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【RokidスマートAIグラス】世界初デュアルチップ構成が生む圧倒的レスポンス。最大1,500ニットの視認性と4K対応12MPカメラを52.5gに搭載。香港の高速鉄道や東京での自転車移動で分かったメリット・デメリットをレビュー

2026年2月25日に日本上陸を発表した「RokidスマートAIグラス」をお借りして、約1ヶ月じっくりと使い込む機会をいただきました。Qualcomm Snapdragon AR1 Gen1とNXP RT600の世界初デュアルチップ構成に、両眼Micro LED・Sony IMX681搭載1,200万画素FPVカメラ、89言語リアルタイム翻訳機能を凝縮。重量は実測52.5g、Makuake先行価格で79,990円(税込)〜という価格を実現したモデルです。

今回のレビューでは、東京・深圳・香港の3都市で実際に使用。中国・香港では高速鉄道での移動や街歩き、東京では自転車でOPPO Find N6発表会会場までの移動など、移動シーンを中心にガッツリ使い込みました。本記事では実機の外観・装着感、ディスプレイの屋外視認性、89言語翻訳機能、Googleマップ連携ハンズフリーナビ、Sony IMX681 FPVカメラの実力を中心にレビューしました。発表会の詳細スペックや介護・農業向けB2Bソリューションについては別記事で詳しくレビューしているので、こちらをご覧いただければ。

RokidスマートAIグラス
created by Rinker

RokidスマートAIグラスのスペック

項目スペック
OSYodaOS-Sprite(Rokid独自OS)
SoCQualcomm Snapdragon AR1 Gen 1 + NXP RT600(世界初デュアルチップ)
RAM2GB
ROM32GB
ディスプレイ両眼Micro LED
光学技術回折光導波路技術
解像度640×480
視野角(FOV)30°
輝度最大1,500ニット
アウトカメラSony IMX681 / 1,200万画素 / F2.25 / 109°視野角 / 4K対応
マイク4箇所指向性マイク(AIノイズリダクション・3集音モード対応)
スピーカー2箇所AACデュアル近耳型指向性スピーカー
Wi-FiWi-Fi 6
BluetoothBluetooth 5.3
バッテリー210mAh
通常使用8〜10時間
連続ディスプレイ表示約2時間
連続動画撮影約45分
急速充電20分で80%充電
搭載AIGPT-5・Gemini(オープンAIエコシステム対応)
翻訳89言語対応(オフライン:日・英・中・独・仏・西の6言語)
対応アプリHi Rokid(Android 10以上 / iOS 16.0以上)
重量(公称)49g
テンプル長155.5mm
ヒンジ間距離146.3mm
レンズ幅49mm
フレーム高44.4mm
価格79,990円〜109,890円(税込) / Makuake先行販売

実測52.5gの本体に補正レンズ装着で62.2g。普通のメガネに近い装着感を実現

RokidスマートAIグラスはレンズ幅49mm、テンプル長155.5mm、フレーム高44.4mmという普通のウェリントン型メガネに近いサイズ感を実現したスマートAIグラス。今回レビューしたのはマットブラックのカラーで、ツルにさりげなく入った「Rokid」のロゴが上品な印象です。フレームは少し太めの作りですが、最近のスマートグラスとしては圧倒的に普通のメガネに近い見た目に仕上がっています。

公称重量49gのところ、実測すると本体のみで52.5gという結果に。一般的なメガネが20g前後であることを考えると確かに重さは感じるものの、両眼Micro LED・Sony製カメラ・210mAhバッテリー・デュアルチップ・4箇所指向性マイクをここに収めたと思うと、よくぞこのサイズに収めたという感じ。Rokidは過去に105g→59g→49gと世代を重ねるごとに軽量化を実現してきたんだとか。

近視のため別売りのマグネット式補正レンズフレーム(実測10 g)も装着して使ってみました。この場合は合計62.2gと、普通のメガネより3倍ほどの重さ。長時間使うと鼻にずっしりとした感覚はありますが、エアマット鼻当ての効果もあってか我慢できないほどではないというところ。

クリップ式の補正レンズを装着した状態

補正レンズフレームはマグネット式でブリッジに「パチッ」と吸着するつくり。装着・取り外しはものの数秒で完了する手軽さで、近視の人が利用するのも安心。スマートグラスのためにコンタクトをつけるという無駄なことをせずに使えるわけです。ノーズパッドの支柱は調整可能な金属製で、フィット感もしっかり調整できる仕様です。

ただ、度入りクリップオンレンズを取り扱える眼鏡店が国内ではまだ限られている点は要注意かと。Makuakeで本体を入手した後にレンズの調達で詰まる可能性もあるので、購入前に近隣の眼鏡店で対応可否を確認しておくのがベターです。

同梱物はクロス、マグネット式の独自規格充電ケーブル、説明書、保証書類というシンプルな構成。清潔感のある白を基調としたパッケージに収まっていました。キャリングケースは三角柱のスタイリッシュな形状で携帯性に優れる仕上がり。マグネット式ケーブルはグラスの端の充電端子にカチッとつけられるので利用感は上々といった感じでした。

最大1,500ニットの両眼Micro LEDで日陰・屋内は良好だが亜熱帯の直射日光では視認性に課題あり

実際に香港の町中で画面をONにした状態

RokidスマートAIグラスは両眼Micro LEDディスプレイを採用し、回折光導波路技術により640×480の解像度・30°のFOV(視野角)を実現。輝度は最大1,500ニットという高輝度仕様で、屋外での視認性も意識した設計になっています。ディスプレイは透過パネル特有の青みも極めて少なく、AR非表示時でも違和感なく常用できる印象です。

東京の屋内環境やオフィス・カフェでは、文字も地図も鮮明に表示される印象でした。視野の片隅にスッと情報が乗ってくる感覚はなかなかのもので、メールやLINEの通知、ナビの矢印などはしっかり確認できる視認性を確保しています。ただし屋外での実力は環境によってかなり変わる印象。深圳・香港の亜熱帯の強い日差しの下では、表示が背景に溶けて読みづらい場面があった印象。ディスプレイの視認性は高めではあるものの、限界があると思っておくと良さそうです。

Snapdragon AR1 Gen1とNXP RT600の世界初デュアルチップ設計でAI応答と省電力を両立

RokidスマートAIグラスは、QualcommのスマートグラスSoC「Snapdragon AR1 Gen1」と、低消費電力マイコン「NXP RT600」を組み合わせた世界初のデュアルチップ設計を採用。AI処理の高速応答と低消費電力を両立するための構成です。RAMは2GB、ROMは32GBという仕様。

体感としては、AIアシスタント「Hi Rokid」の起動から応答までのレスポンスは非常に良好。「Hi Rokid、今日の天気を教えて」と話しかけると数秒で回答が返ってくる感じで、ストレスなく使える性能を実現しています。49gのフレーム内にこの応答性能を収めたのはなかなか優秀という印象です。

89言語DuoTalk翻訳が深圳・香港の鉄道アナウンス・OPPO Find N6発表会の専門用語まで日本語化

最も期待していたのが89言語対応のリアルタイム翻訳機能。Microsoft翻訳とRokid独自LLMのハイブリッドにより89言語に対応し、主要6言語(日本語・英語・中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語)はオフラインでも翻訳可能なんだとか。

今回は中国・深圳への訪問時にRokid スマートAIグラスを利用。実際に列車に乗る際に普段は全く聞き取ることができないアナウンスをAI翻訳機能を使って確認してみました。利用する際にはアプリ、もしくは、Rokid スマートAIグラス側の画面から翻訳機能をONにすればすぐに利用開始。利用時にスマートフォンのアプリ経由でインターネット接続をする必要があるため、海外で利用する際にはeSIMなどで接続をしておく必要があります。

深圳から香港への高速鉄道での移動時には、車内の中国語アナウンスがリアルタイムで日本語字幕として視野内に表示されました。「列車は深州北駅に到着しました」「G6545番香港西九龍駅行き」「手に持っている切符をよくご確認ください」「この列車の全列車は禁煙です」といった案内が次々と翻訳されていく感じ。

中国語の鉄道アナウンスは話すスピードも早く、不慣れな耳には聞き取りづらいものですが、視覚的に文字で確認できるおかげで乗り間違いの不安がぐっと下がる印象でした。完璧に翻訳をしてくれているわけではないですが、個人的には十分実用的な範囲に感じました。

東京で開催されたOPPO Find N6発表会でも、登壇者が話す「三軸ヒンジ」といったテック系の専門用語が、リアルタイムで意味の通じる日本語に翻訳されて視野内に表示されました。海外のテック系カンファレンスを取材する場合の強力な武器になりそうという印象。

ただ翻訳精度については正直に書いておくと、プロ品質とまではいかず、「言っている意味はなんとなく理解できる」というレベル感かと。日常会話のニュアンスや業界特有の専門用語は完璧には拾いきれない場面もあります。それでも「大意を掴む」という目的には十分実用的。完璧な翻訳精度でなくとも、相手の言いたいことをなんとなく理解できるというだけでも、言語の壁が一段下がる感覚は本物でした。

自転車でOPPO Find N6発表会へ。Googleマップ連携ハンズフリーナビが本機の真価を発揮した瞬間

Hi Rokidアプリでのナビゲーション設定画面

実使用で「これは便利!」と最も感動したのが、Googleマップ連携によるハンズフリーナビゲーション機能。4月のOPPO Find N6発表会に行った帰りに、自転車で着用してみました。実際に利用する際には、Rokid スマートAIグラスを装着した状態で、スマートフォンのRokidアプリからナビゲーションモードを有効化し、発着地点を設定するだけ。ナビゲーションを開始する、とするとスマートAIグラス側にもマップが表示されるようになります。

自転車でハンドルを握ったまま、視線を前方に保ったまま、視野の片隅に次の曲がり角の指示と「残り○○メートル」「残り○○分到着」が表示される感じ。スマホをハンドルマウントに固定する必要もなく、信号待ちで取り出して経路確認する必要もありませんでした。一度体験すると手放しがたい便利さでした。

Google Mapが使える場所であれば基本的にどこでもナビゲーション機能を利用可能。このため香港の町中を歩いて移動する際にもこの機能でナビをしてみました。香港の地下鉄駅からとあるイベント会場までの15分ほどの道のりですが、当然土地勘のない場所のためスマートフォンのナビゲーションを利用すると手元とにらめっこすることになります。対して本機のナビゲーション機能を利用すれば眼の前に地図が表示され続けてくれるため簡単に進むべき場所を確認できるというわけ。

ただ運用面で一点注意したいのが、ナビ機能はGoogleマップアプリから経路を呼び出す仕様という点。「Hi Rokid、東京駅まで案内して」と話しかけるだけだとAIチャットボットとして経路を口頭で答えるに留まり、視野内に地図ナビは表示されません。韓国旅行ではNaver、中国本土ではBaiduとの連携も進められているとのことで、グローバル対応の幅もこれから広がっていく見込み。地方旅行・海外出張・自転車通勤といったシーンとの相性は抜群で、本機の真価が最も発揮される機能の一つかと。

「Hi Rokid」AIアシスタントとLINE通知管理でスマホを取り出す頻度が激減した日常

発表会のフリーディスカッションでRokid Inc.担当者が「スマホを手に取る頻度が下がる」と話していたのが印象的だったのですが、これは実際に使ってみると本当にそう感じる体験でした。特に効いたのが通知管理機能。LINEや各種アプリの通知が視野の片隅にスッと表示されて、内容を一瞥してから「これはスマホ出す必要なし」「これは返信する必要あり」を即座に判断できる感じ。仕事中・移動中・食事中、スマホを取り出すという小さな所作がどれだけ集中を奪っていたかが、逆説的に分かる印象です。

「Hi Rokid」と呼びかけるだけで起動するAIアシスタントも、天気確認・スケジュール確認・簡単な情報検索といった用途で実用レベル。GPT-5・Gemini対応のオープンエコシステム設計のおかげで、回答の品質も安定している感じ。フレームのタッチパッドを軽く操作するショートカット起動も併用可能で、「Hi Rokid」の発声をしたくない静かな環境では、ジェスチャーでサラッと起動できる柔軟性を確保しています。

ただし声で操作するという性質上、電車の中や静かなカフェでは使いづらいシーンも当然あります。場面を選んで使う前提のデバイスというのは、購入前に認識しておきたいところ。

専用アプリ「Hi Rokid」の日本語ローカライズが完璧。バッテリー残量1%刻み確認やGlass Pay対応も

専用アプリ「Hi Rokid」の完成度の高さも嬉しいポイント。日本語ローカライズはほぼ完璧で、デバイスのバッテリー残量を1%刻みで確認できる管理画面が用意されています。「Glasses_4301」のようなデバイス名で接続状態が表示される仕様。

ホーム画面はタイル型メニューになっており、上部には「音量」「明るさ」「ノート」「翻訳」「ナビゲーション」が並びます。明るさ調整はグラス上での視認性に直結する重要な部分でもありアプリからスライドバー型ですぐに変更できるのは楽ちんです。

この他には「会議メモ」「通知」「Glass Pay」「操作ガイド」のタイル。Alipay+連携の「Glass Pay」は独自性の高い機能で、中国圏での決済シーンで活躍しそうな仕様。操作ガイドも初心者でも迷わない丁寧な作りになっています。

OS「YodaOS-Sprite」は900MB超の大型アップデートも配信されており、撮影品質改善や通話音量向上などの細やかなバージョンアップが入っているのも印象的。リリース以来相当な回数のアップデートを重ねてきたRokidの開発スピードは長く使い続けるうえでの安心材料になりそうな感じでした。

Sony IMX681搭載・1,200万画素FPVカメラで撮った深圳・香港の街スナップ。画質は普通だがハンズフリーの価値は本物

カメラを写真右側(装着時は左側)に備える

RokidスマートAIグラスはSony IMX681センサー・1,200万画素(3024×4032)・F2.25・109°視野角・4K対応というカメラスペックを実現。低照度HDR・マルチフレームノイズリダクション・歪み補正・動画手ブレ補正の4機能を搭載した本格仕様です。

深圳・香港・東京で街スナップや一人称記録を撮影してみましたが、画質は「グラス内蔵カメラとしては良好」というレベル感。Sony IMX681という響きへの期待値が高かった分、肩透かし感がややあったのが正直なところです。スマートフォンのメインカメラと並べて比較するとダイナミックレンジや低照度性能で見劣りする場面もありました。

ただ、これはグラス筐体に詰め込めるカメラの限界という見方もできるかと。スマホとは土俵が違う、と割り切って使うのが正解という印象。建設現場の重機の鮮やかな黄色や、香港のバスの被写体ブレも少なく、記録性は十分というところ。

何よりハンズフリー撮影体験そのものが唯一無二の価値。バッグを抱えながら、自転車を漕ぎながら、両手で別の作業をしながら「今この瞬間」を一人称視点で記録できる体験はスマホでは絶対に再現できないものでした。旅行中特に誰かと話しながら移動中の景色を撮影し、そのままを動画と写真で残せる感覚は新鮮そのものでした。

実際に中国のEV、理想i6に乗って中国の友人の家から中国鉄路の光明城駅まで移動している様子、そしてホームや車内のアナウンスをオンライン翻訳機能で翻訳している様子を撮影。意外と高解像度でその移動している様子を確認できるのはなかなか面白い感じ。思ったよりも手ブレしておらず見れる映像に仕上がっていました。また、アナウンスの翻訳のスピードもこれなら意外とありでは?というのが分かるかなと。

撮影中は撮影インジケーターLEDが点灯するプライバシー配慮設計も備わっており、周囲への配慮としても安心の仕様。最大8倍のデジタルズームに対応しており、フレームのタッチパッドだけで操作が完結するのも嬉しいポイント。連続動画撮影は公称約45分でバッテリー消耗への影響も大きいため、長時間記録には不向き。「決定的瞬間をハンズフリーで切り取る」用途と割り切ると画質の物足りなさは気にならなくなる感じです。

210mAhバッテリーで深圳・香港アクティブ使用は半日。20分80%急速充電とカプセル充電器併用が現実的

公称スペックは通常使用で8〜10時間、スタンバイ最大24時間、急速充電は20分で80%という210mAhバッテリー。発表会では「Tesla並みの急速充電」という表現で強調されていました。ただ実使用での持ちは使い方によって大きく変わる印象。香港の街歩きで翻訳・ナビ・写真撮影をフル稼働していた日は、半日でバッテリー警告が出ました。連続ディスプレイ表示が公称約2時間という仕様を踏まえれば妥当な減り方かなと。

香港でナビを使い続けた日の記録を画像のメタデータから追ってみると、「49%→45%→42%→18%」と数時間でガクッと減っていく様子が分かります。20%を切るとやや注意が必要というところ。逆に通知管理中心、翻訳は必要なときだけ、ナビも短時間という節度ある使い方なら8時間程度はしっかり持つ印象です。使い方によって電池の持ちが2倍以上変わるデバイスだ、という認識でいたほうが安全かと。

オプションのカプセル型充電器(12,990円)は装着しながら充電できる仕掛けで、海外旅行などで積極的に使いたい方には実質的にマストアイテムかと。20分で80%まで急速充電できる仕様のおかげで、ランチ中の充電だけで午後の活動に十分な残量を確保できる手軽さは便利な感じです。

210mAhというバッテリー容量は49gという軽量化とのトレードオフ。重量と引き換えにスタミナを若干犠牲にした設計、と捉えると納得感はあるかと。ポータブル充電ケース(12,990円)も別途用意されているので、長距離移動・連泊出張といったシーンでは購入を検討するのが現実的なところかと思います。

海外渡航・自転車移動・ハンズフリー記録ユーザーに最適な79,990円のAIグラス

RokidスマートAIグラスは、79,990円(税込)からというMakuake先行価格で、Qualcomm Snapdragon AR1 Gen1+NXP RT600世界初デュアルチップ、両眼Micro LED、Sony IMX681 1,200万画素FPVカメラ、89言語リアルタイム翻訳、GPT-5&Gemini対応AIアシスタントという豪華な仕様を実現したスマートAIグラスでした。実測52.5gという軽量ボディに、ディスプレイ搭載AIグラスとして世界販売台数No.1(2025年12月調べ)の実力をしっかり凝縮しています。

特にハンズフリーナビゲーション機能は素晴らしく、深圳・香港・東京での移動シーンでガッツリ使いましたが、どのシーンでも便利さを実感できる仕上がりでした。自転車でハンドルを握ったまま視線を前方に保ったまま次の曲がり角を確認できる感覚や、駅構内から路上までシームレスに案内してくれる体験は、スマホを手に持ったナビでは絶対に再現できない便利さ。海外渡航や自転車・徒歩移動が多い方にとっては、本機の真価が最も発揮されるシーンになるかと。

89言語リアルタイム翻訳も、深圳・香港の中国語アナウンスや東京のテック系発表会の専門用語まで対応してくれる頼もしさ。プロ品質の翻訳精度ではないものの、大意を掴む目的には十分実用的という印象。LINE通知管理でスマホを手に取る頻度が激減した日常体験も、現代人のスマホ依存を一段下げてくれる嬉しい副産物でした。

一方、本機目玉の一つでもあるディスプレイは亜熱帯の直射日光下では視認性が落ちる場面があったり、バッテリーは積極的な使い方をすると半日で警告が出る印象だったり、Sony IMX681 FPVカメラの画質はスマホメインカメラと比較すると見劣りする点もありました。今後のアップデートで改善されることを期待したいところ。ただ、唯一無二のハンズフリー体験と海外移動での実用性という点では、海外渡航や自転車・徒歩移動が多い方にとってはぴったりな製品といえそうです。

良かった点

  • 実測52.5gの軽量設計とウェリントン型の自然なデザインで普通のメガネに近い装着感
  • Snapdragon AR1 Gen1+NXP RT600デュアルチップによる爆速なAI応答と翻訳処理
  • Googleマップ連携ナビが自転車や海外の街歩きで圧倒的に便利(ハンズフリーの真価)
  • 89言語対応のリアルタイム翻訳で海外の駅アナウンスや専門用語も日本語化可能

気になった点

  • 210mAhのバッテリーはナビや翻訳をフル活用すると半日程度で消耗が激しい
  • 最大1,500nitsの高輝度でも亜熱帯の強い直射日光下では視認性が低下する場合がある
  • Sony IMX681カメラは記録用には十分だがスマホのメインカメラと比較すると画質で見劣りする
RokidスマートAIグラス
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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています