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【KTOW PAX 3】在宅ワークに最適なエルゴノミクスチェア!6ゾーンサポート&160°リクライニングで腰痛軽減・快適作業環境を実現するKTOW PAX 3レビュー【PR】

在宅勤務を多くするという方や、自宅で作業をすることが多い方にとって重要なのが作業環境。当ブログでは大型のウルトラワイドディスプレイや電動昇降デスクを用いた作業環境のアップグレードをご紹介してきましたが、忘れてはいけないのが椅子。電動昇降デスクを使っていても、長時間座る椅子が腰を痛めてしまったら無意味ですしね。今回は今後の腰のことを考えるかたにおすすめしたいエルゴノミクスチェア、KTOW PAX 3をメーカーより提供していただいたのでレビューいたします。

KTOW(ケトー)というメーカーは聞き慣れない方が多いかと。2009年に中国で創業した中堅ブランドで、「Kids go to The WOrld(子供たちが世界へ)」という理念を掲げて人間工学チェア一筋で製品を開発しているメーカー。日本ではまだエルゴノミクスチェアのKTOW PAX 3と、子供向けのKTOW IVYの2モデルのみを展開。以前日本支社にも訪ねてその製品の理念や、今後計画している製品についても聞いてきました。

今回レビューするKTOW PAX 3は大人向けのフラグシップモデル。在宅ワークや長時間作業を行う人に向けて設計された製品で、大型のランバーサポートと、ヘッドレスト、そして、自在に調整できるアームレストが特徴的な製品。オットマンも搭載していて、作業する際には良い姿勢で、休憩する際には最大160°のリクライニングを倒してリラックスもできる万能設計の製品です。Amazonでは約6万円台で購入可能です。

良い姿勢を自然に作り出すランバーサポートと、アームレストに驚き

KTOW PAX 3は体全体を6つのゾーンにわけてサポートする6ゾーンサポートに対応した、高反発なメッシュを全体的に採用。実際に座ってみると座面は分厚いクッションがあるわけではないにも関わらず自然に体を支えてくれ心地よい座り心地を実現してくれました。リクライニングについては4段階でのロッキング機構を備えており、一番まっすぐな状態はデスクワークにちょうどよい角度になっています。1段階の中でも少し傾けられるようになっており、この傾斜の幅については座面下のノブを使ってゆるくしたり、幅を狭くすることができるようになっています。

背もたれの高さは5段階で調整が可能。中国版のモデルに比べて日本の場合、男女の身長差が大きいこともあり1段階調整幅を増やしているというのも特徴的。5.5cm調整できることで、どんな身長であっても背もたれ、とくに腰を支えるランバーサポートの高さを合わせることができるようになっています。

ランバーサポートの高さと、座面の位置は腰を確実にサポートするうえで非常に重要。実のところKTOW PAX 3が届いてから最初の1ヶ月ほどはランバーサポートを高すぎる場所に置いてしまい腰にフィットしない結果に。正しい場所は、おしりから少し上にいって少し腰がくぼんでいる部分にぴったりフィットさせること。背中の下の部分は若干背もたれとの間に隙間が空いた形になって、肩のあたりがちょうど背もたれにあたる感じがちょうどいい場所でした。

デスクで作業をするときに重要なのが、デスクの高さと椅子の座面の高さ。正しい姿勢は、足がぴったり床につくくらいの座面の高さになっていること。当然体が後傾したり、前傾しないようにデスクの高さもこれに合わせて調整する必要があります。身長166cmの私の場合は、FlexiSpot EJ2のデスクの場合一番下の71.5cmにしてしまうくらいでちょうどよい感じ。モニターアームの高さによってはもう少し調整の幅はあると思いますが、私の場合はと思っていただければ。

快適に座るために重要なのが、アームレストとヘッドレストが体にフィットしていること。KTOW PAX 3はアームレストを前6cm後に動かせるのはもちろんのこと、左右に1.8cm、高さは6.6cm、そして向きも35°の範囲で調整することが可能。作業をする際にちょうどよい位置にずっとアームレストを用意して腕を置けることで余計な力を体にかけさせないで済むようになっています。

座面の奥行きについても6cmの範囲で調整が可能。座面の位置は椅子の左側にあるレバーを持ち上げれば簡単に調整することが可能です。身長166cmの私の場合は、浅め(座面を背もたれに少し近づけた状態)のほうが腰への圧を下げられる感じでした。また、リクライニングと座面の高さは右側のレバーで調整が可能です。このレバーも通常のオフィスチェアで多い座面と床の中間にあるタイプではなく、座面のすぐ下にあるため簡単に手を伸ばして調整することができるのも嬉しいポイントでした。

ヘッドレストについても調整範囲の広さがポイント。前後に動かせるのはもちろんのこと高さを調整したり、向きを調整したり自由にその位置を調整できるため作業するときの姿勢に応じてピッタリの場所にヘッドレストをおいておく事が可能です。このヘッドレストの位置は個人的にはかなり快適さに重要なポイントで、背中~肩を背もたれに乗せた状態で、ちょうどヘッドレストに首が乗るポイントというのが大事。こうすることで、体重をチェアに預けつつも良い姿勢で作業ができるわけです。

このちょうどよい高さのポイントを探すのは、意外と大変。私もかなりの試行錯誤をしたうえでベストポジションにたどり着く事ができました。KTOW PAX 3を購入した際にはベストなポジションを見つけられるまでは根気強く調整をするのが快適な作業環境の構築には重要です。

なお、この最適なポジションを見つけてからは在宅勤務の際の体のコリが減ったような印象に。今までは腰が痛くなったり、首や背中が凝ったりと満身創痍で在宅勤務をしていましたが良い姿勢で仕事をしていることもあってか特に背中の凝りは減ったような印象。もちろん、同じ姿勢で座り続けることはどんな椅子であっても不健康なので、定期的なストレッチや運動は重要です。

160°まで倒れるリクライニングと、オットマンでリラックスの際もOK

KTOW PAX 3は最大160°までのリクライニングにも対応。エルゴノミクスチェアの多くの製品はリクライニングは120°~140°くらいまでに対応する製品が多いものの、本製品は160°とかなり背もたれを倒すことが可能。リクライニングは背もたれのみが倒れるタイプになっていて、自然に体を伸ばす事が可能ですリクライニング時には背もたれの高さを調整して、ランバーサポートの場所を合わせてあげると腰のおさまりも良くなる印象でした。

KTOW PAX 3は座面の下にオットマン(足置き)を収納。これを引き出して、足置き部分を回転させてロックさせれば、高弾力なメッシュ素材のオットマンをすぐに利用することが可能です。オフィスチェアによっては、このオットマンの長さが短い製品もありますが本製品の長さは十二分なものを確保しており脚を伸ばしてもちゃんと足首を支えることができます。

オットマンに脚をのせた状態で目一杯リクライニングを倒せば、なかなかリラックスできる印象。仕事中に一休みしたいという場合には、すぐにリラックスモードに移行することができます。リクライニングした状態で背もたれの角度を固定することができるので、軽く睡眠をとっても不意にリクライニングが戻ってしまうこともありませんでした。ヘッドレストもほどよい高さに調整すれば、一番休めたい首も伸ばしつつ休めることができます。

組み立てはだいたい20~30分ほどで完了。六角レンチは取っ手付きなのも嬉しい

KTOW PAX 3は重量21kgとかなり重量級の製品。成人男性であればパッケージを移動させて、自室で組み立てることは可能なレベルでした。パッケージ内には各パーツがそのまま入っており、これを取り出して組み立てていきます。最初に組み立てるのは脚の部分。本製品の脚は無溶接の一体成型のアルミニウム合金を利用しており組み立てが不要なのはもちろん、静的重量では1,136kgの耐久性を持っているんだとか。脚の組み立てはキャスターの取付だけでした。

シャーシを座面部分に取り付け、その座面と背もたれを付けていきます。この際には六角レンチを使ってネジを締めていきます。どんな椅子も六角レンチを付属させていますが、本製品は珍しくプラスチックの取っ手付きの六角レンチが付属。L字型のものに比べて締めやすくサクサク組み立てていくことができました。

アームレストを取り付けたあとに、最後はヘッドレストを背もたれに付ければ組立作業は完了。ヘッドレストの付け根の部分にハンガーをはめれば組み立ては完了。こういったオフィスチェアの組み立ては1時間位を覚悟してしまいますが、案外本製品の場合20~30分ほどで1人で組み立てることができました。

在宅勤務も当たり前の今だからこそ、健康的に働ける椅子を用意したい

今回レビューしたエルゴノミクスチェア、KTOW PAX 3。男女の身長差が他国に比べても大きい日本市場を調査、分析をしたうえで、中国版に比べて背もたれの調整幅を広くするというカスタマイズまでして投入したというこだわりの製品でした。背もたれ・ランバーサポートの高さはもちろんのこと、座面の奥行き、アームレストの向き、ヘッドレストの高さ・奥行きとあらゆる部分を自身の身体に合わせて調整ができる柔軟性の高さが魅力の製品でした。

一部の企業ではコロナ禍の在宅勤務から出社に回帰している動きはあるものの、出社と在宅勤務を組み合わせたハイブリッド勤務はまだまだ多くの会社で続けられていくはず。IT企業で働く私も週3,4日は在宅勤務ですしね。そんな自宅で働くことが当たり前の今だからこそ健康的に働けるオフィスチェア、KTOW PAX 3で快適な作業環境を実現してみては。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています