【Lenovo XiaoXin Pad】Snapdragon 662で快適動作を実現!わずか200ドル台で購入できる2000×1200の高解像度ディスプレイ採用のタブレットLenovo XiaoXin Pad(Lenovo Tab P11)レビュー
常にスマートフォンの小さい画面を見てブラウジングやSNS、動画鑑賞をしていると気がつけばかなり疲労を感じてしまうことが多いもの。快適に動画を見たり、電子書籍を読んだり、SNSを眺めたりというのは意外とタブレットでできた方がストレスが少ないもの。ただ、タブレット端末は以前に比べてちょうど良い高性能と、購入しやすい価格を両立したモデルが少なくタブレット派にとっては不遇の時代が長かったのも本音です。
そんな中、最近ではUNISOCによって低価格でありながら高性能なプロセッサーが供給されるようになり、UNISOC T618採用のAlldocube iPlay 40など低価格でも高性能な製品が増えてきました。そしてLenovoからは安定した人気を誇るQualcomm
Snapdragonシリーズ搭載のタブレット、Lenovo Tab P11も登場。その中国版であるLenovo XiaoXin Pad 11はSnapdragon
662搭載でありながらわずか200ドル台で購入できるお買い得な製品です。
Snapdragonシリーズ搭載のタブレット、Lenovo Tab P11も登場。その中国版であるLenovo XiaoXin Pad 11はSnapdragon
662搭載でありながらわずか200ドル台で購入できるお買い得な製品です。
今回はLenovo XiaoXin Pad 11をBanggoodより購入。世間的にはSnapdragon 730G採用のLenovo XiaoXin Pad Proが人気ですが、Snapdragon 662に6GB RAM、128GBストレージを採用した無印XiaoXin Pad
11は200ドル台の低価格を実現。2000×1200の高解像度ディスプレイや、DOLBY
Atmos対応のスピーカーなど上位機種に負けない性能を実現しています。なお、日本国内版も「Lenovo
Tab P11」として発売が決定しました。
11は200ドル台の低価格を実現。2000×1200の高解像度ディスプレイや、DOLBY
Atmos対応のスピーカーなど上位機種に負けない性能を実現しています。なお、日本国内版も「Lenovo
Tab P11」として発売が決定しました。
【ALLDOCUBE iPlay 40】どこにいても高品質なマルチメディア体験を妥協しない。UNISOC T618採用で4G回線対応の10インチタブレット、ALLDOCUBE iPlay 40レビュー
Lenovo XiaoXin Pad 11のスペック
- OS:Android 10
- CPU:Qualcomm Snapdragon 662
- GPU: Mali G72MP3
- RAM:6GB
- ストレージ:128GB
- 液晶:11インチ 2000*1200
- カメラ:フロント800万画素・バック1300万画素
- バッテリー:7700mAh
- Bluetooth 5.0
- WiFi: 802.11 ac/b/g/n
- 端子類:USB Type-C, microSD
- 重量:485g(実測値)
- 大きさ:258.4* 163*7.5mm
薄型軽量でツートンカラーが映えるデザイン。急速充電対応の充電器も付属
今回はBanggoodのJapan
Express配送で注文。注文の翌日には発送され、5日目には到着するというそれなりのスピード配送でした。梱包はシンプルな袋+緩衝材で、パッケージはほぼ無傷の状態で到着。
Express配送で注文。注文の翌日には発送され、5日目には到着するというそれなりのスピード配送でした。梱包はシンプルな袋+緩衝材で、パッケージはほぼ無傷の状態で到着。
パッケージは中国版の製品らしく漢字の製品名+製品画像のみ。背面には製品に対応した仕様がシールで貼り付けられており、若干斜めに貼り付けられているあたりからは世界一のPCメーカーのLenovoですら、中国市場向けは適当に生産しているのがよくわかります。
付属品は本体に加えて電源アダプター、USB
Type-Cケーブル、説明書、保証書。電源アダプターは10V/2A=20W出力までに対応したUSB
PD対応品で、これだけで急速充電にも対応するのはグッド。
Type-Cケーブル、説明書、保証書。電源アダプターは10V/2A=20W出力までに対応したUSB
PD対応品で、これだけで急速充電にも対応するのはグッド。
本体カラーはスペースグレイの1色。標準的な画面の向きは横向きを前提に設計されており、横向き時に上部側が色の違うプラスチックを配置したツートーンのデザイン。重量は10インチのタブレットの中では比較的軽量な部類に入る485gでした。
USB Type-C端子は短辺に配置。縦画面で利用する際には画面下にUSB
Type-Cが来るため充電しながら使うのはちょっと不便。ボリュームキーは長辺に配置、電源キーはUSB端子の反対側の短辺に位置しており、縦使用時には上部に来る形。キーや端子類の配置はスマートフォンのそれに近い形です。
Type-Cが来るため充電しながら使うのはちょっと不便。ボリュームキーは長辺に配置、電源キーはUSB端子の反対側の短辺に位置しており、縦使用時には上部に来る形。キーや端子類の配置はスマートフォンのそれに近い形です。
ボリュームキーなどのない側の長辺にはキーボードケースを接続するための専用端子が配置。純正キーボードカバーは中国版でも1万円超の価格で販売されており、本体価格を考えると購入は躊躇してしまいます。microSDスロットは長辺に位置しており、トレイ自体はnanoSIMも載るもののOS側では認識できません。
スピーカーは両短辺に2つずつ搭載するクアッドスピーカー。DOLBYのサラウンド技術である”Dolby
Atmos”に対応し、タブレットのスピーカーながらも立体感と解像度に優れたサウンドを実現しています。
Atmos”に対応し、タブレットのスピーカーながらも立体感と解像度に優れたサウンドを実現しています。
本体背面にはシングルカメラを配置。1300万画素でフラッシュも搭載しており、一世代前のスマートフォンのカメラ並みの品質を実現していました。本体はかなり薄くなっているのもポイントで、以前レビューしたVankyo
MatrixPad
S20と比べても若干薄いことが分かるかと。大手Lenovoの製品なだけあり、薄型軽量化では他社の一歩先を行っています。
MatrixPad
S20と比べても若干薄いことが分かるかと。大手Lenovoの製品なだけあり、薄型軽量化では他社の一歩先を行っています。
グローバルROMに入れ替え済みで、すぐに日本語で利用可能
前述の通り、Lenovo XiaoXin Padは海外では「Lenovo Tab
P11」、また日本ではNECが「NEC LAVIE T11 T1175」として同じスペックの製品を発売。中国版にあたる本機XiaoXin Pad
11についてはROMを入れ替えることでグローバル版と同じように利用することが可能です。
P11」、また日本ではNECが「NEC LAVIE T11 T1175」として同じスペックの製品を発売。中国版にあたる本機XiaoXin Pad
11についてはROMを入れ替えることでグローバル版と同じように利用することが可能です。
今回Banggoodで購入したものや、AliExpressなどで販売されているXiaoXin
Padは基本的にROMをグローバル版に入れ替え済みのもので初回起動時のセットアップから日本語を選択することが可能です。特に中国版であることを意識せずに使い始められるのは良い感じ。
Padは基本的にROMをグローバル版に入れ替え済みのもので初回起動時のセットアップから日本語を選択することが可能です。特に中国版であることを意識せずに使い始められるのは良い感じ。
NEC タブレット PC-T1175BAS
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カエレバ
カエレバ
プリインストールアプリや設定画面などは上の感じ。グローバルROMに入れ替え済みのため中国向けのアプリなどは入っておらず、Microsoft
Office関連のアプリがプリインストールされているくらい。システム設定はAndroid
10の標準的な構成といったところ。
Office関連のアプリがプリインストールされているくらい。システム設定はAndroid
10の標準的な構成といったところ。
ROM自体が入れ替えられているため、製品名はLenovo Tab
P11として認識。ただ、モデル名はTB-J606FとXiaoXin
Padが表示され、ROMについてもそのままTB-J606Fになっている形。OTA等については、このまま受けることができるのかは不明です。
P11として認識。ただ、モデル名はTB-J606FとXiaoXin
Padが表示され、ROMについてもそのままTB-J606Fになっている形。OTA等については、このまま受けることができるのかは不明です。
Antutuベンチマークでは18.6万点。ミドル~ミドルハイレベルの点数で、点数だけで言えばUNISOC
T618のALLDOCUBE iPlay
40などが20万点台のため本機のほうが低め。ただし個人的にはベンチマークのスコアが必ずしも使用感と一致しているわけではないと考えており、LenovoがSnapdragonシリーズでチューニングしたAndroid
10と考えるとUNISOC機並のユーザビリティは確保できているのではないでしょうか。
T618のALLDOCUBE iPlay
40などが20万点台のため本機のほうが低め。ただし個人的にはベンチマークのスコアが必ずしも使用感と一致しているわけではないと考えており、LenovoがSnapdragonシリーズでチューニングしたAndroid
10と考えるとUNISOC機並のユーザビリティは確保できているのではないでしょうか。
Amazonプライムビデオを始めとして動画ストリーミングサービスでは、高画質再生のためにはWideVineと呼ばれる著作権保護に関するセキュリティ基準で高いレベルを持っている必要があります。XiaoXinPad
11はその中でも最も高いL1で、上のようにAmazonプライムビデオでも最高画質(1080P)での再生・ダウンロードが可能。2000×1200の高解像度ディスプレイだからこそ気になるポイントです。
11はその中でも最も高いL1で、上のようにAmazonプライムビデオでも最高画質(1080P)での再生・ダウンロードが可能。2000×1200の高解像度ディスプレイだからこそ気になるポイントです。
高解像度のディスプレイを活かして電子書籍リーダーにも、動画再生にも最適
実際に旅行やお出かけに持ち出して様々な場所で、XiaoXin
Padの性能をテスト。2000×1200の高精細なディスプレイのおかげもあり、雑誌の1ページを全面に表示するレベルなら拡大なしでも十分読めるレベル。横向きにすればちょうど見開き全体を表示でき、高性能さによるスムーズな動作も相まってサクサクと読み進めていくことができます。
Padの性能をテスト。2000×1200の高精細なディスプレイのおかげもあり、雑誌の1ページを全面に表示するレベルなら拡大なしでも十分読めるレベル。横向きにすればちょうど見開き全体を表示でき、高性能さによるスムーズな動作も相まってサクサクと読み進めていくことができます。
OZ magazine(オズマガジン)2021年3月号
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カエレバ
カエレバ
動画再生能力も高くAmazonプライムビデオを始めとしたストリーミングサービスからの再生はもちろんのこと、NASに保存した重い動画ファイルについても問題なし。SnapdragonシリーズはMediaTek製のSoCなどに比べてGPU性能が高く、FLAC形式で音声を格納しているフルHDの動画ファイルといった処理能力を求められる動画も難なく再生できました。
動画再生時に威力を発揮するのが、短辺に設置しているクアッドスピーカー。Dolby
Atmosによってタブレットのスピーカーでありながら立体的に聴こえるサラウンド再生を実現。スピーカーの大きさの問題から、低域の表現は物足りない部分はあるものの、ライブ映像を再生しても不満を感じない再生性能を実現しました。
Atmosによってタブレットのスピーカーでありながら立体的に聴こえるサラウンド再生を実現。スピーカーの大きさの問題から、低域の表現は物足りない部分はあるものの、ライブ映像を再生しても不満を感じない再生性能を実現しました。
ふらっと旅行に持っていって音楽再生のプレーヤーとして使うのも意外と良い感じ。私の場合、自宅にJriver Media Centerを利用して音楽サーバーを構築しているので、そこからストリーミング再生をすることで自宅と全く同じライブラリーを楽しむことができました。
性能面で見逃せないのが、バッテリー持ちの良さ。スマートフォンでもそうですが、MediaTek製のSoCは電池持ちが気になる場面が多いのに対し、安定のSnapdragon
662によって低電力性能も見逃せず、4,5時間の移動中にWi-Fi繋ぎっぱなしで使い続けてもバッテリーの減りぐらいは気にしなくても良いレベル。丸一日使い倒して、夜充電すれば問題ないというのが嬉しいポイントです。
662によって低電力性能も見逃せず、4,5時間の移動中にWi-Fi繋ぎっぱなしで使い続けてもバッテリーの減りぐらいは気にしなくても良いレベル。丸一日使い倒して、夜充電すれば問題ないというのが嬉しいポイントです。
背面カメラはスマホレベルの写真撮影が可能。おまけ程度ではない実力
あまり期待していなかったものの、意外と高画質だったのがカメラ。バックカメラは1300万画素のシングルカメラで、フラッシュも搭載。撮影時にはHDR機能も利用でき、デュアルカメラでなかったり最新のトレンドには沿っていないもののそれなりの実力を持ったものでした。
屋内・屋外問わずに適当に作例をチョイス。明るい場所ではHDRがONの状態でも低コントラスト・白飛びのある写真になってしまうものの、ある程度の明るさであればなかなかな写真が撮影できる印象。全体的に広角の構図になってしまうものの、食事なども鮮やかに撮影できていました。
自宅でのんびり使うのもよし、お出かけの際のお供にもグッドなハイスペックモデル
今回レビューしたLenovo XiaoXin Pad (Lenovo Tab P11・NEC LAVIE T11
T1175)は、3万円弱という価格ながら、高性能なSnapdragon 662に6GB RAM、128GBストレージを搭載し、2000×1200の高解像度、そしてDolby
Atmos対応のクアッドスピーカーなど、マルチメディアを楽しむのにぴったりな性能を搭載した製品でした。
T1175)は、3万円弱という価格ながら、高性能なSnapdragon 662に6GB RAM、128GBストレージを搭載し、2000×1200の高解像度、そしてDolby
Atmos対応のクアッドスピーカーなど、マルチメディアを楽しむのにぴったりな性能を搭載した製品でした。
これまで利用してきたタブレットと比べても、安定した高性能で電子書籍リーダーとしても、メディアプレーヤーとしても、WEBブラウジングにも、SNSを利用するにせよ快適に利用でき自宅でも、お出かけの際にも手放せない存在になっています。
現在Lenovo XiaoXin
PadはBangoodを始めとした通販サイトで3万円弱で販売中。UNISOC搭載の高性能タブレットも魅力的ですが、Lenovoが放つ本モデルは個人的には一番のおすすめモデルです。
PadはBangoodを始めとした通販サイトで3万円弱で販売中。UNISOC搭載の高性能タブレットも魅力的ですが、Lenovoが放つ本モデルは個人的には一番のおすすめモデルです。
【ALLDOCUBE iPlay 40】どこにいても高品質なマルチメディア体験を妥協しない。UNISOC T618採用で4G回線対応の10インチタブレット、ALLDOCUBE iPlay 40レビュー