一日ぶりの更新となってしまいましたが、ポタ研のレポシリーズは続きます
今回はOPPOのポータブルヘッドフォンアンプ、HA-2とヘッドフォン、PM-3を試聴してきました
スペックのご確認
別にこのブログはオーディオ関係については、商品の詳細を書くというよりは、レビューだったりがメインのはずなので公式に情報が出ている商品に関しては全部書き並べるようなことはしません
気になる方は、メーカーの公式サイトをご覧くださいとしか言えませんが、ちょこっとスペックを確認してみたいと思います
HA-2(ヘッドフォンアンプ)
こちらの商品は、DACにESS-9018K2Mを採用しているそうですな
“普及価格帯製品としては異例の高性能DACチップ”なんて、OPPOの公式サイトでは謳っていますが、FiiO X7だって9018を積む時代、そうなんですかねぇ…
そもそもESS ES9018K2Mなんて、DX90でも載せてるのに…
あとは、地味にDSD256(11.2MHz)のネイティブ再生に対応しているのは特徴でしょうかね
PCMも32bit/384KHzまで受けられるのはポータブルの中では相当なものでしょう
micro iDSDをポータブルと言うなら話は別ですが、ちょっとアレはでかすぎますよね…
大きさが小さく、厚さがたったと12mmで175gに重さも抑えているのはいいですね
出力レベルは300Ωで30mWって、大きいの?よく分かんないし、これに300Ωを刺そうとは思わないからいいや
PM-3(ヘッドフォン)
平面磁界駆動方式なるものを採用しているそうです
平面駆動方式とは何が違うのやら…
ヘッドホンケーブルは着脱可能とのことで、そこは個人的には嬉しいですね
出力側が3.5mmのステレオミニで片出しですか…絶対にバランス駆動は出来ませんね…
アラウンドいや~で密閉型で、ポータブル対応とのことです
ユニットサイズ(ドライバー口径)は55mmと結構大型
ケーブル除いて320gはポータブルにしては重いのかな?
聴いてみました
正直な話、スペック値ってあくまでも値ですから、そんなことよりも聴いてみた印象のほうが大事だと思います
HA-2+PM-3はちょっとなぁ…
というように、まずはこの2機種を普通につなげてみます
Windowsタブレットは持参していましたが、USB-DACとして当日は使う気が全くなかったので、FiiO X3からのラインアウトで聴いてみます
…正直、ドンシャリです
というか、低音が厚すぎる印象です
なんて言うんでしょうか、少し前ブームになったあの低音の頃のイメージが有ります
解像度が低すぎるということはありませんが、丁寧な印象がそこまでありませんでした
これだったら、MDR-1の方がいい感じですね
HA-2単体ではどうなのか
ヘッドフォンアンプはいつものiBasso D55を持って行き忘れるという失態をおかしましたので、ヘッドフォン(PM-3)単体での音というのは正直そこまで分からなかったのですが、イヤホンはいつものER-4Pを持ってきていましたので、アンプはきちんと聴けました
ぶっちゃけた話をすれば、個人的にはDAC機能を求めない純粋なアンプとして買うならFiiO E12を買うかなぁという印象を受けました
先ほどPM-3との組み合わせで低音過多の印象を書いていましたが、その一因はこのアンプにもある印象です
ちょっと元気がいいというかドンシャリに行き過ぎてる印象です
ライン接続しか試せなかったのでDACを通した時の音は分かりませんでしたが、そこまでアンプを挟む恩恵を受けれなかったのが本音です
このアンプ、デザインはいいんですけどねぇ
ちなみに、側面のスイッチを操作することで低音のブーストが出来ます
これ以上低音を強くされても困惑なのですがね…
低音好きもいるでしょうね、うん
あと、側面の電池のボタンで、写真のように電池残量をLEDで表示できます
これはちょっとおもしろいデザインでしたね
総評
正直な話、この2製品、デザインは(特にHA-2)はうまくまとまっていて好きなんですが、音に関してはちょっと好みではありませんでした
OPPOは本社がカリフォルニア州のようで、アメリカ人受けするサウンドなんでしょうかね…
値段も、HA-2が39,800円前後、PM-3が55,000円前後と決して安くないのでちょっと微妙ですね