今年の秋のヘッドホン祭りで一番注目できたのは、TEACかも知れません
ついに、国内メーカーがガチなDAPを投入しました!
HA-P90SD |
この製品、写真からも想像できるようにポタアンにプレーヤー機能をつけたようなものです。
TEACの担当の方も、実際にそういうイメージで合ってるとか…
操作性に関しては、非常にシンプルです
メニュー画面の操作は右側面のつまみで操作するだけで、ある意味数世代前のスティック型のプレーヤーを連想させます。
では、項目別に少しずつ見ていきます
音
肝心の音は、非常にいい感じでした
TEACの音といいますか、特に大きく味付けをしたわけでもなく、解像度がしっかりある、バランスの良い音でしたね
試聴列が詰まっていましたので、FiiO X3あたりとの比較ができなかったのですが、私のFiiO X3+iBasso D55の2段重ね以上の音は出していた印象があります
TASCAM DR-40 |
操作性
非常にシンプルです
私自身は、録音側からオーディオの世界に触れており、最初にハイレゾレベルの音源を扱ったのは、TASCAMのDR-40でした
何故か、このHA-P90SDで曲の選曲をしていましたら、リストの一番下に”New Folder”という項目が…
このフォルダのリストの最後にNew Folderが入る仕様は、DR-40にそっくり!
ブースの方にDR-40にそっくりでは?と聞いてみたら、TASCAMのレコーダーのその辺りの機種のOSをベースにしているとのことでした
WalkmanのようにAndroidをのせに走ったりするのではなく、録音機のOSをベースにするという考えは、ある意味正しい選択かと言えそうです
極論を言ってしまえば、曲の情報さえわかればカバーアートがなくたっていいですしね
ただし、OSの完成度はまだまだです
フリーズしている方が続出していましたので….
12月と発表した以上、なんとかしてもらわなきゃですね
個人的には、ちょっと使いづらすぎて、敬遠しちゃいそうです
筐体
製品資料 |
拡張性
この機種単体で、全てが完結しているのになぜか拡張性まであります
光/同軸での入出力を備え、LINE INもあり、更にはUSB DACとしても使えます
FiiOもiRiverも真っ青の超豪華仕様です
DAPは、別のデジタル対応した物を使用して、DACとして使うことも可能ですし、逆にこの機種をトランスポートとしてDACをつなぐことも可能です(するかは別として)
肝心なことに触れていませんでしたが、DSDもネイティブで再生できます
一気にDAPでのDSD再生の敷居が下がりますね
7万円前後で12月発売とのことで、ある意味基本に立ち返った究極のプレーヤー、どうなるのか非常に楽しみです