【ALLDOCUBE X Neo】2.5Kの高解像度なAMOLEDディスプレイで動画を鮮やかに、きれいに楽しむ。Snapdragon 660採用のタブレット、ALLDOCUBE X Neoレビュー
先日公開した2021年上半期のベストガジェット。その中でも大画面で、かつ、性能の高いタブレットは最高!とLenovo XiaoXin Padを第2位に選出していました。そんな中華タブレット・スマートフォンの中で特にユーザーからの支持が厚いのがQualcomm
Snapdragonシリーズを採用したタブレット。先日のLenovo XiaoXin PadはSnapdragon 662を採用していたのは記憶に新しいはず。
Snapdragonシリーズを採用したタブレット。先日のLenovo XiaoXin PadはSnapdragon 662を採用していたのは記憶に新しいはず。
今回は同じくSnapdragonを採用し、ディスプレイは2.5KのAMOLED、Android 9に4GB
RAM、64GBストレージに4G回線にも対応したALLDOCUBE X
Neoを販売店より提供いただいたのでレビュー。ALLDOCUBEといえば、UNISOC
T618を採用した最新モデルALLDOCUBE iPlay
40が人気ですが、一回り安いのにきれいなディスプレイとSnapdragon
660の安定した高性能が魅力のモデル。ALLDOCUBEのタブレットの中では型落ちではあるものの、魅力的なモデルでした。
RAM、64GBストレージに4G回線にも対応したALLDOCUBE X
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660の安定した高性能が魅力のモデル。ALLDOCUBEのタブレットの中では型落ちではあるものの、魅力的なモデルでした。
【ALLDOCUBE iPlay
40】どこにいても高品質なマルチメディア体験を妥協しない。UNISOC
T618採用で4G回線対応の10インチタブレット、ALLDOCUBE iPlay 40レビュー
40】どこにいても高品質なマルチメディア体験を妥協しない。UNISOC
T618採用で4G回線対応の10インチタブレット、ALLDOCUBE iPlay 40レビュー
ALLDOCUBE X Neoのスペック
液晶: 10.5インチ 2560×1600(SuperAMOLED)
CPU: Qualcomm Snapdragon 660
OS: Android 9.0
RAM + ROM: 4GB RAM + 64GB ストレージ
カメラ: 800万画素(バックカメラ)、500万画素(フロントカメラ)
Bluetooth: 5.0
USB:Type-C
バッテリー:7700mAh
重量:494g(本体のみ・実測値)
大きさ:243.68*173.14*6.9mm
ネットワーク:
GSM:B2/3/5/8
WCDMA:B1/2/5/8
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28
TDD-LTE:B40
ALLDOCUBE X Neoのデザイン:狭縁ディスプレイとメタルボディのおかげでスタイリッシュ
今回はALLDOCUBE X Neo本体の他に専用のキーボードカバーも提供。本体側の同梱品は必要最低限といった感じで、AC-USBアダプター、USB Type-A to Cケーブル、クイックスタートガイド、SIMピンが付属していました。
ディスプレイは10.5インチと大型ではあるものの、左右のベゼルがかなり狭くなっていることで横幅を小さくすることに成功。代わりに長辺側のベゼルはALLDOCUBE iPlay 40などと比べると太め。基本的に縦向きというよりは横向きで使うことが前提のデザインです。
背面はメタルボディを採用しチープ感がなくスタイリッシュなデザインを実現しています。メインカメラは横向き時に真ん中に来るような形で配置。画素数は800万画素ですが、実際に何枚か撮ってみた感じではあくまでもおまけ程度の画質でした。
端子やボタン類は横向き使用に最適化された配置になっており、右側側面には電源キーとボリュームキーが配置。上部は特に配置がなく、左側面にUSB Type-Cが配置。また下部に専用キーボードとの接続端子がついています。
縦向きに使用した場合は、長辺の上側に電源キー・ボリュームキー、下部に充電端子が来るためLenovo XiaoXin Padのときと同じく、充電しながらだと使いづらい麺があるのは否めませんでした。
専用キーボードとの接続は専用端子を通じた有線接続。Bluetooth接続の製品では入力時のタイムラグが気になる場面もあり、有線というのは実用上重要です。ただ、タッチパッドがついていないためマウス操作ができないこと、また、接続部はマグネットのみに頼っているため外れやすいのが難点。安定した場所に置く以外では使いづらいかもしれません。
この専用キーボードケースは若干曲者で、スタンド部分の立て方が上のようにカバー部分を折りたたむというもの。このため、角度の調整ができないのはもちろんのこと、タブレット本体を支える部分も狭いため、ちょっと力が加わるとキーボードケースと本体が分離してしまいました。例えばヒンジを差し込むタイプのキーボードにするなど、もう少し工夫の余地はあったのではないかなとも思います。
本体単体の重量は494gと500gを若干下回るレベル感。ALLDOCUBE iPlay 40が452gだったので若干重いという印象です。キーボードケースを装着した場合は835gとほぼ1kgで結構重い印象に。軽いPCとほぼ同じ水準となるため、キーボードケースで持ち歩くべきなのか、というのは悩ましいレベルです。
UNISOC T618モデルに匹敵するスペックで、ブラウジングもSNSもストレスフリー
ALLDOCUBE X NeoはAndroid 9を搭載。現在はAndroidタブレットのメインストリームはAndroid 10となったため、一世代前なのは事実。ただ、実際に使う上で大きな違いを感じることはなく、Android 10のタブレットと併用しても違和感なく利用できます。
標準搭載のアプリケーションは上のような感じ。Androidの標準機能+Googleサービスのみと非常にシンプルなのが魅力的。4Gモデムを搭載しているため、通話対応のSIMを挿入すれば電話をしたり、SMSの送受信も可能です。
Lenovo XiaoXin Pad |
ALLDOCUBE iPlay 40 |
性能面に関しては、Antutuベンチマークの結果を。何度アプリのインストールを行っても、GPUの性能測定に関してAntutu ベンチマーク 3D Liteしか利用できず、GPU性能が0点という結果が覆りませんでした。GPU以外の3項目の合計は16万点強。GPUの性能が3.4万点だったSnapdragon 662採用のLenovo XiaoXin Padが18万点でしたので、実質的にはほぼ同性能と言えるレベル。
また、GPUの点数が4万点のALLDOCUBE iPlay 40(UNISOC T618)が21万点のため、なかなか良い結果となっているかと。なお、UNISOC T618採用のiPlay 40と比べた場合、UX部分で1.7万点本機が上回っており、SnapdragonをSoCに採用したことで全体的なユーザビリティという意味では本機の方が優れていると言っても良いかもしれません。
AmazonプライムビデオやNetflixといった一部のストリーミングサービス利用時にポイントとなるWideVine Security LevelはL3。YouTubeはHDでの再生が可能ですが、Amazonプライムビデオ等のL1を求めるサービスでは標準画質のみに対応します。後述する通り、本製品の魅力はAMOLEDを採用し鮮やかで、かつ精細な映像を楽しめることなので、HD再生ができないというのは残念。ただ、自宅のNAS等の映像を再生したり、L1を求めないサービスであれば問題ないため使うサービスを変えるのも手です。
設定画面などはAndroid 9の標準的なUIをそのまま踏襲しており、特筆すべきな独自機能なども搭載しておらず、よくも悪くも標準的なAndroidのそれです。なお、レビュー品を受け取ってからは特にシステムアップデートはありませんでした。
セットアップ時にはAndroidの標準機能を利用して、他のスマートフォンやタブレットからインストール済みのアプリを引き継いでセットアップすることも可能。環境移行の手間が少なく済むのは嬉しいポイントでした。
実際に本機のキーボードを使って文字入力や、ブラウジングをしてみましたが、いたってストレスフリー。Snapdragon 660というのはなかなかの高性能であることを改めて認識させられます。
動画再生時のディスプレイの美しさが圧倒的。AMOLEDディスプレイは伊達じゃない
ALLDOCUBE X Neoの一番の魅力は2.5K(2560×1600)の高精細で、さらにスーパーAMOLEDディスプレイを採用したことで広い範囲の色描写と、鮮やかな画面描写が可能となっていること。SNSやWEBブラウジングでもその実力は発揮できるものの、一番は動画再生時の鮮やかさです。
本体内にもサンプル映像が入っており、その再生だけでも画面の美しさが分かるレベル。YouTubeからHD画質の映像を再生してみても、GPU・CPUのパワーのおかげでカクつきなどもなく高精細な映像を楽しめました。
Lenovo XiaoXin Pad(左)とALLDOCUBE X Neo(右) |
手元にあるAndroidタブレットであるALLDOCUBE iPlay 40やLenovo XiaoXin Pad(どちらも通常の液晶)と比べたときに画面の鮮やかさが一番なのが本気。AMOLEDディスプレイの特徴として黒の発色が濃いことが挙げられますが、本機はその特徴通りの美しい画面が魅力的でした。発色自体は弱冠暖色系ですが、特に気になるほどではありません。
スピーカーはデュアルで搭載しており、横向き使用時にはステレオになるような配置。音質自体はタブレットでよくあるレベルであり、解像度も精細さにもかける物のステレオ感は確保できているといった感じです。
「君の名は。」Blu-ray
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動画を楽しむのも、電子書籍にもなんでも楽しめるモデル
今回レビューしたALLDOCUBE X Neo。すでに当ブログではよりCPUの性能が上のALLDOCUBE iPlay 40やLenovo XiaoXin Padなどをレビューしてきていましたが、2.5Kという高解像度なSuper AMOLEDディスプレイの採用により他のモデルに比べて動画や画像をきれいに楽しむことができるモデルでした。Snapdgragon 660によってSNSやブラウジングなどもストレスなく死角のないモデルでした。
現在ALLDOCUBE X NeoはAmazonにて約2万円にて販売中。他のモデルと比べて安価で購入しやすい価格でありながら、高い性能と美しいディスプレイを搭載し、動画を始めとしたマルチメディアを楽しむ上では最高のモデル。あまりの暑さに引きこもるときにも、旅行先で動画を楽しみたいという場合でもおすすめのモデルです。
Xiaomi スマートフォン MI 11 LITE 5G
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