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【Yadea Fairy 10】回転式モップとモップ洗浄機能で床を徹底洗浄できるロボット掃除機Yadea Fairy 10レビュー【PR】

気温の乱高下が続き体調管理が難しい今日このごろ。ただ寒暖差があるだけでなく花粉が飛んでいたり、強い風によってそもそも家の中のホコリが舞っていたりと花粉症持ちにはしんどい時期が多いかと。空気中に漂うホコリやアレルゲンは空気清浄機が有効ですが、床に落ちたホコリやちょっとしたシミは空気清浄機では取れず床拭きが必須に。そう、ロボット掃除機が重要になってくるわけです。

これまで当ブログでは吸引掃除に加えて水拭きもできるロボット掃除機を多くレビューしてきました。大手ではECOVACSのDeebot N8+DreameのD9、マイナーメーカーではNeakasa N3などをレビュー。水タンクを搭載して家中をくまなく水拭きしてくれるのが魅力的な製品でした。しかし水拭きといってもただモップを後ろにつけて床面を拭いているだけ、床にできたシミを取り除いてくれるわけではなく、キッチンなどは手で改めて掃除をする必要もありました。

今回は加圧回転式モップを搭載し、床にモップを押し付けながらモップを回転させることで掃除の能力を飛躍的に高めたロボット掃除機、Yadea Fairy 10をメーカーより提供していただきレビュー。床の汚れを取ったらモップを自動的に洗浄してくれる機能まで搭載し、まさに「すべてを任せられる全自動クリーニング」を体現したモデルです。

掃除のための機能を徹底的に搭載したモデル。加圧回転式モップに自動洗浄、レーザーナビゲーションも

Yadea Fairy 10について、まずはその性能について簡単に整理してみます。本製品の最大の特徴は加圧式回転モップを搭載していること、1KGの圧力と1分間に180回転するこの加圧式モップによって床に残っているベタつきなどのしつこい汚れを徹底的に落としてくれます。そして、このモップは自動で水洗いしてくれ熱風で乾燥してくれる機能も搭載。カビの発生も防止し常に清潔なモップで掃除できるようにしてくれるわけ。

吸引掃除についても最大8000Paという強力な吸引力で、フローリングはもちろん畳やカーペットでもゴミをしっかり収集が可能。吸引したゴミについても、掃除後に自動的に充電ステーションで紙パックに集塵してくれ、最大45日間ゴミ捨て不要なんだとか。カーペットの上では自動的に吸引力を増やしっつ、モップはリフトアップしてカーペットを濡らすことなく掃除ができるのもポイントです。

Yadea Fairy 10 ロボット掃除機 スペック表

項目詳細
吸引力最大8000Pa
モップ機能加圧式高速回転モップ(1分間に180回転、1KG加圧)
自動ゴミ収集自動集塵ステーション、最大45日間ゴミ捨て不要
モップ洗浄・乾燥機能自動モップ洗浄・熱風乾燥(乾燥時間設定:60/120/180/240分)
ナビゲーションシステムレーザーナビゲーション、高精度マッピング
操作方法Wi-Fi アプリ対応、遠隔操作、音声アシスト
センサー機能落下防止センサー、衝突センサー、障害物検知センサー
自動充電機能バッテリー低下時に自動で充電ステーションに戻る
水タンク容量4000mL(汚水タンクと清水タンク)
カーペット対応自動リフトアップ、吸引増強
掃除モード吸引&水拭き、吸引のみ、水拭きのみ、4段階吸引力設定
障害物乗り越え能力最大20mmの障害物を乗り越え可能
消耗品予備ローラーブラシ、回転モップ、使い捨て紙パック付属
その他の機能チャイルドロック、禁止エリア設定、定期清掃予約
保証期間24ヶ月保証

本体は薄型サイズ、充電ステーションも意外とコンパクトで設置しやすいサイズ

パッケージは外箱と内箱の二層構造。外箱についてはクラフト時で白のラインで本体の図やスペックについて記載しているシンプルな形状でした。内箱を開くと付属品である予備のモップや掃除用のブラシ、紙パックなどが封入。掃除機本体自体にもあらかじめモップなど一通り装着しているため、どの消耗品についても一回分の交換用のものが付属しているわけです。

パッケージ内にはすぐに設定を終えて使い始められるよう、クイックスタートガイドも封入。アプリのダウンロードからWi-Fiの設定方法などを簡単に確認できます。説明書についてはすべて日本語化されており、必要に応じて簡単に内容を確認できるようになっているのもポイントです。

本体は黒一色のデザイン。天板部分が取り外せるようになっており、これを取り外すことでダストボックスやメイン電源にアクセスできるようになっています。通常の電源ボタンとホームボタンについては天板を取り外さなくても直接操作が可能になっています。

本体内のダストボックスの容量は少なめの300ml。後述しますがYadea Fairy 10は一回の掃除の間に途中でモップの洗浄やごみ収集のために充電ステーションに戻るようになっており、ダストボックスの容量が少なくてもこまめにゴミを収集するため容量の心配がないのも特徴。フィルター以外は水洗いすることも可能で、定期的に洗浄することできれいな状態を保って利用できます。ダストボックスの上の部分に整備用のUSB端子がありましたが、これは特に利用しません。

メインブラシはこれまで利用してきたロボット掃除機が搭載しているような、毛のついたブラシではなくゴムのような素材でできたブラシを採用。このゴム素材が通常のブラシで起こりがちな髪の毛による絡まりの発生を抑制しているんだとか。蓋は簡単に取り外せるため、メンテナンス性も高くなっています。

Yadea Fairy 10はサイドブラシは1つ搭載。両サイドに1つずつ搭載している製品もありますが、本機はこのサイドブラシ1つで部屋の隅から隅までを掃除できるように動作面で工夫しています。モップについては2つ回転式モップを搭載。モップはマジックテープで取り付け部分とくっついており、交換の際の手間も最小限に抑えられています。

多くのロボット掃除機が本体の上部に飛び出した形でレーザーナビゲーション用のLiDARセンサーを搭載していますが、本機はこのセンサーを側面部分に内蔵。これによって飛び出している部分がなくなり、掃除機本体の高さを8.6cmに抑えることが可能になっています。他の掃除機では入れなかった棚の下やソファーの下にもそのまま入っていくことが可能なわけです。

ごみ収集用の紙パックの収納部分や、清水タンク、汚水タンクに、モップの自動洗浄や乾燥機能を搭載しているにも関わらずYadea Fairy 10の全自動ステーションは意外と小型。以前利用していたECOVACS DEEBOT N8+のステーションと比べても高さが低く、横幅はあまり変わらないサイズでこれまで利用していたロボット掃除機からの置き換えもしやすくなっています。

紙パック部分、清水タンク、汚水タンクは横に3つが並んでおりそれぞれの取り出しが簡単なのもポイント。紙パックの容量は約2L確保しており最大45日間ゴミ捨て不要で運用することが可能です。紙パック部分の下部には操作用のスイッチも配置しており、このステーションのボタンから直接掃除を開始することも可能です。

清水タンク、汚水タンクは取っ手がついていて、簡単に移動させられるようになっています。利用頻度や、モップの洗浄頻度、洗浄力の設定によりますが1週間に1回はタンクの水の入れ替えが必要なため、すぐに取り外して持ち運べるのは嬉しいところ。蓋を全開にできるため、洗面台で水の補充や汚水の処理が簡単に可能でした。

見やすいアプリで必要な情報にすぐにアクセス。マッピングの精度の高さや、スピードに驚き

Yadea Fairy 10は本体のみの操作でも最低限の掃除が可能。ただ、専用のスマートフォンアプリである”HiRobot”を利用すると、定期的な掃除をスケジュールしたり、マッピングの状況を確認して必要な場所だけを掃除したり、掃除の設定を詳細に変更したりして掃除の性能を向上させることが可能。アプリとの接続は、HiRobotアプリの指示に従って電源ボタンとホームボタンを長押しして、Wi-Fi接続待機モードにすればすぐに接続が可能でした。

HiRobotアプリをダウンロードしてユーザー登録をすませば、画面の指示に従ってFairy 10本体をインターネット経由でスマートフォンアプリに接続します。製品のアップデートはそこそここまめになされており、利用開始時にはV1.7.1、その後さらにアップデートがなされていました。自動アップグレード機能を利用して、利用していないときに細かな修正については自動でアップグレードしてくれるのも嬉しいところ。

初回利用時には、家のレイアウトがセットされていない状態。このため、まずはマッピングを行うことができるようになっています。他のロボット掃除機は通常、初回の清掃で清掃をしながらマッピングをしますが、Yadea Fairy 10では清掃せずとりあえずスピーディーにマッピングだけをする、ということが可能。私の2LDKの自宅では10分ほどでマッピングが完了しました。

部屋のマップについては、分割したり仮想の侵入禁止エリア設定をするといった編集も可能。部屋の分割の操作については若干スクリーンショットの黒丸の設定に癖がありましたが、スムーズに実施が可能でした。掃除をする際には、画像のようにエリアを指定して掃除を行ったり、部屋を指定して掃除をすることも可能です。

掃除を開始すると、水拭きをONにしているときは回転モップの洗浄からスタート。ロボット掃除機側に水タンクを搭載することの多かった従来型のロボット掃除機に対して、Yadea Fairy 10は本体には水タンクを搭載せず、掃除の開始時に都度モップを水洗いして濡らして掃除を開始するようになっています。

掃除中は掃除の状況をアプリ上で簡単に確認することが可能。どの順番で掃除をしているのかを見ておいても特に意味はありませんが、出先で掃除機をONにしてもその状況を手元で確認できます。なお、部屋の広さがそこそこある場合になるのが、回転モップが途中で乾燥してしまうこと。Yadea Fairy 10では10,15,20分で選んだ時間ごとに一度回転モップを洗浄して水を補充するようになっているので安心です。この頭の良さには正直びっくりしたところ。

掃除が終了すれば自動的にステーションに戻ってゴミの回収と、回転式モップの洗浄を開始。掃除終了時にはモップの洗浄が完了した後には熱風でモップを乾燥させることでカビの発生を抑えるようになっています。モップの乾燥時間や洗浄時のパワーについてもアプリから簡単に設定できました。

部屋の角を徹底掃除するための角掃除モードも搭載。ソファーの下にも入り込んで掃除が可能

Yadea Fairy 10の回転式モップは少しだけ本体から飛び出したように配置。ただ、まっすぐ壁際に進んでいくと横幅に対してモップでカバーできる範囲が足りず、拭き残しが出てしまいます。Yadea Fairy 10ではこの壁際を掃除するための特別なオプションを搭載しているのも魅力的です。

アプリ上で設定をONにした状態で壁際に差し掛かると、サイドブラシで吸引掃除をした後、本体を左右に振ってモップが壁際に当たるように調整。これで拭き残しがないように部屋全体を掃除してくれます。Xiaomi ロボット掃除機 X20 Maxのようにモップが伸縮しなくても壁際まで掃除をしきれるようにしているのは良いポイントかと。

Yadea Fairy 10は前述したように、マッピングや現在地の計測を行うLIDARセンサーを側面部分に内蔵。これによって他のロボット掃除機によくある上部の突起をなくし本体の高さをわずか8.6cmに抑えた構造になっています。この8.6cmという高さはなかなかで、低めの高さのソファーやキッチンなどによく置くミニワゴンの下に収まるくらい。他のロボット掃除機では入れ込めなかった私の家のソファの下も難なく掃除ができました。

回転式モップは、掃除している場所がカーペットや畳の上だと認識すると自動的にリフトアップ。回転もストップし、床から離した状態で掃除をするためカーペットなどを傷つけたり汚したりする心配がないのもポイント。モップ取り付け型の掃除機だと、水拭き不可の場所を掃除するときは、モップを一々取り外す必要がありましたが、Yadea Fairy 10ならそれも不要でした。

厳密に何回くらいでというのは掴みきれていませんが、ある程度の回数利用するとモップの洗浄で利用した清水が空になり、汚水タンクが満水になります。その場合にはロボット掃除機から音声でタンクが空である通知があるため、水の補充とタンクから排水が必要です。

これまで私の家ではECOVACS DEEBOT N8+を利用してほぼ毎日床の水拭きモップでの清掃を実施。回転式ではなく、また、床に押し付けている訳では無いにせよ床の綺麗さには自信がありました。しかし、排水してみるとかなり茶色い汚れが目立ってショック。Yadea Fairy 10の清掃能力の高さに驚かされました。

実際の掃除の様子は上の動画も参考にしていただければ。なかなか頭の良い動きをしてくれて、部屋をくまなく掃除できる様子が何となく伝わるかと。

アプリから簡単に設定を変更可能。消耗品の利用状況も一元管理

Yadea Fairy 10の専用アプリであるHiRobotでは掃除のモードはもちろん、タイマーや掃除の履歴の管理、消耗品の状況やモップの洗浄の頻度、掃除モードなど多くの設定を自在に変更が可能。アプリはすべて日本語化されていて、中国メーカーでたまにある不自然な日本語でもなく分かりやすい日本語なのもポイントです。

タイマーでは曜日と時刻を指定して自動的に掃除をするように設定が可能。平日朝家を出たくらいのタイミングで自動で掃除されるようにしておくと便利なはず。タイマーの中で掃除モードについて設定をすることも可能で、水拭きをしない日なんてものを作ることも可能です。

掃除履歴画面では過去に行った掃除の履歴をマップつきで確認が可能。他のロボット掃除機は私の家を掃除するのにだいたい30分ほどでしたが、Yadea Fairy 10の場合は壁際を掃除するための一手間をかけているため50分ほどかかっていました。本体の高さの低さのおかげでいろいろな場所に入れこめるため、ほぼ部屋全体をくまなく掃除できていました。

LIDARを搭載して家のマッピングを行うタイプのロボット掃除機としては珍しく本機は十字キーを利用して掃除機の操作をすることも可能です。アプリからはフィルターやサイドブラシ、ゴムローラー、回転モップの取替タイミングについても確認が可能。回転モップはおおよそ9077分ごとに交換する必要があるようで、約50分掃除をする我が家の場合は180回の掃除で交換になりそう。毎日利用する場合は半年ごと、といったイメージです。

これまでのロボット掃除機の床拭きとは一線を画す性能を実現。次世代のロボット掃除機Yadea Fairy 10

今回紹介したロボット掃除機Yadea Fairy 10。通常の吸引掃除では8000Paという超強力な吸引力を備え、これまでのロボット掃除機では取り切れなかった汚れまで収集するパワーに加え、回転式で床に押し付けるモップによって床の汚れを徹底的に取りきる性能を持った実力モデルでした。モップは定期的に洗浄してくれることで、家中をきちんと水拭きしたり、壁際を水拭きするために本体を左右に動かしたりと、掃除のレベルを上げるための仕組みも多く搭載していたのもポイント。

この他にも家のマッピングをするLIDARセンサーを本体側面に内蔵したことで、本体の高さを低くして家具の下にも入っていける利便性の高さが魅力的でした。これまでのロボット掃除機の床拭き性能とは一線を画した性能を持つYadea Fairy 10は掃除機のクオリティをアップしたい方にとてもオススメのモデルです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています