2024年もいつの間にか師走。時の流れの速さは残酷で、まだまだレビューしなければならない製品を数多く抱えていますが、あっという間に年が明けてしまう勢いです。今回はこれまでの記事とは趣向を変えて、私自身のデスクについて特集をしてみます。ディスプレイのレビューなどでたまにデスクの写真が登場することはありましたが、ちゃんとご紹介はしたことがなかったですしね。
本記事は、みるここあ氏(@milkcocoafarm)主催の「デスクツアー2024 Advent Calendar 2024」6日目(2人目)の記事です。予想以上に参加者が少なくてさみしいですが、他人の作業環境ってみんなオシャレで気になりますよね。トップバッターはてんび~(@_tenbi)さんの「2024年版ゲーミングデスクツアー | ゲームもブツ撮りも快適な妥協しないデスク環境」でした。
27インチ・4Kディスプレイと34インチ・ウルトラワイドモニターのセットで広々とした作業環境
私は気がつくといろいろな顔を持っており、普段は日系の普通のSIerに勤めつつ、自力でブログを運営したり、いくつかの会社の広報を手伝ったりと幅広く仕事っぽいことをしています。そのため、ブログ執筆でもプレスリリースの作成でも、一気に情報を処理していくことでの効率化が必要。大きくて情報量の多いディスプレイが必須でした。
そんなこともあり、とにかく大きなディスプレイということでメインモニターは34インチのウルトラワイドディスプレイであるKOORUI 34E6UCを利用。通常のウルトラワイドディスプレイの2560×1080よりも高い3440×1440の解像度の21:9、1000Rの曲がり率の湾曲パネルを採用している製品です。
私はほぼすべての作業でウインドウを2つ並べて左右の情報を確認しながら作業を進めるようにしています。今この記事も右側に他のウインドウで関連記事を表示しながら使っているわけですが、広い作業スペースでサクサク作業できるKOORUI 34E6UCは個人的には大満足の製品でした。ちょっと値段は張るものの、sRGBカバー率100%で色表現も安物の製品よりも良いですしね。
【KOORUI 34E6UC】34インチ・WQHD解像度のウルトラワイドディスプレイでゲーミングもクリエイティブも便利!KOORUI 34E6UCレビュー【PR】
もう一枚並べているのは4Kディスプレイ、INNOCN 27C1U Super。こちらは27インチのサイズに4K(3840×2160)解像度を実現した製品。IPSパネルを採用して、sRGBカバー率、Adobe RGBカバー率、DCI-P3カバー率のそれぞれ99%を実現しているのが特徴。台座付きの製品ですが、私は台座を使わずモニターアームに乗せて使っています。
INNOCN 27C1U Superの良い点は、INNOCNの低価格4Kディスプレイシリーズの中で比べても、他の一般的なディスプレイと比べても高い色表現力。sRGBカバー率99%のディスプレイはよく見かけますが、Adobe RGBとDCI-P3カバー率も99%というのは多くありません。また、全台カラーキャリブレーション済みで出荷しているのも嬉しいポイント。
私の場合は、ブログ執筆くらいではあまりこのディスプレイは使わず、写真の現像など色表現力を求められる場面や、隣のKOORUI 34E6UCよりもVSCodeなどで細かく何かを編集したいという場合に利用。4Kの高解像度と色表現力の高さを活かして使い分けています。
機能性よりも明るさ重視のモニターライト。安かったけど明るいBravzurgデスクライトを利用
デスクライトには明るさ重視で1200LUXの明るさを実現できるスランドライとを利用。もともとはYeelightのモニターライトを利用していましたが、モニターサイズが大型化したことで十分に作業環境を照らせなくなってきたこともあり大型化。横いっぱいに広げれば77cmもの範囲を照らせる横長、かつ1800ルーメンのライトにしました。
壁際にデスクを設置していることと、シーリングライトがそこまで明るいものにしているわけでないため、在宅勤務の際や作業の際にモニターだけが明るくなってしまいがち。ライトのスタンド部分がかなり長いことと、柔軟に向きを変えられることもあってデスク上の影を減らすことができ、目に優しいデスクになっています。
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左手デバイスのTourBox Eliteは欠かせない。無難な静音赤軸キーボードをチョイス
キーボードはARCHISSのProgresTouch RETRO・静音赤軸を利用。もともとこれは会社で利用するために前々職の銀行時代に購入していたものでしたが、現職で個人ロッカーが廃止となることで渋々持ち帰ってきたもの。もともとは家では赤軸のキーボードを利用していましたが、テンキー付きの本製品が家に来たのでチェンジして利用中。
ゲームを普段するわけではなく、あくまでもタイピングを楽にやりたい、また、在宅勤務の際でも快適性を落としたくないとなるとこのProgres Touchはぴったりな製品だったというわけ。ものすごくシンプルですが、安定した打鍵感、静音赤軸ならではの静かさ、打ちやすいキートップはベーシックだからこその良さを感じています。あと、テンキーあるの意外と便利ですね。
マウスも同じモデルをもう7,8年は使っているような気がするエレコムのワイヤレストラックボールマウス、M-XT3DRBK。前身のモデルも含めて壊れても同じ製品を買い替え続けています。2023年に一度壊れかけても、その後復活したことで新品が家に予備で置いてあるレベル。会社でも家でも同じエレコムのEX-G M-XT3DRBKです。
前述したように画像の編集を私はすることがそこそこ多く、趣味で撮影した写真も、ブログの記事用の写真もなんでもLightroomで一気に編集しています。そんな私にとってもう絶対に欠かすことができないのが、左手デバイスのTourBox Elite。先日のXiaomiやOPPOの記者発表会では、スライドや製品の写真を数百枚単位で撮影。それをスピーディーに記事公開するためには現像を効率的に行うことが最重要。
TourBox Eliteなら、よく使う機能にはショートカットキーを設定してすぐに操作し、スライダーを使う機能はノブを使って微調整も可能なのも嬉しいところ。たまに外出先でXiaomi RedmiBook Pro 16 2024で写真を現像しますが、TourBoxがないことによる作業効率の悪さに絶望してしまいます。みんな買おう、左手デバイス。
Adobe Lightroomで写真編集がサクサク進む!大型ノブを利用した微調整やマクロ機能が魅力的な左手コントローラーTourBox Eliteレビュー
スピーカーはAuidoengine A2+を。ヘッドフォンにはSTAXを
デスクの上にはブックシェルフスピーカーのAudioengine A2+を設置。メインで利用しているデスクトップPCと、オーディオPCの両方に接続して、どちらからでも音楽を再生したり、動画の音を流したりできるようにしています。とりあえず音楽を流しっぱなしにしておいたり、YouTubeで動画を見たり、ちょっとゲームをするには十分な音を実現してくれている印象です。
【Audioengine A2+】もっと臨場感あるサウンドを音楽でも、映画でも。手軽に机上に設置できてBluetoothも対応のスピーカーAudioengine A2+ Wirelessレビュー
音楽を集中して聞きたい、というときにはSTAXのヘッドフォン、STAX SR-L500 MK2を利用。作業中はヘッドフォンで音楽を聴いている方が作業にも集中出来る印象。圧倒的な解像感の高音質な音楽を、PCなどのファンの音もシャットアウトして楽しめるのがこのヘッドホン。AKG K702も家にありますが、プラスチックが朽ち果ててしまい、実質SR-L500 MK2が唯一のピュアな音を奏でるヘッドホンになっています。
再生環境の構成は初めてSTAXのヘッドフォンを導入したことから変わらず、TEAC UD301をDACとして利用。以前紹介した記事のように、書斎には音楽のデータの入ったHDDは置かずにリビングのオーディオPCからJriverMediaCenterでストリーミング再生を行っています。DSDであってもそのまま伝送して再生してくれるため、(理論上は)音質もそのまま楽しめるのが今の構成の良いところという感じ。
【Jriver Media Center】音楽のストリーミング再生も、自宅内での他のスピーカーの遠隔操作も、外出先での動画再生も全部完結。最強メディアサーバーJriver Media Centerレビュー
【STAX SR-L500 MK2】低域の表現力が格段に向上。圧倒的音場表現、解像度、装着感をたった7万円で実現。STAX SR-L500MK2レビュー
自作デスクトップPCも、ベーシックデザイン。とにかくベーシックなデスク環境
私の利用しているメインPCは、2017年に構築した自作PCがベース。実際にはRAMとケース、CPUファン以外のすべての部品が構築時から入れ替えられており、何を持って同じPCと言うかは怪しいですが、ケースは同じなので同じPCです。現在のスペックはIntel Core i7-12700Fに32GB RAM(DDR-4)、GeForce RTX 3060 12GB(2024年10月、ついにGTX1060を卒業!)のちょっと高性能という感じのスペックに仕上がっています。
てんび~氏のPCのようにおしゃれでも、よくある光っているPCでも、スケルトンでもなくただただ真っ黒の無骨なケースに、壊れて外付けになった電源ボタン、SDカードリーダー、BDドライブを付けただけの本当にシンプルなPCです。もはや取り上げることのないほどにつまらない仕上がり。内部配線が汚いことくらいが、取り上げるポイントかも知れません。
デスクの天板自体もこれまでの写真からわかるように、ただの木目調の天板でこれもベーシック。ただ、唯一珍しいポイントを挙げるなら電動昇降デスクになっていることかも。FLEXISPOTのEJ2を今でも利用しており、長時間同じ姿勢をするようなときにスタンディングデスクに変身できるようになっています。ただ、スタンディングにするのは1ヶ月に1回もなく、あまり発揮はされていませんが。
【FlexiSpot EJ2】写真の現像時の多い人にも、天板が上下して好きな姿勢で作業ができる。快適な作業環境を実現する電動昇降のスタンディングデスクFlexiSpot EJ2レビュー
というわけでご紹介した私、あーるのデスク環境。世の中のデスクツアーを行うブロガー諸氏のデスクは、びっくりするほど物も、配線も少なくシンプル極まりないのですが、ある意味俗物的なデスクだったかなと。資料を散らかしながら作業をゴリゴリするサラリーマンとしては、これくらいでちょうどよいのかなとも思っており、あえてそのままの姿を公開してみました。
どこまでこの私のデスクが皆様の参考になるかは分かりませんが、ブロガー全員がオシャレで、シンプルで、美しいデスクではない、ということを本記事の学び(?)としていただければ幸いです。あと、作業環境は如実に大は小を兼ねると思うので、皆さん大型ディスプレイ、ぜひ購入しましょう。
本記事は、みるここあ氏(@milkcocoafarm)主催の「デスクツアー2024 Advent Calendar 2024」6日目(2人目)の記事です。予想以上に参加者が少なくてさみしいですが、他人の作業環境ってみんなオシャレで気になりますよね。トップバッターはてんび~(@_tenbi)さんの「2024年版ゲーミングデスクツアー | ゲームもブツ撮りも快適な妥協しないデスク環境」でした。