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【Teclast F6 Plus】画面が360°回転して、家でも外でも万能に使えるCeleron搭載2-in-1 PC Teclast F6 Plusレビュー

PCを普段から持ち歩いて外出先でも作業や、大画面でのWEBブラウジングを楽しみたいーという需要は高く、その需要に応じるために様々な種類のタブレットやノートPC端末が登場しています。私自身、旅行の際にはちょっとマルチメディアを楽しむための10インチタブレットに、メインのノートPC、さらにスマートフォンというように、複数の端末を持ち運ぶことを余儀なくされています。

私の場合はAdobe Lightroomを旅行中でもガンガン使うため旅行の際は難しいにせよ、普段の外出くらいはノートPCとタブレットくらいは一つにまとめたいもの。これまで当ブログではデタッチャブル式のCHUWI UBook Pro超小型UMPCのCHUWI MiniBookなどをレビューしてきました。今回は13.3インチの大型ディスプレイが360°回転する2-in-1PCのTeclast F6 PlusをTeclast様よりお借りしてレビュー。

Teclast F6 Plusは中国Teclastから登場している360°画面が回転する2-in-1ノートPC。CPUにはIntel Celeron N4100、8GB RAM、256GB SSD、そして13.3インチの1920×1080の大画面を搭載。さらに1024段階のスタイラスペン入力にも対応し、どんな場所、シチュエーションでもパワフルに使えるPCに仕上がっています。現在Amazonをはじめとした通販で43,900円で販売中。

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Teclast F6 Plusのスペック

OS:Windows10 Home 64ビット
CPU:Intel Cerelon N4100 
GPU: Intel UHD Graphics 600
解像度:13.3インチ 1920*1280 IPS FHD
メモリ:LPDDR4 8GB
ストレージ:256GB SSD
タッチスクリーン:10点タッチスクリーン(スタイラスペンとキーボードに対応、別売)
有線LAN:なし
無線LAN:2.4G
USBポート:USB-A 3.0 *1、USB Type-A 2.0*1、USB Type-C*1、Micro SD*1、Micro HDMI*1
オーディオ端子:3.5mmイヤホンジャック×1
本体寸法 (L×W×H):約32×21×1.8cm
重量:約1.6kg

Teclast F6 Plusのデザイン:薄型で軽量なノートPC。でも、すぐにタブレットに早変わり

パッケージは中華タブレットの中でも採用例が増えてきたクラフト地のもの。パッケージ自体は簡素化の流れもあり、特に特筆することはありません。

USB Type-C端子を利用し、USB PDでの給電にも対応

付属品は本体のほかにキーボード用の日本語シール、専用の充電器が付属。また、別売品の専用スタイラスペンも今回はお借りしています。専用の充電器は12V=2Aの24W出力。ただし、本体はUSB PDでの充電にも対応しているため、出先にまでもっていく必要はありません。

私の場合はUSB PD充電器は自宅に一つ設置して他のノートPCと共用で使っているためPD給電で済むのはかなり嬉しいポイント。HyperJuice 100Wにつないでおけば他の機器と一緒に充電しておけます。

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ディスプレイには予め画面保護フィルムが張り付けられており、一番外側のフィルムを剥がせば画面がしっかり保護された状態で利用可能。別途新しくフィルムを買う必要がないのは好感が持てます。

天板は端にTeclastのロゴがかかれ、背面にも同じくロゴが鎮座。若干ブランド名の主張に激しさを感じます。また、背面底部にはSSDの換装用のスロットが用意されており、ここを開けることでM.2.のSATA接続のSSDを換装可能。標準搭載のSSDは256GBですが、大容量のものにすることも可能です。

本体の重量は実測値で1.48kg。13.3インチのノートPCの中では若干重めという印象は否めないものの、回転機構を搭載している故かと。レビュー中は電車の中で片手でタブレットとして使ったりもしたものの、そこまで重さが気になるわけではなく問題なさそうです。

本体右側には電源端子と3.5mmステレオミニプラグ、電源ボタン、USB Type-A、microSDスロットが配置。電源ボタンが側面にあるタイプは珍しく最初は戸惑いますがなれると問題ありませんでした。

左側側面にはUSB Type-C端子(給電対応)にmicroHDMI、USB Type-A(3.0)が配置。左右合わせてUSB Type-Aが2つ搭載されているのはこの大きさのモバイルノートでは貴重。拡張性の高さでは他のモバイルノートから頭一つ抜きんでている印象です。

Teclast F6 Plusのポイント:360°画面が回転して、好みの形にすぐに変えられる

Teclast F6 Plusの一番の売りでもあるポイントが、360°画面が回転することで通常のノートPCとしても、タブレット端末としても、スタンド型にして画面にタッチできる自立式のディスプレイとしても利用可能。Surface型のようにラップトップとして利用する際のキーボードが不安定ということもなく、すべてのスタイルで快適に使えるのは360°画面が回転するタイプだからこその利便性の高さ。

上のように画面をひっくり返せば、自立式のディスプレイのようにして、動画を見たりタッチ操作でWEBブラウジングをするのも簡単。また、完全に画面をひっくり返してしまえば、若干重くて厚いWindows 10タブレットに早変わり。CPUはIntel Celeron N4100と最低限のスペックを確保しており、タブレットとしての性能に不満はありません。

実際に電車の中やカフェで使用してみても、柔軟に画面の向き・表示方法を変えていけるので、作業をする際にはラップトップ、誰かと一緒にWEB検索する場合にはテントモードやタブレットモードという風にできるのは便利。通常、私の場合電車の中ではラップトップとして使いますが、座れなかった時にはタブレットとしてWEBブラウジングしたりできるため、時間を無駄にすることもありません。

Teclast F6 Plusの性能:Celeron×SSD×8GB RAMで、基本性能に不満なし

個人的にWindowsタブレット・ノートPCを選ぶ際に重要視しているのがストレージの種類。廉価なWindowsタブレットだと、eMMCをストレージに採用している製品が多いのですが、eMMCだとソフトウェアのインストール&起動が遅いのがネックでした。Teclast F6 Plusは256GB SSDを搭載。ストレージの低性能に起因する不満はない感じでした。

搭載しているSSDは自社製のSSDを搭載。SATA接続なため大して速いわけではないにせよ、ゲームなどをするわけではないため特に気にならないレベル。CPUはCeleron N4100で所詮Celeronではあるものの、WEBブラウザベースの作業&Officeぐらいであれば特に問題なし。Kritaもインストールしてみましたが、スピード面では特に不満を感じませんでした。

Teclast F6 Plusのペン入力性能はそれなり。Kritaだと若干の遅延を感じる

今回はCHUWI UBook Proのときの美大卒を召喚できなかったため、この記事段階では簡易的なテストのみ。流石にCeleron機にPhotoshopを入れるのはハードルが高そうだったので、今回はフリーのペイントソフトであるKritaをインストール。筆圧検知機能を利用する場合は「Windows 8+Pointer Input」を設定から選択する必要がありますが、設定してしまえば問題なく動作しました。
Kritaでペン入力する際は、若干追従性に不安がある印象。これは、タッチパネルの問題というよりはCPUの性能に起因するところかなという感じ。タッチペン入力で文字を入力するという場合は、特に不自由は感じませんでした。実際のペン入力の性能については、美大出身者を召喚してから改めてレポートします。

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Teclast F6 Plusまとめ:ノートPCとしても優秀なのは当たり前。タブレットとしても使えるって素晴らしい

今回レビューしたTeclast F6 Plus。あくまでも通常の利用形態はノートPCでありながら、画面が360°回転することでタブレットとしても、自立するスタンド型PCとしても利用できる製品でした。Intel Celeron N4100に8GB RAM、256GB SSD、USB Tpye-A×2とノートPCとして普通の性能を持ちモバイルユースとしては必要十分な性能を確保しつつ、筆圧検知機能の搭載などタブレットとしてもフル活用できるわけ。

現在Teclast F6 PlusはAmazonをはじめとした通販で43,900円で販売中。テレワークの浸透によって、様々な場所で自由自在に使えるWindows搭載機の需要は高まっており、ビジネスのお供にも、もしくはプライベートのお供にも良さそうです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています