大企業を中心にテレワークから出社傾向に戻りつつある、という記事が話題になったように私の努めている企業も含めて出社日を設けて週に何日という形で出社するようになりました。通勤列車に乗っていても、それなりに混み合っていて着席しての通勤はなかなか難しそう。そうなると立ちながら列車に乗っている間はスマートフォンを見るか、本を読むかくらい。いくらスマートフォンが大型化していると言っても、小さい画面をずっと見るのは応えます。
そんなときに最適なのがタブレット。これまで当ブログでは13インチのLenovo YogaTab 13や10.6インチのXiaomi Redmi Padなどの大型~中型サイズのタブレットを紹介してきました。ただ、通勤時の列車の中で立ちながら利用するのにはちょっと大きすぎる感のある製品。そこで登場するのが8.4インチの小型タブレット。今回はAAUWの8.4インチタブレット、AAUW M60をご紹介。
AAUW M60は8.4インチの小型の本体に1920×1200の高精細、かつきれいなIPSディスプレイを採用したタブレット。UNISOC
T606をCPU採用し、Android 12によって快適な動作を実現した製品。日本国内の4G回線にも対応し、モバイルルーター無しでインターネット接続が可能で、外出時には最高のパートナーになってくれるはず。WideVine L1でAmazonプライムビデオなどのHD再生にも対応。クーポン適用後で1.5万円ほどで購入できる安さも魅力の製品です。
T606をCPU採用し、Android 12によって快適な動作を実現した製品。日本国内の4G回線にも対応し、モバイルルーター無しでインターネット接続が可能で、外出時には最高のパートナーになってくれるはず。WideVine L1でAmazonプライムビデオなどのHD再生にも対応。クーポン適用後で1.5万円ほどで購入できる安さも魅力の製品です。
AAUW M60のスペック
・OS: Android 12
・CPU:UNISOC T606
・RAM: 4GB+4GB(拡張RAM)
・ストレージ:64GB (SDカード対応)
・液晶:8.4 インチ(1920×1200)・IPSディスプレイ
・スピーカー: ステレオスピーカー
・カメラ: バックカメラ 800万画素、フロントカメラ 500万画素
・バッテリー:4,500mAh+18W USB PD急速充電
・Bluetooth: Bluetooth 5.0
・WiFi: 2.4G+5G wifi/802.11a/b/g/n/ac
・重量: 318 g
・大きさ:20.2cm×12.5cm×0.7cm
・4Gバンド:LTE-FDD:B1 B3 B5 B8 B18 B19 B26 B28
LTE-TDD:B40 B41
3Gバンド:WCDMA:B1 B2 B5 B8
2Gバンド:B2 B3 B5 B8
・CPU:UNISOC T606
・RAM: 4GB+4GB(拡張RAM)
・ストレージ:64GB (SDカード対応)
・液晶:8.4 インチ(1920×1200)・IPSディスプレイ
・スピーカー: ステレオスピーカー
・カメラ: バックカメラ 800万画素、フロントカメラ 500万画素
・バッテリー:4,500mAh+18W USB PD急速充電
・Bluetooth: Bluetooth 5.0
・WiFi: 2.4G+5G wifi/802.11a/b/g/n/ac
・重量: 318 g
・大きさ:20.2cm×12.5cm×0.7cm
・4Gバンド:LTE-FDD:B1 B3 B5 B8 B18 B19 B26 B28
LTE-TDD:B40 B41
3Gバンド:WCDMA:B1 B2 B5 B8
2Gバンド:B2 B3 B5 B8
片手で持てるコンパクトさと300gちょっとの軽量さ、そして高級感ある筐体が魅力
AAUW M60のパッケージは前面に製品画像、背面には製品特徴を日本語で記載したシンプルなもの。パッケージはもちろん、本体にあらかじめ貼り付けられている画面保護用のフィルムにも日本語で記載されています。
同梱品は本体の他にクイックスタートガイド、保証書、SIMピン、USB Type-Cケーブル、電源アダプター。一通りそのまま利用開始できるものがセットになっていました。
電源アダプターはPSEマークも含めて確認済み。出力は5V/2A=10Wで急速充電には対応しません。取扱説明書については、パッケージや画面保護フィルムと同様に日本語化されておりライトユーザー向けにも分かりやすい仕様になっているのは好感が持てます。
AAUW M60は8.4インチの小型サイズのタブレット。画面の縁のベゼル部はかなり細くなっており、手に持ったときに片手で持てるレベルの横幅を実現しています。背面は全面がメタル仕上げでスタイリッシュな見た目に仕上がっているのも魅力的です。とても1万円台のタブレットには見えないレベルを実現しています。
背面には800万画素のカメラを搭載。デュアルカメラに見えますがどうやら片方はなにも入っていないようです。縦向きで利用した際の右上部に電源キーとボリュームキーを搭載。下部にはUSB Type-C端子とステレオスピーカーを搭載しています。
また、左側面部分にSIMスロットを配置。SIMスロットはnanoSIM×2か、nanoSIM+microSDの排他仕様。今の時代にAndroidタブレットにデュアル4G回線を求めることも少ないと思うため、nanoSIM+microSDで利用するとちょうどよいかも。本体のストレージが64GBとそこまで多いわけではないため、Amazonプライム・ビデオなどをダウンロードするならmicroSDにダウンロードしておいて損はないはず。
ディスプレイの保護フィルムは、あくまでも出荷時用のため説明文の記載されているものを剥がしてしまうとフィルムなしの状態になります。専用の保護ガラスも安価に購入できるため、必要に応じて購入を検討しても良いかも。
ピュアなAndroid 12を搭載しており、スマホからのデータ移行も簡単
AAUW M60はAndroid 12を採用しAndroidタブレットの中ではかなり新しいOSを搭載しています。最初の端末のセットアップ時には、Googleアプリの標準機能を利用することで有線ケーブル、もしくはWi-Fi経由で他のスマートフォン、タブレットの画像や動画といったデータ、Googleを始めとしたログイン情報を一気に移行することが可能。
データの移行はセットアップ時に表示されるウィザードに従って、操作を進めていくだけで完了できる簡単さも嬉しいところ。今回はWi-Fi経由で手元にあったLenovo YogaTab 13のデータを移行させてみました。アプリについては、すべてを移行させるわけでなく必要なもののみに絞って、画像、動画は割愛して移行を実施。どのデータを移行させるかも選べるのも便利でした。
移行中もデータファイルのコピー中は操作できませんが、それ以降はホーム画面に移って操作が可能に。バックグラウンドでアプリのインストールをしてくれるため、すぐに利用したいという場合でも問題ありませんでした。ただ、CPUの性能がそこまで高くないこと、RAMも少ないためインストール完了まではサクサク利用できるというわけではありません。
セットアップ直後のホーム画面は、おおよそ上のスクリーンショットの感じ。日本向けを意識しているのか、LINEとFacebook、Netflixがプリインストールされていました。メーカー独自のアプリなどはそもそも存在しておらず、最初からクリーンな状態で利用できるのはグッド。
UIに関してはほとんど手を入れていないピュアなAndroidといった感じ。画面を上部から下にスワイプするとクイック設定パネルが表示されますが、この表示方法もGoogleの最新のマテリアルデザインを反映したもの。色がついているものがONになっており、そうでないものが黒背景、というのは結構分かりやすいかなと。
設定メニューに関してもほぼAndroidの標準のメニューを用意。独自の機能と言える点を挙げるならば、決まった日時に電源をON/OFFできるスケジュールパワーON/OFF機能と、RAMの拡張機能(4GBまでの拡張)といったところ。ほぼすべての設定メニューが日本語で用意されているため分かりやすいのも嬉しいところ。
AAUW
M60は顔認証機能にも対応。タブレットを利用する際に顔認証だけですぐにロック画面を解除することができるためかなり便利。顔認証を利用して通販アプリ(楽天など)でのログイン時の認証も利用できるため、指紋認証は搭載していなくても十分なセキュリテイを確保できます。
M60は顔認証機能にも対応。タブレットを利用する際に顔認証だけですぐにロック画面を解除することができるためかなり便利。顔認証を利用して通販アプリ(楽天など)でのログイン時の認証も利用できるため、指紋認証は搭載していなくても十分なセキュリテイを確保できます。
その他のOSに関しての情報も確認。レビュー時点(2023年8月)でのAndroidバージョンは12。セキュリティアップデートは2022年11月5日でちょっと古いなという感じ。なお、ワイヤレスアップデートアプリも提供されていましたが、こちらは最新となっており大手メーカーのような高頻度なアップデートは流石に難しそうです。とはいえ、通常利用していく上ではAndroid
OS自体が十分新しいこともあり快適に利用できるはずです。
OS自体が十分新しいこともあり快適に利用できるはずです。
タブレットの総合的な性能を検証する上で便利なのがベンチマークアプリであるAntutuベンチマーク。本機のRAMは6GB以下のため3DベンチマークについてはLite版を利用して計測。結果は21.9万点という結果。だいたい22万点というのはミドルからローエンドスマートフォンのそれで、決して高性能の部類ではありません。ベンチマークを通して本体温度は3℃ほど上昇しただけで、一昔前のタブレットのように熱くなりすぎることはない印象でした。
結果の詳細を確認してみると特にGPUの性能が低い印象。逆に言えばそれ以外のCPUやUXについてはそこそこの点数を確保しており、意外とパワーがあります。これは実際に利用していても感じる点で、後述しますがSNSをみたり、電子書籍を読んだり、たまに動画を見たり、そしてWEBサーフィンをするといった利用では十分スムーズに利用することができました。
片手に収まるサイズで高性能。家の中でも外でも手に馴染むマルチメディア機
AAUW M60を使っていて感じるのが、片手に収まるからこその快適さ。個人的にはこれまで10インチのタブレットこそがバランスが取れていて至高と思っていましたが、8.4インチタブレットの機動力の高さにはかなり魅了されてしまいました。自宅内ではスマホを少し大きくしたサイズ感で、SNSを見たりオーディオのリモコンとして使う感じ。
そして外出時には窮屈で億劫な電車の中でも、サッとカバンから取り出して片手で持ちながらWEBサーフィンをしたり、SNSを見たり、電子書籍を読んだりできるわけ。重量が300g台と軽量なことや、単体で4Gに接続できるつながりやすさ、また、移動時にはズボンの後ろポケットに収まるサイズもあってスマホの代替として便利に利用できる印象でした。
ぼっち・ざ・ろっく ©はまじあき |
Amazon Kindleといった電子書籍サービスとの相性は抜群。漫画などを開いてもほぼ本と同じサイズ感で開くことができます。解像度が高いこともあって、拡大せずに読み進めていけるのも良い感じ。移動中に漫画や小説を読みたい、という方には8.4インチは至高かも。
動画の再生にもAAUW M60は威力を発揮してくれます。AAUW M60はAmazonプライム・ビデオなどの高画質再生で必須なWidevineセキュリティレベルについてL1と、必要な要件を確保。プライム・ビデオはもちろんNetflixなどでもHD以上の高画質での再生を楽しむことが可能です。
実際にアニメなどをプライム・ビデオで再生してみた際には、1080Pでの最高画質で映像再生を確認。4G回線下では1080Pの再生は難がある場面もあるため、あらかじめ内蔵ストレージか、microSDカードに動画をダウンロードしておいて移動中などに動画を楽しむと良さそう。
本体のディスプレイの発色も、金額に比してというよりも純粋に良く所有しているXiaomi Redmi Padなどと比較しても遜色ない品質を確保。色味もニュートラルで、色表現も問題なく動画を純粋に楽しむことができました。1万円台とはまったく思えないクオリティのディスプレイには驚愕してしまいます。
本体のスピーカーは横向き利用時だと右側のみに位置してしまうこと、また、スピーカー自体が小さいこともあってスピーカーの音質は微妙。移動中などではBluetoothイヤホンなどを組み合わせれば快適に動画を見れるはずです。
縦向きで利用しながらSNSでメッセージを送ったり、ちょっと動画を再生する、というのでも程よい利用感。ディスプレイのリフレッシュレートは低め(57Hz)なことと、CPUがあくまでもローパワーなこともあり、一気にYoutubeのサムネイルを見るとカクつく、ということはあるにせよ個人的にストレスを感じるレベルではありませんでした。
常に持ち歩きたいタブレット。優秀すぎるサブ端末になる一台
今回レビューした8.4インチタブレット、AAUW M60。8.4インチという絶妙なサイズ感で、自宅の中でも外出時にも常に持ち歩いて、片手で持って操作できるというコンパクトさが魅力的な製品でした。フルHD画質のディスプレイと、4G回線対応でどこでも高画質な動画や電子書籍を楽しめるのも嬉しい製品。
個人的にはメタルで統一された筐体で高級感のあるデザインに仕上がっていたので持ち運びした際に安物と思われないのも良い感じ。友人には3,4万円と思われるほどの仕上がりのAAUW M60はなんとクーポンを利用することで1万5,000円程度で購入が可能。すでに10インチのタブレットを持っているという方にも絶対にオススメしたい製品です。
Xiaomi Redmi Pad
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カエレバ
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