これまで、CHUWIの2-in-1端末はCHUWI HiBookを始めとし、HiBook Pro、Hi10 Proとヒンジ付きのモデルを中心にレビューしてきました。今回は趣向を変え、カバー型の2-in-1製品であるCHUWI Hi10 Plusをご紹介いたしましょう。今回も、中華通販サイトのGearBest様に提供していただきました。
CHUWI Hi10 PlusはIntel Atom X5-Z8300(もしくはZ8350)に4GB RAM、64GBストレージを備えた2-in-1タブレット。専用キーボード付きケースを利用することで、簡単にキーボード付きのPCに返信する製品。現在、Z8300版は19,664円、上位のZ8350版は23,664円でGearBestで販売中。私のブログを担当している方は、大学生の弟さんにクリスマスプレゼントにこの製品をチョイスされているようで、この時期プレゼントにも案外良さげな製品かもしれません。値段的には十分予算内ではないでしょうか?
外観レビュー・パッケージ内容
今回はキーボードも合わせて提供していただきましたので、2つとも箱が用意されています。どちらのパッケージもデザインはシンプルで、個人的にはこの方が好きですね。
タブレットの本体は、10.8インチと大きめで、これまで紹介してきた10.1インチのCHUWI HiBook Pro(上)と重ねてみると写真の用な感じ。一回りだけ大きいという印象です。
各側面の端子類も確認してみましょう。左側面は左からmicroSD、USB Type-C、microUSB、microHDMI、3.5mmステレオミニジャックの構成。
上部には電源キーとボリュームキーの構成。
重量は695g。564gだったCHUWI HiBook Proと比べると、約130gほど重くなっており、ちょっと残念。
専用キーボードは畳むことでケースになるタイプ。コンパクトに持ち運ぶことが可能です。
ヒンジで固定するタイプではないものの、マグネットの強さはかなり強力で、写真のようにぶら下げた状態でも接続を維持できてしまいます。
専用キーボードの配列は、ファンクションキーも独立した6段構成。若干キーの配置に特徴的な面があるものの、モバイルノートPCのレベルになっており好感が持てますね。
実際に2-in-1スタイルで使用する際には、カバーを折り曲げることで画面を立ててあげる形。このため、膝上仕様での安定性に関しては若干の難があります。
付属品はUSB Type-Cケーブル、ACアダプター(日本使用不可)、説明書、保証書のみの構成でした。
Remix OSとWindowsのデュアル構成こそ至高
CHUWI Hi10 PlusはWindows 10とRemix OSのデュアルOS仕様。Windowsは当然のこと、Remix OSもキーボードを装着した状態での使用に最適化されたOSで、キーボード装着時の使い勝手の高さは抜群です。
キーボードの打ち心地についても、小さすぎないキーピッチのおかげで意外と打ちやすく仕上がっており、WindowsやRemix OS使用時の強い味方となりそう。
Remix OS自体の使い勝手についてはOnda oBook10 SEの記事の際に取り上げていたので割愛いたしましょう。全く同じ内容を書いても仕方ないですしね。
Antutuベンチマークのスコアは58,693点。同じIntel Atom X5-Z8300搭載のCHUWI HiBook Proが5.5万点だったので健闘しているスコアでした。
一世代前のCPUを搭載し、Remix OSを載せている最低レベルのスペックだったOnda oBook10 SEとくらべてみても、スコアはもちろんのこと、実際の使用感、動作に関してもCHUWI Hi10 Plusに分があるように感じました。
大きな画面でRemix OS搭載。利便性の高さが光る一品です
10.8インチという大画面の2-in-1タブレットである本機は、Windows 10だけでなく、キーボード装着時に最適化されたRemix OSを採用したことで、高い利便性を誇っている機種。製品の大きさ自体は、12インチ帯のモバイルノートPCに比べて小さいサイズでありながら、WindowsとAndroidのいいとこ取りをしたと言っても良い機種で、おすすめできますよ。CHUWIの2-in-1シリーズは、製品の完成度の高さからどれも良い製品なので、他の製品のレビューもぜひ御覧ください。
CHUWI Hi10 Plusは現在、Z8300版は19,664円、上位のZ8350版は23,664円でGearBestで販売中です。クリスマスプレゼントにも最適”らしい”ですよ。