久々にオーディオ系のレビューをすることが出来ました、あーる(HokuYobi)です。
今回は、エレキットでお馴染みのイーケイジャパン様が主催された「ディスクリートポータブルヘッドホンアンプ[TU-HP02]ブログモニターキャンペーン」に応募し、見事落選し今回レビューをさせていただくこととなりました!
(落選したにも関わらず、レビュー機を貸与していただきました、イーケイジャパンさまにこの場を借りてお礼申し上げます)
TU-HP02とは…?
昔からアンプキットを販売されていて、ご存じの方も多いかと思われるエレキットさまが販売するディスクリートポータブルヘッドホンアンプです(完成品のみ)
真空管(Raytheon:6418)を使用したTU-HP01につづいて、この商品では「入力部のFETに真空管(三極管)特性を持たせることにより分解能が高く、真空管アンプのような温かみのある音作りを実現」した製品です。
さらに、信号経路にオペアンプなどのICを使用せず、個別の半導体のみで組み上げたディスクリート構成を採用している製品です。
単3電池4本で動作するポータブルヘッドホンアンプです。
TU-HP01、実はポタフェスで聴いてきてました💦
|
TU-HP01 |
実のことを言いますと、このモデルの姉妹機で実際に真空管搭載もTU-HP01はポタフェスで試聴させていただいてました
オペアンプ交換可能のモデルで、MUSE8820とOPA2604、OPA2134の3種類の聴き比べもさせていただいてました。
(結局このブログで取り上げる暇がなかったのですが今便乗して触れておきます)
日が経ちすぎてどのオペアンプでどうだったのか、というのは記憶があやふやですが、オペアンプごとの音の違いに加えて、真空管の温かみのある音を手軽に持ち歩けるのはいいなぁ~なんてことを思っていました
ですので、このTU-HP01の姉妹機?であるTU-HP02のサンプルをお貸し頂けるというのは非常に楽しみだったんです
とりあえず開封の儀など
届きました…((o(´∀`)o))ワクワク
箱は至ってシンプルです
国内メーカーのアンプは比較的こういうデザインの物が多いので、普通ですね
説明書と、その下にプチプチに包まれた本体ですね
ジャーン!!
そこそこ大きめです
だいぶ前の製品ですが、iBasso Audio D55と並べるとこのくらい
iBassoのD55と並べてみるとこのくらいの厚みです
TU-HP02の上に乗っかってるFiiO X3 2ndと同じくらいですかね
ボリュームノブは結構大きめです
背面のこのネジを開けると…
単3電池を入れるボックスが出現します
今回のために、普段は百均で済ませている電池ではなくビックカメラのPB(東芝製)の電池を用意
セット完了です
最初は一応オーオタらしい感想から
実のことを言いますと、イーケイジャパンの方からガジェット、デジモノな内容のブログなので「面白い視点で製品を見て頂けるんじゃないか」とメールを頂いていました
すいません…実のことを言うと、私は昔はバリバリのオーオタで、それこそ14年はポタフェスもポタ研もヘッドフォン祭も全部参加し、Head-Fiにかじりついていたような人間です…すいません…面白い視点で見れるように頑張ります…(それは別の記事にします)
と、いうわけで、久々にオーオタらしい感想を致します
さて、今回の記事ではせっかくなので久々にAKG K702を引っ張り出してきて試聴致します
環境としては
FiiO X3 2nd⇛(こもちけーぶる Vega)⇛TU-HP02⇛AKG K702(ケーブルはSpread SoundのMogami 2934使用品)の構成です
昔はケーブルにもこだわってたんだよなぁなんてことを思い出して懐かしくなりました
(今はSTAXなので、ケーブルを選ぶ余地がありません💦)
さて、気を取り直してレビューしていきます
温かみのある音です
実のことを言うと、最初に聴いた時「レビューしづらいかも」という感想を持ちました
いい音のアンプは実はレビューしづらいんですよね…どうしても「良い」という感想しか出てこなくなり、「良いです」を連呼することになってしまうんです…語彙不足ですね…完全に…
それくらい良いアンプなんですが…どう伝えれば良いのでしょうか…
一番に言えるのは、商品の売りでもありますが「温かみのある音」ということです
手元にあって比較できるアンプがiBasso AudioのD55しかなくてお恥ずかしい限りなのですが、D55やDAC直挿しなどと比較すると明らかに下が厚めの音に仕上がっています
真空管を使用したアンプをじっくり聴く機会が今までなかったため、どうしても比較をするということは出来ないのですが、おそらく真空管に近い鳴らし方を再現できているのかなという印象です
下手に下の部分を持ち上げているのではなく、自然な盛り上がり方ですね
長くなってますので、各曲での印象などは別の記事にしようかと思いますが、eufoniusのsatiのDSD版とか聴いてみても、ドラムスの鳴りが心地いい感じで入ってきます
バランスよく鳴っていて、とても気持ちの良い感じですね
解像度・分離も十分高いので、コーラス部も別れて聞こえてきます
ケチの付けようのない音です
ドライブ力は必要十分かと
今回の記事では鳴らしづらいことで有名なAKG K702をぶっ刺していますが、十分鳴らしきっている印象を受けます
Lowゲインでボリュームは4分の1くらいで十分鳴ってますね
ポータブルアンプでここまでのドライブ力を持っている製品はなかなか見かけないかと思います
久々にアンプが欲しくなる製品です
イヤホン以外でオーディオへの投資はここ最近全くしていなくて、最後の大型投資が
FiiO X3 2nd、アンプ系であれば昨年2月の
STAX SRS-2170が最後ですっかり購入欲が削がれていたのですが、この製品を聴いて久々にアンプが欲しくなってきました
価格(約25,000円)に対しての性能は非常に良いと思いますし、この性能をこのサイズに収めているのもすごいとしか言えないですね