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【xDuoo X10】AK4490搭載ながらわずか119ドル?!手軽にハイエンド機に迫る音質を楽しめるxDuoo X10レビュー!

先週よりいよいよ国内ではAK4490をデュアル構成で搭載したハイエンドDAP、FiiO X5 3rdの販売が開始。私もずっと愛用している機種ですが、使いやすいUIと、圧倒的な音質の高さで大満足の製品です。ただし、X5 3rd購入にあたってハードルとなるのがその価格。約5万円では手が出ないという方も多そうです。今回は、X5 3rdと同じDAC、AK4490を搭載しながら119ドルという破格のDAP、xDuoo X10をGearBest様より提供していただきましたのでレビューいたします。

xDuoo X10は中国のDAPメーカー、xDuooが放つフラグシップモデル。AK4490を搭載しながら、クーポンコード“X10HDS”を利用すると119ドルという100ドル強の価格で購入できる高コスパ機。ハイエンド機と同じDACながら手に届く価格で、オススメ出来る機種です。

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ガッシリとしつつコンパクトな本体

早速パッケージを開封していきます。今回のGearBest提供品は中国版のため、パッケージは中国語。
中箱を開けると本体が登場します。かなりゴツいデザインです。
本体は手の中に収まってしまう、意外とコンパクトな大きさ。
FiiO X5 3rd(左)と比較しても、縦横ともに小さくなっておりコンパクト。ただし、液晶のサイズも違うため一概には言えませんが。
前作であるxDuoo X3(レビュー)と比較してみると、若干横幅が広くなった程度。操作系統はボタンからホイールに変更になったため、使い勝手は向上した感じです。

各側面も確認していきましょう。まずは右側。microSDスロットとボリュームキーが位置。

microSDスロットは最大128GB*2=256GBに対応しており、容量不足にはならなさそうです。

左側にはHoldスイッチのみ。

上部には電源キーとmicroUSB端子。

下部にはゲインスイッチと3.5mmステレオミニ端子、ラインアウト兼オプティカルアウトが位置。本機はFiiO X5 3rdのような2.5mmバランス端子は搭載していません。バランス端子が欲しければ、X5 3rdをどうぞ。
先程xDuoo X3との比較手でも触れていた通り、選曲などの操作はホイールメインに変更。より直感的に操作することが出来るようになったのは好印象です。
本機のもう一つの嬉しい点はそのコンパクトさ。ジャケットの胸ポケットにも簡単に収まり、また比較的軽量なことから服への負担も小さく持ち運べるのは嬉しいところ。
付属品は説明書、保証書、予備の液晶保護フィルム、microUSBケーブル、オプティカルケーブル、3.5mmステレオミニーミニケーブル。ミニミニケーブルを挿入しているのは、ポタアンとの2段重ねも想定しているのかもしれません。

保護フィルムは、写真のようにもともと1枚本体に貼られており、上のカバーを剥がすだけでバッチリ。こういう気遣いはうれしいですね。

説明書は、海外版のため当然ながら英語と中国語のみ。ただ、操作は難しい点はなく簡単です。

UIは改善したものの、アルバムアートワークは何故か表示できず

前機種のX3では有機ELのみという思い切った画面でしたが、本機はカラー液晶に変更。操作性も向上し、また、アルバムアートワークの表示にも対応しました。ただし、私の場合は何故か表示できず…埋め込みは非対応なのでしょうか…

再生画面で”OPTION”キーを押すとメニューが表示。お気に入りへの登録と、再生モードの変更が可能です。

 選曲画面はファイル名の表示のみに対応。若干選択時の反転表示は見づらい印象はありますが、許せる範囲。

設定メニューは日本語化が可能。簡単に設定変更が出来ます。

若干シャリシャリ感のある音。価格を超えたパフォーマンス

実際に移動中や自宅で試聴してみた感想を書いていきましょう。試聴に利用したのはLZ A4(レビュー)。付け替え可能なノズルとカバーで18種類の音色を楽しめる面白いイヤホンです。
全体的な音の印象としては、若干高音のシャリシャリ感が強めの音作りです。FiiO X5 3rdの低域が厚めの温かい音作りに比べると、冷めた音に仕上がっています。解像度は高めで、余韻に関してはしっかりと捉えている音作りでした。
高域強め、低域は隠れない程度、ボーカルはちょっと引っ込み気味という感じで、J-POPやアニソンでは聴いていて楽しめる、乗ってこれる感じの音。ただし、和太鼓やクラシックなど、低域が厚めでなっていたほうが良い物に関しては若干物足りなさを覚えるかもしれません。
119ドルという価格を考えれば、この音質はコスパモンスターと言っても過言ではないレベル。FiiO X5 3rdを超えるということは流石にないにせよ、ハイエンド機に迫る音であることは間違いありません。

この音でこの価格。買わない理由がありません

総評としては、買わない理由がないDAPです。既にこれ以上のハイエンド機を持っている方には、TPOに応じて小さめの高音質なDAPが必要な場面で活躍。ハイエンド機デビューの方にはその一つ目、もしくは二つ目として十二分なポテンシャルを持った機種といえます。
現在、中華通販サイトのGearBestでは、クーポンコード“X10HDS”を利用すると119ドルという100ドル強の価格で購入可能。気になっていたという方も、ハイエンドなDAPに興味のあった方にも絶対にオススメしたい機種でした。

また、前作のX3もクーポンコード”RXDUOO“で75ドルと破格の価格設定。こちらも見逃せませんね。

わずか75ドルで購入可能なCS4398搭載、XDuoo X3レビュー。高級DAPの入門に最適な一台です。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています