ接続対応(最大3人同時接続、Xiaomi Homeアカウント必要)
備考– 313×313dpi:縦横いずれも1インチあたり最大313ドット
– デバイス共有時は最大3人まで同時接続可能

ポケットにも入れられる小型サイズで、アウトドアシーンにそのまま持っていける

ますはパッケージと同梱品から確認。パッケージは製品を利用している様子の写真を載せたシンプルな仕上がりに。同梱品は説明書のみと非常にシンプルです。説明書の横に写っているのはインクカートリッジで、フォトペーパーを購入すると付属するようになっています。たくさん印刷するとペーパーが足りなくなりますが、インクカートリッジをペーパーに付属させてくれるのは有り難いポイントです。説明書は日本語でも詳細に記載されています。

本体のサイズは非常にコンパクト。プリンターと言いつつも、手で簡単に持てるサイズ感になっていて、ポケットにも入れられてしまう大きさといったところ。本体には充電用のUSB Type-C端子を備えます。前面には印刷した写真の出力口がありました。

側面にはインクカートリッジの交換口を用意。また裏側には専用のフォトペーパーの用紙トレイが準備されています。用紙トレイの最大容量は通常の写真用紙で10枚、シール付きの写真用紙の場合は5枚と少なめ。複数人で出かけて写真をたくさん印刷する場合には、シール付きのステッカータイプの場合は用紙トレイの中身だけでは足りなくなると思われるので、別途写真用紙は持ち歩いたほうが良さそうです。

印刷は1分ほどで完了。Xiaomi Homeアプリでその場で編集、印刷を可能に

ポータブルフォトプリンター Proに写真を送信したり、写真を編集するのにはXiaomi Homeアプリを利用。フォトプリンターはスマートホーム機器の一つ、という立ち位置のようです。Xiaomi Homeとフォトプリンターの接続はプリンターを起動した状態でXiaomi Homeを起動すれば簡単に認識して行うことができました。

写真を印刷したいときには、”写真印刷”から進んでいくだけ。スマートフォン内の写真を選択すればすぐに印刷することが可能です。印刷プレビューが表示されるので、このまま右上のプリントボタンを押せばプリンターに写真を転送して印刷を開始してくれます。なお、ギャラリーアプリから共有先で”Xiaomi Home”を選択しても直接プリント画面に遷移させることも可能でした。

この印刷プレビューの画面でフレームを追加することが可能。Xiaomiのスマートフォン(Xiaomi 15T Proなど)ではおなじみのデバイスパラメーターの入ったフレームを簡単に追加することが可能です。デバイスパラメーター自体はXiaomiのスマートフォン以外でも読み込めるようで、Zenfone 12 Ultraで撮影した写真であれば”Shot on ASUS”の文字と、撮影情報をきちんと認識することができました。ここで表示される文言は任意の文言に変更することも可能。地名や日付にしたりしても楽しそうです。

明るさやシャープネス、コントラストなどの写真編集機能も搭載。また、フィルターも色々な種類を選択できるようになっており、印刷する前にひと味違う味わいのある写真に仕上げることも可能です。先程のデバイスフレームについても、カメラ名や撮影設定を自由に変更することができます。

印刷を開始する画像データをプリンターに転送して印刷を開始。データ送信から印刷開始、そして印刷完了までは約1分20秒ほどの時間がかかる印象。一昔まえは家に置いていたようなインクジェットプリンターなどで写真を印刷する、というときも1分近くかかっていた記憶もあるので、あまり違和感があるスピードではない印象です。

Xiaomi ポータブルフォトプリンター Proは昇華型印刷によってフォト用紙に写真を印刷。この昇華型印刷では複数の色を重ねてプリントしていくようになっており、一度黄色のみをプリントしてフォト用紙が出てきて、それをもう一度別の色を重ねてプリント、というのを4回ほど繰り返して印刷が完了します。

印刷中のアプリでの画面表示も実際に印刷している色に合わせて表示されるのは遊び心がある感じで好印象。印刷の進み具合はもちろんのこと、どのような状態なのかというのもひと目で確認できるので分かりやすいとも感じました。

実際に印刷した画像を見てるとなかなかの画質に仕上がっている印象。ラミネート加工もされているため、ちょっとした水濡れでもインクが滲まないのもインクジェットでの印刷と比べてもグッドです。色合いも元の画像に忠実な印象で、侮れない品質でした。少しシャープ気味な印刷にはなっているものの、くっきりとした仕上がりになっており個人的には十分良いかなと思いました。

友達といっしょに登山へ。その場で撮影した写真を印刷して盛り上がれる

今回は山梨県の名勝、昇仙峡の裏側にある弥三郎岳(羅漢寺山)とそれに連なる白砂山に友達2人と3人で登山に。この登山の様子や行程はスマートウォッチAmazfit T-Rex 3 Proのレビューでご紹介しているのでご覧いただければ。今回はこの登山にXiaomi フォトプリンター Proを持参。モバイルバッテリーを入れているガジェットポーチに一緒に入れてしまう事ができるコンパクトさのおかげで荷物の多い登山でも問題なく持ち運ぶ事ができました。

【Amazfit T-Rex 3 Pro】26.6日超ロングバッテリー&高精度GPSでヤマレコ・YAMAPの地図を利用可能!登山にぴったりなスマートウォッチAmazfit T-Rex 3 Pro登山レビュー【PR】

弥三郎岳の山頂付近のパノラマ台は昇仙峡ロープウェイで簡単に登ってこれるエリアのため、ライトな登山者のためにベンチが多く整備。白砂山から弥三郎岳山頂まで周遊コースを終えて、持参したコーヒーを飲みながら休憩している際にフォトプリンターを取り出して当日撮影した写真を印刷しました。

一緒に登山をしたメンバーも、こんなコンパクトなフォトプリンターからきれいな写真が印刷されてきていることにびっくり。印刷を開始したらみるみるうちにプリントされていく様子はそれだけでも面白いところ。友達と一緒に遊びに行った際にその場でプリントすれば、それだけでも良いアクティビティになりそうです。

あとはその場で印刷した写真をプレゼントすればOK。あっという間に旅の思い出を印刷して手軽に持ち運べるようになりました。この写真用紙のサイズ感はちょうどスマートフォンの裏面にピッタリ。透明なスマートフォンケースを使っていれば、裏側に挟んでいつでも写真を見返すなんてこともできるわけです。

コラージュ写真やARフォト機能にも対応。いろんな写真を楽しめる

コラージュ写真の作成にも対応。Xiaomi Homeから”写真コラージュ”を呼び出せば簡単に複数枚の写真を組み合わせたコラージュ写真を作ることが可能です。いくつかのパターンを自動的に作ってくれるので、あとはそこからフレームなどの微調整を加えるだけ。そのまま印刷すれば旅の様子が1枚で伝わるような写真をプリントすることができます。

もう一つ面白いのがARフォト機能。Xiaomi Homeアプリで動画から数秒の範囲を指定してXiaomiのサーバーにアップロードして、サムネイル画像を印刷すれば、写真の上にスマートフォンをかざすと自動で再生されるARフォトを作成することも可能です。ARフォトを再生するためには、本機と設定されているXiaomi Homeアプリでの読み込みか、ARフォトを共有したXiaomiアカウントで利用しているXiaomi Homeアプリが必要ですが、意外と手軽にARフォトを体験することができました。ちょっとした思い出を動画に残して楽しむ、という点では案外こういう使い方もありなのかな?とも思ったところ。

あえて紙にプリントするからこその楽しみを、手軽に実現してくれるフォトプリンター

今回レビューしたXiaomi ポータブルフォトプリンター Proは1.5万円という手頃な価格、ポケットにも入る小型サイズながら昇華型プリント方式で写真を手軽に綺麗に印刷することができる製品でした。ただ写真をプリントするだけでなく、印象的なフレームをつけたり、コラージュ写真を作成したり、動画も再生できるARフォトも楽しめる、いろんな楽しみ方ができる製品でした。

今では結婚式の写真でさえもスナップ写真は印刷せず、データで共有するのが当たり前の時代。友達との旅行であってもGoogleフォトにLightroomで編集したものをアップロードして終わり、というのがいつものパターンでした。ただ、そんな時代だからこそあえて紙に印刷して手渡しができる、ポータブルフォトプリンターは、思い出をもっと印象的にしていくときに良いかも知れません。

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています