【Blackview Tab60 WiFi】1万円強で買えるAmazonプライム・ビデオもHD画質再生可能なAndroidタブレット、Blackview Tab60 WiFiレビュー【PR】
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当ブログでもこれまで多くの製品を紹介しているタブレット・スマートフォンメーカーであるBlackview。廉価な価格でそこそこの性能の製品を多くリリースしており、手軽に使えるタブレットの選択肢として良い製品が多い印象のメーカーです。そんなBlackveiwから12,999円という価格でありながら動画再生などで利用できる10.1インチタブレット、Blackview Tab60 WiFiを提供していただいたのでレビューします。
Blackview Tab60 WiFiはSoCにAllWinner A523を、4GB RAM(8GBの拡張RAMの利用可能)、128GBストレージに最大1TBのmicroSDカードに対応したタブレット。ディスプレイは10.1インチの1280×800解像度で、デュアルボックススピーカーを採用し、スピーカーの能力を高めているとのこと。15,800円(2024年11月24日時点)で購入可能です。
Blackview Tab60 WiFiのスペック
項目 | 内容 |
---|---|
ディスプレイ | 10.1インチ HD (1280 x 800) IPS |
CPU | オクタコア AllWinner A523 |
OS | Android 14 (DokeOS_P 4.0) |
RAM + ROM | 12GB (4GB + 最大8GB拡張) + 128GB (最大1TB TF拡張) |
カメラ | 8MP (背面) + 5MP (前面) |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
USB | USB Type-C |
バッテリー・充電性能 | 5150mAh、10W急速充電 |
重量 | 538g |
大きさ | 242.7 x 161.5 x 8.5mm |
Wi-Fi | WiFi 6 (2.4GHz + 5GHz) |
その他 | OTG、Widevine L1、Google Lens対応 |
10.1インチのサイズ感で持ち運びもしやすいデザイン。純正ケースが付属するのも嬉しいポイント
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パッケージは製品画像をデカデカと印刷したシンプルなもの。USB Type-Cケーブルと説明書、充電器、そして純正の折りたたみケース、ガラスフィルムが付属。タブレットを利用する際に購入することが多いものは一式、最初から付属しているというのが嬉しいところ。
また、ガラスフィルムが付属しているにも関わらず、本体には最初から純正の保護フィルムも貼付済み。購入後にフィルムの外フィルムを剥がせば、新品の保護フィルムが貼り付けられた状態でそのまま利用を開始できます。
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本体のディスプレイは10,1インチの大きさ。画面の外側のベゼル部分は一般的なタブレットのそれと同じくらいのレベルです。若干長辺部分のベゼルが太めではありますが、気になるほどというわけではありません。
電源キーとボリュームキーは長辺側の端に配置。横向きで利用した場合は左上に、縦向きに利用したときは右上に来るようになっていて、縦横のどちらでも利用しやすくなっています。スピーカーは電源キーと反対側の長辺部に配置。横向きで利用すればデュアルスピーカーになる配置でした。
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縦向きで下部に、横向きだと左側になる短辺部にはUSB Type-C端子とmicroSDスロットを配置。USB Type-C端子は真ん中ではなく横向きで利用したときには左下になるようになっています。microSDは1TBまでのものが利用可能。内蔵ストレージも128GBあるためそんなに必要性はありませんが、動画をたくさんいれるという場合には便利かも。
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Blackview Tab60 Wifiの重量は539g。10.1インチのタブレットとしては重すぎも、軽くもない普通の重量です。10インチのタブレットは、基本的には家で利用してたまに持ち出す程度だと思うので、このくらいなら特段コメントすることはありません。
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Blackviewのタブレットは、付属品が充実しているのはポイントかも。同梱品を紹介した際に軽く触れたように、純正の折りたたみ式のケースが付属しており、わざわざ別途純正品などを購入する必要がないのは嬉しいところ。よくある廉価タブレットのケースのような汎用的なものではなく製品にぴったり合わせられるため、持ち運び時にじゃまにならない大きさが嬉しいところ。きちんとカバーを折り畳んで縦置き用のスタンドにも使えます。
AllWinner A523プロセッサーで、動画再生などにちょうどよいスペックを実現。WEBサーフィンは不向き
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Blackview Tab60 WiFiはSoCにAllWinner A523プロセッサーを採用。AllWinner A523は1.8Ghz駆動のローエンド向けのオクタコアプロセッサー。プロセッサー自体は2023年の第3四半期に登場しており、ここ1年で登場した低価格タブレットで多く採用されているもの。性能はかなり抑えられており、ゲーミングは不可能といっても良いレベル感の性能です。
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実際にAnTuTuベンチマークを行ってみても16万点というスコアに。一時期のタブレットで多く採用されていたUNISOC T606がAntutuベンチマークで21万点(Blackview Tab60・8インチタブレット)でそれに比べても低い印象。どちらにせよかなりローエンドな部類という感じです。
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ストレージテストの結果に関してもかなり低速なことがうかがえるかと。シーケンシャルリードで259MB/s、シーケンシャルライトで137MB/s、ランダムアクセスではリード44MB/s、ライト34MB/sのためゲームなどのローディングは無理、というレベルで思っておくと良さそうです。ただ、Amazonプライム・ビデオでアニメ一本を”高画質”設定でダウンロードしたときには、ダウンロード時間は10秒ほどだったため動画を扱うレベルでは困りませんでした。
WidevineセキュリティレベルはL1。プライム・ビデオ等で高画質再生に対応
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Amazonプライム・ビデオやNetflixを始めとする各種ストリーミングサービスでHD画質以上での再生のために必須となるのが、Widevineセキュリティレベル。本製品はWidevine L1でHD再生に必要な最低限の基準についてはクリアしています。
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実際にAmazonプライム・ビデオで動画を再生してみると、1080Pの表示が表示されてフルHD画質での再生が可能なことが確認。本製品のディスプレイはHD画質(720P)のため、実際に1080Pをすると余剰なためAmazonプライム・ビデオでは”高画質”にしておくとベター。
若干癖があったようにも感じたのが、1080P画質で再生していたときの挙動。Amazonプライム・ビデオで再生中、本体の設定でRAM FastモードをONにしているとRAMへのキャッシュの書き出しがうまく行かずにHD画質以上での再生が失敗してしまうようです。
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再生画質に関しては、発色はそこそこの印象。写真からも若干分かるかもしれませんが、全体的に青みがかかった色合いで、赤色の発色は少し弱い印象でした。ただ、HD画質で映像を楽しむ分には十分な印象。私の場合はベッドでゴロゴロしながら動画を見るのにTab60 WiFiを愛用する結果に。とりあえずそこらに放り投げておいて、サクッと動画を再生できるタブレットとしてなかなか良い感じでした。
スピーカーのサウンドについては、意外と使える音質という印象。1万円台の廉価タブレットは、スピーカーが全く使い物にならないことも多いですが、本機のデュアルスピーカーはステレオ感を一応感じられるものになっている印象。”ボックススピーカー”で低音を強調と謳っていますが、スピーカーのサイズの限界で低音は特に感じない仕上がりでした。
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YoutubeやYouTube Musicで動画や音楽を再生するのはかなりスムーズ。本機は低価格帯のモデルではあるもののWi-Fi 6に対応しており実測400Mbpsほどでの通信が可能。前述したAmazonプライム・ビデオの動画のダウンロードや、YouTubeなどの動画の読み込みは十分高速で実施ができます。このスピードは結構驚きの速さでした。
PCモードも搭載。複数ウインドウを開いた作業にも対応して使い勝手の高さを実現
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Blackview Tab60 WiFiはBluetoothキーボードと組み合わせて使えるPCモードを搭載。タスクバーやWindowsの”スタートメニュー”のようなメニューの表示、そして複数のアプリを同時に起動し、マルチウィンドウで表示できる機能で、PCライクな操作が可能になるモードです。一つのアプリを複数画面で開くことも可能。
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ブラウザとドキュメントアプリを同時に開いたり、メールを複数同時に開きながらメールを書いたりなんて使い方が可能。タスクバーの右側下部をタップすれば、クイック設定メニューを表示して設定をすぐに変更することも可能です。ただ、本機の性能自体がそもそも低いためブラウザを複数同時に起動すると動作がかなり緩慢になるため、あまり本機能の実用性は他各区ない印象でした。
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現代のWEBサイトは広告の数も多く、また、画像を豊富に利用したり、動的な動きをするサイトが増えていることもあり、WEBブラウジングも意外とCPUに負荷がかかります。このため、WEBブラウジングにおいても本機は正直結構動作は重く、動画再生とたまにWEBサイトを確認する、くらいの使い方がちょうどよい感じでした。Instagramは意外と軽快に動作し、Twitter(X)はかなり重め、といったところです。
手軽に動画を見るマルチメディアタブレットとして便利。HD画質とステレオスピーカーを1万円台で
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今回レビューしたBlackviewのローエンドタブレット、Blackview Tab60 Wifi。絶対的なスペックでいえばかなりローエンドな部類の製品で、WEBブラウジングでもちょっと怪しいという性能の製品。ただ、HD画質のディスプレイにステレオスピーカー、そして128GBの大容量内蔵ストレージと1TBまでのmicroSD対応で動画をダウンロードしたり、ストリーミングで楽しむのには十分な性能を持ったタブレットでした。価格もクーポンコード利用で12,999円(記事執筆時点)と圧倒的に安く、ベッドに置いておいて寝る前の動画用なんて使い方も良さそうです。