ガジェット

【中華スマホ入門特集Vol.4】生活に密着してるからこそ再確認を。Androidスマホを紛失した時の対処法

先月からお送りする中華スマホ入門特集。最終回の第4回目はキャリアのスマートフォン利用時にも当てはまる内容、万が一紛失してしまったらどうする、そんな疑問にお答えいたします。また、万が一の紛失に備えて今のうちからできる対策も掲載。しっかり対策をし、そして対処法を知っておいて、万が一の際に冷静に対処できるようにしたいものです。(以上、あーる)

【新連載・中華スマホ入門特集Vol.1】初めての中華スマホ!中華スマホとは?なぜ一部で人気なのか?
【中華スマホ入門特集Vol.2】気になる中華スマホ、何を基準に選ぶ?あーるの基準をご紹介
【中華スマホ入門特集Vol.3】せっかく購入した中華スマホにトラブル発生!どうする?保証は?

被害を最小限に防ぐために

格安スマートフォン、キャリアスマートフォンに限らず、スマートフォンを紛失した時を考えて出来るだけの対策はしておきたい所。被害を最小限に抑えるためにも、そして生活に関わっているからこそです。ぜひこの機会に確認をしてみましょう。

スマートフォンをロックする

Android スマートフォンはスリープ解除時にパスワードなどを求め、スマートフォンのホーム画面に辿り着けないように出来るセキュリティ機能が標準で備わっています。この設定はスマートフォンの設定を開き、「セキュリティ」>「セキュリティ解除方法」から各種ロック解除の方法を選択することが出来ます。写真はあくまでも富士通 arrows NX F-01Fであり、必ずしも今説明した方法で出来る訳ではありません。

参考に、主要どころのロック画面設定の手順を記載しました。
【Xperia スマートフォンの場合】
設定>セキュリティ>画面のロック
【Galaxy スマートフォンの場合】
設定(クイック設定)>ロック画面とセキュリティ
【Nexus スマートフォンの場合】
設定>セキュリティ?画面ロック

アプリごとにロックする

Amazonなどのインターネットショッピング、LINEなどのメッセージアプリ、個人情報を一つにまとめる電話帳など、プライバシーやお金に関するアプリを見られてしまったらひとたまりもありません。ロックを解かれる事を意味するもの、それは全ての情報が筒抜けになった事を意味します。これを防ぐにはアプリごとにもロックをするのが最善です。

メーカーによってカスタマイズされたスマートフォンの中には、特定のアプリをロックする機能が備わっています。例えばarrows系統のスマートフォンは、特定のアプリをロック出来ます。

メーカーがカスタマイズにそれらの機能を含めていない場合、「アプリロック」と呼ばれるアプリを使って、アプリを個々にロックしましょう。ここでは説明はしませんが、Googleで検索すると簡単に設定手順が見つかります。

Google play アプリロック AppLock
アプリロック AppLock
制作: DoMobile Lab
評価: 4.3 / 5段階中
価格: 無料 (2016/9/29 時点)

posted by: AndroidHTML v3.1

デバイスマネージャーを設定する

AndroidにはGoogleが提供している「Androidデバイスマネージャー」と呼ぶ機能を用意しています。Android デバイスマネージャーはAndroidスマートフォン・タブレットで利用でき、盗難や紛失時に大活躍します。
Android デバイスマネージャーはウェブ・アプリから、Android デバイスマネージャーと紐付けしている端末の位置情報を確認することが可能です。位置情報を確認すること以外に「着信音を鳴らす」「ロック」「消去」が利用出来ます。
「着信音を鳴らす」はその名の通り、紛失したスマートフォンの着信音を鳴らす機能で、近くで紛失した場合に重宝します。家の中で携帯電話を無くした時に、「電話番号鳴らして」と言うのと同じですね。
「ロック」での表示例
「ロック」はいつも使うスリープ解除とは異なる独自のパスワードを設定してからロックがかけられます。ロック画面にはメッセージを入れることも出来ます。

紛失時に取るべき行動

まずはデバイスマネージャーで位置情報をチェックしましょう。電源が切れている、GPSが入らない場所などの事情で設定が確認がとれない場合は、紛失した心当たりのあるお店などに連絡を。それでも見つからない場合は交番に向かい遺失届を出します。

おサイフケータイは停止手続きを!

ロック画面が解除されない場合でもおサイフケータイを使うことは出来ます。更に、おサイフケータイはスマートフォンの電源がオフでも決済が出来てしまいます。おサイフケータイの残高が少ない場合はまだしも、自動チャージになっている場合は・・。考えるだけでもゾッとしてしまいます。各おサイフケータイサービスの利用停止方法について、再度確認をしてみましょう。
楽天Edyの場合、下記ページからサービス停止の手続きが出来ます。

モバイルSuicaの場合は、パソコンやモバイルSuicaコールセンターに電話することで停止手続きが可能です。
iDの場合は、ドコモに電話することで画面にロックをすることが出来ます。が、手続きの停止は出来ないので、クレジットカード会社に連絡し、カードの利用停止手続きを行なって下さい。
ワオンの場合、ワオンステーション、ワオンネットステーションから停止手続きが可能です。
Nanacoモバイルの場合は、お問い合わせセンターに連絡をし、Nanacoを再発行することで、紛失したNanacoを利用出来なくすることが可能です。
QUICPayの場合、クレジットカード会社に連絡をし、カードの利用停止手続きを行なって下さい。
おサイフケータイのセキュリティチェックはおサイフケータイ情報(公式サイト)から確認出来ます。

各種パスワードの変更も大切

紛失したスマートフォンで利用していたサービスのパスワードを変更することも同時にオススメします。GoogleアカウントやSNSアカウント、AmazonやLINEなどはパスワードを変更しましょう。また、LINEは別端末からログインすると、元の端末のデータは消えるため、友人などに協力してもらい、LINEデータを削除することも考えてみると良いでしょう。
Amazonなどのインターネットショッピングの場合、ウェブからアクセスし、クレジットカードや住所情報を削除するのも忘れないように。

キャリアスマホを紛失した場合

キャリアスマートフォンには格安スマートフォンにはない、豊富なサービスが用意されています。

NTTドコモの場合

NTTドコモの場合、電話ひとつで多くの機能をロックできます。サービスの利用一時中断をすることで通話を始め、モバイルネットワーク接続なども無効化出来ます。また、おまかせロックをすることでスマートフォンの画面やおサイフケータイなどにロックを書けることが出来ます。
スマートフォンの位置を確認出来る「ケータイお探しサービス」の利用も可能です。その他に遠隔初期化も利用出来ます。これもデバイスマネージャーと同様に、スマートフォン本体のデータを初期化し、消去します。「ケータイお探しサービス」は月4回まで、それ以外は回数制限無く全て無料で利用出来るサービスです。
NTTドコモ

auの場合

au by KDDIの場合、「安心セキュリティパック(月300円)」に加入することで、「リモートロック」「位置検索」「リモートサポート」の各種サポートを受けることが出来ます。また0077-7-113に連絡することで、無料で紛失したスマートフォンの回線を停止することが出来ます。(au IDが分かる場合はウェブサイトからも回線停止が行えます。)
au by KDDI

ソフトバンクの場合

ソフトバンクの場合、「紛失・故障受付」に電話をするか、「My SoftBank」にアクセスし、手続きする事で回線の停止が行えます。(電話番号:0800-919-0113)
その他に安心遠隔ロック、紛失ケータイ捜索サービスの2つも利用出来ますが、「安心遠隔ロック」は「S!ベーシックパック(月300円)」の加入と「安心操作ロック」アプリをインストールする必要があります。紛失ケータイ捜索サービスも加入が必要ですが、利用時に加入することも出来ます。
ソフトバンク

格安スマートフォンの紛失は自己責任

一方で、先ほど紹介したキャリアスマートフォンとは異なり、格安スマートフォンを紛失した場合、メーカーによる貸与はされません。よって、代わりを自分自身で用意する必要があります。せっかく安いスマートフォンを購入したのにも関わらず別のスマートフォンを紛失時用に用意しておくのは費用がかさむので賢いやり方ではありません。
そして格安スマートフォンを紛失した場合の対処法は基本的に最初に説明した「スマートフォンをロックする」の説明を参考にして、自ら策を練るしかないのが現状です。

格安SIMを紛失したらどうなる?

格安SIMを紛失した場合ですが、その多くは再発行手続き(3000円)が必要となります。
ロック画面を解除された場合、APN画面からどこの会社のMVNOサービスか一発で判明してしまうため、MVNOサービスの利用停止をすることも大切になってきます。SIMカードは戻ってきませんし、損害金として3000円程度発生するので良いことはありませんが、悪用されるよりはマシだろうと捉えたほうが良さそうです。損害金が発生しない場合もあるので、ここは利用しているMVNOを調べてみると良いでしょう。

対策は大切である

今や、財布の代わりにもなってきたスマートフォンは生活と密着しています。多くの生活シーンでスマートフォンを使う機会が増えてきたからこそ、家の鍵と同様に無くした時の対処方法を確認し、対策する必要があります。キャリアスマートフォンを使っている方で、「遠隔操作」「リモートロック」などのアプリを無効化している場合、キャリアからの措置が出来なくなってしまいます。そうなる前に今一度、ご自身の設定を再確認し、もしもの時に備えておくことが最重要となってきます。

この記事を書いた人(編集:あーる)

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています