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【YOSHINO B1200 SST】世界最小級1kWhポータブル電源!三元固体電池で安全性・コンパクトさを両立したYOSHINO B1200 SSTが40%オフで新登場!【PR】

一気に暖かくなり春どころか夏の訪れをも感じる4月の終わり。都会の喧騒を離れて自然を感じるアクティビティを楽しみたい季節かもしれません。これからの季節なら川辺でのアウトドアやキャンプも気になる時期ですしね。そして夏にかけては自然災害の不安も高まります。ますます強大化する台風による停電はこの夏も想定しなければなりません。

アウトドアや停電の際に備える防災対策としても、電気を確保できるポータブル電源は便利なもの。今回、世界で初めて固体電池を採用したポータブル電源を発売したヨシノパワーから、世界最小クラスの1kWh容量のポータブル電源、YOSHINO B1200 SSTが発表。製品発表会が開催されたのでその模様をレポートします。

※ChinaRの管理人のあーるは、ヨシノパワージャパンの本イベントの開催に当たり個人として協力しています。

三元系電池と、固体電池の良さを組み合わせた「三元固体電池」がヨシノパワーの強み

ヨシノパワーのポータブル電源は、2023年に日本で発売開始。アメリカのYoshino Technologyの日本法人のヨシノパワージャパンが日本での販売を手掛けており、ただの輸入販売の現地法人としてではなく、製品開発にあたってのフィードパックを開発側にしたり、日本ではバッテリーの無料回収サービスも実施しているとのこと。

ヨシノパワージャパン・ゼネラルマネージャー・佐藤允

日本で初登場した際からヨシノパワーは「世界で初めて固体電池を採用したポータブル電源」として銘打っており、正直なところ、自動車業界でよく聞く「全固体電池」なのか、それともパチモノの電池なのかがよく分かりませんでした。今回の製品発表会を機にヨシノパワーでは「三元固体電池」という商標を取得し、よりヨシノの固体電池について分かりやすくしたとか。

ヨシノパワーの固体電池ポータブル電源

ヨシノの固体電池は「全固体電池」と一般的に呼ばれるポリマー系とは異なり、NCM(ニッケル・マンガン・コバルト)を利用した三元系電池(リチウムイオン電池)をベースにその電解質を固体化させにいったものなんだとか。電解質の液体割合自体は5%以下に抑えられているため、「固体電池」としているものの、何が「全固体電池」なのかという論争に巻き込まれたくないことからヨシノの電池を示す言葉として「三元固体電池」を商標登録したとのことでした。(実際の商標は、ヨシノのマークが先頭につく)

ここ数年のポータブル電源は、小型軽量で大容量・高出力を実現できるものの熱耐性や、発火の危険性の高い三元電池の代わりにリン酸鉄リチウムイオン電池を用いた製品が増えており安全性は向上。ただし、リン酸鉄リチウムイオン電池は小型軽量化は難しく、ポータブル電源自体の大きさの小型軽量化には限界が来ている様子。

ヨシノの三元固体電池は、この三元系電池の小型軽量のメリットを活かしつつ電解質の固体化によって安全性も向上。バッテリー自体の高温耐性は60℃程度まで、低温耐性も-25℃までOKという安全性の高さを実現したとのことでした。

今回のB1200 SSTの発表にあたってはTUV SUD(テュフ ズード)によるバッテリーセルの耐久性試験も実施。150℃の環境に30分間保持する高温耐性テストや、13kNの果汁を加える圧迫テスト、4mm鋼芯でバッテリーセルを貫通させてその後の温度上昇を確認するニードルテストに-20℃環境での放電試験を行う低温性能テストも実施しているんだとか。高い安全性を第三者機関で確認を行っているとのことでした。

世界最小クラスを実現したYOSHINO B1200 SST

今回発表されたYOSHINO B1200 SSTは世界最小級サイズを実現した1,085Whのポータブル電源。サイズを296×204×256mm、重量を11kgに抑えたことで業界トップクラスの小型さを実現したんだとか。実際に会場では業界のトップメーカーの1,000Wh帯の製品と比べてそのコンパクトさをアピール。YOSHINO B1200 SSTの場合は取っ手分体積が増えているのを加味しても、エネルギー密度を87.74Wh/Lに高めている様子。

三元固体電池技術によって安全性とエネルギー密度を両立しながら、従来の1kWhクラスのポータブル電源に比べて体積を20%ほど減らすことが可能に。また、デザインにもこだわっており米国のFuseProjectによってリビングにおいても違和感のないインテリアに溶け込めるデザインにも仕上がっているとのことでした。

YOSHINO B1200 SSTは1,200W(瞬間最大1,600W)の出力に対応。今回の製品開発にあたっては、性能と価格のバランスを保つために最大出力は他のポータブル電源でよくある1,500Wにはあえてせず、「99%以上の家電に対応できる」1,200Wに抑えたとか。また、既存モデルであるYOSHINO B600 SSTの金型を活かしつつ一部の部品を変更することでコストダウンを図り、世界最小クラスの小型さと購入しやすい価格を実現。

AC出力は4つ搭載。0.2秒で切り替わるオフグリッド型UPSにも対応しており、日常的にPCなどに接続しておいて万が一の停電にも備えるという使い方もできるようになっています。USB Type-Cポートは100W、60Wをそれぞれ1つずつ、USB Type-A(18W)×2、DC出力×2も搭載しています。アウトドアでも災害時でもスマートフォンやPCを充電したいというときには、電源アダプターなしでもそのままUSB充電できるのは嬉しいポイントです。

実際に会場ではドライヤーや電気ケトルを動作させて、バッテリーから問題なく給電できることを確認するイベントも実施。定格1,200W以下の機器なので動作するのは当たり前ではあるのですが、ちゃんと問題なく動くところも確認できました。1,000Wレベルで出力すると流石にバッテリーの消耗は大きく、電気ケトルを動かしたりドライヤーを1,2分動かしていると数%単位で減っていく感じ。キャンプでずっと熱源を使うという場合にはより大容量モデルにするか、使い方を工夫するかなどは必要かもしれません。

急速充電にも対応しており、1000W入力で80%まで60分、満充電も約70分で完了できるとか。アウトドアなどで利用したあとに充電する、というときにもすぐに充電完了できるのは意外と嬉しいところ。また、太陽光パネルからも最大400W給電に対応することで晴天時なら5~6時間でフル充電できるんだとか。

バッテリーセル自体が高温・低温環境に強いことで、動作温度が広いのも特徴。充電温度は-5℃~55℃、放電温度は-20℃~65℃と広く、北海道や東北地方の冬の環境下でも問題なく利用できる性能に。また、ガソリン発電機の代替としても使えるレベルになっているとのことでした。保管温度は-20℃~60℃で4週間以上そのままの状態で保管してもOK。夏の車の中に保管しておいても問題ないため、他のポータブル電源では耐えられない場所に強いのも特徴でした。

バッテリーセル自体の安全性試験に加えて、過酷な環境下での使用を想定した試験も実施しているんだとか。低温、高温環境下でポータブル電源としてきちんと動作するのかや、EN 62368規格に準拠した振動試験や0.9mからの落下試験も実施し問題なく動作できることを確認しているとのこと。また、低騒音にしあがっていて結構静かに使えるようです。

YOSHINO B1200 SSTのスペック

項目仕様
容量1,085Wh (33.48V, 32.4Ah)
バッテリータイプ三元固体電池 (Li-NCM)
サイクル寿命4,000サイクル (80%以上の容量維持)
重量11.6kg
寸法296 x 204 x 256 mm
AC入力100-120VAC, 50/60Hz, 最大1,000W
ソーラー入力12-60VDC, 10A, 最大400W
車載入力12VDC, 10A, 最大120W
AC出力4コンセント, 100VAC, 50/60Hz, 合計1,200W (瞬間最大1,600W)
DC出力2ポート, 12.6VDC, 10A, 合計126W
USB-A出力2ポート, 5VDC/3A, 9VDC/2A, 12VDC/1.5A, 各18W
USB-C出力1ポート, 5-20VDC/3A, 最大60W
USB-C PD出力1ポート, 5-15VDC/3A, 20VDC/5A, 最大100W
充電温度0°C ~ 55°C (32°F ~ 131°F)
放電温度-18°C ~ 60°C (-0.4°F ~ 140°F)
使用湿度最大90%

販売記念特価で40%オフの99,900円!ソーラーパネルもついてくるとか

4月17日から予約受付を開始しているYOSHINO B1200 SSTは、通常価格は169,900円とそこそこのお値段。ただし、発売日である5月26日までの期間限定で登場記念価格の99,900円と約40%オフと超大特価。また、予約限定特典としてコンパクトソーラーパネルもセットになるというキャンペーンも開催中。1,000Whほどのバッテリーはおおよそ10万円台の製品が多く、キャンペーン価格はかなりお買い得な価格設定。

また、5月2日(金)、3日(土)にかけて秋葉原の浜田電機2階にある家電彼女にてYOSHINO B1200 SSTを試せるポップアップストアを開催予定。今後の防災対策に長い間使えるポータブル電源を購入するというのは良さそう。夏のアウトドアにだってぴったりな製品になるはずです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています