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【Lenovo Yoga Tab 13】13インチの大画面に2K画質のディスプレイ、Snapdragon 870、背面スタンドで自立するAndroid 11タブレットLenovo Yoga Tab 13レビュー

2020年から2021年にかけては最近良機種の少なかったAndroidタブレットが非常に豊作となった印象。今年はUNISOCの高性能なプロセッサー、UNICOS
T618に2Kディスプレイを搭載したALLDOCUBE iPlay 40
など低価格ながら高性能なモデルが登場したのも印象的でした。ただ、ALLDOCUBEやCHUWI、Teclastといった中華メーカーはAmazonプライム・ビデオやNetflixのHD画質の再生に必須なWideVineセキュリティレベルがL3と足りない事が多く、マルチメディアを楽しむ上での障害になっていたのも事実。

今回はそんなAndroidタブレットの中でもスペックも、映像再生も、もちろん各種ストリーミングサービスでのHD再生にも対応したタブレット、Lenovo Yoga Tab 13を購入したのでレビュー。中国Lenovoから登場しているAndroid 11タブレットで、SoCにはSnapdragon 870に13インチの2160×1350の高解像度ディスプレイ、8GB RAM、256GBストレージを搭載。背面スタンドもついており、自立できるのもポイントです。

Amazonプライム・ビデオのHD再生にも対応することでどこでもマルチメディアを楽しむことができます。(グローバル版のみ)さらに、microHDMIからの映像入力に対応し、モバイルディスプレイとしても使えるのだから驚きのモデル。
今回購入したのは製品名が「Lenovo Yoga Pad
Pro」の中国版。中華通販サイトのBanggoodから購入しましたが、ROMについては国際版のものに入れ替えられており日本語で問題なく利用可能でした。

Lenovo Yoga Tab 13(lenogo Yoga Pad Pro)のスペック

  • OS:Android 11
  • CPU:Qualcomm Snapdragon 870
  • GPU: Adreno 650
  • RAM:8GB
  • ストレージ:256GB
  • 液晶:13インチ 2160×1350
  • カメラ:フロント800万画素
  • バッテリー:10200mAh
  • Bluetooth 5.2
  • WiFi: 802.11 a/b/g/n/ac/ax
  • 端子類:USB Type-C, microHDMI(入力)
  • 重量:832g(実測値)
  • 大きさ:293.35*230.98*6.2-24.9mm

狭縁の13インチ大画面が嬉しい。背面スタンドで自立可能

 

今回購入したのは上述の通りBanggoodで販売されている中国版。パッケージや付属品は中国語仕様。ACアダプタは日本と同じType-Aのものが付属。その他はUSB
Type-Cケーブルに映像入力様のmicroHDMIケーブル、USB Type-C to
3.5mmステレオミニジャックケーブルが付属します。

背面はスエード素材
傷が不安のためケースを別途購入

背面にキックスタンドを搭載した本体は、13インチの小型ノートPCに比べて若干軽量なくらいの832g。Androidタブレットとしてはかなり重い部類に入ります。背面はスエード素材とプラスチックの2トーンで、手触りもなかなか。とはいえ、持ち運んで使うとなると傷が怖いため、私は背面をカバーするタイプのケースを別途購入しました。

端子類は非常にシンプルで、スピーカー兼スタンド土台になっている部分の両端にUSB
Type-C端子とmicroHDMI端子が搭載されている形。基本的に横向きで利用する前提の配置で、スタンドで立てている状態でケーブルの抜き差しをしたり、ケーブルを動かしてもバランスが崩れないため好感が持てます。なお、ボリュームキーと電源キーは横向き時に右側短辺下部に来る配置です。

ディスプレイは13インチという大型画面ながら狭縁仕様で、映像などを没入感高く楽しめる形が魅力的。2160×1350の高精細なIPSディスプレイは明るさも発色もよく、写真や動画を高画質で楽しむことが可能です。

Google標準サービスも、Amazonプライム・ビデオのHD再生も問題なし

今回購入したのはLenovo Yoga Tab 13の中国版にあたるLenovo Yoga Pad
Pro。ただし、出荷前にROMはグローバル版のものに入れ替えられており、初回セットアップ時からGoogle
Mobile
Serviceに対応
し、他の端末からのアプリ・データ移行も簡単。Wi-Fiのパスワードもコピーできるため初回セットアップさえ終えてしまえばすぐに使い始められるわけ。
標準搭載のアプリは上の通り。余計なアプリが入っておらずシンプルなのも好感が持てます。なお、Netflixについてはプリインストールされていますが、Google Playストア以外の場所からapkを利用してアップデートをインストールする必要があります。

中国版にグローバル版のROMを焼いている状態ではOTA(オンラインアップデート)の可否に影響が出るという一説もありますが、アップデートを受信できました。ただし、アップデートファイルの端末名”YT-K606F”は主に中国版Yoga
Pad Proで書かれている事が多く、今後のアップデートについては不明です。

端末のWideVineセキュリティレベルはL1先日のお騒がせタブレットはL1でありながら、Amazonのホワイトリスト登録がされずAmazonプライム・ビデオではHD再生ができないという問題点を抱えていましたが、Yoga Tab
13では1080Pでの再生も問題なくできました。また、NetflixでもHD画質の再生ができ、多くのストリーミングサービスで高画質ディスプレイを活かして映像を楽しむ事が可能です。
注:システムアップデートにより中国版ではWideVine L3に格下げになりました。L1を引き続き利用するためには、日本版・グローバル版が必要です。

  

Antutuベンチマークでの結果は669,918点と60万点を超える非常に高いスコア。Snapdragon
870の性能はハイエンドスマートフォンに匹敵するレベルで、この高いスコアの性能の通りWEBブラウジングでも、SNSでも、動画再生でもなんでもストレスなく行うことが可能。私はゲームをしないためゲーミング性能に関しては何とも言えないものの、十二分な性能を見込めます。

高音質スピーカーと、壁掛けもできるデザインでコンテンツを楽しむ

これまでも多くのタブレットをレビューしてきましたが、13インチという大きさは初めて。むしろ、この大きさは以前レビューしたHP Elitebook Folio G1レベルの大きさ。ノートPCと遜色ない大きさでいながら、キーボード部分がなくスタンドだけあることで映像を見たり、写真を見たり、本を読んだりという場面では取り回しよく活躍することができます。

動画や音楽を楽しむ上でミソになるのが、底面のスタンドの土台部分を全部使ったスピーカー。JBLのドルビーアトモス対応のクアッドスピーカーによって、従来のタブレットやノートPCとは段違いの迫力の音を実現。他のタブレットが側面の細い部分から音を出すことができないのに対し、本製品はその太さを活かし、低音も十分鳴らすことができ一聴するだけでその迫力に感動します。

スタンドを立てたり、180度開いて使えば、狭い場所にも簡単に立てたり吊るしたりすることができ、キッチンに持っていったり、冷蔵庫にかければ料理のレシピを参照することも簡単。一時期ディスプレイ付きのスマートスピーカーが流行りましたが、Yoga Tab
13を必要な場所に持ち運んだほうが大画面で見やすく便利。

13インチの大画面なら雑誌を読むというときでも大活躍。画面の大きさを活かして、横向きで2ページ見開きにしても十分な大きさを確保できるため、読みやすいのが魅力的。本体重量は800g超と重いものの、スタンド部分に手を引っ掛けたりすることもでき意外と持ちやすく外出先でも問題なく利用できました。自宅なら自立させてしまえば良いですしね。

モバイルモニターとして利用可能。リモートワークでも便利に

新型コロナ禍で出勤を減らす中でも、また、多様な働き方を通じて生産性を向上していくという流れの中で、銀行といったこれまでリモートワークとは無縁だった業態でも新しい働き方を模索する流れがやってきています。会社では大きなモニターを使って作業をしていたという場合でも、自宅にサブモニターがないという場合は多いはず。当ブログでもレビューしているGMK Xpanel(GMK KD1)などのモバイルモニターを購入するのも手ですが、Lenovo Yoga Tab 13でも十分代用可能。
Lenovo Yoga Tab
13のmicroHDMI端子を利用することで、ノートPCなどの機器からHDMI接続することで電源内蔵型のモバイルディスプレイとしてすぐに利用可能。接続方法はmicroHDMIに限られるため、タッチパネルは利用できないものの2160×1350の高解像度なディスプレイを活かした作業環境を簡単に構築できます。

モバイルモニター機能利用時はAndroid側は自動的にスリープとなり、作業中にAndroidの通知がなるということはなく作業に集中することが可能。ディスプレイをタッチすると明るさ調整ボタンと、バッテリー状況のインジケーターが表示されるため、モバイルモニターとして最低限の調整は問題なく可能です。
東京ベイ潮見プリンスホテルにて
実際に私も会社のシンクライアント端末とLenovo Yoga Tab
13を接続して在宅勤務を実施。通常自宅で在宅勤務をする際には、デスクトップPCに接続しているウルトラワイドディスプレイを利用して作業をしていますが、息抜きにホテルや旅行先で作業をする場合でも、サブモニターで変わらない作業効率を実現することができました。

Bluetoothキーボードを利用してノートPCライクに使うこともOK

大画面とパワフルすぎるSnapdragon
870を活かして、外部ディスプレイとして作業環境を拡張するのではなく、BluetoothキーボードなどでLenovo
Yoga Tab
13を作業環境として使えるようにするのも手。今回は持ち運びやすさ重視で安価ながらBluetoothと、専用レシーバーを用いて2.4Ghz帯でも接続できるLAFITOのキーボードを購入して組み合わせてみました。

Yoga Tab
13はアプリの分割表示にも対応するため、13インチの大型画面でEvernoteとChromeというように2つのアプリを同時に開いて作業が可能。Chrome上で何かを参照しながらEvernoteや他のアプリで作業、という作業環境を簡単に構築可能です。
これまでも当ブログでは様々な形の2-in-1製品を試してきましたが、ヒンジ付きでほぼラップトップのような形になる製品では、結局ラップトップのままでしか使わなくなり、取り外しの簡単なSurface型ではキーボードの打ち心地が気に入らず、そして360°回転するタイプではその重さから持ち運ばなくなるという悩みを抱え続けてました。
Lenovo Yoga Tab
13の場合は、そもそもキーボードと本体は繋がっておらず好きなもの(ThinkPad派ならThinkPadキーボードを、HKKB派はHKKBというように)を接続して、作業環境を簡単に構築しつつ、必要のないときには何もつかない純粋なタブレットとして使う、それを簡単に両立できる製品でした。もうなんか、これでいいんだよ感を感じます。

マルチメディアも、リモートワークもすべて賄える最強タブレット

今回購入したLenovo Yoga Tab 13。6万円強(629ドル)と高めの価格ではあるもののSnapdragon 870による高性能さでどんなアプリでもコンテンツも高画質で楽しめる製品でした。背面にスタンドを用意することでどこでも自立したり、フックに引っ掛けたりして様々な場所で活躍できるモデル。microHDMIを利用してPCのサブモニターとしても利用できるのも魅力的な製品でした。
今回購入したのは製品名が「Lenovo Yoga Pad Pro」の中国版。中華通販サイトのBanggoodから購入しましたが、ROMについては国際版のものに入れ替えられており日本語で問題なく利用可能でした。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています