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【Blackview Tab60】8インチの小型サイズにWideVine L1でAmazonプライム・ビデオもフルHD再生対応のタブレットBlackview Tab60レビュー【PR】

Androidタブレット端末は数多く登場しており、大手メーカーの製品はもちろん若干マイナーなメーカーも毎年精力的に製品を投入しています。特に最近目を見張る数の製品を発売しているのがBlackview。熱画像カメラ搭載のスマートフォンBlackview BL9000 Proを発表するなどタフネススマホの印象が強いですが、タブレットも製品数では負けていません。

8.68インチの小型なサイズでありながらHDディスプレイ、128GBストレージにAndroid 13を採用したBlackview Tab60もその一つ。クーポン利用後は16,000円ほどで購入できる安価さを確保しつつ、4Gによるデータ接続にも対応、またWideVine L1でAmazonプライム・ビデオをはじめとしたストリーミングサービスも高画質で楽しむことができる製品です。

Blackview Tab 60のスペック

  • OS: Android 13
  • CPU:UNISOC T606
  • RAM容量: 6GB + 6GB拡張
  • ストレージ: 128GB + 最大1TB microSDカード拡張
  • 液晶サイズ: 8.68インチ
  • 解像度: 1340 x 800
  • カメラ: 800万画素(バックカメラ)500万画素(フロントカメラ)
  • スピーカー: デュアルスピーカー
  • 無線通信: IEEE802.11 a/b/g/n/ac
  • バッテリー容量: 6050mAh
  • SIM: 2G: GSM: B2/B3/B5/B8 3G: WCDMA: B1/B8
    4G: FDD: B1/B3/B7/B8/B20 TDD: B40
  • 接続端子: USB Type-C
  • サイズ: 211.7 x 124.4 x 8.4mm
  • 重さ: 338g

片手で持てるコンパクトサイズ。300g台の軽量さも魅力的

まずはパッケージから。Blackviewのタブレットのパッケージデザインは大変シンプルで製品の画像を前面にプリントし、裏側に認証情報やシリアルナンバーのシールが貼られているというもの。中の台紙はタブレット本体の形状や付属品の形状に合わせて成形されているため、いたって普通という感じです。

同梱品は本体の他には左からUSB Type-A to Cケーブル、AC充電器、ユーザーマニュアルとSIMピン。特別多くも少なくもないといったレベルでしょうか。電源アダプターの出力は5V~2Aの10W出力。ひし形PSEは株式会社サンユース商事でした。本機の充電は最大10W入力のためちょうどよい出力になっています。

本体のデザインは至って普通のタブレット端末という感じ。嬉しいことにあらかじめ画面保護フィルムが貼付されていたため別途購入する必要なく利用できます。仮に画面保護フィルムを追加で必要な場合はガラス保護フィルムも多くのメーカーから登場しておりこれを利用するとベターです。スマートフォンで見かけるような画面のふちのラウンドエッジ加工はされていません。

前面のデザインはベゼル部分も真っ黒の一番シンプルなもの。前面の大きさに対してディスプレイが占める割合は84%とかなり高く、画面以外に余計なものはありません。背面はつや消しのグレー一色のデザイン。Blackviewのロゴが真ん中に位置し、左上にカメラがある以外は無地のシンプルな仕上がりです。若干、端に向かって角度がついていて持ちやすさに配慮した仕上がりになっていました。

実際私の手で持ってみても手のひらを広げないくらいで十分持てるサイズ感。無理なく持てることで、電車の中などで立ちながらでもWEBブラウジングなどが可能です。横向きで利用する際には左右のベゼルだけで保持するのは少し難しいため、この際は両手でもつ必要がありそうです。

今回レビューするTab60はアイアングレイのモデル。RAMは6GB、ストレージは128GBモデルです。製品紹介などでは12GB RAMと謳っていますが、これは拡張RAM機能を最大限に6GBまで利用した場合のRAM。Androidタブレットを利用するうえでは、6GB RAMのままでも十分な気もします。

背面にはシングルカメラを搭載。リアカメラは800万画素、フロントカメラは500万画素でちょっとした撮影用途には使えるようになっています。ただ、こういったタブレット端末のカメラの画質は推して知るべしで、期待しないのがベターです。

本体の重量は344g(実測)と200gのスマートフォン1.7台分くらいの重さ。10インチ帯のタブレットは500gを超える事が多く、持ち運ぶ際には重さを感じる場面もありますが、300g台であれば気軽に持ち出せるレベルに収まってくれている印象です。

各側面についても確認。縦向きに持った際の上部にはスピーカーと3.5mmステレオミニプラグが配置。下部も同じようにスピーカーとUSB Type-C端子、マイクが用意されています。スピーカーは横向きに持った際にちょうど左右でステレオになるように配置されていました。

長辺側についても確認していく。縦向き利用時の右側には電源キーとボリュームキーを配置。電源キーも同じ側面に配置されているAndroidスマートフォンに近い形状で慣れている方も多い配置になっています。

反対側にはSIMスロットのみを配置。スロットはデュアルSIM対応のトレイになっており、nanoSIM×2もしくは、nanoSIM×1とmicroSDカードの組み合わせを挿入できる。microSDカードは最大1TBまで対応しており動画や写真を大量に入れたいという場合でも安心できます。

他のAndroidスマートフォンから簡単にデータ伝送。セットアップも簡単

Blackview Tab60はAndroid 13を搭載。Android端末ではGoogle純正のセットアップ機能が用意されており、他のスマートフォンやタブレットと直接接続することでアプリやデータを伝送できる仕組みを備えています。今回はUSB Type-Cケーブルを利用してXiaomi 13T(レビュー)と本機を接続してセットアップを実施。それぞれの端末で認証を行えば、伝送したい内容を選択してあとは自動的にアプリや設定、画像データなどを移行してくれます。

データ移行が終わったらGoogleサービスのバックアップの要否などを確認。必要に応じて他の設定を行えばすぐに利用を開始することが可能です。今回はメインのスマートフォンからアプリをすべて(200個以上)複製したため、このインストールには2時間ほどかかりましたがこれはバックグラウンドで実行できました。

Android側のセットアップが終了すると最後にBlackviewのDokeOS側のセットアップ画面も表示。とはいえ、利用規約への同意とシステムナビゲーションをジェスチャーにするか、ナビゲーションボタンを表示するかを選べるだけ。スッキリした画面のほうが好みのため、今回はジェスチャーナビゲーションを選択しました。

デフォルトランチャーはシンプルなもので、Googleのアプリ一式と、Blackviewオリジナルのアプリ凍結庫、データ引越アシスタント、FMラジオ、システムスチュワード、音声レコーダー、ゲームモードとマルチテックメモのみ。他のデバイスからの移行を前提にするならば、これくらいで正直十分かと。

Antutuベンチマークは21万点。UNISOC T606らしい必要最低限のスペックを確保

Blackview Tab60は性能の要となるSoCにはUNISOC T606プロセッサーを採用。2021年に登場したこのUNISOC T606は登場から丸3年が経過するSoCですが、本機のように採用例はまだまだ多く現役という感じ。絶対的な性能は低めではあるものの、ゲーム以外の日常的な用途で利用する分には、十分なパフォーマンスを実現できるという印象です。

Antutuベンチマークでの結果は21.9万点。先日レビューしたXiaomi 13TのAntutuスコアは89万点だったのでそれと比べると点数でいえば1/4ほど。絶対的なスコアで言えば本機は間違いなく低い部類です。全体的にスコアが低いため特筆するまでもないですが、最低限の性能がある、その程度で思って違いはありません。

スペック表の焼きまし程度にしかなりませんが、Antutuベンチマークから確認した本機のスペック情報も貼り付けておきます。内蔵の6GB RAMはLPDDR4x(1600Mhz)のため超高速というわけではない感じ。カーナビとしての利用を少し謳っていたこともあるように、本機は加速度センサーを搭載しているのはちょっと特徴的かもしれません。

スクリーンは10点マルチタッチに対応。タッチパネルのセンサーの感度はそこそこ良いものを利用しているようで、感度も良好。安価なタブレットではたまにタッチの感度、レスポンスが悪い製品もありますが、本製品のそれは樹分満足できるレベルでした。

Amazonプライム・ビデオやNetflixといった動画ストリーミングサービスを高画質で再生する際に必要になるのがWideVineセキュリティレベルが高いこと。Blackview Tab60はL1となっており、問題なくHD以上の画質で再生をすることが可能です。

なお、NetflixについてはNetflixが定める上位のリストに入っていないことから、720Pまでの再生に対応します。ただし、本機のディスプレイ自体が720Pのためディスプレイと同じレベルで再生できる、というレベルです。

設定画面についてはAndroidの標準のものからデザインを変更しているものの、表示されている項目や並び順はそのままという感じ。ほぼ独自項目はなく(電源のスケジュール機能くらい)必要な設定項目にすぐにアクセスできます。

Android Autoに対応しているのは珍しい印象。設定画面からAndroid Autoに遷移して車との接続やランチャーの表示内容などを変更できるようになっていました。ただAndroid AUto対応はおろか、車自体を私は所有していないためこの使い勝手は試せませんでした。

レビュー時点ではワイヤレスアップデートは特に配信されておらず、2023年11月4日のものが最後の様子。セキュリティアップデートは2023年9月5日が最終更新となっていました。アップデートは半年近く配信されていないため、一旦大きなバグなどがなければこのままという印象です。

画面を上から下にスワイプすると表示されるクイック設定ツールは標準的なデザイン。Wi-FiやBluetoothの設定については▼ボタンから直接編集をすることも可能。時計と時刻表示も大きく見やすくなっているのも分かりやすい印象でした。

WideVine L1でAmazonプライム・ビデオはフルHD再生。サクサク動くレスポンスの良さも嬉しい

Blackview Tab60は8.68インチにHD(1340×800)のディスプレイを搭載。実際に画面を表示してみると個人的には「普通にきれい」と思える印象を受けました。前述しているように片手で手に持って利用できるコンパクトサイズで、SNSを見たり動画を見たり、WEBブラウジングをする分には十分な性能と画質を確保しているという印象です。

ディスプレイの発色は若干青みがかかっている印象。設定メニューから色味の調整を行えるようになっているため好みの色に変更をすることが可能です。中華タブレットでたまにある彩度と明度が低いということもなく、十分な明るさを確保してくれています。

なお、この写真では分からないですが、文字を表示した際にはシャープネスがかかっている傾向がありました。解像度がHD(1340×800)でフルHDに比べたら低めなこともあって、文字の視認性を高めるためというような印象を受けました。

UNISOC T606は正直ハイスペックとは言えない製品。ただ、Google ChromeでWEBサイトを表示する分には十分なスペックでWEBサイトのページ遷移もスクロールもスムーズにできるようになっています。画面解像度がフルHDに比べて低いと記載しましたが、画面が大きいこともあってか文字も読みやすく「普通に使える」という印象を受けます。

8インチのサイズ感は、ちょうど電子書籍を読むのにもピッタリ。マンガを読んだり通常の書籍を読む分にも片手で持ちながら読んでいくというのにちょうどよいサイズ感です。Kindleで本をダウンロードして開く分にはスペック的にも問題なくこれもスムーズに開いて読むことができます。

家の中で持ち運べば自宅オーディオのコントローラーとしても優秀な印象。アプリをそのまま切り替えて音楽の操作をして、またマンガに戻る、という使い方も余裕ですることができます。

動画の再生にもちょうどよいのが本製品で、Amazonプライム・ビデオをフルHD(1080P)で再生することが余裕で可能。本製品のスピーカーの音質については正直なところお世辞にも良いとは言えないため、ヘッドフォンなどをBluetooth接続して楽しむのがちょうど良さそう。

電車の中で動画を見るという場合でも10インチタブレットではちょっと大きすぎる、でも、6インチのスマートフォンでは小さい、というような場合でも問題ないのが本製品の嬉しいところ。

Blackview Tab60はSIMカードスロットを備えており、4G接続に対応します。このため、Wi-Fiがないような場所であっても問題なく通信が可能。実際に移動中の電車の中でYouTubeの動画をモバイルデータ通信下で再生してみましたが問題なく高画質での再生ができました。

電車の中でスピードテストも実施。あくまでも私の利用している回線はイオンモバイル(ドコモ回線)のため速度は低速。ダウンロードで15.8Mbps、アップロードで9.04Mbpsで、動いている電車の中では十分な感じ。WEBサイトを見たり、動画を再生する分には問題のない通信性能を確保しています。

カメラの性能については、試し撮りしたものを何枚も投稿するほどのものではないので1枚だけ。明るい場所で撮影したところ、屋根や外が完全に白飛びしてしまう感じ。センサーのレベルが高いわけではない、ということが十分伝わるかなと思います。

持ち運びやすいサクサク動くタブレット。購入し易い価格が嬉しい

今回レビューしたBlackview Tab60はHDディスプレイを搭載した8.68インチの持ち運びにちょうどよいコンパクトタブレットでした。UNISOC T606プロセッサーを利用したことで、WEBブラウジングや動画を見る程度なら十分な動作と、4G回線対応でモバイルルーターなしでもいつでもインターネット接続できる利便性の高さも魅力的な一台という感じ。

現在Blackview Tab60はAmazonにてクーポン適用後16,000円ほどで販売中。手軽に持ち運べるタブレットは家の中でも、外出時にももっておいて便利な品。ぜひ、これからの通勤や外出、自宅でのお供に購入してみては。


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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています