深圳のXiaomi旗艦店で見たXiaomi 18 Fold。開いて5.02mmの薄さ、日本語設定、低反射のXiaomi Pad 9 Pro
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【深圳訪問記】開いて5.02mm・閉じて10.68mmのミドルフォールド「Xiaomi 18 Fold」を深圳のXiaomi旗艦店で実機チェック。中国国内版でも日本語設定を選べて、店頭価格は12GB+512GBの11,999元から。映り込みがほぼないマットガラス版のXiaomi Pad 9 Proも徹底レポート

深圳のXiaomi旗艦店で見たXiaomi 18 Fold。開いて5.02mmの薄さ、日本語設定、低反射のXiaomi Pad 9 Pro

当ブログではXiaomiの新製品を数多く取り上げてきており、9月にも中国で発表されたXiaomi 18 Foldの発売記事を書いたばかり。ただ、中国国内向けの機種は発表内容とスペックを追うことはできても、実機に触れる機会はなかなかありません。2026年9月に深圳を訪れた際、MINIXとGMKtecの取材の合間を縫って、深圳のXiaomi旗艦店に立ち寄ってきました。

目当ては9月10日に中国で発売になったばかりのXiaomi 18 Fold。閉じると5.38型、開くと7.58型で、内外のディスプレイをどちらも約√2:1の比率でそろえたミドルフォールドです。このほかにも13.3型のXiaomi Pad 9 Pro Maxを含むPad 9シリーズ3機種、Xiaomi AI Glasses、日本でも発売済みのXiaomi 17Tシリーズ、そしてEVのSkyNomad N90までが同じ店に並んでいました。展示機は盗難防止のケーブルが付いているだけで、どれも自由に触れる状態。Xiaomi 18 Foldを中心に、店頭で確認できたことをレポートします。

白・黒・赤の3台が並んだXiaomi 18 Fold。開いて5.02mm、閉じて10.68mmという薄さ

店内で最初に目に入ったのが、Xiaomi 18 Foldの展示台。白・黒・赤の3台が並び、中央の黒い個体は閉じた状態で外側のディスプレイを点灯させていました。訪問したのは発売から11日目。売り場でも1台ずつ手に取れる状態で置かれていました。

Xiaomi 18 Foldの7.58型内側ディスプレイとXring O3のプレート

開くと出てくるのが7.58型・2,364×1,672の内側ディスプレイ。短辺と長辺の比が約√2:1なので、縦長のスマートフォンを2枚つなげた形ではなく、A判の紙に近い横長の面になります。ホーム画面には最初からXiaomi 18 FoldとXring O3のウィジェットが置かれ、手前のプレートにも「Xring O3 AIフラッグシッププロセッサー」「10コアすべてが高性能コアのCPU、16コアの大規模GPU」とありました。

Xiaomi 18 Foldの背面ライカ3眼カメラ

背面は横長のカメラユニットで、縁にはLEICA VARIO-SUMMILUX 1:1.7-2.8/17-80 ASPH.の刻印。2億画素のメインに5,000万画素のペリスコープ望遠と超広角を組み合わせたライカカメラのトリプルカメラ構成です。開いた状態の厚さは片側わずか5.02mmで、2枚を重ねて閉じても10.68mmに収まります。側面には音量キーと電源キーが並び、端から見ると2枚のボディがぴったり重なって、閉じたときの隙間はほとんど見えません。6,000mAhのバッテリーを積んで重さは219gと、横に広い板状スマートフォンに近い持ち方になります。

開いた状態のXiaomi 18 Foldの内側ディスプレイ。中央の折り目はほとんど見えない

折りたたみスマホで気になるのが折り目。OPPO Find N6が日本で登場した際にもディスプレイの折り目のなさをアピールしていたように、Galaxyシリーズの折りたたみ製品などは意外とディスプレイを開いたときに折り目部分がはっきりとしていることがありました。折りたたみ製品を久々に投入したXiaomiはこの点も抜かりなく、ほぼ折り目が見えないレベルに仕上がっていました。実際に開いた状態のディスプレイの折り目部分を撮影してみてもこの通り。画面を開くと必ずディスプレイが点灯してしまったため黒の状態では撮影できませんでしたが、折り目の少なさが写真からも見て取れるかと。

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Xiaomi 18 Foldのスペック

項目内容
SoCXring O3/TSMC 3nm/240億トランジスタ
CPU10コア全大コア 最大4.35GHz
GPU16コア G2-Ultra NX
メモリLPDDR5X(16GB+1TBのみLPDDR6)
内側ディスプレイ7.58型 2,364×1,672 最大120Hz Pol-less
外側ディスプレイ5.38型 1,712×1,168 最大120Hz
輝度ピーク4,000nit(両画面)
メインカメラ2億画素 1/1.56型 f/1.7 23mm相当
望遠5,000万画素ペリスコープ f/2.8 光学3.5倍
超広角5,000万画素 f/2.4
バッテリー6,000mAh
充電67W有線/50Wワイヤレス
サイズ展開時5.02mm/折りたたみ時10.68mm
重量219g

閉じたまま外側の5.38型でカメラを起動。3.5倍のペリスコープ望遠で店内のEVを撮影

閉じた状態のまま、外側の5.38型でカメラアプリも起動できます。後述の言語設定で日本語に切り替えたあとだったので、表示は日本語。モードは200MP・ビデオ・写真・ポートレート・AIの並び。ズームは0.7/1/2/3.5/7の刻みで、3.5倍がペリスコープの光学域にあたります。右上には常にLEICA VIBR(ライカ ヴィブラント)の表示。1倍で売り場全体を、3.5倍に切り替えて店内に展示されていたXiaomiのEVを画面に収めてみました。ギャラリーに入っていたサンプルの人物写真を内側の画面で開くと、横長の7.58型いっぱいに広がります。撮った写真をその場で確かめるなら、閉じた状態よりこちらのほうがずっと見やすく感じました。

日本語の言語設定もあらかじめ用意。HyperOS 4.0.6.0を搭載

日本語表示に切り替えたXiaomi 18 Foldの設定画面

展示機の言語設定を開くと、選択中の中国語(簡体字)の下に、中国語(繁体字)、英語、チベット語、ウイグル語、韓国語、そして日本語が並んでいました。日本語を選ぶと、設定画面はそのまま「言語と入力」まで日本語表示に。左右2ペインの設定画面も崩れずに表示されます。入力方式はSogou入力のXiaomi版が標準でした。マイデバイスの表示はXiaomi HyperOS 4.0.6.0、デバイス名はXiaomi 18 Fold。中国国内版のHyperOSでも、日本語のメニュー表示まではそのまま使えることが確認できました。

せっかくなので、ブラウザで自分が書いたXiaomi 18 Foldの発売記事を開いてみました。発表時にスペックだけを見て書いた記事を、発売から11日目にその実機で読み返すというなんとも不思議な体験。内側の画面では記事下の関連記事が2列のカードで並び、シェアボタンも横に広がって表示されます。本製品の場合は画面を開いた状態ではタブレット端末と同じように横長になるデザイン。このため、ブログのようなWEBサイトを見るというときにはこれだけでは情報量が減ってしまう印象でした。

対してディスプレイの向きを縦向きに変えると縦長になるのでいい感じ。本製品のアスペクト比である約√2:1は、A4用紙等と同じ比率。このため縦向きのときにはまさに紙資料を読んでいるのと同じ感覚で内容を確認できるというわけ。

12GB+512GBの11,999元から。電子棚札に並んでいたXiaomi 18 Foldの3構成

Xiaomi 18 Foldの電子棚札と3構成の価格

電子棚札に載っていたのは、12GB+512GBが11,999元、16GB+512GBが12,999元、16GB+1TBが14,999元の3構成。赤字の販売価格と希望小売価格が同額なので、この時点で値引きは入っていません。棚札には下取りで最大1,100元引き、購入特典ありの表示に加え、保証サービスMiCareの総合保証プランが1,959元、画面割れ保証の2年版が999元とありました。

Xiaomiの公式な最小構成は、12GB+256GBの10,999元。この店の棚札には256GBの構成が載っておらず、512GBの11,999元が最安でした。なお16GB+1TBにはセラミック特別版があり、こちらは15,999元で世界1,500台限定。店頭の棚には並んでいませんでした。

13.3型のXiaomi Pad 9 Pro Max。Xring O3と12,000mAhを積んだ3:2のタブレット

キーボードを装着したXiaomi Pad 9 Pro Max

タブレットの台で存在感があったのが、キーボードを付けた状態で置かれていたXiaomi Pad 9 Pro Max。13.3型の3,408×2,272で、3:2の144Hz。SoCはXiaomi 18 Foldと同じXring O3で、バッテリーは12,000mAh、充電は120Wに対応します。説明カードにはDP入力に対応して外部モニターとしても使えること、WPS for PadとCapCutのプロ版に対応することも記載されていました。

棚札は12GB+256GBの5,299元から。上位の構成は16GB+256GBが5,799元、12GB+512GBが6,099元、16GB+512GBが6,599元、16GB+512GBのマットガラス版が6,899元、最上位の16GB+1TBマットガラス版が7,899元でした。専用のフローティングキーボードが1,099元、スタイラスペンのProモデルが599元という価格設定。

ホーム画面を開くと、時計・写真・天気・カレンダー・ToDoのウィジェットが余裕を持った形で並んでいました。13.3型を3:2で使うと、ウィジェットを並べてもまだアイコンを置く場所が広く残っているのもポイント。設定のマイデバイスではXiaomi HyperOS 4.0.3.0の表示。メモリは16GB+16GB(拡張)の表示で、実メモリ16GBにストレージを使った16GBの拡張を組み合わせ、合計32GB相当というPC顔負けのメモリ構成になっていました。カメラは前面3,200万画素・背面5,000万画素、バッテリーは12,000mAh(typ)となっていました。

マットガラス版のXiaomi Pad 9 Proは映り込みがほぼなし。Pro Maxと並べると差は一目で分かる仕上がり

Xiaomi Pad 9 Proのデモ画面と構成別価格

12.5型のXiaomi Pad 9 Proは、第5世代Snapdragon 8を積むモデル。価格は8GB+128GBの3,799元から16GB+256GBの4,999元まで。このなかに12GB+256GBのマットガラス版が4,799元で入っていて、通常版の同構成(4,599元)より200元高い別モデルという位置づけです。

キーボードを装着したXiaomi Pad 9 Pro

今回特に注目したのが、このマットガラス版。画面表面にナノエッチングでつや消し処理をかけたもので、映り込みを大きく減らします。店頭に置かれていたXiaomi Pad 9 Proがこのマットガラス版で、天井の照明の下でも画面に周囲がほとんど映り込んでいませんでした。そこで光沢パネルのPro Maxと、どちらも画面を消した状態で撮り比べてみました。

左がXiaomi Pad 9 Proのマットガラス版、右がXiaomi Pad 9 Pro Max。Pro Maxは天井の照明や背後の什器がそのまま画面に映り込むのに対して、マットガラス版は像を結ばず、画面はほぼ真っ黒のまま。紙に近い見え方、という表現が一番近いかもしれません。店頭で横に並べると、ひと目で分かる差でした。窓際など光の映り込みが気になる場所で長時間作業するなら、200元の差は十分に払う価値がありそうです。

Xiaomi Pad 9のデモ画面と構成別価格

無印のXiaomi Pad 9は11.2型で、SoCは第4世代Snapdragon 8s(Snapdragon 8s Gen 4)。8GB+128GBの2,999元から、8GB+256GBのマットガラス版が3,499元、12GB+256GBが3,799元という並びです。マットガラス版はPro Max・Pro・無印の3機種すべてに用意されているようで、どんな場所でも快適に使いたいというニーズに応えているようです。

Xiaomi Pad 9シリーズのスペック

項目Pad 9 Pro MaxPad 9 ProPad 9
SoCXring O3第5世代Snapdragon 8Snapdragon 8s Gen 4
ディスプレイ13.3型 3,408×2,27212.5型 3,200×2,13611.2型 3,200×2,136
リフレッシュレート144Hz144Hz144Hz
パネルLCD 308ppi 3:2 1,000nitLCD 308ppi 3:2 1,000nitLCD 3:2
バッテリー12,000mAh―9,720mAh
充電120W―45W
本体サイズ296.2×203.08mm279.14×191.96mm―
厚さ5.67mm――
店頭価格5,299元〜3,799元〜2,999元〜

Xiaomi AI GlassesもXiaomi 17TシリーズもEVも同じフロアに。日本未発売のAIグラスやEVまでまとめて触れる売り場

Xiaomi AI Glassesの展示とペアリング済みのスマートフォン

Xiaomi AI Glassesは、Xiaomiが2025年6月に中国で発表した同社初のAIグラス。レンズに映像を映すディスプレイは持たず、フレームに1,200万画素のカメラとマイク、スピーカーを組み込んだ、いわゆるディスプレイ非搭載型のAIグラスです。SoCはQualcomm Snapdragon AR1 Gen 1で、重さはレンズを除いて約40g。眼鏡としてかけたまま、声をかけて写真や動画を撮ったり、目の前のものについてXiaomiのAIアシスタントに質問したりと、スマートフォンを取り出さずに使えるのが特徴です。

売り場では2本が台に載り、隣にペアリング済みのスマートフォンと鏡が置いてありました。台には赤い「NEW」の立体POP。説明カードでは、AIアシスタントを呼び出して「レンズの色をもう少し濃くして」と話しかける使い方や、正面に見えているものをそのまま認識させる機能を案内していました。

Xiaomi AI Glassesと接続したスマートフォンアプリの画面

横のスマートフォンには専用アプリが開いていて、撮った写真と動画の同期や、録音の文字起こしと要約、同時通訳といった機能をここから呼び出す仕組み。グラス単体で完結するのではなく、スマートフォンのアプリと組み合わせて使う製品だということが、店頭の展示からもよく分かります。

Xiaomi AI Glasses(単色エレクトロクロミックレンズ)の電子棚札と説明カード

棚札は単色のエレクトロクロミック(電気で色が変わる)レンズのモデルで、希望小売価格2,699元に対して販売価格は2,199元。500元引きのうえ、最大3回の分割無利息が付いていました。ジェスチャーや音声でレンズの濃さを切り替えられるので、サングラスと普段の眼鏡を1本で兼ねられるのがこのモデルの売り。動画は2Kで撮影でき、ライブ配信やビデオ通話にも対応します。

当ブログでは、同じディスプレイ非搭載型のRokid Ai Glasses Styleを約10日間使ってレビューしたばかり。こちらもSnapdragon AR1に1,200万画素カメラという組み合わせで、Xiaomi AI Glassesと基本の構成はかなり近いモデルです。深圳の街歩きに持ち出したときも、目の前の商品を撮って日本語で説明してくれるカメラ翻訳が、中国語のパッケージを前にしたときに頼りになりました。Xiaomi AI Glassesは日本では発売されていないので、日本で同じタイプのAIグラスを使うなら、64,990円(税込)のRokid Ai Glasses Styleが候補になります。視界に翻訳字幕やナビを出したいなら、両眼にディスプレイを積んだRokidスマートAIグラスという選択肢もあります。

【Rokid Ai Glasses Style】画面を省いてレンズ込み実測45.9g。ChatGPT・Gemini対応のHi Rokidとカメラ翻訳を深圳・華強北で使い、音楽を流しながらでも持つバッテリーや上位モデルRokidスマートAIグラスとの使い分けまで約10日間使って徹底レビュー

Xiaomi 17Tシリーズの展示台

Xiaomi 17Tシリーズの台には、青と薄紫の大型モックと実機が並んでいました。POPはライカの5倍ペリスコープ望遠と、5,000万画素の大型センサーを積むライカのメインカメラの2点押し。日本でも発表会のレポートを書いた機種なので、同じ製品を中国の売り場がどう見せているかを確認できたのは収穫でした。

ノートPCのコーナーにはXiaomiとREDMIのノートPCが5台ほど並び、その奥の壁一面にはスマートホーム製品の箱がずらり。スマートフォンのテーブルも含めて、値札はすべて電子棚札で、構成と価格がその場で読めるようになっていました。XiaomiのノートPCについては、以前深圳でXiaomi Book Pro 14をHONOR MagicBook Art 14と比較した記事もあるので、あわせてどうぞ。

Xiaomi旗艦店に展示されたSkyNomad N90

そして同じフロアの奥には、EVの展示スペースがあります。SkyNomad N90は9月7日に発売したばかりのXiaomi初のレンジエクステンダーEVで、3列7人乗りのフルサイズSUV。N90 Maxが269,900元、電動ポップアップルーフを載せたエクスプローラーエディションが299,900元です。左奥にはルーフを持ち上げたSUVも並んでいて、スマートフォンの展示台から数歩でこれが見られるのは、日本のXiaomiストアでは味わえない体験です。深圳では1年前にもXiaomiのEV旗艦店を訪れ、SUVのXiaomi YU7に試乗しました。そこからわずか1年で、レンジエクステンダーの新ブランドまでスマートフォンと同じ売り場に並ぶようになっています。

日本未発売の折りたたみと13.3型タブレットとAIグラスとEVが、同じフロアに当たり前のように並んでいる。深圳のXiaomi旗艦店ではXiaomiが推進する人・家・車エコシステムを体感することができました。Xiaomi 18 Foldについては横に広い画面と5.02mmの薄さ、そして日本語をそのまま選べる設定画面まで確認できています。輸入で手を出すかどうかを考えている方にとって、判断材料になれば幸いです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています