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【にこスマ iPhone 8】まだまだ現役で使える中古スマートフォンが安心できる品質で。中古スマホ専門店のにこスマのiPhone 8レビュー

最新のスマートフォンが多く投入され常に私達の物欲を刺激し続ける今日このごろ。ただ、一部の狂信者やゲーマーを除くと必ずしも最上位モデルが必要とされることは少なくミドルレンジモデルで十分だったり、中古で問題ないということも。最近ではミドルレンジで、使用感を長持ちさせると謳ったOPPO Reno7 Aなんてものも登場しています。
今回は伊藤忠商事グループである中古スマホ・タブレット専門ショップである「にこスマ」で販売中のiPhone
8をご紹介。iPhone
8は2017年に発売されたiPhone。発売からすでに6年目ではありますがCPUはApple A11
BionicとiPhone
Xと同じものを採用。RAMは2GBだったり、画面サイズは4.7インチだったりと性能は低めではあるものの、2022年秋のiOS
16へのアップデートにも対応
しまだ現役で使える製品です。
本記事は「にこスマ」さまより製品の提供を受けて執筆しています

にこスマ – 伊藤忠Gの中古スマホ/タブレット専門店

今回ご紹介する中古スマートフォン販売サイトの「にこスマ」は伊藤忠商事が100%(間接出資含)出資する株式会社Belongが運営する中古スマートフォン/タブレット専門の販売店。背景として伊藤忠商事の中期経営計画において「SDGsへの貢献・取り組み強化」を挙げており、この推進の中で破棄されることの多かった法人等の中古端末を買取、再流通を行うのがにこスマ。今年の頭にファミリーマートで家庭の不要端末を集めようとしてお祭り騒ぎになったのも記憶にあたらしいはず。

にこスマでは、伊藤忠商事グループの法人営業網などを通じて集めた中古スマートフォン/タブレットを初期化・データ消去・クリーニングを行い、独自のグレードに沿ってスマートフォンの状態を分類。WEBサイト上では各端末毎にその写真と、バッテリーの状態を提示して販売することで、赤ロムが混じったり、もしくは想像以上に劣化している端末の混じることの多い中古スマホへの敷居を下げているというもの。
中古スマホ/タブレットの流通ではこれまでイオシス等の買い取り/販売を行う販売店がその主軸を担ってきましたが、若干玉石混交な部分もありハードルの高かった中古スマートフォンをより身近にしてくれます。ただし、他社に比べて同じ製品・グレードでは少し値段が高めです。

グレードCでも、ほとんど傷に気が付かない美品。バッテリー残量も安心

     

     
レビューにあたっては、にこスマで通常販売されているiPhone
8をお送りいただきました。仕入れの関係からか基本的に販売されているスマートフォンの多くは本体のみの販売で、このiPhone
8も同じ。なお、パッケージ内にはプチプチと板への取り付けで保護された本体のほかにahamoの案内、iPhone専門の修理店のクーポンも付属していました。
今回提供を受けたiPhone 8の販売時点の情報は以下の通り。
iPhone 8 64GB
SIMフリー
バッテリー最大容量:85%
スペースグレイ Cグレード

にこスマでは販売しているスマートフォンのグレードを主に、A・B・Cに分けて販売。このグレードのレベル感は他の中古店とあまり変わらない印象ではありますが、WEBサイト上では各部位での代表的な状態差を示して中古スマホ初心者にも分かりやすい販売の仕方をしているのも魅力的。

     
今回のグレードCにあたるiPhone
8の写真を撮って見ましたが、どこに傷があるものなのか正直すぐには分かりません。今回の製品の場合、傷があったのは側面部分。ちゃんと見てみるとたしかに傷がついており「グレードC=傷だ目立つ状態」というのも納得。ただ、実際に利用する上では本体ケースを取り付けることがほとんどと思われるため気にならないのも事実。
今回のレビューに際して、久々のiOS端末を使いこなしてみようと専用のケースとディスプレイ保護フィルムも購入。装着して持ち出してみれば、傷の部分が覆い隠されてしまうため個人的には全く気になることがありませんでした。
          
なおバッテリーの最大容量については、販売時の情報と同じ。iPhone
8のバッテリーは公称でビデオ再生で14時間。最大容量が85%ということは単純に計算すれば12時間弱。実際に利用する上ではビデオ再生をそんなにするということはなく、丸一日以上余裕で持たせることができるといえます。

まだまだ現役で使えるiPhone 8。iOS 16へのアップデートも予定

すでに発売から5年が経過したiPhone 8。AndroidスマートフォンではSnapdragon
835を搭載したHTC
U11と同世代でAndroid端末で今も使い続けるというのは流石に困難が伴います。ただ、iPhoneの場合は別。とっくにアップデートの提供が終わったHTC
U11世代に対し、iPhone 8に対しては2021年リリースのiOS
15も配信済み。そして2022年秋を予定しているiOS
16もサポート予定と、ソフトウェアのアップデート自体も配信中。
     
届いたiPhone 8に普段利用しているようなGoogle ChromeやGmail、Google
カレンダーをインストールし、メールチェックなどで利用。特にゲームをするわけでもない身では、サクサク動いてくれるので性能面で不足を感じることがありませんでした。iOS
15にアップデートされているため、大抵のアプリは問題なくインストールできますし、拍子抜けしてしまいます。
iPhone
8世代まではiPhoneシリーズではおなじみだったホームボタンも搭載。コロナ禍で利便性の下がった顔認証であるFace
IDではなく、指紋認証機能であるTouch
IDを利用可能。指紋認証の精度は5年前発売の製品といえど十分高くストレスなく利用できました。
iPhone 8はApple
Payにも対応しているため、モバイルSuica・モバイルPASMOを使ったり、Apple
Payにクレジットカードを登録して決済に利用することも可能。iD・QUICPayでの支払いにも対応するため、決済用の端末としても便利に利用できます。2万円の中古でおサイフケータイを実現できるなら、わざわざ微妙な動作のミドルレンジモデルを買う必要もないですしね。

     

     
カメラに関しても撮影品質は優秀。画素数こそ700万画素と1億画素も当たり前のように登場しているAndroidスマートフォンに比べて見劣り。ただし、Appleのチューニングの実力は高く自然に、鮮やかな写真を撮影可能。十分現役で利用できる画質も魅力的です。個人的には青空のある景色を撮影した際の色使いはかなり好印象。スマートフォンによっては不自然な彩色をしてしまうこともありますが、見たままの空を撮影できます。

手軽に買える中古スマホ。これもありかもしれない

今回レビューした中古スマートフォン専門店「にこスマ」が販売するiPhone
8。グレードCレベルで20,000円ほどの価格でありながら、Apple
Payに対応しモバイルSuicaやクレジットカード払いに対応したり、最新のiOS
15を搭載しアップデートが継続していたりと現役でまだまだ使えるスマートフォンでした。中古スマホでありながら、バッテリーの状態や外装の状況も予想以上に良いものが多いのもポイントでした。
メインスマホを長らく買い替えていなかったという方にも良いですし、サブスマホとしてiOS端末を用意しておきたいという場合でも状態の良い中古スマートフォンを手軽に手に入れられるにこスマはありかもしれません。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています