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【MetVate MV3】2万円以下でもNetflixにAmazonプライム・ビデオに標準対応。天井投影もOKなプロジェクターMetVate MV3レビュー

休日に外出をしたり旅行をしたりして過ごすのは、旅行好き、酒好きの私にとってはとても重要なもの。ただ、たまには自宅でゆったりと映画を見たりライブ映像を見ながら過ごすことも一興です。自宅にプロジェクターを設置しておいて、部屋を暗くして大画面で動画を楽しむとか良いですよね。今回はプロジェクター単体でAmazonプライムビデオやYouTubeの再生に対応したスマートプロジェクターであるMetVate MV3をメーカーより提供していただいたのでレビュー。

はフルHD(1080P)のネイティブ解像度による精細な映像投影に対応したプロジェクター。本体にYoutubeやAmazonプライムビデオ、Netflixをプリインストールしておりプロジェクター単体でストリーミングサービスを楽しむことが魅力的なスマートプロジェクターです。最大300インチまでの投影サイズへの対応や600ANSIの明るさ、専用スタンドで天井投影にも対応したモデル。セール価格で1万円台で購入できるやすさも嬉しい製品です。

MetVate MV3のスペック

項目詳細
製品名MV3プロジェクター
明るさ600 ANSIルーメン
解像度1080P(フルHD)
投影サイズ39インチ – 300インチ
ズーム機能50% – 100%
フォーカス機能電動フォーカス
キーストーン補正4Pキーストーン補正
音響システム高品質音響システム、ドルビーサラウンド対応
内蔵アプリNetflix、YouTube、Prime Video
接続機能WiFi 6、Bluetooth 5.3、双方向対応
入力端子HDMI、USB、3.5mmオーディオ
冷却システムデュアル風路冷却システム
使用寿命80,000時間
電圧100-240V対応
本体サイズ20 * 16 * 8 cm
付属品360°回転可能なスタンド、リモコン(電池別売)、HDMIケーブル、電源ケーブル

高性能なスペック値に対してコンパクトな本体。天井投影もできるスタンドも付属

MetVate MV3のパッケージは、白地に本体を設置している写真、そして対応するストリーミングサービスのNetflix、YoutubeとDolby Audioのロゴが記載されたシンプルなもの。同梱品は本体の他に説明書、リモコン、ACケーブル、HDMIケーブル、台座付きの専用スタンドの構成でした。

付属のリモコンは十字キーやフォーカス、台形補正の呼び出しキー、ボリュームキーに加えてデフォルトでインストールされているストリーミングサービスへのショートカットキーが搭載されていました。単4電池2本で動作し、付属していないためあらかじめ用意しておくとベターです。

専用スタンドは以前レビューしたDangbeiの天井投影プロジェクター、Dangbei N2の上下の向きの調整に特化したものではなく、単純にスタンドと雲台がついて向きを変えられるというもの。三脚ではないためプロジェクターを傾けても重い台座でバランスが崩れないということもなく、安定させて映像投影をすることが可能です。

最近の中国メーカーはAmazonでしか見ることがない無名メーカーであっても、日本で一般的に売られている製品と遜色のない細かさ、日本語表現の取扱説明書が付属。一度利用方法を覚えてしまえば再度確認することは少ないものの、わかりやすい説明書が付属しているというのは安心感には繋がります。

本体は白一色のデザイン。側面に排気口(と、取り外し可能なフィルター)を備えており、デュアル風路冷却システムによって高画質な映像を投影しても確実に本体レンズ部分を冷却できるようになっています。入力端子は背面に集中して配置。電源ケーブルの入力部のほかに、HDMI、USB Type-A、3.5mmステレオ出力を搭載しています。なお、一番右に見えている黒い丸はリモコンの赤外線受信部です。

裏面には三脚穴と簡易スタンドを搭載。少し上向きにプロジェクターの向きを傾けて投影したい、という場合にはこの簡易スタンドを立てれば調整できるようになっています。それ以上に向きを変えたい場合にはスタンドを利用することになります。

スタンドは三脚穴に直接台座の雲台を取り付けることで装着が可能。雲台の部分が小さいためきちんとプロジェクターを固定できるか若干不安に感じましたが、意外としっかり固定することができる様子でした。取り外しが面倒で利用したあともスタンドにつけっぱなしにして放置していますが、最初に取り付けた向きから変化がなく、安定性は十分です。

プロジェクターをスタンドに取り付けた様子が上の感じ。斜め上に向けて固定したり、もっと角度をつけて天井投影できるようにする分でもきちんと固定することができていました。台座部分がしっかりしており、ぐらつくこともないため普通のプロジェクターに三脚をつけるよりも満足度は高い印象でした。

電動フォーカスに精密な台形補正機能で、天井投影でも見やすい映像に簡単に設定

せっかくの天井投影型のプロジェクターなので、今回は天井にむけて投影してベッドに横になりながらセットアップを実施してみます。このように上向きに角度をつけてもずっしりとした台座のおかげでバランスに不安を感じることなく利用することができました。

初回起動の段階で、まずピント調整の画面が表示。リモコンの十字キーの上にあるボタンを使ってフォーカスを調整していきます。一昔前のプロジェクターは手動フォーカスでしたが、本機は電動フォーカスを採用。一度設定したフォーカスが振動や、手があたってしまってずれる、ということもなく快適そのものでした。(ただし、オートフォーカス機能は搭載していません)

同じ画面で言語選択のメニューも表示されているため、ここで日本語を選択してしまいます。言語選択のあとはキーストーン補正(台形補正)メニューも表示。本機は自動補正機能も搭載していますが、このセットアップ画面では手動で実施する精密補正が表示されます。角度をつけて投影しているとかなり映像が歪んでしまいますが、強力な精密補正機能でほぼ不自然さのない映像に補正することができました。

補正が終わったら利用規約(ユーザー使用プロトコル)への同意メニュー、Wi-Fiへの接続、Netflixのセットアップ画面に遷移し、設定が完了します。利用規約画面ではMediaTekにデータが送信されると書いてあり、同じような案内が以前レビューしたDangbei N2(レビュー)にもあり、ベースのファームウェアはMediaTekが開発しているのかもしれません。

ホーム画面ではNetflixの話題の作品の一覧の表示や、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Youtube Kidsなど各プリインストールされているアプリが表示。私が契約している動画ストリーミング配信サービスはAmazonプライム・ビデオのみのため、他のTVスティックなどを利用せずに本機のアプリだけで楽しむことが可能なわけ。TVスティックと組み合わせるのに対して面倒な接続作業などなしに利用することが可能でした。

各種設定メニューはAndroid OSのメニューと同じようなデザインに。本機はドルビー・デジタルに対応しており、サラウンド機能を利用することも可能でした。色彩モードも複数のモードを搭載しておりより鮮やかな色表現にしたり、明るさ・コントラストを調整して好みの映像表現に変更することが可能でした。

NetflixもAmazonプライム・ビデオもプリインストールで、ストレスフリーな利用が可能

前述したように本機は今どきのスマートテレビと同じようにYouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixといった動画ストリーミングサービスのアプリをプリインストール。アプリを開いて表示されるQRコードからログインすれば自身に合わせた動画のレコメンドも、好みの作品を再生することも簡単に可能です。

©【推しの子】製作委員会・Amazonプライム・ビデオ

映像投影力の高さはなかなかのもの。600ANSIの明るさとネイティブ解像度フルHDの映像によって、アニメであれば線がそのまま見える細やかな映像を実現。夜ベッドで天井投影して利用してみると、むしろ明るすぎるほどの明るさでした。当然Amazonプライム・ビデオからの映像はHDで再生されており、画質が悪いと感じることはありませんでした。

日中でも明るい映像で、オールラウンドで使えるのもポイント

先ほどまでは夜に天井に向けて投影していた様子で説明しましたが、MetVate MV3を利用するタイミングは夜に限らず昼間になることも多いかと。実際に日中にカーテンを閉めた状態で壁に向かって投影して利用してみました。

少し陽の光が入ってきているような状態であっても、十分な明るさと鮮やかさのある映像になっているのがわかるかと。YoutubeでフルHDや4K画質の映像を再生してもサクサク再生が開始できる拘束なインターネット接続能力も相まって、どんな動画であってもスムーズに再生することができました。

黒背景やコントラスト比の高い映像であっても色が潰れない印象だったのも個人的にはポイント。今回特に再生することが多かった「推しの子」は色表現の工夫も見どころのアニメですが、その色の違い、雰囲気を崩さない映像を実現していたように感じます。というよりも、推しの子を大画面で見るのなかなか楽しいです。

音声についてはそこそこという感じ。ドルビー・サラウンドに対応しており、ダイナミックな音響効果を楽しめると謳っていますが、スピーカーの大きさの限界もあって低音の表現はいまいち。一般的なBluetoothスピーカーであれば問題なく接続して音声出力先にできるため、Bluetoothスピーカーと組み合わせて利用したほうが良さそうです。

映像入力については、HDMIの外部入力に対応。また、Miracastでスマートフォンやタブレットの画面をそのままミラーリングすることも、DLNAのレシーバーモードを利用してスマートフォン内の動画やネットワークドライブの動画をストリーミング再生させることも可能です。本体内蔵アプリ単体ではネットワークストリーミングはできませんが、DLNA機能を利用すれば動画再生の自由度が大幅に向上する印象でした。

2万円以下で自由な角度の映像投影と、フルHD画質を堪能可能。ストリーミング派も安心のプロジェクター

今回レビューしたMetVate MV3は2万円を切る19,888円(8月24日時点)と2万円を切る価格でありながらフルHDのネイティブ解像度、Netflix、YouTube、Amazonプライム・ビデオのプリインストールが済んでいて、専用スタンドで天井投影も楽ちんな製品。正直なところ今の中国メーカープロジェクターの実力の高さを実感した製品でした。まだまだ暑い時期だからこそ自宅で手軽に大画面を楽しめるプロジェクターにMetVate MV3はいかがでしょうか?

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています