ガジェット レビュー

【COUMI M10】手頃な価格でありながら遮音性も高いアラウンドイヤーのBluetoothヘッドフォンを体感。4,000円台で買えるCOUMI M10レビュー

暖かくなったり寒くなったりを繰り返す今日。東京ではまん延防止等重点措置が発令され、夜間の飲食には制限が加わるなど日常生活がまた制限されています。土日も密を避けた場所にということでなかなか出かけられないときも多いはず。そんなときこそ、自宅やちょっと散歩した場所で音楽を楽しむというのは一つの過ごし方かもしれません。
当ブログではこれまでもJriver Media Centerを利用した自宅でのオーディオサーバーの構築や、超高級静電容量式のヘッドフォンであるSTAX SR-L500 MK2などをレビューして音楽を楽しむことをご紹介してきました。今回は廉価ながらもapt-X
HDに対応し高音質な音楽を楽しめるワイヤレスヘッドフォン、COUMI
M10
をCOUMIより提供していただいたのでレビュー。手軽な価格でスマートフォンの音楽を楽しむのは今からでも始められます。

デザイン:コンパクトでも耳が痛くならないラウンドイヤーが魅力的

パッケージは英語のみのデザインで、よくある製品イメージのプリントされたデザイン。背面の製品情報ももちろん英語のみ。同梱品はすべて付属する専用ケースに入れられており、コンパクトに収納されていました。中身は説明書などの他に充電用のUSB
Type-Cケーブル、有線利用時に使う3.5mmステレオミニケーブルです。

充電はUSB
Type-C端子を利用。ボリューム操作や曲の先送り/巻き戻しは物理ボタンで行う仕様です。操作性はタッチパネルを利用するSONYのWH-1000XM4などの方が上ですが、5,000円の本機にそこまで求めるのは酷といえます。

本体のデザインは至って普通のヘッドフォンという形。ハウジング部はアラウンドイヤーになっており、長時間つけていても耳が痛くならないのはグッド。また、側圧も強くないため圧迫感が全体的に少ない仕上がりです。
ヘッドバンド部分は上部にシルバーのアクセントが、また、同じくハウジングにもシルバーが入っており、ただ黒一色のものに比べて遊びのあるデザインは魅力的でした。

音質:ほどよくバランスの取れた音作りが魅力。遮音性もそこそこに確保

COUMI
M10の音質は奇をてらったようなものでも、中国メーカー製の製品によくあるような低音強調型というわけでもなく、バランスの良い音作りを実現。私の利用しているスマートフォンのGalaxy
S10では本製品の対応するapt-X
HDには非対応のため、音質の検証はapt-Xで行いました。

基本的な音の傾向としては、中高域が盛り上がったかまぼこ型の音作り。レファレンス代わりにエヴァンゲリオンのサウンドトラックから複数の曲を聞いていますが、アコースティックな楽曲からポップス調の曲も問題なく鳴らせています。
解像度は一定水準の高さを確保しており、ピアノのみの曲では反響音もかき消されずに鳴らせている感じ。中高域が若干持ち上げられていることもあって、ボーカルが前面にでてくる音作りでした。
今回はコロナ対策のため窓を開けている電車の中や、散歩の際など様々な場面で再生能力をテスト。アラウンドイヤーのイヤーパッドのおかげもあり、遮音性がそこそこ確保されているためアクティブノイズキャンセリング機能は搭載していないものの車内アナウンスが消えるくらいの遮音性は確保できていた印象です。なお、一部レビューで見る音飛びはapt-X利用時には特に感じませんでした。

専用のCOUMIアプリをインストールしたスマートフォンと接続すれば、本体のイコライザーを調整可能。イコライザは5種類のプリセットに加えてカスタマイズも可能。複数種類を試してみて、個人的にはイコライザ無しがベストに感じましたが、好みの音を簡単に楽しめます。
また、各帯域でしっかり音が出ているかを確認できるテストモードも搭載。実際にどんな場面で役に立つかは微妙ですが、面白いかも。なんとなくですが、簡易的な聴力測定にも利用できるかもしれません。

手頃な価格でワイヤレスヘッドフォンを楽しむ。COUMI M10

今回レビューしたCOUMI M10は標準価格が4,000円台という低価格でありながら、apt-X
HDに対応し高音質再生に対応したBluetoothヘッドフォンでした。アラウンドイヤーのイヤーカバーのおかげで快適な装着感も確保し、ノイズキャンセリングはないものの一定の遮音性もあり外出時にも便利なモデル。
現在COUMI
M10は約4,000円でAmazonにて販売中。自宅でも、移動中にも快適に使える安価なヘッドフォンで、コロナ禍でも音楽を手軽に楽しんでみてはどうでしょうか?

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています