なぜあえて専用機を持つのか。FiiO M6長期ユーザーとして
FiiO M6 |
11T Proをメインスマートフォンとして利用中。スマートフォン単体でも、Amazon
Music Ultra
HDを利用すれば高音質な音楽を常に楽しむことが可能です。ただし、スマートフォンで常時高音質な音楽を再生し続けるとバッテリーを結構食うのも事実。特にストリーミングで再生するとこの傾向は顕著。
M6を常に使い続けてきました。ただ、もう5年目に入りバッテリー面も不安に。そろそろ買い替えたい時期になってきたわけです。
カエレバ
本命:Shanling M0 Pro
M0 Pro。
M0をパワーアップさせたのが、Shanling M0
Pro。大きさは43.8×45mmという小型サイズながらDACにはESS
ES9219Cをデュアルで搭載し、3.5mmヘッドフォン端子は最大236mW@32Ω出力、なくても良いと書きつつ別売りの変換アダプタを利用することでバランス接続にも対応するという豪華っぷり。
V5.0接続で、音楽送信はLDAC、Apt-X、AAC、SBCに、受信ではLDAC、AAC、SBCに対応することでプレーヤーとしても、Bluetoothアダプターとしてのどちらでも活躍させることが可能です。もう日常使いのDAPはこれでいいじゃん、と思えるモデルです。
そんなShanling M0 Proは日本向けは未発売。ただし、AliExpressのShanling
Official
Storeなどですでに購入可能でお値段は1.6万円ほど。重量わずか36.8gの超小型ながら無線でも有線でもパワフルに使えるデジタルオーディオプレーヤー、Shanling
M0 Pro、日常使い用としていかがでしょう?
第2候補:Hiby R3 Pro
本命のShanling M0
Pro、個人的にはすぐに購入したいレベルではあるものの、唯一不安なのが小さすぎることで操作性が落ちること。もちろん、スマートフォンに接続してそこから無線経由で操作したりもできるため不都合自体は少ないはずですが、もう少し大きくても良いのかなとも思ってしまいます。そんな時に候補に挙がるのがHiby
R3 Pro。
Proは3.2インチ360×480解像度のディスプレイを採用。最大2TBまでのmicroSDに対応し、常にありとあらゆる音楽を持ち運ぶことが可能。通常のヘッドフォン端子の利用では連続再生時間20時間を実現し、バッテリー持ちも十分なモデルです。
最初のShanling M0
Proに比べると筐体サイズも大きく、また、値段も高いことで有線接続時のオーディオ性能も必要十分なレベルを実現。DACにはCS43131をデュアルで採用。また、44.1Khz並びに48hzにあわせて水晶発振器をそれぞれに用意し、ジッターも軽減。なお、出力部は3.5mmステレオミニプラグに加えてバランス出力端子も用意しており、バランス接続でイヤホンの高音質再生を楽しむことも可能です。
ワイヤレス接続は、LDAC、AAC、apt-X、SBCコーデックでの送信と、LDAC、AAC、SBCでのレシーバーモードが利用可能。加えてHibyが開発したBluetoothコーデックであるUAT(Ultra
Audio
Transmission)にも対応。192Khzの伝送に対応したUATで対応する製品に対してはハイレゾの音質を余すことなく伝送することが可能です。なお、UAT形式はまだHibyのレシーバーでしか対応しておらず、直接対応するイヤホンは未リリースです。
なお、Hiby R3 Proは無印R3
Proが2万円強、DACをESS社製9218Pのデュアル構成に変更したHiby R3 Pro
Saberも登場しておりこちらは3万円強。有線接続での性能を重視するという場合にはSaberの購入を検討してみても良さそうです。
カエレバ
第3候補:SONY NW-A50・NW-A300
ストリーミングサービスを多く使っていく、という場合にはWalkman
NW-A300も良いかも。2023年1月に新発売となったばかりの新商品でAndroid
12を採用したAndroid搭載のモデル。ディスプレイは3.6インチ1280×720で音楽再生時の楽曲選択やプレイリストの入れ替え、SpotifyやAmazon
Musicの利用時の操作もしやすいのも魅力的な製品。
HXを採用することで高音質、かつ、パワーのある出力を実現。有線接続時の音質にも妥協のないモデルです。Bluetoothでのワイヤレス再生もLDAC、apt-X
HD、apt-X、AAC、SBCに対応しあらゆるBluetoothヘッドフォン、イヤホンに高音質な音楽伝送を実現しています。
カエレバ
ストリーミング再生非対応で、純粋にSDカード内の音楽を楽しむことに絞るならSONY
NW-50シリーズもおすすめ。すでに生産完了品となってしまったモデルではありますが、LDACコーデックでの送信はもちろんのこと、DSDファイルもネイティブ再生に対応。有線でも無線でもどちらも十分な実力を持ったモデル。3.1インチ・800×480ディスプレイで楽曲の検索性も高いのも魅力的。久々のWalkmanというのも選択肢としては十分アリでは。価格も2万円強と購入しやすいのも嬉しいところ。
カエレバ
番外編:SHMCI C7
デジタルオーディオプレーヤーを始めとするポータブルオーディオのジャンルは、当ブログの開設当初の2018年の頃のような多くのメーカーが新たに登場しているような時期は過ぎ去り定番メーカーにプレーヤーが固定。昔のような目新しさはあまり感じなくなってきたというのが本音。とはいえ、大陸の中国に目を向けてみると時々面白そうなメーカーが新商品をリリースしておりどう成長していくのかが気になるもの。
SoCにはARM Cortex
A-35を、DACにはESS9018Q2C、32GBの本体ストレージ、そして最大256GBまでのmicroSDカードに対応。DSDネイティブ再生に加え、192Khz/24BitまでのFLACファイルなどの再生に対応。商品紹介ページにはHiResマークにそっくりなHi-Fi
Audioマークを貼付。ショッキングでエフェクティブなサウンドを楽しむことが可能です。
その他の性能面でも特に他メーカーとの不足はなさそう。1.6万円のShanling M0 ProはESS9219をデュアル搭載して、バランス接続にも対応しているのにも比べると全体的に見劣りする感じ。ただし、ほぼ1万円の価格設定を考えるとオーディオプレーヤーとしての最低限の性能は確保している感じです。
A53までしか分からない)だったりと不安な要素は多いもののかつての中華メーカーを彷彿とさせるのもご愛嬌。有線でもちゃんとDACを積んで最低限使えそうなDAPとして選択肢に入れても良さそうです。
DAPも高音質&高価格化が止まらない。ワイヤレス派にも選択肢を
10万円を下回らないFiiO M11 Plus LTD |
ポータブルオーディオ製品は、高音質DAPの走りの一つとなったFiiO X3の頃とは打って変わって平気で10万円超の製品が多く登場するように高価格化。バランス接続対応・デュアルDACチップは当たり前として、電源系、クロックにこだわり、さらにはパワーのあるAndroid
OSを採用して有線で音楽を楽しむ際の体験を最高に高めています。ただ、スマートフォンと同じく値段が上がりすぎ、かつ、筐体が大きくなりすぎ一部のコアファンのものになってしまった印象も。
ReserchのER-4シリーズが一つの完成形と言われていた時代から代わり10万円超のものが市場に多く登場。ポータブルオーディオの敷居はかなり高くなってしまいました。その穴を埋めてくれているのが(どちらかといえば、この拡大が有線オーディオのニッチ化につながったとも思えますが)LDACコーデックを始めとした高音質規格を用いたワイヤレスオーディオ。完全ワイヤレスイヤホンも1MORE
Aeroなんかは十二分に音楽を楽しめるわけです。
カエレバ
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