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【レビュー】高級感のあるラウンドデザインのスマートウォッチ、Finow X5レビュー

レザーバンドにラウンドディスプレイを採用し、高級感のあるデザインを志向したスマートウォッチ、Finow X5をGearBest様より提供していただきました。スペック的にはこれまで紹介したスマートウォッチに引けを取りますが、デザインは随一のFinox X5、個人的にはオススメできる機種です。

Finox X5は1.4インチ400*400の高解像度液晶を搭載し、更にはWCDMA帯の3G回線にも対応したスマートウォッチです。現在中華通販サイトのGearBestで139ドルで販売中です。

外観レビュー

外箱はFINOWのロゴだけが入った非常にシンプルなものです。

開けると即本体が登場します。ラウンドディスプレイを採用した中華スマートウォッチは、ZGPAX S99Zeblaze Blitzをレビューしていますが、ラバーバンドを採用した2機種に対して、こちらはレザーバンドで、液晶の周りはメタル製となっており高級感を醸し出しています。

実際にボタン類もメタルボディを活かした作りになっており、普通の腕時計と比べても遜色ない仕上がりです。

右側には、バックキー、ホームキー、メニューキーが並んでいます。

左側面には特に何もありません。

背面には、充電用の端子と心拍数測定ようのセンサー、スピーカーがついています。

SIMスロットは、背面カバーをネジを外して開けることでアクセスできます。

付属品は、microUSBケーブルと充電スタンド、ドライバー、クイックスタートガイド、予備のネジです。

充電スタンドとケーブルが別になっているのは嬉しいですね。

Finow製のスマートウォッチは、以前四角形のディスプレイを採用したFinow Q1(右側)もレビューしていました。Q1に対してX5は若干大きめです。

厚みはHuawei Watchと比較して同じくらいですね。ボタン周りの加工は、Huawei Watchのほうが一皮むけている印象です。

日本語は非搭載

これまでAndroid OS搭載のスマートウォッチは4機種ほどレビューしてきましたが、そのすべてが標準で日本語ロケールを搭載していました。しかし、Q5は日本語を搭載していませんので日本語ロケールを追加する必要があります。

今回はMoreLocale 2を使用しましたが、使用の際にはADBコマンドから権限の取得が必要となります。

権限の取得に関してはOrefolder様の記事が詳しいのでそちらを参考にしてください。

動作自体は、若干もっさり。でもUIは好み

Finow X5はこれまでレビューしてきた機種がAndroid 5.1搭載だったのに対してAndroid 4.4を搭載し若干スペックが古いものになっています。SoCもMediaTek MTK6572(デュアルコア)で、RAMは512MB、ストレージは4GBと心もとないですね。


Antutuベンチマークでも10,286点で性能面では弱い印象を感じました。実際の使用感も、Finow Q1などに比べるともっさりしている印象を感じます。

ただ、UIに関してはAndroid Wearを参考にしているのか比較的綺麗で好みのものでした。一部のメニューが何故か色が反転して読みづらかったですが…

今流行のPokémon GOに関しては、インストールと起動はできましたが、GPSの受信ができずプレイはできませんでした。Finow Q5やZeblaze Blitzなどでは起動・プレー確認ができましたので残念です。(Pokémon GOに関しては別途記事を書ければと思います。)

安価ながら高級感のあるスマートウォッチとしてはアリ…?


Finow X5に関しては、デザインは良いものの動作に関しては若干不満のあるスマートウォッチという印象を受けています。
ただ、最低限のことはできますし、通知も受けることができます。(通知に関してはFinow X5やNo.1 D6と同じタイプで、受信のみ可能なものです。)
パット見のデザインは普通の腕時計に仕上がっているFinox X5、139ドルで一ついかがでしょうか…?

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています