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【Xiaomi Pad 7シリーズ】11.2インチ3.2KディスプレイとSnapdragon搭載のハイエンドタブレット、Xiaomi Pad 7シリーズが日本で登場。実機ハンズオンとスペック解説

2025年3月13日(木)、東京都港区でシャオミ・ジャパンが開催した発表会でXiaomi Pad 7シリーズが発表。グローバルではわずか数年で世界第5位のタブレットブランドに成長しているというXiaomiが放つXiaomi Pad 7シリーズは、「作る、見る、AIタブレット」として創造性と生産性を高めることを目指した製品。Xiaomi Pad 7 ProはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、高いパフォーマンスを実現した製品。

日本ではXiaomi Pad 7が54,980円から、Xiaomi Pad 7 Proが67,980円から発売。またXiaomiで初めてフローティングキーボードデザインを採用したことで見やすさと使い勝手を向上したフォーカスキーボードや8192段階の筆圧検知に対応したフォーカスペンなど、多くの周辺機器もまとめて登場。クリエイティブにも、ゲームにも最適なXiaomi Pad 7シリーズについて本記事では解説します。

Xiaomi Pad 7シリーズのスペック

製品Xiaomi Pad 7 ProXiaomi Pad 7
ディスプレイ3.2K解像度 (3200×2136) / 11.2インチ / LCD / 最大144Hzリフレッシュレート
CPUSnapdragon® 8s Gen 3 Mobile PlatformSnapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform
OSAndroid 15 (Xiaomi HyperOS 2)
RAM + ROM8GB/128GB, 12GB/512GB8GB/128GB, 8GB/256GB
カメラリア: 5000万画素 / フロント: 3200万画素 (広角, Always ON対応)リア: 1300万画素 / フロント: 800万画素 (広角)
BluetoothBluetooth 5.4同左
USBUSB Type-C同左
バッテリー・充電性能8850mAh / 67W Xiaomiハイパーチャージ8850mAh / 45W Xiaomiターボチャージ
重量(本体のみ, g)約500g
大きさ(mm)約251.2×173.4×6.18mm
Wi-FiWi-Fi 7 / Wi-Fi 6E / Wi-Fi 6 (IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be)Wi-Fi 6E / Wi-Fi 6 (IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax)
ネットワーク2.4GHz, 5GHz, 6GHz Wi-Fi対応2.4GHz, 5GHz, 6GHz Wi-Fi対応
生体認証指紋認証 / 顔認証顔認証
同梱物タブレット本体 / ACアダプタ / USB Type-Cケーブル / クイックスタートガイド

わずか6.1mmの薄型設計に、11.2インチ3.2K・144Hzディスプレイを搭載

まず注目したいのがXiaomi Pad 7シリーズのデザインとディスプレイ。ボディは「アルミニウムのユニボディデザイン」で厚みは6.1mmの薄型設計。重さはわずか500gという軽量さを実現しています。カバンに入れたときにも簡単に持ち運べる重さ、厚さに仕上がっていて、PCとカメラが入ってパンパンのカバンにも放り込めるレベル。また、手に持って利用するという場合でも疲れない様になっています。フレームも極限まで薄くしたことで、ディスプレイがシームレスに溶け込むようになっているのもポイントです。

ディスプレイは11.2インチの大型仕様。16:9や16:10のアスペクト比の製品が多いこのタブレット市場で、本機は「生産性に優れた3:2」の縦横比になっています。横向きで利用したときにも垂直方向のスペースが大きいことで、WEBサイトを見る際や、マルチウインドウで複数のアプリを同時に利用したときでも効率を維持できるとのこと。動画を見る際には黒帯が入ってしまいますが、ディスプレイ自体が大型のため十分楽しめるはずです。

ディスプレイの解像度は3200×2136の3.2K解像度を実現。リフレッシュレートは144Hz駆動ができるようになっており、かなりの高画質に仕上がっています。Dolby VISION ATMOSにも対応しており、臨場感のあるサウンドの再生が可能です。

Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3を搭載し、圧倒的なパフォーマンスを確保

Xiaomi Pad 7シリーズは、無印Xiaomi Pad 7とXiaomi Pad 7 Proの2機種を展開。Xiaomi Pad 7 ProはQualcomm Snapdragon 8s Gen3を搭載。マルチタスクや重量級のアプリはもちろんのこと、動画編集ソフトで4K画像を編集したり、タブレット版Photoshopで画像編集をするときにもまったくもたつかない性能を実現しています。資料を作りながらZoom会議を同時にこなす、ということも余裕の性能を実現しています。よりパワフルなパフォーマンスを求める人には最高の製品に仕上がっています。

無印Xiaomi Pad 7については、Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3を搭載。バッテリー効率が優れており、高パフォーマンスとバッテリー持ちのバランスが取れた製品に仕上がっているのが特徴。Snapdragon 7+ Gen 3であってもAntutuベンチマークでは約80万点のスコアを確保。クリエイティブやエンターテインメントの両方で十分なパフォーマンスを実現することが可能です。

バッテリーは8,850mAhの大容量を確保。Xiaomi Pad 7 Proは67W、無印Xiaomi Pad 7は45Wの急速充電に対応しておりすぐに充電が可能。長時間駆動しつつ、必要に応じて急速充電でバッテリーの問題に悩まされることはなさそうです。

Xiaomiの最新OS、HyperOS 2を搭載。リアルタイム翻訳などのAI機能を豊富に利用可能

Xiaomi Pad 7 Pro、無印Xiaomi Pad 7ともにXiaomiの最新OSである、Xiaomi HyperOS 2 for padを搭載。外国語のリアルタイム翻訳や、文章の翻訳機能も搭載。また、手書きの数式を認識して計算するAI電卓や、自分で書いた簡単なイラストをもとにキレイな絵を生成するAIアート機能といったタブレットに最適化されたAI機能の利用が可能。AIアート機能では、部分編集機能で絵の中の一部を指定して変更する、なんてことも可能です。

HyperOS 2ではワークステーションモードも搭載。この機能では、タブレットをノートPCのようなインターフェースに変えることが可能。フローティングウインドウでアプリを複数立ち上げて、サイズの調整をしたり配置を簡単に変更可能。メールを書きながらブラウザで資料を見るなんていう使い方が可能です。

8192段階の筆圧検知に対応したXiaomiフォーカスペンや、専用キーボードも登場

今回の発表会では充実したアクセサリーも登場。Xiaomiフォーカスペンは、8192段階の筆圧検知に対応。自然で滑らかな書き味を実現しています。ショートカットボタンを利用してスクリーンショットを簡単に撮影する、ということも可能です。Xiaomi Pad 7のフレームにマグネットでくっつけることで充電もできるようになっており、いつでも万全の状態でペンを利用できるのも特徴。

実際に会場でペンをテスト。ボールペンのような持ち心地で使えるためかなり使いやすい印象でした。メモアプリから手書きメモを立ち上げればすぐに筆圧検知を使って文字を書くことが可能。ちょっとした筆圧もスムーズに検知できることで、自然なメモを取ることができました。この線の厚さが程よく異なる文字というのは手書きでは結構大事な印象もあり、便利です。

フォーカスキーボードは、Xiaomi初のフローティングデザインを実現したキーボード。ヒンジ角度は124度まで調整することができ、好みの姿勢で作業をすることが可能です。自動調整できるバックライトや十分なタイピングストローク、そしてトラックパッドを搭載していることで、前述のワークステーションモードと組み合わせればノートPCと変わらない利便性を実現します。

実機を見てみても少し本体が持ち上がったデザインになっているのがポイント。角度を変えることで姿勢が悪い状態で利用しても見やすい状態にできるわけ。ケースのヒンジ部分がしっかりとしているため、膝上での利用は流石に難しそうではあるものの、様々な場面でノートPCに近い操作感で利用できる印象でした。

54,980円から購入できる安さが魅力。購入特典も豊富で嬉しい

Xiaomi Pad 7シリーズは、本日3月13日から発売開始。無印Xiaomi Pad 7は8GB/128GBが54,980円(税込)、8GB/256GBが64,980円(税込)で、早割なら8GB/128GBが49,980円(税込)と5万円を切るお得な価格に。Xiaomi Pad 7 Proは8GB/128GBが67,980円(税込)、12GB/512GBが81,980円(税込)、Matte Glass Versionの12GB/512GBが84,980円(税込)と、選べるラインナップが豊富。カラーもグレー、ブルー、グリーンとオシャレだし、アクセサリーのフォーカスキーボードが22,980円(税込)、フォーカスペンが14,980円(税込)です。

発表会は「素晴らしい画面と音響で、CMなしの快適な動画を存分に楽しんでください」と語っていたように、YouTube Premiumの3ヶ月無料特典も付属するのも嬉しいポイント。各アクセサリーについては、3月31日までの期間限定で購入者特典価格も用意されています。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています