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【THREEKEY PD 充電器 100W】クレジットカードほどの小型さに100WのUSB PD出力。ノートPCもスマホも同時に急速充電できるTHREEKEY PD 100W充電器レビュー

旅行や出張の際にいつも悩むことになるのが電源の確保。私のように常にPCを持ち歩くという場合ではなくても、スマートフォンにスマートウォッチ、モバイルバッテリーにヘッドホンというように意外と充電をする機器は多いもの。当ブログでもこれまで3ポートの65W充電器のベストセラー、Baseus
65Wを始め多くの充電器をレビューしてきました。
しかし、正直なところを言ってしまえば65Wの充電器は意外とパワー不足。スマートフォンを急速充電しつつ他の機器、という組み合わせならなんとかなってもノートPCがその中に入るだけで一気に厳しくなってしまいます。そんなときにおすすめしたいのが100W出力の小型充電器。
今回は充電器をお送りリリースするTHREEKEYから最大100W出力が可能な充電器である、THEREEKY
100W USB
PD充電器を提供いただきレビュー。小型サイズでありながら複数台のPCを同時に充電することも可能なパワーを兼ね備えた実力モデル。

クレジットカード並の大きさで持ち運び性に優れたコンパクトさ

      

     
パッケージは青色をアクセントにしたシンプルなデザイン。パッケージ背面には各種認証についても記載があります。同梱品はシンプルで本体の他にはUSB
Type-C to Cケーブル、説明書のみ。説明書は日本語化されていました。

本体は白色のシンプルなデザイン。USB Type-C端子×3とUSB
Type-A端子の合計4ポート構成です。コンセントに差し込むプラグ部分は折りたたみ式で、持ち運ぶ際などは本体に折りたたんで置くことで周りのものを傷つけずに、コンパクトに持ち運ぶことが可能です。

     
本体の重量は220g。同じく100Wの給電に対応したHyperJuice GaN 100Wが207gだったことを考えると少し重め。ただし、大きさは後発モデルなこともあってクレジットカードよりも長さは短いというコンパクトさを実現しています。

     

      

小型の4ポート・100W出力の充電器で先行していたHyperJuice GaN 100W Dualチャージャーと比較すると本機のコンパクトさがわかりやすいかと。本体の高さも長さも、幅のすべてをとっても小型化されておりより持ち運びやすいデザインに仕上がっています。
3ポート・65W出力の定番とも言えるBaseus 65Wチャージャーとも比較。ポート数・出力が異なるため製品の高さはBaseusが本機の約半分ほど。ただし、横幅と長さの面で言えばTHREEKEY PD充電器のほうが小ぶりという結果に。横幅が狭いことで、電源タップを利用した際に隣の口と干渉する可能性を減らせるためより実用的といえます。

2台のPCをまとめて充電しても余裕のパワー。機器が多くても安心して充電

早速THREEKEY PD充電器
100Wの実力を探るために、利用しているPC等に接続していきます。電源タップに直接続しましたが、隣の機器との間隔を十分確保できているのもポイントです。
THREEKEY PD充電器
100Wの各ポートの出力は以下の通り。充電ケーブルが接続されたポートと、接続数に応じて各ポートからの出力を自動的に調整します。
・USB-C1/C2: 5V 3A/9V 3A/12V 3A/ 15V 3A / 20V 5A (100W MAX)
・USB-C3: 5V 3A/ 9V 2.22A/12V 1.5A (20W MAX)
・USB-A: 4.5V 5A/5V 4.5A/ 9V 2A/12V 1.5A (22.5W MAX)

接続先のポートとそれぞれの接続時の出力パターンは上の図の通り。4ポート全てに充電ケーブルを差し込んだ場合は、USB C1が45W、USB C2が30W、USB C3とUSB Type-Cから10Wずつの出力で動作します。
3ポート利用時にはUSB C1とC2を利用する場合はUSB
C1は45W、C2は30Wに制限されますが、USB C1・C3の組み合わせならUSB
C1では60Wの出力を確保できるというもの。つなぎ方によって1機器に対しての出力を調整するといったことも可能です。
早速手元のPCに接続して充電性能をチェック。まずは1台のみに接続した場合から。USB
PDの給電についてはノートPC毎に仕様が異なっており、今回試したHP EliteBook 830
G8では45Wで給電。単一ポートでは最大100Wまで出力ができますが、受け口側がそもそも45Wまでだったという感じです。

実際にTHREEKEY PD充電器
100Wの実力が発揮されるのが複数台を同時に接続したとき。まずは2台のノートPCに接続してみます。供給される電力量は、ノートPC側のバッテリーの状況(充電が必要な容量)にも変わるため写真ではそれぞれ32Wと24Wの表示となってしまっていますが、PC側では問題なく充電できていることが確認できます。
接続台数を3台に増やして、ノートPC✕2とスマートフォン1台をそれぞれ、USB
Type-Cから給電。この場合は、USB Type-C 1から45W、Type-C 2から30W、Type-C
3から20Wの出力となりスマートフォンも急速充電が可能に。複数人分のノートPCとスマートフォンを充電したり、会社用と個人用のPCの2台にスマホを充電したりする場面でも活躍します。

最大4台接続した場合でもUSB C1が45W、USB C2が30W、USB C3とUSB
Type-Cから10Wずつの出力で動作するため、ノートPCは2台充電しつつスマートフォンに、イヤホンというような充電の仕方が可能。小型サイズを活かして外出先に持っていって持ち運んでいるガジェットの充電のすべてをまかなってしまうことも、もしくは自宅の充電スポットに設置してしまうことも、どちらでも活躍できます。

個人的に便利に感じたのが新幹線での充電ハブとして利用したとき。先日出張に行った際には新幹線で移動をしていましたが、東海道新幹線のトラブルで列車が大幅に遅延。普段隣の席が埋まっている状況では会社のPCを出して作業というのはしないのですが、乗車時間も長く、さらに隣席も空いていたので作業をしていました。
THREEKEY
PD充電器を座席のコンセントに挿して会社PCと私用スマートフォン、そしてルーターの3つを同時に充電しながら作業をする際に本機が活躍。65W充電器を利用していた時には供給電力が不足してしまう場面もありましたが、すべての機器を安定して急速充電でき作業効率を維持できました。加えてコンセントのある面との接触面積が大きいことでグラつきづらかったのもポイント。移動中の充電器として優秀な製品でした。

手軽に持ち運べるパワフルな充電ソリューション

今回レビューしたTHREEKEY PD 充電器
100Wは、合計100Wの給電能力に対応しながらもクレジットカード並のサイズ感で持ち運びやすくどこでも使えるパワフルな充電ソリューションとして優秀でした。

0 コメント

  1. 複数使用時のリセット有無や各ポートのもつ急速充電プロトコルをレビューしてください

    • コメントありがとうございます。貴重なご意見ありがとうございます。
      確かに、リセット有無に関しては需要が大きいかと思われます。
      充電プロトコルに関してはFNB38を当方が導入しておらず現時点ではテストできないのですが、今後導入含めて前向きに検討できればと思います。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています