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【ポタフェス2019】Meizuも日本上陸へ!完全ワイヤレスイヤホンMeizu POP 2やヘッドホンを来年2020年から投入へ。ポタフェスレポート

12月14日と15日に秋葉原のベルサール秋葉原で開催されたのポタフェス2019冬。11月の頭に開催されたばかりの秋のヘッドフォン祭り2019からあまり日が経ってないこともあり、正直目新しいものはありませんでしたが、唯一必見と感じたブースがありました。中華スマホメーカーとして、そこそこの知名度を誇るMeizu(魅族科技)です。

先日日本進出を発表したばかりのXiaomiと同じく、Meizuも中心となるスマートフォンだけでなくオーディオ製品やモバイルバッテリーといった周辺機器も展開。中国訪問時にもなかなか見かけないメーカーになりつつありますが、それでも頑張っているようで今回はそのオーディオ部門がブースを展開。完全ワイヤレスイヤホンや、Bluetoothヘッドフォン、さらにはカスタムモニターイヤホンまで展示。実はオーディオではそんじょそこらのオーディオメーカー顔負けのクオリティでした。(というよりも、Meizuはもともとオーディオメーカー。OPPOもそうでしたが、オーディオブランドがスマートフォンに行き着く例の一つです)

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デザイン性はグッド。音質は普通のヘッドフォン、HD60

スマートフォンメーカーのヘッドフォンとしては、XiaomiのBluetoothヘッドフォンもレビューしており「まぁ、そこそこだよね」という感じでレビューしていましたが、Meizuも負けじとヘッドフォンを開発済み。apt-X接続に対応し、高音質での音楽再生が可能なモデル。中国専売モデルでも、ハイレゾマークを取ってるのが面白いところ。

デザインはメタルをうまく使い分けてなかなかいい感じ。ヘッドバンド部は革を使っていることで、装着感もデザインも良好です。再生/一時停止や先送り、曲戻し、音量の上げ下げはイヤーパッド部をタッチすることで可能。このあたりはSONYのWH-1000シリーズと同じ。

肝心の音質はそれなりといったところ。比較的ドンシャリサウンドに振ってきているため、楽しく音楽を聞く意味ではグッド。ただし、解像度は正直微妙でしたし、音場も…という感じ。このあとご紹介するイヤホンたちは驚きの性能でしたが、ヘッドフォンはそこまで魅力を感じるものではなかったのが本音。

このMeizu HD60は本国の公式通販では499元で販売中。日本での価格に関しては不明ということなので、あくまでも中国元ベースでの価格の紹介となりますが7,800円ほど。それなりの価格ではありますが、デザインを考えればなかなかアリかもしれません。

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驚きの装着感と、厚みのある音が特徴の完全ワイヤレスイヤホン、Meizu Pop 2

ヘッドフォンHD60は微妙な仕上がりでしたが、もう一つ展示していた完全ワイヤレスイヤホンのPop 2は大満足の仕上がり。独特の形状は耳にピッタリフィットすることで、遮音性抜群。また。自然にはまってくれるためつけていても痛みを感じることもありませんでした。(長時間でどうなるかは不明ですが)

音質面でいえば、ぴったり耳に密着してることでこのタイプのイヤホンで失われがちな低音をしっかりキャッチ。解像度自体はそこそこであることには変わりないものの、音楽を楽しませてくれる良いイヤホンでした。個人的にはこれまで使ったことのある完全ワイヤレスイヤホンの中では最も装着感がよく、そして音もグッドだった製品。会場内で使用している分には音が途切れるということもなかったのもポイント。

Meizu POP2の充電端子は専用ケースの下に搭載。USB Type-Cを採用しており、他のスマートフォンの充電ケーブルをそのまま使えるのもポイント。今ではモバイルバッテリーも、スマートフォンもUSB Type-Cに移行しているため、こういったところもグッドです。

そんなMeizu POP2は価格面でも予想以上。399人民元でAliExpressのMeizuオフィシャルでも販売価格は52ドルとお買い得。装着感と音質はAmazonでよく販売されている怪しげなメーカー製に比べて圧倒的に上。値段は若干張ってしまうものの、これで日本上陸を果たしたらなかなか戦えるんじゃないのかとも思えます。あとは、プロモーションを頑張れればですが。

2699元から始めるカスタムIEM。日本円では約4万円~

会場にはMeizu URというカスタムIEMも展示。数種類持ってきていましたが、今回は6ドライバのモデルをテスト。200元が一時金、本体は3699元という値段設定。日本円では6万円近い価格ですが、よく考えるとカスタムIEMで6万円って破格ですよね。

肝心の音質は「超」がつくほど良い感じ。出音から思わず笑ってしまう情報量で聴かせに来たサウンドは、伸びのある高音域からこれでもかというくらいに分厚い低音域まで完璧に再現。6ドライバの優位性を発揮した音質でした。これが6万円で買えるなんて中国羨ましいな。

スマートフォンは今回はなし。最初はオンラインから

今回初めて日本でオフィシャルなイベントに出展したMeizu。ちょうどXiaomiが日本上陸を発表した直後でもあり、個人的にはかなり気になっていたブースでした。Meizuは実はオーディオ機器の国際版の製品に関しては技適を通してきていて、Amazonでの販売を開始するのはすぐにできる状態だったり。来年には今回の出展品は販売していきたいとのことで期待が高まります。

ただし、今回日本に上陸するのはあくまでもイヤホンなどのオーディオ機器のみに。スマートフォンについては、日本上陸予定の有無に関しては分からないとのことで、当分はなさそう。なお、担当者の方はMeizuの最新モデル16Tを個人的に持ってきていたり。画面内指紋センサーの採用・Snapdragon 855ながら400ドル台という圧倒的な価格のモデルはかなり気になります。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています