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【Galaxy S8降臨祭・前編】意味のある進化を遂げたGalaxy S8、その秘密に迫るGalaxy S8降臨祭レポート!

本日6月24日に東京都内某所で開催されたEngadget主催の「Galaxy S8 降臨祭 」。今回、なんと無事当選しましたので、参加してきました。今回のS8降臨祭では、今年3月のめんたいガジェットフェスでも登壇されていたサムスン電子ジャパンの糸櫻さんも登壇。今月発売開始となったSamsungの最新端末、Galaxy S8/S8+(+は今後発売)に関してのぶっちゃけトークが炸裂。

オープニングはドラの音から

この他、携帯専門家の山根博士Ayanoさん、更にはEngadgetの編集長ACCN氏のトークショー、たかまつ”わっき”さんによるGear360、GearVRのセミナーなどが開催。プレゼント企画では、お馴染のあの人が当選したりと、ハプニングも多い一日でした。今回はそのレポートをお送りいたしましょう。

【Galaxy S8降臨祭・後編】超ぶっちゃけトーク炸裂。Galaxyの中の人にスマホ専門家も登壇したGalaxy S8降臨祭レポート後編!

「枠になんかはまらない」、これまでと全く違ったものになったGalaxy S8

今回の主役は当然Galaxyの最新端末、Galaxy S8。まずは、サムスン電子ジャパンの糸櫻さんからGalaxy S8/S8+に関しての解説から。Galaxy S8の開発にあたっては、「イノベーション」を第一に考えたとか。

これまでのスマートフォンは形が定型化していたと糸櫻さん

しかし、ただ単にスペックなどで進化するのではなく「Meaningful Innovation」=「意味のある進化をしよう」と銘打ってこれまでのスマートフォンから全く違う形のディスプレイだけに、「枠になんか当てはまらない」スマートフォンに仕上がりました。

この過程でほぼ全てがディスプレイとなったS8が誕生。4インチ台のコンパクトモデル波のスリムさを5.8インチのS8で今回は実現。S8+でもS7 Edgeという5.5インチ台と同じ横幅を6.2インチで達成したのでした。

Galaxy S8で初投入した独特なアスペクト比である18.5:9のディスプレイ。この縦長or横長のディスプレイは、縦画面ではスマートフォンで多く見るとこの多いWEBブラウジングやTwitterといった縦向きのコンテンツで威力を発揮。長くなった分、表示領域の15.6%に成功したわけ。「わざわざ16:9にこだわる必要はないよね?」とのこと。

横向き表示で言えば、最近主流になりつつある21:9の映画の鑑賞時にも威力を発揮。流石に21:9にするのは厳しいにせよ、これまでの16:9と21:9の中間である18.5:9という比率はより映像に集中できる環境であることは間違いなさそうです。

また、ディスプレイの設計では持ちやすさにもこだわったとか。前作S7 edgeでは若干持ちづらいとの意見があったエッジ部の成型を今作では変更。より緩やかな6Rに成型したことで、更に持ちやすく仕上がりました。

S8はモバイルHDR動画にも対応。これまで以上に鮮やかでコントラストが高くなる映像表現が可能となりました。そして、そんな映像をベストな状態で再生できるのが有機ELだとか。有機EL独特の焼付きの不安も、既に技術革新により10年物の家庭用テレビでも使われるようになり、もう通常使用では大丈夫!とか。

ほぼ全面ディスプレイとなったGalaxy S8ですが、これまでのようにホームボタンはちゃんと搭載。ディスプレイの内側に感圧式のホームボタンを搭載しました。その他のボタンに関してもちゃんと搭載。なお、仮に他の機種に浮気したとしても、ボタンの位置はAndroid標準にすることも可能で、いつでも帰ってこれるとか(?)

大事なスマホ、しっかり守れてます?

お次のコーナーは、スマートフォンを使っている上では欠かすことのできないセキュリティー。Galaxy S8では虹彩認証を搭載し、更にセキュリティー性が向上していたことは記憶に新しいハズ。
そんな虹彩認証は、生体認証の中では実は最も安全なんだとか。指紋認証では、もしも就寝時にスマートフォンを勝手に指に当てられてしまえば、誰かに決して見られてはならないデータが白日の下に晒されてしまう可能性がありますが、虹彩認証ではそんなことはありません。
人間の虹彩は複雑で精密なため、赤外線カメラで撮影でもされない限り人為的に偽装することはほぼ不可能とか。また、一生変わること無く、死亡時にはすぐに破壊されるため安心して利用し、死後も心配いりません。

カメラだって、ちゃんと進化してるんです

Galaxy S8では、基本的なカメラモジュールはS7 edgeのものを引き継いでいるもののカメラもちゃんと進化。本機で特筆すべきなのはマルチフレームテクノロジー。超高速で3枚の写真を撮影し、動きのある被写体の写真のブレを最小限に抑えるよう合成がかかる技術。これで、欲しい瞬間を逃すことはありません。

「自撮りのプロフェッショナル」こと、Ayano氏
また、自撮りのプロフェッショナルであるAyano氏も絶賛するGalaxy S8のインカメラ。800万画素でF値は最大1.7、そして画角は80°のスペックを誇るインカメラには、本機からオートフォーカスを初搭載。基本的にパンフォーカス(固定フォーカス)が多いインカメラですが、本機なら全体にフォーカスを合わせて撮影することが可能なのです。

人工知能Bixbyで、「賢いスマホ」に

Galaxy S8からの新機能として上がるのが人工知能Bixby(ビクスビー)。特に強調していたのが、「写真を撮るだけではない」カメラ。カメラに写っているものから商品の検索ができたり、買い物ができたり、はたまた場所の検索ができてしまう機能で、あたかも人が目で見て、判断するようなプロセスをカメラと人工知能で実現してしまうもの。
活用例としては、初めての土地でその場所を撮影し、特定したあとその付近のお店を自動で表示してくれる機能が紹介。さらに、AR技術を用いてそのお店の場所をリアルタイムで表示できるー。そんな便利で賢い機能なのです。
また、よく使うアプリを自動的に学習し、TPOに合わせてその時に合わせた情報を表示してくれる、Bixby Homeも初搭載。通勤中や帰宅時といった場面に合わせた表示や、GPSと連動して特定の場所(帰り道のコンビニなど)で自動的にリマインダーを表示してくれたりと、いつもの行動をスムーズにしてくれる機能とか。

ノートPCレベルの作業性を実現する「Dex」

突然画面が表示されなくなるハプニング(※演出です)
プレゼンの進行中、突然画面が表示されなくなってしまうハプニングが発生。Engadgetの副編集長も大慌てでPC側に駆けていきました。しかし、そんなハプニングでもGalaxyなら大丈夫。スマートフォンをPC代わりに利用して、プレゼンを継続する秘密兵器があるんです。

糸櫻さんがおもむろに取り出したのは国内未発売品のDeX Station。なんと、Galaxyスマートフォンと電源、キーボード、マウスを接続するだけでデスクトップPCレベルの作業性を実現できるドック。実際に、糸櫻氏がDeXに接続するとPCのようなデスクトップが表示されました。
実際に小型のディスプレイでDeXを接続しているのがこちら。ほぼ、PCと同じ操作性を実現できています。この、スタートメニューもどきのようなアプリランチャーは、個人的にはCHUWI Hi10 Plusなどで採用されていたRemix OSを彷彿とさせます。
今回は一旦DeXを利用してプレゼンテーションを再開。パワーポイントも当然利用できるため、ノートPCからプレゼンテーションを開いているのと同じ感覚で操作していけます。
そんなDeXは、HDMI出力だけでなく、USB端子やLAN端子、また、意外と熱が出ることからクーリングファンを搭載。有線やBluetoothで接続したキーボードとマウスを用いて、実際のノートPCのようにGalaxy S8を操作するデバイスでした。国内での販売は残念ながら未定。会場内では多くの方が「欲しい!」と挙手されていましたが、果たして….

オフレコも飛び出た質問コーナーも(後編をお楽しみに)

この後、日本限定モデルであるGalaxy Feelに関しての解説もなされましたが今回はパス。その後はオフレコも飛び出た質問コーナーです。ただし、前編では一旦Galaxy S8/S8+の解説部分でおしまいといたしましょう。次回の後編にて、糸櫻氏への質問コーナーや、その後の山根博士、Ayano氏、ACCN氏のオトナの質疑応答も含め一挙公開。ぜひ、次回更新もお楽しみに!
6月24日中に記事を書き上げるので、今のうちに謝辞だけ。今回は、私自身も前の席を陣取りながら写真をパシャパシャしつつ、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。レポート記事の途中ではありますが、一旦、すべての関係者の皆様に御礼を申し上げておきます。それでは、近日更新予定の後編をお楽しみに!

【Galaxy S8降臨祭・後編】超ぶっちゃけトーク炸裂。Galaxyの中の人にスマホ専門家も登壇したGalaxy S8降臨祭レポート後編!

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています