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【UMI Zレビュー】性能も価格も妥協できない欲張りな方に。Antutuは10万点弱。Helio X27を初搭載したUMI Zレビュー

いよいよ本日からGearBestでは3周年セール。3周年ということは、私自身の大学生活とほぼ同じ期間ということであり、ちょっと感慨深いものがあります。セール情報の記事は明日にでもお届けしますがセールページは要確認です。さて、そんなGearBestから、ようやくSoCにMediaTekの最新プロセッサーであるHelio X27を搭載したハイエンドスマートフォン、UMI Zを提供していただきましたのでレビューします。

UMI ZはUMIから登場した最新機種でSoCにはMediaTek Helio X27、4GB RAM、32GBストレージに、1300万画素のカメラを搭載したハイエンドスマートフォン。兄弟機として背面のカメラがデュアルカメラになったUMIDIGI Z Proも登場していますが、Proに比べると229ドルと値段が安く、高性能を低価格でゲットできる機種に仕上がっています。

某スマホを彷彿とさせる白ベゼルの本体

前面
背面

これまでレビューしてきたUMIのスマートフォンであるUMI MAX(レビュー)UMI PlusUMI Plus Eは全てベゼル部は黒色のモデルのブラックをレビューしてきていました。今回レビューするUMI Z Proのゴールドはベゼルは白色。背面のデザインを含め某スマホに近いデザインに仕上がりました。

右側面は電源キーとボリュームキー
上側面は3.5mmステレオミニジャック
左側面にはSIMスロット
下部にはUSB Type-C端子とスピーカー
SIMスロットはデュアルnanoSIM(1スロットはmicroSDと共用・排他)

基本的なボタン配置は標準的なAndroid端末と同様。SIMスロットはデュアル構成ではありますが、DSDS(3G+LTE)は日本国内では不可能な仕様です。

重量は178gと5.5インチ帯では標準的な重さ。先日レビューしたXiaomi Redmi Note 4Xも170gで若干軽めでしたが、手に持った感じではどちらも同程度の軽さです。

OnePlus 3(右)と

前面にホームボタン(押し込み不可)を搭載しています。デザイン的にはOnePlus 3Xiaomi Redmi Proがかなり近い形状になっています。

UMIのスマートフォンは保護フィルムは付属しない

ベゼルはかなり端まで頑張っているものの、液晶部に若干黒いベゼルが残っており、白と黒の両方のベゼルが見えてしまうのはマイナス。とはいっても、発色もよく、綺麗な画面に仕上がっています。

付属品は、説明書、SIMピン、USB Type-Cケーブル、ACアダプター(日本不可)

流石のスペック。Antutuは10万点に迫るレベル

Antutuベンチマークは惜しくも10万点に届かず98418点。ただ、これまでのMediaTek端末では、8万点台のRedmi Pro(Helio X20)が関の山であり、大分向上した印象です。


実際の使用感としては、このレベルの性能ですからカクつくということは発生しないものの、若干動作がワンテンポ遅くなっているのは否めません。ここは、これまでのレビューでも散々指摘してきたように、UMIのチューニングが悪いのではないかと感じます。
一応3D標準でも動ける

MediaTek搭載機はグラフィックの性能がネックになりがちですが、本機は大分健闘。デレステも3D標準でもカクつくこと無くプレイすることが可能です。

指紋認証も精度はバッチリ

これまでのモデルからも引き続き、UMI Zでも指紋認証センサーを搭載。UMIの指紋認証は精度の悪さがこれまでは目立っていましたが、本機ではかなりの精度で認識するようになりました。
ただし、指紋認証のスピードに関しては、HuaweiやXiaomiの製品に一日の長がある印象で、UMI Zの認証速度はUlefoneに比べても遅い印象が否めません。

豊富な機能を搭載したカメラ

本機UMI Zのウリの一つは、デュアルカメラのようで実は大型の赤外線センサーを搭載したカメラ。背面も前面も1,300万画素というのは珍しいですよね。

 カメラのメニューは基本的に日本語化されており、簡単に設定を変更することが可能。顔検出機能ももちろん可能ですし、音声キャプチャなども対応しています。

 中華スマホにしては珍しく、8種類のフィルターを搭載。若干フィルターが強すぎる印象もなくはありませんが、様々な写真を簡単に撮れるのは魅力的です。

プロモードを利用すれば、露出やコントラスト、ISO、WBなどを簡単に変更可能。どこまでいじれるかは正直未知数でしたが。

暗所での撮影と、オート時のWB設定が苦手

 ここからは、作例を利用してカメラの実力を探っていきましょう。まずは、三菱一号館美術館の前のベンチから。当日は曇り気味ということもあり、全体が暗くなってしまいました。一応、この写真では露出はちょうどよいくらいになっています。

次は東京駅前。1枚目(上)は非HDR。2枚目はHDRをONの状態での写真ですが、1枚目が酷いですね。ピント自体は東京駅の駅舎に合わせており、影になっている部分は弱い印象です。

本来であればもう少し飯テロ写真を増やしたいのですが本日はこれだけ。人によって評価が別れる仕上がりでしょうか。暖色系の照明の下で撮ったのですがホワイトバランスの設定が悪く作用し、寒色系になってしまっています。
ちなみに、全く同構図でHuawei Mate 9で撮影した結果がこちら。流石Huawei Mate 9って感じですね。カメラでスマートフォンを選びたい!という方は特集記事もありますのでそちらもどうぞ。

MediaTek機最高性能を229ドルで

今回レビューしたUMI Z、これまでのMediaTek機に比べて圧倒的に高性能なパフォーマンスの機種でした。そんな高性能な機種でありながら、価格は記事執筆時点で229ドル。カメラをデュアルカメラに強化したUMIDIGI Z Proも249ドルと、かなり購入しやすい価格。

春を迎える際に、性能と価格の両方を妥協できないという欲張りな方にはぴったりな一台ではないでしょうか?

スペック

液晶: 5.5inch 1920 x 1080
CPU: MediaTek Helio X27
OS: Android 6.0 Marshmallow(7.0へのアップデート予定)
RAM + ROM: 4GB RAM + 32GB ストレージ
カメラ: 1300万画素(バックカメラ)、1300万画素(フロントカメラ)
指紋認証: 搭載
Bluetooth: 4.1
USB:Type-C
SIM Card:デュアルSIM・デュアルスタンバイ(nanoSIM*2・1スロットはmicroSIM共用)
バッテリー:3780mAh
重量:178g(本体のみ・実測)
大きさ:15.60 x 7.60 x 0.91 cm
ネットワーク:
2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
3G: WCDMA 900/2100MHz
4G: FDD-LTE 800/1800/2100/2600MHz

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています