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【1MORE Sleeping Earbuds Z30】リラックスサウンドと、快適なフィット感でずっと使える「寝ホン」1MORE Z30レビュー

信じられないくらい暑い2024年の夏が始まり、日々熱中症への警戒が呼びかけられています。部屋を涼しく保つようにする、暑い場所では水分補給はもちろん、そもそも運動をしないようにするというのが重要になっているほどです。そして、汗をかきやすくするためにも睡眠不足にならないようにすることも重要。意外と睡眠も大事なんです。

最近ではAmazfitのスマートウォッチでは「Zepp Aura」という睡眠アシスタントのAIが実装されたり、TicWatch Pro 5 Enduroではいびき計測機能を搭載したりと、睡眠にフォーカスした機能が多く登場しています。そしてオーディオメーカーの1MOREからは「寝ホン」製品の最新版として「1MORE Sleeping Earbuds Z30」が登場。メーカーより提供していただきレビューいたします。

1MORE Sleeping Earbuds Z30は、超小型のワイヤレスイヤホン。各イヤホンはわずか2.7g、厚さ7.5mmで睡眠中につけっぱなしであっても不快感のない高いフィット感を実現したイヤホンです。7月8日時点でAmazonではプライムデーセールで7,990円で購入可能です。

圧倒的な小ささで、ずっと着けていられるつけ心地を実現

パッケージは黒地に白色の製品画像が映えるデザイン。1MOREのオレンジ色のロゴ画像も合わせておしゃれに仕上がっています。同梱品は本体の他にはキャリングポーチ、USB Type-C充電ケーブル、交換用イヤーチップ、説明書。旅行先などに持っていく際にもキャリングポーチと組み合わせることで本体に傷をつけずに持ち運べるようになっています。

充電ケース自体もかなり小型になっており、持ち運んだり自宅内で保管するのにも便利。充電ケースのバッテリー容量は410mAh。イヤホン本体の再生時間(音楽モード6時間、ヒーリングモード8時間)に充電ケースを利用した充電を併用することで、それぞれ18時間、24時間の再生時間を実現しています。2泊程度の旅行なら充電ケースの再充電なしで問題ないわけ。

すでに触れたように1MORE Sleeping Earbuds Z30は圧倒的な小型・軽量さが特徴。厚みは7.5mmしかないため圧倒的な薄さのため、指先に余裕で収まる小ささになっています。そして両耳をあわせての重量はわずか5.3g。現在私が昼間に利用しているFiiOのワイヤレスイヤホン、FiiO FW3(レビュー)は両耳で12.5g。半分以下の重量というわけです。

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実際に耳に着けてみてもその小ささが非常に特徴的。一切耳からはみ出さない構造になっているため、睡眠中寝返りを打ったときでも耳に押し込まれず不快感を感じないようになっているわけ。普通のイヤホンを就寝中に着けると、ワイヤレスであっても途中でどんどん布団とこすれて痛いし、外れるなんてことがありますがSleeping Earbuds Z30では問題ありませんでした。

良い眠りをサポートするノイズキャンセリングと、ヒーリングサウンド

1MORE Sleeping Earbuds Z30は、単純なヒーリングサウンドを再生する機能と、通常のワイヤレスイヤホンとして音楽を再生する機能の両方を搭載。マイクやタッチセンサーは搭載していないものの、AACコーデックでのスマートフォンとの接続に対応しそこそこの音質での音楽再生が可能。

使い方としては、当然睡眠時にヒーリングサウンドを再生してリラックスするというのはもちろんのこと、睡眠直前にちょっと別の音楽を聴いて楽しみたいというニーズにも答えることが可能。布団の中でスマートフォンで動画を最後に見てからというのもできますが、布団でスマホを見ること自体が睡眠に悪影響を与えるのでおすすめはできません。

1MORE Sleeping Earbuds Z30の設定や、ヒーリングサウンドの再生は専用の1MOREアプリから行います。音楽をダイナミックに再生する音楽モードと、就寝時などのリラックスタイムに適した音質になる「落ち着く」モードの2種類のリスニングモードをアプリから切り替える事が可能で、場面に応じて使い分けることも可能です。

ヒーリングサウンド再生モードでは、あらかじめSleeping Earbuds Z30に転送しておいたヒーリングサウンドから好きなものを選んで再生が可能。あらかじめ30、60、90分のなかからタイマーをセットして指定時間が過ぎたら自動的に停止するようになっており、眠りに落ちたあとにサウンドが邪魔にならないようになっています。

スマートフォンから音楽を再生させ続けると心配になるのが、スマートフォンのバッテリーを不用意に消費してしまうこと。1MORE Sleeping Earbuds Z30はヒーリングサウンドについてはスマートフォンからBluetooth経由で再生するのではなくあくまでもイヤホン内部のメモリーから再生するようになっておりスマートフォン、イヤホン双方のバッテリー消費を抑えられるようになっています。

再生するサウンドはイヤホン本体には最大6種類まで保存が可能。また、1MOREのアプリ内には全部で30種類のヒーリングサウンドを用意しており、雨音から波、砂漠の風の音まで多くの種類のサウンドを利用可能。その日の気分や自身の好みに合わせてサウンドを切り替えて楽しむことが可能です。

1MORE Sleeping Earbuds Z30の本体に保存できるヒーリングサウンドは最大6種類。他の種類のヒーリングサウンドを利用したいという場合には、一度1MOREアプリから必要のないサウンドを削除したうえで好みの音源を転送する流れ。サウンドの転送を「決定」とすれば、自動的にそのまま2,3分で音源を転送してくれます。

前モデルよりも向上したフィット感。パッシブノイズキャンセリングで、静寂な夜を手軽に実現

実際に夜寝る際に1MORE Sleeping Earbuds Z30を着けて就寝してみると、そのフィット感の良さに驚かされました。限界までイヤホン自体が小型、軽量化されていることで耳孔にぴったり塞がるようにフィット。アクティブノイズキャンセリング機能(ANC機能)を搭載していないにも関わらず、周りの音を軽減してくれました。なにせパッシブノイズキャンセリングでも24dBの騒音軽減が出来るため、エアコンの駆動音といった微妙に気になる音をシャットアウトしてくれます。

他のイヤホンを利用すると、就寝中に寝返りを打った際に引っかかって不快に感じてしまうこともしばしば。対して1MORE Sleeping Earbuds Z30は耳からほぼイヤホンが飛び出さないことで寝返り時の不快感のない安定したフィット感でした。私の場合は、実は睡眠中に無意識にイヤホンを外す癖はあるものの、就寝時の第一関門である騒音軽減とリラックスという目的を簡単に実現してくれました。

1MORE Sleeping Earbuds Z30は、圧倒的な小ささと軽量さで常に耳に着けっぱなしにしたとしても不快感のないフィット感を実現した「寝ホン」のためのワイヤレスイヤホン。ヒーリングサウンド再生機能や、24dBのパッシブノイズキャンセリングで、熱中症が心配な今の季節こそ重要な睡眠パフォーマンスを向上させてくれる製品。Amazonではプライムデーセールで7,990円で購入可能です。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています