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【富良野スキー場・新富良野プリンスホテル】富良野スキー場で最長4kmのロングコースを堪能!最高のパウダースノーと新富良野プリンスホテル宿泊記

2024年末から2025年にかけては大雪が全国で降っており、各地の交通事業者や日常生活を混乱の渦に巻き込んでいます。大雪が降っているということは、スキー場にとっては恵みの雪。2023-2024シーズンは全国的に雪不足に見舞われましたが、2024-2025シーズンの雪は期待ができそうです。さて、そんなスキーシーズンに是非訪れて欲しいのが北海道は富良野。ドラマ・北の国からの舞台で、ラベンダーの印象の強い富良野はスキーヤーにとっても最高の雪を楽しめるパウダースノー天国。

今回はそんな北海道は富良野の富良野スキー場と、併設の新富良野プリンスホテルについて2024-2024シーズンなどからレポート。最長滑走距離4,000m、コース数は28コース、標高差は839mというロングコースを楽しめる富良野に今シーズンこそいかがでしょうか?東京からは旭川空港に飛べば結構簡単にアクセスできるのも魅力です。

旭川空港からバスで一本。全国からのアクセスの良さが魅力の富良野

富良野スキー場・新富良野プリンスホテルへのアクセスはシンプル。全国の空港から旭川空港にひとっ飛びしたら、旭川空港を発着する高速バス、ラベンダー号に乗るだけ。あとは1時間ほどで新富良野プリンスホテルの玄関まで到着してくれます。スキー場併設のプリンスホテルの中でも抜群のアクセスの良さと言えそうです。

東京から旭川空港のJAL初便との接続が悪い(JAL 9:25着・バスは10:37発)のでその点は要注意。本気で早く行きたい場合は、千代ヶ岡駅までタクシーを飛ばし、10:02発の富良野行きに乗ることで10:58富良野駅、そこから再度タクシーで移動することも可能です。エクストリーム移動をしたい場合には利用できますが、ラベンダー号でも11:55に新富良野プリンスホテル着なのでそんなに急がなくても良いかと。

2つの山を全速力で駆け抜ける!富良野ゾーンと北の峰ゾーンで最長4kmのロングコースを楽しめる

富良野スキー場は最高地点の標高1,074mの富良野ゾーンと、標高934mの北の峰ゾーンの2ゾーン(+プレミアムゾーン)の広大な敷地を持ったスキー場。富良野ゾーン、北の峰ゾーンの両方ともそれぞれロープウェイ、ゴンドラで山麓から山頂まで一気に駆け上がることができる(富良野ゾーンは富良野ダウンヒル第3も有)ようになっており、ロングコースを滑りたいという方にも嬉しいリフト構成になっています。

地図の左上のE2コース(620m)からH1コース(1,500m)を抜けて北の峰ゾーンに入り、そのままF1コースやF2コースと下っていくことで、ゲレンデマップを左上から右下にかけて一気に滑っていくロングコースを楽しめるのが一番のポイント。どのコースもほどよい中斜面になっており、中級者以上であれば楽しんで滑っていけるようになっています。

富良野ロープウェイは混雑するものの一気に上へ。ダウンヒルを楽しめる

富良野ロープウェーは101人乗りの大型ロープウェー。距離2,330mで標高900m地点まで一気に上へ駆け上がってくれるスピードが魅力。だいたい10分ほどで山頂まで快適に登ることができるようになっています。混雑時にはかなりの列ができますが、それでも次便、もしくはその次で乗ることができるため20分ほど待てば必ず乗れる印象。ゴンドラに比べて収容人数が多く、速度が早いこともあり意外と効率よく頂上に進むことができます。中腹までしか進めない雫石ロープウェイとは大違いです。

富良野ロープウェーの山頂駅から富良野ダウンヒル第3リフトに5分ほど乗車すれば富良野スキー場の最高地点に到達。標高1,074mの場所から中級者コースE2や上級者コースのE1を駆け下り、そのまま一気に山麓へ向かってダウンヒルコースを楽しむことができます。

富良野は日本全国のスキー場の中でも緯度の高いかなり北にあるスキー場。北海道内を見ても大規模なスキー場ではここ富良野がほぼ最北。(かもい岳スキー場のほうが北にあったり、旭岳エリア圧雪コースも北にあります)良質なパウダースノーを3月の半ばでも楽しむことができるため、スキー好きにとっては最高の場所に。

北の峰ゾーンは中腹から一気に視界がひらけている場所を駆け下りるのが快感を感じるコース。北の峰第2ロマンスリフトの終点付近で一気に視界がひらけるようになっていて、富良野の市街地も一望しながら滑り降りていくことが可能。スキーの醍醐味はこのパノラマを楽しみながらダウンヒルを降りていくことでは、というのを感じるそんなコースです。

北の峰ゾーンと富良野ゾーンの間には距離931mの連絡リフトも用意。北の峰ゾーンを楽しんだ後は、新富良野プリンスホテル側に戻る際にはこの連絡リフトを利用するのが催促。富良野は風が強い日はかなり強くなっていて、連絡リフト周辺や北の峰ゾーンはその強風の影響を受けやすいエリアなので、体力面とリフトの運行面の両方で要注意です。

スキー場直結。ゆったりとした部屋で疲れを癒せる新富良野プリンスホテル

スキー場に直結の抜群のアクセスを誇るのが新富良野プリンスホテル。大阪万博の国連館やスイス館、森博士の家を手掛けた清家清が設計しており、円形の構造をすることが多いプリンスホテルの中で、楕円形のデザインになっているのが特徴。すべての廊下が少しカーブしていることで、円形のザ・プリンス京都宝ヶ池などに比べカーブがゆるやかになっています。

ツインルームは28㎡のゆったりとしたつくりになっており、ソファーベッドを利用して最大3名で利用が可能。ベッド幅は110cmありゆったりと過ごすことが可能なのも嬉しいところ。加湿空気清浄機も備えられているので、乾燥の心配も少ないのも嬉しいところ。

洗面台は独立洗面台になっており、3人で宿泊する場合であっても余裕を持った使い方ができるようになっています。風呂とトイレは一体型のユニットタイプ。ただ、浴槽自体が広く作られており入浴する際も不便なく利用が可能です。実際には別棟の温泉を利用することが多いため、部屋風呂を使うこと自体が少ないかと。

新富良野プリンスホテルに宿泊している場合は、専用ロッカールームの利用が可能。スキーで使った道具はすべてこのロッカーにしまっておくことができるので、部屋に持ち込んだりすることも、別途貸しロッカーを利用する必要もありません。ロッカーも一つ一つがそれなりの大きさのため、3人分のスキー板、ブーツなどを収納しても余裕がありました。

ドラマ・北の国からの脚本家、倉本聰が手掛けたSoh’s Barでお酒と料理を楽しむ上質な時間

ドラマ・北の国からの脚本家の倉本聰氏が監修した「大人の隠れ家」を目指したシガーバー、Soh’s Barもぜひ訪れてして欲しいところ。星灯りに照らされた夜の林道を抜けた先に石積みで作られたこのバーでは、オールディーズのBGMを楽しみながらお酒や料理、シガーを楽しむことが可能。

私は2021-2022シーズンと、2023-2024シーズンの2回訪ねていますが、ぜひ食べてほしいのがチーズフォンデュ。暖炉の前で楽しむチーズフォンデュは、冬の寒さを忘れて温かい野菜やお肉を存分に味わうことができます。オードブルの類も充実しており、夕飯として十分な量になるため夕食バイキングを使わずにここで済ませてしまっても良いと思うほどでした。

シガーも多く取り揃えており、初心者向けのものも含めて多くの銘柄から楽しむことが可能。お酒とシガーを楽しみながらスキーリゾートらしからぬ上質な時間をSoh’s Barで過ごすのも一興です。営業時間は午後7時から午前0時まで。予約可能なためぜひ予約してから訪ねて欲しいところ。

Soh’s Barから新富良野プリンスホテルまでは徒歩6,7分ほど。真冬の夜は寒いものの、お酒とシガーで血の巡りが良くなったあとは良い覚ましがてら明るい林道を抜けて帰るとほどよい具合になっているかと。私は以前訪ねた際はシガーを最後まで吸ったことでニコチンが周り過ぎてしまったので、シガーを吸う際にはご注意を。

朝食ビュッフェや炭焼処きたぐにで楽しむ和定食も美味しい

朝食はメインダイニングの朝食ビュッフェと、炭焼処きたぐにでの和定食を選択可能。朝食ビュッフェでは、北海道食材をふんだんに使った和洋食を楽しめ、海鮮丼を自作することもできるようになっています。ゴロゴロ野菜のスープカレーなども用意されており、朝から温まってその日のスキーに備えられるというわけ。

炭焼処きたぐにでは、「白いご飯と一緒に食べるならこれ!」をコンセプトに旨いものをシンプルにあわせて定食形式で提供。西京焼きとお造り、お味噌汁とご飯のシンプルなセットで健康的な食事を楽しめます。こちらは靴を脱いで利用するタイプでしたが、席自体が暖房されており、ゆっくりと食事を楽しむのには結構良い感じでした。

最高のパウダースノーと贅沢な時間を満喫できる富良野スキー場・新富良野プリンスホテル

富良野スキー場と新富良野プリンスホテルは、ウィンタースポーツ愛好者にとってまさに理想のリゾート。最長4,000mのロングコースや日本有数のパウダースノー、そして初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが揃い、誰もが満足できる構成でした。さらに、旭川空港からの便利なアクセスと、スキー場直結のホテルで全国から簡単に行けるのも嬉しいところ。

スキーだけでなく、Soh’s Barでのチーズフォンデュやシガーを楽しむ特別な夜、北海道ならではの新鮮な朝食、温泉でのリラックス時間など、心と体を癒やす贅沢な体験を富良野なら楽しめるわけ。今年は例年以上の大雪に恵まれ、絶好のスキーシーズンが期待できる絶好の機会。北海道はニセコが特に有名ですが、富良野の雪をぜひ体感してみて下さい。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています