【Xiaomi Mi PowerBank 3 Pro】MacBook ProもMi Notebookもフルスピードで充電。45W出力のXiaomi Mi PowerBank 3 Proレビュー
ガジェット好きにも、外出先で仕事をしなければならないという人にとっても常に問題となるのが電源。これまで当ブログでは、世界最小サイズのUSB PD充電器SlimQやBaseus 65W USB PD充電器などをレビューしたりしてきました。今回は日本向けの公式販売を介したXiaomiから登場した最新のモバイルバッテリー、Xiaomi Mi PowerBank 3 Proを購入したのでレビュー。
Xiaomi Mi PowerBank 3 ProはXiaomiから登場しているUSB PD出力対応のモバイルバッテリー。最大45Wの出力に対応しMacBook ProやXiaomi Mi Notebook Proといった高出力の充電器を必要とするノートPCの充電にも対応。USB Type-A端子も併用し、同時に3機器の充電にも対応。価格はショップに寄ってまちまちですが、AliExpressでは35ドル+送料(10ドル)~、Banggoodでは50ドルで販売中。
Xiaomi Mi PowerBank 3 Proのスペック
- 型番: PLM07ZM
- 容量: 20000mAh 74Wh 3.7V
- 定格容量: 12600mAh (5V 5.4A)
- 重量: 439g(実測値)
- 寸法: 153.5×73.5×27.5mm
- バッテリタイプ: リチウムポリマー電池
- 入力: 5V3A, 9V3A, 12V3A, 15V3A, 20V2.25A
- 最大出力: 45W MAX
- USB-A(1端子のみ利用時): 5V2.4A,9V2A,12V1.5A
- USB-A(同時利用時): 5V3A
- USB-C: 5V3A,9V3A,12V3A,15V3A,20V2A
- 3 Port: 5V5.4A, 9V3A, 12V3A,15V3A,20V2A
黒色のマット仕上げで、汚れも付きづらく、持ちやすいデザイン
今回は深圳の小米之家で購入。中国本土では、このモデルの上位モデルとして50W出力に対応したモデルが登場し、45W出力モデルはすでに値下がり中。かなりお買い得な価格で購入することができました。
パッケージデザイン諸々は、正統派のXiaomiという感じ。似たようなスペックの製品として、TJCが国内正規品を販売している40W出力のUSB PD対応モバイルバッテリー、ZMI QB820はXiaomiエコシステムのZMIの販売でしたが、本モデルはXiaomi本体での販売です。
付属品はミニマムで本体の他にクイックスタートガイドと、USB Type-Cケーブルが付属するのみ。本体を充電したければ45Wまでの入力に対応しているので、Baseus 65W USB PD充電器やXiaomiの45W充電器を購入すればOK。PD関係のケーブルも今ではすっかり手に入りやすくなったので、一緒に注文してしまえば問題ありません。
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本体は黒一色の長方形。若干ラバー素材を使用したマット仕上げで落ち着いたデザインに。角は若干丸みがかかった形で手で持つのにちょうど良い厚みと形状になっています。
入出力端子はUSB Type-C端子に統一。最大出力は45Wであり、入出力ともに対応機器を利用すれば高速での充電が可能。USB Type-A端子は2つ搭載しており、1ポートのみで使用する場合は最大18W、同時に2ポート利用する場合はそれぞれ5V/3Aまでの出力となります。
ZMI QB820(左)とXiaomi Mi PowerBank 3 Pro(右) |
ZMI QB820(左)とXiaomi Mi PowerBank 3 Pro(右) |
このMi PowerBank 3 Proと直接的に競合するのが、同じXiaomiエコシステム内の製品であるZMI QB820。スペック面はほぼ違いがなく、ZMI QB820の発売からすでに2年以上が経過していても対して技術的な変化はなさそう。
製品のデザインと重さは2製品で大きく違っているのがポイント。上の写真のようにQB820(紺色)は薄い代わりに若干幅があるデザインに。QB820は光沢仕上げですでに2年間使ってきた私のものはだいぶ傷が目立ち始めていました。
なお、現在はZMIから最新モデルZMI No.10も登場。ZMI No.10では最大出力が65Wにパワーアップ。最大65W出力に対応したUSB Type-Cポートに、USB Type-Aポートを2つ搭載。3ポート同時利用時はUSB PDが45W、残りのType-A×2は計15Wを分け合う形。Type-CとType-Aを1ポートずつ利用する際は45W+18Wの出力となるモデル。AliExpressでは62ドル~、GearBestでは94ドルで販売中です。
Xiaomi Mi PowerBank 3 Pro |
ZMI QB820 |
重量も実測値ベースではかなり2製品で違いが出ており、本製品は439gであったのに対し、QB820は401gと38gも差が出る結果に。それなりに重さの違いがあるため、軽い製品を希望する場合はZIM QB820のほうが良いかもしれません。QB820なら国内正規品もあるため入手しやすいですし。
ノートPCもスマートフォンもゴリゴリ充電可能
肝心の充電性能をチェック。まずはXiaomi Mi NoteBook Proに1ポートで接続。Mi Notebook Pro側がほぼ満充電だったため、実際に給電する必要がないためアンペアは低いものの、20V出力となっていることが確認可能。最大20V/2Aで出力しようとしている状態です。
複数台の同時充電にも対応。上の写真では20VでMi Notebook Proに給電しながらスマートフォンに対してもUSB Type-Aから出力しているのを確認可能。どこにいても、ノートPCを充電しながらスマートフォンといった周辺機器も充電できるのは安心です。
45W充電できるモバイルバッテリー。Xiaomi Mi PowerBank 3 Proもおすすめ
今回レビューしたXiaomi Mi PowerBank 3 Pro。正直なところこれまでレビューしたことのあるZMI QB820とスペック面では変わらない製品なこともあり、新しさには欠ける製品でした。ただ、滑りづらい加工になった本モデルは、幅がコンパクトになったこともあり電車のテーブルの上でも安心して使えたりと細かいところで改善。
すでに日本で正規品が販売されているZMI QB820の方が個人的には入手のしやすさの面からおすすめですが、新しい製品が好きな方はMi PowerBank 3 Proも良さそうです。Banggoodでは50ドルで購入可能です。
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