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【Omega 200W Charger】200W出力で2台のノートPCに100Wずつ給電。充電に関する悩みを全てなくす最強のUSB充電器Omega 200W Chargerが登場

お盆も終わり秋の気配が、と思ったら殺人的な暑さが続く日々。私自身は北海道に10日間ほど滞在し暑さから逃げていたりしていました。9月にも4連休を控えており、国内旅行ならという空気も広がってきた今日この頃。読者の方も旅行を検討されている方は多いのではないでしょうか。当ブログでは旅行のお供にということでドローンやカメラを紹介してきましたが問題になるのが充電です。

多くの電子機器を日常的に使う今は、ノートPCにスマートフォン、さらにはゲーム機、カメラ、スマートウォッチというように充電を必要とするデバイスの数は旅行の度に増えるといっても過言ではなく、宿や列車内のコンセントでいかに効率的に充電するかが重要。これまでも最大3機器に合計65Wの給電が可能なBaseus 65W USB Type-C Chargerや、4機器同時に合計100Wの給電にも対応したHyperJuice GaN 100W Chargerをレビュー。しかし、100Wではすべての機器に急速充電ができるわけではありませんでした。

今回はこれまでの出力の限界を大きく上回る最大200Wの出力に対応したOmega 200W Chargerが登場したのでご紹介。ついにMacBook Proを2台同時に急速充電できる出力を備えたUSB Type-C充電器の登場です。なお、現在クラウドファンディングを実施中でSuper Early Birdでは200Wモデルに75ドルで出資が可能。今度こそ旅行先でも、移動中でも、自宅でも、充電に関する悩みを取り払ってくれる充電器の登場です。

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200W”超”高出力だけでなく、ありとあらゆる急速充電規格に対応

今回登場するOmega 200W Chargerの魅力は合計200Wの”超”高出力だけではないのもポイント。2つ搭載しているUSB Type-C端子はAppleの急速充電規格と、Samsungの急速充電規格(AFC)に対応。各ポート最大100Wの出力に対応するため、USB Type-Cポートのみを利用する場合は、それぞれに100Wずつ供給することが可能

USB Type-A端子側は、この世に存在するありとあらゆる急速充電規格に対応することを目指しており、Qualcomm Quick Charge 3.0はもちろん、Huawei Super Charge(HSC)、OPPO VOOC、Vivo VOOC、OnePlus Dash Chargeに対応。(VOOCとDash Chargeは実質同規格なので列記することが適切かは微妙です)MediaTek PumpExpress対応は謳われていないため、”すべて”の急速充電規格に対応しているわけではないにせよ、利用シェアの多いメーカーのスマートフォンなら大抵は急速充電できるわけ。

各ポート使用時の電力供給については、下のように設計されているとか。Type-Cポートのみの利用なら100Wずつの供給。USB Type-C + USB Type-Aを1ポートずつの場合は同じ行の2ポートなら65Wと22.5W、異なる行にあるものを使う場合は100Wと22.5Wという出力に。4ポート同時使用の場合はUSB Type-C側は65Wずつ、USB Type-Aには22.5Wずつの合計180W出力という形。

Type-Cポートのみの同時使用に限るものの、USB Type-C規格の上限である100Wで2機器に同時に充電が可能になり、上の画像のようにMacBook Proをフルスピードで2台同時に充電可能になるわけ。同時に充電できるのではなく“フルスピード”でというのが嬉しいポイントです。

C1 + C2 = 100W + 100W
C1 + A1 or C2 + A2 = 65W + 22.5W
C1 + A2 or C2 + A1 = 100W + 22.5W
A1 + A2 = 22.5W + 22.5W
C1 + C2 + A1 or C1 + C2 + A2 = 100W + 65W + 22.5W
4ポート同時使用時 65W + 65W + 22.5W + 22.5W

挑戦的なことに他メーカーの充電器との比較表も準備。当ブログでも出資&レビューしたHyperJuice GaN 100W Chargerも引き合いに出され、出力が倍であること、USB Type-AでのHuawei SCP&VOOCへの対応や、GaN ICチップの搭載内容で優位性を強調しています。

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もう一つのポイントは、やっぱり小さいこと。ただ、”200Wでもクレジットカードサイズ”と謳われてはいるものの、200Wモデルは厚みは4.2cmの予定。HyperJuice 100W GaNが2.89mmであったことを考えると約1.5倍になっている形。それでも、200Wの給電に対応するというのはなかなかにチャレンジングです。

電源プラグに関しては、基本形は日本と同じ形のType-A。HypeeJuice 100W GaNと同じようにアダプターを挟むことで変換器を使わずに世界中のコンセントの形状に対応します。日本で利用する分にはプラグは折りたたみできるため、本体が厚いとはいっても許容範囲に収まるコンパクトさを確保できそう。

どんな場所でも充電のストレスフリーへ。200Wの高出力を手に入れるチャンス

すでに多くのメーカーが参入し類似品が多く出回っている100Wの4ポート急速充電器に対して、おそらく世界で初めて200Wの出力に対応する予定のOmega 200W Charger。実際の出荷予定は2021年の1月とかなり先になっており、200Wという高出力と、安定した電力供給、発熱に対する安全性確保を両立することの技術的困難を感じさせるもの。ただ、実際に200Wの充電器があれば、PCを使う人と2人で旅行しても困らないレベルであり、かなり期待できそうです。

現在Omega 200W ChargerはKickStarterで出資受付中。私も早速出資してみました。75ドル(+送料)のSuper Early Birdは残り2個、Early Birdは残り217個(記事執筆時点)で、ギリギリ最安値での出資が可能。私のように100Wの充電器では本音では足りなかった、という方も含め、外出先、自宅での充電環境をパワーアップさせたい方は出資してみても良いかもしれません。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています