8+Gen1を採用したフラグシップスマートフォン、Xiaomi 12T
Proが発表されました。グローバルでは10月10日に発売となっていた最上位モデルがようやく日本向けにも登場といったところ。日本向けモデルは最上位の12T
Proのみで8GB RAM/128GBストレージモデルが109,800円から登場します。
Proはソフトバンクからキャリアモデルも発売。ソフトバンク版は256GBストレージを採用しスマートフォンの中でも最大級のストレージでなんでも保存していけるのも魅力的。2億画素のカメラにSnapdragon
8+Gen1、そして120Wの超急速充電で19分での満充電を実現した充電性能で、常にフルパワーで全てをこなすことができるモデルです。
Proからのスペックアップ点は、主にSoC(CPU)とカメラ部分。この2点を最重要視するかしないか次第では、実質5万円台で購入できるXiaomi 11T Proを検討しても良いのかも。
カエレバ
Xiaomi 12T Proのスペック
2億画素+800万画素+200万画素(バックカメラ)、2000万画素(フロントカメラ)
ついにスマートフォンは2億画素へ。1/1.22インチセンサーによる高解像度写真撮影を実現
つい数年前に1億画素のカメラがAndroidスマートフォンに搭載されるようになり、時代の流れに驚いていた気がしますが、今度は2億画素のイメージセンサーを採用。1/1.22インチという大型センサーとさらに進化したコンピューター制御によりこれまでよりもさらに美しい写真撮影を可能としました。
ProCutでは高度なAI処理によってあらゆる写真撮影時に最適な構図を認識することが可能に。インセンサーズーム機能によって、これまでの単なるデジタルズームに比べて写真のズーム時のシャープさやコントラスト比を改善したのもポイント。
8+ Gen 1の高い処理能力によって動画も快適に編集でき、Xiaomi 12T
Proの中で動画の撮影から編集までを一気に行うことができます。
6.7インチ・2712×1220・120Hz駆動のAMOLEDディスプレイ
ディスプレイ部は6.7インチのCrystalRes
有機EL(AMOLED)ディスプレイを採用。2,712×1,220の超高解像度はもちろんのこと120Hz駆動に対応。どんな映像であっても鮮やかに、そして滑らかに描き出します。680億色もの表示に対応した高精細で、そして美しい色表現を実現。明るさは4096段階で自動調整が可能で、Xiaomiのスマートフォンの中でもっとも「賢い」ディスプレイを実現しています。
hrmman/karbonのデュアルスピーカーを採用。臨場感のあふれる音声再生を実現しているのもポイントです。
最高の性能を実現したSnapdragon 8+ Gen 1
Xiaomi 12T
ProはQualcommのSnapdragonシリーズの最上位モデルであるSnapdragon 8+
Gen1を採用。どちらも非常に性能の高いSoCで驚異的な性能を実現。Snapdragon 8+ Gen
1は日本でも発表済みのASUS Zenfone 9やGalaxy Z Fold4等で搭載の最強SoC。
12Tシリーズでは徹底した冷却システムを搭載。前世代と比較すると65%も大きくなったベイパーチャンバー(熱をヒートシンクに逃がすための熱伝導性を上げる技術)を搭載し、冷却性能を向上。加えて温度センサーを9箇所に配置し安全性も向上しています。
ただ、Xiaomi 12T
Proはバッテリーの性能に自信があるようで、バッテリー故障時の24ヶ月の無料バッテリー交換を提供。ただし、この「バッテリー故障」がどの状態を指しているのかが特に記載がなく、例えばバッテリーの劣化度合いが30%を超えたらなのか、などの指標が欲しいところ。まさかバッテリーが原因で起動しなくなることを指しているとなると、それは壊れないよね、という風になりますし。
おサイフケータイの標準搭載で、モバイルSuicaユーザーも安心
先代のXiaomi 11T Proに引き続き、最上位モデルであるXiaomi 12T
Proでもおサイフケータイに対応。11T
Proでおサイフケータイを毎日利用していますが、挙動や設定面での癖を感じる場面はなく快適に利用できており12T
Proでも引き続き問題なく利用できるのかなと。
約11万円の強気の価格。個人的にはちょっとステイ
12Tで約9万円だったことから、個人的に国内版の価格設定に一抹の不安を抱えていましたが、その通りの結果に。前モデルのXiaomi
11T
Proが約7万円で購入できたのに対し、大幅な値上げとなる109,800円に。他メーカーのSnapdragon
8+Gen 1搭載モデルとあまり変わらない価格になってしまった感じ。
Proから変わった点を挙げると、SoCがパワーアップしたこと、カメラが2億画素になったことくらいで、他のバッテリー面やディスプレイ面は11T
Proの段階で一定程度完成していたのかなと。現状Snapdragon 888のXiaomi 11T
Proで満足している私としてはちょっと手が出しづらいかなとも。
11T
Proが現状6万円台で、ポイント還元を考えると5万円台で余裕で買えることを踏まえると10万円のキャッシュを出してまで最新の12T
Proが良いのかと言われると微妙。本当に最新じゃないと嫌だ、という方以外は11T
Proを購入しても良いのかなと。ここは、読者の方の判断に委ねられたらと。
カエレバ