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【QCY H3 Pro】50dBノイズキャンセリングとLDAC高音質が魅力のヘッドフォン。6,700円で快適装着感と通話性能も抜群なQCY H3 Proレビュー【PR】

まだまだ寒い日が続く今日このごろ。外出時に電車などで移動する際には外の音をノイズキャンセリングできるヘッドフォンを持っておくと、静寂な環境と冬の寒さをものともしない温かいつけ心地で快適に過ごせるはず。今回は『QCY H3 Pro レビュー』として真っ白なデザインでおしゃれな仕上がりでありながら最大50dBのアクティブノイズキャンセリングやLDAC接続でハイレゾ相当の音質での再生が可能なヘッドフォンQCY H3 Proをメーカーより提供していただきレビュー。

QCY H3 Proは、低価格でありながら高性能、かつ、デザイン性の高いヘッドフォンやイヤホンを多く展開するオーディオメーカーのQCYから登場しているフラグシップヘッドフォン。ハイレゾワイヤレス認証を取得し高音質での音楽再生能力は折り紙付きのモデルです。現在Amazonでは約6,700円という購入しやすい価格で登場中。コストパフォーマンスの高さも魅力の製品です。

QCY H3 Proのスペック

項目詳細
ドライバーサイズ40mmダイナミックドライバー
接続方式ワイヤレス(Bluetooth 5.4) / 有線(3.5mmオーディオケーブル)
ノイズキャンセリングアクティブノイズキャンセリング(ANC)最大‐50dB
周波数帯域最大44kHz(ハイレゾ対応、AUXケーブル接続時)
マイク5つのマイク、全指向性マイク
バッテリー容量550mAh
使用時間音楽約55時間(ANCオフ) / 音楽約40時間(ANCオン)
充電ポートType-C
Bluetoothバージョン5.4
通信距離10メートル
対応プロトコルHFP / A2DP / AVRCP
マルチポイント接続2台の機器と同時接続可能
イヤーカップ材質高級イミテーションプロテインレザー & 低反発メモリーフォーム

いろいろな場所でおしゃれに使える、映える真っ白なデザインが魅力

今回ご提供いただいたのは、QCY H3 Proのホワイトモデル。H3 Proはブラックとホワイトの2色展開で、ブラックについてはよくある黒いヘッドフォンという見た目。対してホワイトはヘッドバンド部分にゴールドのアクセントが入る上質な仕上がりに。真っ白なヘッドフォンはあまり多くはありませんが、個人的にはこの色の仕上がりには後述するように大満足でした。

パッケージも白色のデザイン。本機はハイレゾ認証と、ハイレゾワイヤレス認証の療法を取得しており、それもパッケージに印字されています。パッケージは日本専用版となっており、裏面には仕様はもちろんのことハイレゾ認証についての説明などもわかりやすく記載。同梱品はヘッドフォン本体の他に充電用のUSB Type-Cケーブルと、3.5mmケーブル(マイク端子付き)、取扱説明書でした。説明書もバッチリ日本語化されていたのも好印象です。

QCY H3 Proを最初に見て思ったのがそのデザイン性の高さ。ワイヤレスヘッドフォンといえば黒色が当たり前の私にとって、この真っ白なデザインはかなり衝撃的。ただ、意外とこのデザインが上質さを兼ね備えた高い仕上がりだと使い始めて感じました。ヘッドバンド部分にはアクセントカラーをいれて、ただ真っ白ではないデザインに仕上がっています。

端子類は右側のハウジング部にまとめられています。ちょうど真下になる部分に有線接続用の3.5mm端子、その横には充電用のUSB Type-C端子が配置。後ろ側に一つだけあるボタンはANCボタンで利用中にノイズキャンセリングのモードを(OFF→アンビエントサウンドモード→アダプティブANC)で切り替えられるもの。手前側にボリュームキーと電源キーを配置しています。

本体の重量は231g。スマートフォンより少し重いくらいの重量に仕上がっています。イヤーパッドはプロテインレザー製のイヤーパッドを採用。柔らかくフィットできるようになっており、耳への密着度も高めなのがポイントです。側圧は強くなく長時間つけていても疲れづらい仕上がりになっていました。装着感はなかなかいい感じ。イヤーパッドは耳にぴったりフィットしますが、側圧が強くないためパッシブでのノイズキャンセリングはほどほどでした。

これまで掲載した写真のようにQCY H3 Proはハウジング部との接続部を折りたたみ可能。小さく丸めたり、イヤーパッド部分だけを回転させて薄くしたりして鞄の中に入れて持ち運びやすいようになっています。出張や旅行の際にヘッドフォンが邪魔になるということを防いでくれます。

最大50dBのアクティブノイズキャンセリングで移動中も静寂な空間を実現。音質はかまぼこ型の印象

QCY H3 Proは最大50dBのアクティブノイズキャンセリングと、40mmのダイナミックドライバー、LDAC接続による高音質なワイヤレス伝送によって高音質を実現した製品。今回は本製品自身の音質はもちろんのこと、電車の中や飛行機の中などあらゆる場所でその音質を試してみました。

全体的な音質に関して一言でいえば、個人的には「かまぼこ型」の音質に感じました。中域を強調しつつ低域と高域に関しては主張しない音質といった印象です。低域はこの手の低価格ヘッドフォンにしては珍しく控えめ。タイトで膨らみすぎない仕上がりでドラムのキック音やベースラインは十分聞き取れるもののズンズン鳴るというわけではない感じ。

中域は特徴的でボーカルやギターと言った楽器の存在感が際立ちます。女性ボーカルの伸びの良さはもちろんのこと、男性ボーカルのバンドも楽しめる音質。バンドサウンドだとギターの音色の押しが結構強くなっていました。高域は少し控えめでハイハットなどのシンバルは一歩引いたサウンドに仕上がっています。

音場表現については、この価格帯では十分なレベル。奥行きというよりかは左右のステレオ感のほうに強みがある音でした。解像感はちょっと低め。控えめと記載した高域と低域は、ディテールが少し埋もれがちな印象でした。日常的に外出時に楽しむ音としては十分な音です。

ノイズキャンセリングの性能を確かめるため、電車の中や飛行機の中に持ち込んで実際に検証。電車も航空機もノイズの大部分はモーターやエンジンの動作音と、鉄道の場合は線路の上を車輪が走ることでその摩擦音が結構鳴っているもの。あとは車内アナウンスや周囲の人の話超えが主なノイズと言えます。QCY H3 Proは最大50dBのアクティブノイズキャンセリングを搭載しており、電車の走行音などを大幅にカットできます。

実際に電車と飛行機で利用してみると低域のノイズを大幅にカット。ゴーっというノイズの大部分を抑えてくれるため音楽に集中しやすい環境を作ってくれます。ただ、中高域、特に人の話し声の帯域についてはノイズキャンセリングは弱く、近くの人の話し声や電車のアナウンスはそれなりに聞こえてきます。ノイズキャンセリングの性能の高さを全力で求めたいのであればもう少し予算を用意したほうが良いかもしれません。

QCYアプリで簡単カスタマイズ。通話時のクリアなマイク性能も優秀

イコライザー機能はQCYの純正アプリであるQCYアプリから設定が可能。少し控え気味の低音に関してはイコライザーで調整してあげることでよりパワフルな状態に調整する使い方も可能です。プリセットに入っている【ベース】については低音を不自然なほどに持ち上げてしまうので、低音を強くしたい場合にはカスタムイコライザーから調整してあげるとベター。

QCYアプリからノイズキャンセリングについても調整が可能。ノイズキャンセリングの強さは周囲の状況に合わせてノイズキャンセリングの強さを調整してくれるアダプティブノイズキャンセリングに加え、騒がしい環境、通勤、室内、風切り音カットの5モードを利用することが可能です。アダプティブ以外のモードでは、それぞれのノイズキャンセリングの強さも3段階で変更できるため、程よいレベルに調整できるようになっています。

基本的にスマートフォン端末との接続はLDAC接続を利用。自宅のメディアサーバーからJriver Media Center経由で音楽をストリーミング再生したり、Amazon Prime MusicのUltraHDでの再生をしていました。スマートフォン側の処理能力に依るところもありますが、電車の中など人が多い場所や移動中での音途切れは一定程度ある印象です。音の途切れが目立ってしまう場合にはAAC接続に切り替えたほうが良いかもしれません。

QCYアプリを利用すると、各ボタンの動作について調整が可能になっているのもポイント。ボリュームキーについても押したときに曲送りに変更するなんてことも可能です。電源ボタンについては、標準では1回押しで再生/一時停止、2回でゲームモード、3回で音声アシスタント(Google Gemini/Apple Siri)、4回については初期設定はなし、といった具合です。自分の好みに機能を調整できるのはなかなか優秀な印象でした。

その他、アプリからは接続解除後に自動的に電源OFFにするタイミングの設定や、ゲームモードのON/OFF、LDAC接続のON/OFFも設定が可能。マルチポイント接続にも対応(LDAC時は不可)しているため、スマートフォンとPCの両方に接続しておいて普段はスマートフォンから音楽を、PCでWEB会議に参加をすると自動的にPC側に切り替えてヘッドセットとして使う、ということが可能です。

レビュー中に移動中の電車の中からWEB会議に参加をし、発言をするという場面もありました。ワイヤレスヘッドフォンのマイク性能については正直私はあまり期待していなかったのですが、予想以上に高音質だったのが印象的。H3 Proは3つのマイクと音声強化技術(ENC: Environmental Noise Cancellation)を搭載しており、通話時の外のノイズの流入を最小限に抑えられるようになっています。実際に電車内から利用したときには、相手側にクリアな声を伝えることができ、安定してWEB会議を続けることができたのもポイント。予想外のクオリティに大満足でした。

コスパ抜群の多機能ヘッドフォン。日常使いに最適なデザインと性能を実現

QCY H3 Proを試して感じたのは、約6,700円という価格からは想像できないほどの高い完成度。おしゃれな真っ白なデザインとゴールドのアクセントは、街中でも映える上質感を実現。最大50dBのノイズキャンセリングによって電車や飛行機の低域ノイズをしっかりとかっとしてくれて、静かな音楽空間を実現してくれました。かまぼこ型の音質でボーカルやギターといった中域が心地よいサウンドも魅力の製品でした。

WEB会議を当たり前のように移動中でも行うような今の時代に合わせて、通話用のマイクのノイズキャンセリングも高い精度で実現。電車内でWEB会議に参加してもクリアな声が相手に届くのもポイントで、あらゆる場面で活躍してくれる日常使いに最適なデザインと性能の両立を実現したモデルでした。QCY H3 Proは約6,700円でAmazonなどで販売中。おしゃれで便利なヘッドフォンがほしい方にはオススメのモデルです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています